満足度★★★★★
諸々に感慨深い松嶋屋4代観劇
現仁左衛門さんが、孝夫さん時代から、もう40年以上のファン歴なので、今月の歌舞伎を見逃すわけにはいかないと思っていました。
先代の仁左衛門さんから、千之助君まで、4代の松嶋屋さんの至芸を拝見できた幸せは筆舌に尽し難い思いです。
故あって、もう一度、今再び観ておきたいと思った「頼朝の死」と、仁左衛門さんが、孫の千之助君と連舞する「連獅子」、共に万感の想いで観劇しました。
千之助君、子獅子の所作が、手順舞踊にならず、懸命に心を表現しようとする様が心打ちました。
親子での「連獅子」は数々観ましたが、孫ととなると希少ではないでしょうか。
代々伝わる芸の真髄を見せて頂き、大満足です。
2011/06/27 13:25
2011/06/27 04:54
父が劇評家だったお陰で、我が家には、歌舞伎役者さんの写真集がたくさんあるのですが、その写真集の若かった孝夫さんと今の愛之助さんが大変面差しが似ていて、いつも、愛之助さんの舞台を拝見する度、孝玉コンビの名舞台を記憶の中で、ブレンドして、往時を偲んで楽しんでいます。(笑い)
染五郎さんは、青果芝居には、とても似合う役者さんで、今後は、染五郎さんと愛之助さんが、青果芝居を極める役者さんになって頂けたらなあと、今後の歌舞伎公演を楽しみにしているところです。
お父様とお兄様が東宝歌舞伎で、好き勝手な演目を上演できていた時分、播磨屋さんだけは、伝統歌舞伎をしっかり体得されていた筈でしたが、どうも、最近は、お兄様の影響を受けてしまっているのかなと、やや残念な気がしています。