Aprilの観てきた!クチコミ一覧

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スペリング・ビー

スペリング・ビー

International Stage Project

シアターブラッツ(東京都)

2012/03/06 (火) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

大劇場のミュージカルに1万円払う余裕があるなら…
5000円ちょっと払って、この小劇場のミュージカル「Spelling Bee」にも行って欲しい・・・と思わせる作品でした。
2005年のトニー賞受賞作品なので、脚本が元々素晴らしいのに加え、役者さんたちがすごくよかったです。
TVに出ているような有名な役者さんが出ているいるわけではないですが、それこそ大劇場のミュージカルにアンサンブルとしてコンスタントに参加しているような実力派の役者さんたちなので、演技や歌やダンスを十分に楽しむことができました。観客参加の演出も面白かったです。
小劇場好きとしては、こういうクオリティの高い(翻訳)ミュージカルを小劇場でもっとやって欲しいものです・・・オフブロードウェイみたいに。

ロマンサー-夜明峠編-

ロマンサー-夜明峠編-

モダンスイマーズ

シアタートラム(東京都)

2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

次回も観たい
蓬莱竜太さんの作品は観たことはありますが、モダンスイマーズ自体の公演は今回が初めて。人間の心理の描写がとても上手い・・・心がぎゅっと掴まれてなんとも言えない気分になります。3部作の1作目とのこと。次回も絶対に観に行きたいです。

『THE BEE』English Version ワールドツアー

『THE BEE』English Version ワールドツアー

東京芸術劇場

水天宮ピット・大スタジオ(東京都)

2012/02/24 (金) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

Very Japaneseな芝居?
初見で英語バージョンのため、作品のベースとなった筒井康隆さんの短編で予習の上、観劇。暴力がエスカレートしていく過程に引き込まれました・・・役者さんが身体的にも素晴らしい・・・特にキャサリン・ハンターさんがすごいです。
私はストーリー展開などから日本の作品っぽくない印象をむしろ受けたのですが、アフタートークでの野田さんいわく、今回の海外での再演では「Very Japaneseな芝居」と言われたそうです。ブラックユーモアのある芝居として面白いが、こうした人間の残虐性は自分たちには関係ないと、海外の観客は感じたのではないか・・・といったようなことをおっしゃっていたのが、印象的でした。

ある女

ある女

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/01/18 (水) ~ 2012/02/01 (水)公演終了

満足度★★★★

なんか面白いね
ハイバイの役者さんが客演している芝居はいくつか観たけど、ハイバイの本公演は初見・・・ここの役者さんの雰囲気がどうも好きみたい。映像やセットの使い方も面白かった。
菅原さんの女役・・・どうかなと思ってたのですが、どうしてなかなかいい感じ。岩井さんのバージョンも観てみたかった気がする。

吐くほどに眠る

吐くほどに眠る

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/01/06 (金) ~ 2012/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★

今年、初観劇
「ガレキの太鼓」は初見。主人公の少女の危うさがたまらない感じ・・・独創的な演出でしたが、ストーリーに引き込まれました。舘そらみさんは、人間の孤独を描くのが上手いヒトなのかな・・・これから他の作品も観てみたいと思いました。

芸劇eyes番外編『20年安泰。』(各回当日券発売有り)

芸劇eyes番外編『20年安泰。』(各回当日券発売有り)

東京芸術劇場

水天宮ピット・大スタジオ(東京都)

2011/06/24 (金) ~ 2011/06/27 (月)公演終了

満足度★★★★

お得感あり
 若手5劇団各25分のショーケース公演。全劇団初見だったのですが、それぞれに個性的で面白かったです。一番興味深かったのは、舞台の使い方の違い。同じステージを使っているに、空間の処理の仕方が劇団毎で異なっていて、全く違う世界が展開されていました。
 また今度観てみたいと思ったのは、範宙遊泳とマームとジプシーでしょうか。しかし、一番印象に残ったのは、バナナ学園純情乙女組です。本体のパフォーマンスではなく、その後の部分に(笑)
 アフタートークも面白かったです。演出家さん5人がなかなか個性的なので、初日はケラさんがゲストでしたが、他の回もアフタートークだけ観てみたいかも(笑)
 前売り2000円でこれだけの内容を観ることができて、かなりお得な気分でした。 

