王女のスカート 公演情報 核ベビ~コアベイビーズ~「王女のスカート」の観てきた!クチコミとコメント

  • ディープで軽妙。確立した世界観の中にある曖昧さ。
    かつて愛し合った同姓のあの人を忘れられず、堕ちていく女性の物語。観るのは二度目ですが、性を描くのがこの団体の作風なんでしょうかね。決して汚らわしくはないのです。でも、性器の名称とかはハッキリ言っちゃいます。主軸は完全に構築されているので突如そういった言葉が出ても許容出来るかと思います。明らかに遊びな場面も観ていられる。役者の地力が全体的に高い。それこそ見所です。

    ネタバレBOX

    前に観た時にも思ったのですが、暗転を使った空間作りが上手いですね。今回は基本の場面をあるバーに設定していて、舞台奥にはキープされたボトルが大量に並んでいます。それが高層マンションの場面になると、中に仕込まれた光源で容器の色彩に浮かび上がって夜景に様変わりしたり。綺麗です。役者の地力の高さの理由は、存在する上での自分の立ち居地を理解している点。のめりこみ過ぎず、かといって表面的に浅くなり過ぎず。声を荒げる時にちょっと聞き取りずらかったのは惜しいですね。役者の持つ能力にはクリア出来るだけの域にあったので、そこはちょっと感情のみで押し過ぎてしまったのかも。
    あ、そうそう。劇中曲を吉田ゐさおさんが担当されていてびっくり。Jungle Smile。

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    2007/10/22 02:54

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