演劇を拡張した
コンテンポラリー・アートって感じ。パリのポンピドウ・センターあたりで喜ばれそうな感じ。日本的な「静」の表現と、アシンメトリーな配置が洗練されている。
観客は、すごくセンシティブな状態に置かれて、絶妙な時に「言葉」が音として出てくる。
演劇からはずいぶん広がったシアターパフォーマンスアートだね。アートそしてはコンテンポラリーでも、演劇としては前衛・・・ってことは演劇はアートの中では保守的なのか、遅れているのか・・・。
演じている俳優さんの身体は個性的だった。識別しやすくてよいけど。
使われていた小道具も抽象的だけれども、たぶんそれぞれ意味のあることなんだろうと思う。
その中で、くだらないことかもしれないけれども、FOCUSって廃刊になってたよなぁ、と思いだしながら、あの劇中の雑誌はなんだったんだろう、記事はなんだったんだろう、3.11の記事じゃなかったのかな、とかひょっとしたら意味があったのかな、と今更思ったり・・。