ネタバレBOX

①ロロ
今回一番観たかった劇団なんですが、ちょっと期待はずれかな。人魚姫をモチーフとしている作品でしたが、ストーリー的にはなんか拙い印象を受けてしまいました。大きな青いビニールシートを使って海を表現したり、影絵を使ったりするなど、舞台の使い方は面白かったです。

②範宙遊泳
ノンフィクションをベースにしたお芝居のアフタートークが舞台の話。ノンフィクションの当事者(なぜかうさぎさん家族)も参加していて、その場で駄目出しを行なっていくという展開。ナンセンスとアイロニーが程よくミックスされている感じで、観ていて一番笑ったかも。途中で、ステージの真後ろの扉が開いて、外の庭も舞台として活用されていたのも面白かった。

③ジエン社
デモ、帰宅難民等がモチーフとなっており、「震災後の現在」が5劇団中一番意識された作品だった気がします。

④バナナ学園純情乙女組
会場の椅子の上に置かれたレインコートやビニールは、この劇団のため。液体や物が飛び散るはちゃめちゃなパフォーマンスもインパクトがありましたが、なんといっても、散らかしまくったステージの「撤収」が本当にお見事でした。激しい歌やダンスだけでなく、お片付けまでしっかりこなしていた役者さんたちに拍手!(笑)
そういえば、アフタートークでケラさんもこの「撤収」を褒めていました。この劇団を敢えて5番目(最後)にしなかったコーディネーターの徳永さんも、グッジョブ!(笑)

⑤マームとジプシー
明確なストーリーはない感じなんですが、観ていてなんか心地のよいお芝居でした。リフレインされるセリフが耳に残る感じ・・・といっても悪い意味ではなくて、すっと入ってきている感じでした。セリフのリフレインが上手く使われていたせいか、ままごとの「わが星」をちょっと思い出しました。
桃色淑女

桃色淑女

渡辺源四郎商店工藤支店

アトリエ春風舎(東京都)

2011/06/17 (金) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

満足度★★★

英語にすると・・・
『桃色淑女』を英語にすると・・・なるほど、アイドルにまつわるストーリー。役者さんはよかったです。特に紅一点の三上晴佳さんの存在感が気になりました。
しかし、最近の若者は、このアイドルネタにぴんとくるのだろうか・・・わかっちゃう自分がイヤだったりしますが(笑)
そういえば、観客の平均年齢は結構高かったような・・・(^^;

『官能教育』第2弾 ~『スイカ畑でつかまえて』

『官能教育』第2弾 ~『スイカ畑でつかまえて』

Produce lab 89

音楽実験室 新世界(東京都)

2011/06/18 (土) ~ 2011/06/18 (土)公演終了

満足度★★★★

一言で言うと・・・
『エロバカ面白い』ってところでしょうか?
とにかく笑わせてもらいました。
官能リーディングということでしたが、とても動きが多く、朗読をする人を取り上げたお芝居みたいでした(笑)
上杉清文さんの原作の方も読んでみたくなりました。

ネタバレBOX

ちゃんとビニールシートを敷いて、スイカをぐちゃぐちゃにしてたのが、なんかおかしかったです(笑)
雨

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

お見事!
ストーリーに引き込まれました。3時間30分(途中20分休憩あり)という長さを感じさせない傑作でした。井上ひさしさんのよく練られたプロット、栗山民也さんの役者さんの個性を生かした効果的な演出、役者さんの見事な演技が相まって、とても素晴らしかったです。特に、見事なラストシーンが印象的でした。実は井上ひさしさんの戯曲は初見だったのですが、他の作品も観てみたくなりました。

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