一輪の、華をはなむけ・手向けることも赦されず★無事終演。ご来場どうもです。 公演情報 劇団ING進行形「一輪の、華をはなむけ・手向けることも赦されず★無事終演。ご来場どうもです。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    前衛でも、やはり強いイメージを観る者に与えてほしい!
    印象(いんぞう)さんの「人涙」に引き続いての公演。

    ネタバレBOX

    こちらは、ジャンヌ・ダルクを素材としながらも、ドロドロ前衛といった趣。
    ジャンヌダルクの持つ「聖なるイメージ」のみならず、
    精神科病棟と思われるような、医師VS精神病者となり、
    やや突き放した冷たい雰囲気になったり、
    あるいはエクソシストのように、悪魔祓い者VS悪魔(に憑りつかれた者)の
    ような魔術的世界になったり、
    クローンが出てきたり、
    こちらも、多様な世界が交錯するという点では、
    直前に観た「人涙」と共通していると言えなくもない。

    ただ、観劇後の印象や出来という点では、
    (見方は分かれると思うが)やはり今一つか?
    抽象的・前衛的作品であれば、もちろん、筋に論理性が無くてもよく、
    具体的イメージが伝わらないからと言って、
    失敗でもないし批判の対象にもならない。

    しかし、芸術である以上、観る者に、やはり何か
    (漠としたイメージであっても)が伝わって、
    そしてできればそれが、深い何か(印象でも)を観る者の心に残せれば、
    成功と言えるのではないか?
    「聖なるイメージ」「精神病者のイメージ」「魔術的イメージ」が、
    ごっちゃ煮になってしまっているし、
    それらの積み重ねによって、「何か」を提示できている
    とも言えなかったのではないか?

    例えば、大野一雄や土方巽などの「(暗黒)舞踏」でも、
    あるいはドロドロであったり、あるいは泥上に咲く可憐な花であったり、
    表現されるものは様々であって、それは具体性は無いにしても、
    やはり強いイメージを観る者に与えてきたのだから。
    そこのところ、もう一歩進んでほしいと思う。

    2

    2011/06/21 07:28

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  • ジョーカー様
    ご丁寧なコメントありがとうございます。
    益々充実した舞台を創られますよう、
    願っております。

    2011/06/21 16:30

    長文コメントありがとうございます!
    より精進できるよう、今後も努力していきたいと考えています。
    本当に、ありがとうございました。

    2011/06/21 13:08

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