谷間にカンパイ!
劇団ズッキュン娘
シアター風姿花伝(東京都)
2015/04/22 (水) ~ 2015/04/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
もはや安心して観てられる。
ズッキュン娘は第3回公演から観続けているが、今回のテーマは以外にもかなり重いものだった。
ただ、重いだけのお芝居にならず、随所に笑いも取り入れつつ、最後にはホロリとさせる。
さすがの内容でした。
アフターイベントに登場したChu's dayの3人によるアコースティックライブもとてもよかった。ヴィーカルのERIちゃんは本作にも上田みほ役で出演。
終演後に話してみたら、今回が舞台初出演とのことで、溌剌とした演技がとても魅力的だった。
とらわれた夏
ほりぶん
ムーブ町屋4階ハイビジョンルーム(東京都)
2015/01/29 (木) ~ 2015/02/11 (水)公演終了
満足度★★★★
白熱の60分
公演時間が60分ということだったので、かなりコンパクトな内容なのかな、と思ったが、観劇後に60分という内容がよく理解できた。
とにかく、登場する4人の「運動量」がハンパなかった。前半は淡々と物語が進むが、後半のまさに「白熱」した4人のからみは鬼気迫るものがあった。
出演者は墨井鯨子さん以外は初見だったが、皆さんとても芸達者な方たちばかりで感心させられた。
ただ、ここまで後半めちゃくちゃになると、観る人の好みは分かれるかな、とも思ったが。
愛のバカヤロウ!
劇団ズッキュン娘
シアター風姿花伝(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★★
安定のズッキュン娘
第3回公演から観続けているズッキュン娘ですが、今回も「さすが」という舞台でした。
やはり、脚本、主演の藤吉みわさんの渾身の演技につきますが、6回公演ということもあってか、お芝居に安定感も出てきたように思います。
今回のアフターイベントは3ピースガールズバンドChelsyのアコースティックライブでした。
個人的に以前から一押ししていたアーティストで、終演後お話させてもらったのですが、彼女たちも初めて観るお芝居に大いに刺激を受けていたようで、お互いに相乗効果をもたらしたようです。
劇王 天下統一大会2015 東京予選
劇王東京実行委員会
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2015/01/10 (土) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
こういう趣向はもっとあってもよい
今までは東海地方の観で開催されてきたということだが、今回初めて全国大会が催されるということで、その予選会を観てきた。
自分が観た劇団は「B‐LETS」「アガリスクエンターテイメント」「オレの劇団」の3団体。
どの劇団も「役者は3名以内」「上演時間20分以内」などの制約の中、好演したと思う。
内容については割愛させて頂くが、こういった催しは単年開催ではなく、ぜひ継続して行ってもらいたい。
タコの娘
ハイブリッド渾沌
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2015/01/09 (金) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★
手作り感満載の劇
この劇団は初めて観たが、内容的には「お父さんはタコ」というところと「自己犠牲」「家族愛」がテーマの作品だと思う。
舞台設定に納得できないとなかなか楽しめないとは思うが、全体的にはよくまとまっていたし、随所に出てくるあやしい踊りなどはちょっとシルクド的(?)な要素もあって楽しめる88分(タコだけに?)でした。
東京の下
劇団 贅沢貧乏
江東区北砂の一軒家(東京都)
2014/11/12 (水) ~ 2014/11/18 (火)公演終了
満足度★★★★★
他では味わえない空間
前作「タイセキ」に続き、江東区北砂のとある木造2階建て一軒家を使った、実験的演劇。
観客は1時間かけてこの家のあらゆる部屋にいざなわれる。
長いようで短い1時間。
今作の演出、出演の山田由梨さんの才能に感服するばかりだった。
へたくそな字たち※無事公演終了致しました!ありがとうございました!
