満足度★
なぜ短編3本としたのかわからない
3つの作品をやることで、それぞれに相関性が生まれるわけでもなく、むしろ一つ一つに時間をかけることが出来なかったためか、作品の面白さも消えている。
「報われない思い」を描くというなら、近松作品は酷い改悪でどこにそんなものがあったのかわからないし、岸田作品も本来あったものが消えている。岩井作品は見たまま「報われない思い」だが、表面的。
やっつけ仕事ではなく、きちんと作品と向き合って作ってほしい。
作品の読み込みもせず、表面だけでやられたのでは、その作家の評価を落とすことにすらなりかねないと思うのだが。
個人的意見ではあるが、近松・岸田・岩井と並べたのでは、岩井作品だけ作品のレベルが格段に落ちてバランスが悪いと思うのだが。
現代の作家から同じテーマで、ということで探すなら、他にも候補作はあるように思う。