満足度★★★
面白い。が、物足りなさを感じた。
窓枠に座り、或いは立ち、そこから動かない屋敷の人々。
巨大なプラットホームのようなベンチ、お金を敷き詰めた舞台を行き来する外部の人間、と分けられている。
お金がばらまかれた舞台上を歩くことにより、音・光と効果が生まれる。
また、窓枠が変わっても、「出ていきましょう」と言っても、最後までその場から動かない屋敷の人々に、家・土地に縛られている感じがあらわれている。
セリフの入れ替え・物語の短縮も面白い試み。
しかし、それには物足りなさを感じる。
演出家がやりたいことはわかる気がするが、もっと大胆でもよかったのではないかと思う。
アフタートークも楽しめた。