TOKYOハンバーグ
サンモールスタジオ(東京都)
2014/11/09 (日) ~ 2014/11/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
今回も素晴らしかった。
2度目のハンバーグです。
今作は再演ということですが私は初演を観ていないので、あくまで今回に限った評点ですが、この劇団について思うのは「舞台設定のディテールへのこだわり」と「演者のパーソナリティ」がいい具合に混ざり合って、本当に舞台の中に引き込まれていく点にあると思います。
時代設定が昭和の終わりということですが、若い役者さんには実感がないかもしれないけど、私には子供時代を思い起こさせるシーンがいくつもありました。
最近観たお芝居の中ではもう一度観たいと思えるものが少なかったが、この作品はもう一度観てもいいなと思いました。
The Greatest Hits Of HYOGEN SAWAYAKA
猫のホテルプレゼンツ 表現・さわやか
駅前劇場(東京都)
2014/09/24 (水) ~ 2014/10/05 (日)公演終了
満足度★★★★
10周年。
自分の演劇の原点が高校生の時に観た、三谷幸喜さん主宰の東京サンシャインボーイズだとすれば、この表現さわやかが自分の(ドキドキ)小劇場デビューだった。
ともすれば、おちゃらけ集団、コント集団とだけ見られがちだが、実はけっこう脚本も深いところを突いていたりする(こともたまにある)。
そんな表現さわやかも結成から10年、最初は猫のホテル内のコントユニットとしてスタートしたのに、気がづけば毎回満席の人気劇団に。
今回は10周年ということで、今まで出演した名(迷?)キャラクターが一同に集合。昔からのなじみなら抱腹絶倒だが、他に書かれている方もいたが、所見の人には???かも。
それと、個人的に自由席に1時間以上座っているのは正直つらい。次回はゲル座布でも持ってこようかな。
ゲキ★BAR
世の中と演劇するオフィスプロジェクトM
タイニイアリス(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/24 (水)公演終了
満足度★★★
思っていた内容では…
コカコーラソルジャーB(20分)と汗(70分)の2本立て。
もともと光藤依里さん目当ての観劇だったので、2本目の「汗」はあまり期待していなかったけど、内容的には野球(高校球児)のお話。
そもそも、こういうオムニバス形式だと、演目もこちらでチョイスしづらいのは仕方ないとは思うけど、とにかく2本目は野球のルールを知っている人、または野球に興味のある人以外はちょっと入りづらい。
1本目のコカコーラソルジャー、光藤依里さん初の一人芝居ということだそうですが、こちらはなかなか見ごたえのある20分で満足でした。
★★★は2本観た総合評価です。
ダーリン!ダーリン!
劇団ズッキュン娘
シアター風姿花伝(東京都)
2014/08/13 (水) ~ 2014/08/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
ズッキュン4回目
前作「2番目でもいいの」以来、4度目のズッキュン娘です。
今回もラブストーリーを基軸としながらも、中に1本芯の通った、人を引き付ける脚本。登場人物も程よく配置され、「多すぎず、少なすぎず」で好感が持てました。
それにしてもいつも思うのは、演出、脚本の藤吉みわさんの存在感。劇中に主要な登場人物として出ているのに演者とは別の客観的に見ているという感覚をいつも感じます。
若いのにすごい感性の持ち主だな、といつも感心しきりです。
婆VS女子高生
月刊「根本宗子」
BAR 夢(東京都)
2014/05/03 (土) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
バーは2回目、婆は初めて。
本編とは違う、根本宗子さんの言う「くだらないこと」を演るというテーマのバー公演だが、やっぱりすごいな、この人、と思わせる出来。
本当に肩ひじ張らずに観れる至福の40分。
そこはやはり彼女の「脚本力」と「人選」のなせる技だなぁと思います。
ちなみに、受付に見覚えのある方が…と思いきや、片桐はづきさんではありませんか!
片桐さん、また客演で出てくれないかなぁ…。
新体操、さゆり【満員御礼!たくさんのご来場ありがとうございました!!】
劇団ズッキュン娘
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/07/30 (火) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
ラストは圧巻!
