らん -2011New version!!- 公演情報 秦組「らん -2011New version!!-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい殺陣シーン
    演出、舞台セット、照明、音響、衣装、全てに於いて大満足な舞台だった。特に序盤の舞台全体の演出はお見事だ。これから始る舞台の質の高さを容易に想像出来るシーンだ。そして一番の見せ場は殺陣シーンだが、この場面で矢島が頑張る。流石はJAEの横山の指導だけはあるのだ!しかし、全体的な矢島の演技がまずい。これは舞台上の彼女のキャラクターもそれを後押ししてしまうのだが、もうちょっと違ったキャラクターならば演技力をカバーできたのに・・と残念に思う。しかしながら、きっと、矢島のファンはこういったキャラが好みなのかもしれないが・・。

    本日、根本が舞台上で倒れるというアクシデントがあったが、

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    その部分を関係者に追求すると、「その質問には答えられない」という。演出ならば「演出です」と胸を張って答えるだろうから、つまりはアクシデントだ。これをスタッフ全員で隠していたので、隠せば隠すほど、刑事のように根性むき出しにして詮索してしまうのが人間だ。つまり一般の観客に聞き込んだのだが(セールスも出来るな・・笑)なんと3日間も通いつめてる矢島のファンは昨日と違ったという。なるほど・・。笑
    どうやら殺陣の場面で赤の谷の住人と接触し、プチ失神したらしいのだ。そういえば、舞台上でキャストらがボソボソ話してたのを聞いた。(割と前の方の席)「キャー!!根本!!~(^0^)」なんて悲鳴はあげなかったが、直ぐに復活した・・。

    物語は、貧しい村の百姓らが厳しい年貢の取立てを行う殿様に陳情にいくも、むげにされた挙句、2人の百姓を殺してしまう。立ち上がった百姓に加勢した赤の谷の輩だったが、その中に村を守るという救世士がいた。彼女の名を「らん」という。らんと共に戦った赤の谷の輩は村人たちの業によって村人らに裏切られてしまう。しかし裏切られても「らん」は好きな村人・正太郎の為に自らを犠牲にするという究極の悲哀ものだ。

    終盤に村の新長役を演じた丸尾の吐くセリフに胸を打たれ泣く。いつの世も一途な愛ほど美しいものはない。

    今回の殺陣シーンで魅せたのは月影こと杉本有美だ。凛とした美しさの中に闘志を燃やして戦う、真っ直ぐな目がいい。そしてハコベこと滝佳保子のド迫力極まる刀捌きが素敵だ。この紅2点が舞台を引き締める。

    勿論、他のキャストも決して手を抜いていない。だからこそ舞台上であれだけの殺陣を見せられるのだ。勿論、中村と根本も飛んだり跳ねたりと殺陣で暴れまくる。

    正直申し上げて、これほど魅せてくれるとは思ってなかっただけに大満足な舞台だった。何度も言うが矢島に演技力があったなら末恐ろしい女優になる。

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    2011/05/26 22:50

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