よ~いドン!!死神くん 公演情報 ポップンマッシュルームチキン野郎「よ~いドン!!死神くん」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ナンセンスコメディ
    漫画界の巨匠・小林コロンバインが死神くんとなって本来の自分を隠し息子らの為に一揆奮闘する物語。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    序盤、シリアスで大真面目な舞台から始まる。ここで感じたことなのだが、ここの役者はこういう演技も出来るんだ・・、と妙に感激。音楽でいえばベートーベン「悲愴」の第一楽章といった趣だった。舞台は観客を完全に支配して独自の世界を作り出したと思った矢先、置物のようにあった大きな物体が半分に割れて「死神くん」が飛び出してきたのだった。笑

    瞬間、会場全体が息を止めたような一瞬の静寂を破って爆発的な笑いが沸き起こった。ワタクシはこういったとんでもない場面展開が大好きだ。予想もしなかった展開を目のあたりにして完全に舞台に吸い込まれるようにこちらの感情はステージめがけて押し寄せてしまっていたのだ。

    それからの舞台はコメディとシリアスとが混ざり合ったような内容だったが上演時間が長いこともあってか、ジェットコースターのような大げさな笑いではなく、線香花火のような笑いだった。家族愛をベースにした脚本だからこそ大きな笑への方向転換は難しいようにも思う。

    旅館の主人こと寿栗太郎(今井孝祐)がひじょうに素晴らしい演技をしていた。会場の笑いを一身に集めていたような気がする。また青山の前説も自虐ネタが面白かった。大沢刑事(最所ユウキ)は役不足のような気がして物足りなかった。彼は以前、アメリカ大統領チュッパチャップス氏を演じてたキャストではなかろうか?あの役が一番似合ってた気がするのだが・・。

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    2011/05/02 18:40

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