初の劇団ズッキュン娘。
どんな内容か期待して観たが、内容としてはよくある青春コメディ。ただ、約70分の中ではテンポもよく、終始飽きさせない展開。
ラストの新体操のシーンは圧巻。決して広くはない舞台であれだけのアクロバティックな演技、相当な稽古の賜物でしょう。
いい意味で非常に期待を裏切られました。
TOMORROW
三ツ星キッチン
博品館劇場(東京都)
2013/06/19 (水) ~ 2013/06/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
初めての三ツ星
初めての三ツ星キッチンでしたが、予想を上回る面白さでした。
確かに、あの「高田安男」を最初に見た時の「何?この人…」という違和感は最初だけで、後は劇中にホントに溶け込んでいたし、ほかの役者さんたちも芸達者ぞろい。
ミュージカルパートもみなさん、ほんとに「プロフェッショナル」やなぁと、一人感心してしましました。
今年観た中では間違いなくトップ5に入る内容。笑いと涙が交錯する、とても良い舞台でした。
姐さん女房の裏切り
千葉雅子×土田英生 舞台製作事業
サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)
2013/06/05 (水) ~ 2013/06/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
あっという間の70分・・・そして
千葉雅子さんと土田英生さん、共に劇団を立ち上げて20年以上のベテランがタッグを組んだ意欲作。今回の公演は「舞台政策事業」として始められたということで、長期的視野に立って創られたお芝居だそうです。
舞台そのものは約70分の2人芝居。時間にするとあっという間ですが、そこはさすがのお2人。非常に濃密な70分でした。
この日は終演後、お二方によるトークライブも行われました。約20分間、今後の展望やお互いが普段思っていることなどを忌憚なく話して頂き、次回作にも非常に期待が持てます。
最後に千葉さんが仰っていたような「2人芝居祭り」のようなイベントが開催されることにも期待しています。
復活公演「ヒノダン」
TEAM 発砲・B・ZIN
本多劇場(東京都)
2013/05/23 (木) ~ 2013/05/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
待ちに待った発砲復活!!
6年ぶりのTEAM発砲・B・ZINの今回限りの復活公演。前評判通り、この日を待ちわびた発砲ファンで本多劇場は埋め尽くされてました。
今回の特色として、日替わりで劇団メンバーが演出を担当するというサプライズ! ちなみにこの日は小林愛さんが演出担当でした。
発砲お得意の太刀芝居、目まぐるしく変わる場面転換、本当に帰ってきてくれたんだなぁと感慨深くもなりました。
メンバーそれぞれの「6年分の思い」がぎっしり詰まった、本当にいいお芝居でした。
磁界
浮世企画
新宿眼科画廊(東京都)
2013/05/17 (金) ~ 2013/05/22 (水)公演終了
満足度★★★★★
おもしろかった
初めての浮世企画さんの舞台、画廊が舞台ということで、それなりの狭さは予想していたけど、思ったよりも横に長い空間のおかげか、窮屈さは感じらせませんでした(ただ、やはり横の座席は密着しすぎでしたが)。
物語としてはとてもよく出来ており、期待以上の舞台でした。画廊という空間をうまく生かしたお芝居で、演者の方たちも達者な方が多いように感じました。特に、村上航さんの存在感はさすがでした。
いろんな意味で、完敗です。
ストロベリーマン
ミノタケプラン
「劇」小劇場(東京都)
2013/04/23 (火) ~ 2013/04/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
日常を描いた大作
ミノタケプラン3年ぶりの新作!! ということで非常に期待を込めて観ましたが、やはり石井さんの演出力はすごい。
プロットもかなり煮詰めている事が分かる出来で、ほとんどの演劇ファンの期待を裏切らないのではないでしょうか?
それにしても、たむらもとこさんの存在感は抜群ですね。次回公演も非常に楽しみです。
『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!
劇団チョコレートケーキ
サンモールスタジオ(東京都)
2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
考えさせられる
通しチケットで2本とも見てきました。
どちらも重い内容ですが、いろいろ考えさせれらる内容です。
「熱狂」はまさにアドルフ・ヒットラーの全盛期を描いた作品。ほぼ史実の踏襲ですが、難解な台詞が飛び交い、まさに「熱狂」の渦に巻き込まれました。
「あの記憶の記録」はある家族の中の秘密が解き明かされていく内容ですが、こちらの方が感情移入できたというか、引き込まれました。
どちらも70年から80年ほど前に本当に起きたことを考えると…戦争がいかに無意味なことなのかがよくわかりました。
ロイヤルをストレートでフラッシュ!!
猫のホテルプレゼンツ 表現・さわやか
本多劇場(東京都)
2012/06/24 (日) ~ 2012/07/01 (日)公演終了
満足度★★★★
頭をからっぽにして笑えました。
池田鉄洋さん主宰の人気コント集団。
私は2年前に上演された「アラン!ドロン!」以来2回目でしたが、今回もいい意味で「くだらない笑い」を存分に楽しめる内容でした。
表現さわやかの演劇は身構えて観るものではなく、リラックスした状態で、頭をからっぽにして観ることをお勧めします。
あと、この日はなんと、シルビア・グラブさんが飛び入り出演(!!)。自前のサンバの衣装で出演されていてうれしいサプライズまでありました。
次回公演も観に行きます!!