満足度★★★★★
黄昏時に・・何を待つ。誰と。
時代・世相が変わっても誕生と死は繰り返えされ、気がつけば・・、ごっこ遊び~靴・帽子遊び~夫婦の様な会話遊び~静寂・怒号~歌・ダンス~権力・脅威・異端・格差との遭遇と押えられない好奇心~時を経て~権威・脅威との再会そして克服(経験と成長)、落差(栄華と衰退)を目の当たりにして出てきた余裕(脅威のトラウマの克服は?)、而して、皆、母なる大地に横たわれば・・。何かがやって来るのを待つのも、待ち続けるかどうかを決めるのも人生、最後に同じ道を歩んだのか、別の道を選んだのかは・・。世相風刺を織り込んだ黄昏時のお芝居と解釈しましたが、橋爪さん石倉さん名コンビの好演、石井さん「ラッキー」の鬼気迫る長台詞、いやぁ~、良かった。不条理な・・展開故、思わぬところで前の台詞が繋がる可能性もあり一言も聞き逃せない中、2幕2時間半強、珍しく集中できました。時代・世相がどうであれ、如何に心豊かな老後を送るべきか、老いは経験を積む楽しさがある事を知っている60代の尊敬すべき凄すぎる先輩諸氏(演者)には負けられないという気持ちにもなりました。それと、相棒さえいれば何とかなるのかも・・。
モナカ興業と森さんに関しては、「理解Understanding」1作品を拝観させて戴きましたが、芝居のインパクトはあったものの、ん~Under抜きのスタンディングリーディング劇?と思える様なシンプル過ぎる演出は、正直いって下名素人故「理解、不能?」でした、が・・、今回は、大ベテランさんを、お相手に大変なお仕事をされたと感服致しました。
<ハナモズクさんのコメント>
ベテランの役者さん個々の演技力が凄いと思った。
只待つことの退屈さ、如何にその時間を大切に過ごし心のバランスを取るか、自分の気の持ちようで、変えられるものと感じました。[理解できなかったので、☆2]