ワールドエンド、スーパースター。 公演情報 劇団エリザベス「ワールドエンド、スーパースター。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    確かに不条理ファンタジー
    物語は現実味のない空想の怪物もの。笑
    ふざけた社会派といえば、まあ、言えない事もないが女の淡々とした言動に面白味がある。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    序盤、何処からか逃げてきた女と逃げていく男が出会う。どうやらメールの風評によって彼らは動かされていたようだった。そしてどこか飄々としたテイの女が996人のマイミクは友達ではなく単なるツールだとのたまう場面から始まる。男は女のマイミク数に驚き、次に女が言う「ツールとして人生というゲームを楽しむ」とのセリフにも驚く。つまり男はマイミクは友達だと思っていたのだろうか?むしろ、ワタクシはマイミクを友達だと勘違いしている男に驚いた。会ったこともない本名も知らない相手を友達などと思えるわけがない。

    そうこうしているうちにサイトが繋がらなくなるが出会い系サイトだけは繋がる。ここで女は小笠原課長なる人物と10万円で逢う約束をするが男はそんな女の行動も信じられない。やがて、男2が透明人間から逃れるようにやってくる。透明人間に噛みつかれた人間は透明になって彼らの仲間となる、というのだ。この設定が惜しい。透明人間は古すぎだろ。鴨川ホルモーのような奇抜なちんちこりんな怪物が欲しかった。笑

    突然発生した透明人間に怯え、彼ら3人は立てこもりを始めたものの、外部からの情報は全くない。情報がなければ人は不安になるが、何故か出会い系コミュニティだけは繋がりが良かったという、この後に及んでふざけたナンセンスコメディだった。とにかく不思議感いっぱいの作品だったが、女が吐くセリフの数々は、割と現実味を帯びていて緩くて楽しめた。3人芝居。

    0

    2011/06/14 12:33

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大