青熊辻宮浅河鰻 公演情報 双数姉妹「青熊辻宮浅河鰻」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    脚本は素晴らしい
    4つのオムニバスになっており、それぞれに個性のある作品。
    とても見応えはある。
    しかしながら役者は、この作品を、消化しきれていないのが歯がゆい。
    小劇場に顕著なんだけど、話の展開が面白ければ、
    少々の荒は気にならない。でも、どうにもバランスの悪さが
    鼻につく。
    後から知ったんだけど、この作品は新人公演だったよう。
    だからかどうか、わからないけど
    出演者全員が、自分を前面に出すのに必死なのだ。
    相手の芝居に合わせているとは思えない。
    自分の役を消化するのに必死なのだろう。
    一人ひとりを見れば、決して悪くはない。
    特に女性で、バスケットボールの話でディレクター?役をしていた
    彼女は「室井滋のような、個性派を狙っているんだろうなぁ」
    まるわかりな演技で、とても目立つんだけど浮いてしまっている。

    やっぱり、お芝居ってコントラストが大事なんだなぁ。
    個人が上手くても、バランスが悪かったら、印象は変わるんだ。
    群像劇で、ちゃんと見応えがある作品の役者さん達は
    「引き」の演技も出来るから、ちゃんと芝居が出来あがっているんだなぁ。

    まぁこういうのは演出家の仕事なんだろうけど。

    そういや、この劇団の人達も、お見送りしなかったなぁ。
    新人なんだから、ちゃんと挨拶しないと。
    御客さんは、忙しい中、新人芝居を見に劇場に行ってるんだから。

    ネタバレBOX

    主役になる人って、新人でも舞台に立った瞬間、
    パっと輝くもんだと、思っています。
    それが、どんなに頑張っても努力しても身につけれない
    その人のもつスター性、オーラと思うんだけど、
    今回の新人さん?達で、特に、そんな人はいなかったなぁ。
    座長さんというか、主催の方の作家としての才能は
    光ってました。

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    2007/10/21 00:01

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