人涙(じんるい) ★ご来場、誠にありがとうございました。 公演情報 劇団印象-indian elephant-「人涙(じんるい) ★ご来場、誠にありがとうございました。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    抽象と具象、現実と幻想を行き来する好演
    ING進行形さんからのご案内だったが、こちらも一緒に観られるというので行きました。

    ネタバレBOX

    レーシック手術を抽象的に現した場面からスタートするが、
    主人公の若い女性(子供を産めないかも、と言われている)と、未亡人でありながら、娘と同じ年の若い男(眼鏡店経営)と恋愛関係の主人公の母(当然子供は産めない年齢)、
    この交際相手の男の両親からは、当然(?)結婚すれば孫が誕生することを期待されている・・・なので当然この年の差カップルの結婚には反対。
    また、この男の姉は、資産家に嫁いで、暮らしも困らず、旅行もしょっちゅうできるこの上ない身分だが、妊娠を夫に告げると「またにしない・・・?」という心無い言葉・・・。それに激怒し、弟が不在のため、何と交際相手の母娘宅へ旅行先から転がり込んでくる。
    そして、彼らの涙を食糧としている可愛くない(笑)妖精達。
    これらの登場人物が、抽象表現と具象表現の間、そして、現実と幻想(妖精の場面をそう解釈しても許されるだろう)の間を行き来して、演劇は進んでいく。
    「子供はいらない」「子供がほしい」という言葉が、ある人を慰める言葉に使われる一方、それを横で聞いていた別の人を傷つける・・・言葉の難しさや、人の命とは?、人生とは?を感じさせ、そして、その時々に涙を流す人間の涙を食する妖精という設定は中々のものと思った。
    もちろん、深刻な場面ばかりでなく、可愛くない妖精が出てくる場面はコミカルであり笑いを誘う。色々楽しく、かつあれこれ考えさせられる舞台であった。

    2

    2011/06/20 10:09

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  • みささま。
    コメントありがとうございます。
    みささんの投稿の方にコメントしますね。

    2011/06/21 09:00

    やはり観てきましたか。
    後でUPしますがワタクシもこの物語はとても好きです。
    元々こういった舞台は好みなので。
    ワタクシは妖精達が可愛いと感じました。

    2011/06/20 13:18

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