なるべく派手な服を着る
MONO
おおぶ文化交流の杜(愛知県)
2023/03/28 (火) ~ 2023/03/28 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かった〜!めっちゃ大きな笑い声出てしまいました(笑)MONOさんのコメディセンス大好き。言葉のチョイスで的確に自然にツボを激打してくる。でもね、楽しく笑ってあぁ面白かった〜だけに終始せずに、人として生きるのに大切なことを内包してくれる。タイトルは心の叫びでした。そして人が人と付き合うのに他者や自分に無意識にあるいは意識的に目に見えないタグ付けをしてしまう…けれど、そうではなく。本質を視ることの大切さ尊さを、押し付けがましくもなく説法くさくもなく観せてくれて。MONOさんのそういうところも大好き。観終わってね、もうなんともいえぬ幸福な気持ちに包まれる演劇。どんなに疲れてても観たい、むしろ疲れている時ほど観たい、そんな幸せな舞台でした。心が暖かい。
罪と罰
突劇金魚
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/03/02 (木) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
原作を変にアレンジすることもなく、だからといってそのまんまやるわけでもなく、真っ直ぐにかつみやすくしてくださってました。
もう・・・圧巻でした。役者力が爆発してました。
生の演劇は良い、真骨頂。
三人どころじゃない吉三
少年社中
紀伊國屋ホール(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最高でした!
観に行く前は、初演の記憶が塗り替えられてしまうのではないかと・・・少し寂しい思いもありました。
初演にも大変な思い入れがあるので。
どっこい、そんなことはありませんでした。
キャスト陣が皆さん、貪欲に各自に役を掘り込み自分のものにして創り上げきてたので、全く別物として、初演も再演も同時にわたしの中に今も在ります。
ラストシーン・・・また生で劇場で観られるなんて、感無量でした。しあわせな時間でした。
Meilleure Soirée
THE ROB CARLTON
ABCホール (大阪府)
2023/06/02 (金) ~ 2023/06/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
THE ROB CARLTONは、期待を裏切ることがなく、観に行けば必ず満足させてくれる。
あぁ~面白かったぁ!と、日々のあれこれを吹き飛ばしてくれる。
これからも毎年観たいです。
キラメキ 2023
関西演劇集団 Z system
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/06/01 (木) ~ 2023/06/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
幾度となく真夏の太陽ガールズで観てきたキラメキ。
今回初めての本家本元での観劇。
幾度観ようとも、心を熱く揺さぶってくれる。
すっかり覚えてしまう程に知ってるシーンも、何度観ても新鮮に感動も笑いも与えてくれる。
その日その時限りのキラメキ、紛れもなく、名作。
舞台「Arcana Shadow」
舞台「Arcana Shadow」2023製作委員会
サンシャイン劇場(東京都)
2023/07/01 (土) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
時代劇、演劇公演であまり観る機会のない時代でした。
時の権力に抗い戦うものたちを観るといつも去来する思いにまた相まみえながら。
美術も、殺陣も、心のやりとりも、見応えのある舞台でした。
ヒラエス
たすいち
駅前劇場(東京都)
2023/06/28 (水) ~ 2023/07/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
失踪した女の子を彼女の友人達への聞き込みによって捜索してゆく会話劇。彼女の正体が明かされることにより自分の居場所探しの物語へ変化すること、彼女を演じる固定の役者はおらず友人達が代わる代わる彼女になるとこが良かった。とても面白かったです!
風華伝~流雲、浮世にありて~
本若
近鉄アート館(大阪府)
2023/07/28 (金) ~ 2023/07/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
時代は秀吉でした。血生臭い戦がまだある世、そんな世でも心躍る芸術があれば、人々の心に花が咲き華やかな笑顔にすることができる。芸術の尊さが光放つ舞台でした。
いつものオトナのアスレチックな舞台美術はさらなる進化を遂げてました(笑)これから観に行かれる人にはできれば後方の上の方の席をおすすめしたい、自由席なので。前方から埋める方が良きではあるのだけれど。もう観え方に違いがありすぎるゆえ。
今回ちょっととちりの頻度がだいぶ高かったのが気になったかな…。目立つ大きめのも二回。場内は涼しいとはいえ外は連日酷暑。布地厚めの衣装を着込んでの激しい動き多い舞台。水分と休息を充分にとってどうか千秋楽まで皆さん無事に駆け抜けてください…。
空間スペース3D
壱劇屋
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/07/28 (金) ~ 2023/07/31 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
演劇というよりは、ライブ。演劇という形態の新境地。
観客オールスタンディング、座席はなし、座る際は地べた。
キャストは観客をも巻き込み、熱狂の渦。
演劇というのとはだいぶ違うけれども、こういう形もあってもいいと思う楽しさでした。
「熱海殺人事件」バトルロイヤル50's
RUP
紀伊國屋ホール(東京都)
2023/08/04 (金) ~ 2023/08/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
観てきました!もうもうもう!さいっこ〜の熱海でした!名作は死なない!永遠に何度でも何度でも新たに蘇る!熱かったあ!!大興奮ですっ!観られて、良かったあ!
巡光-めぐるひかり-
エビスSTARバープロデュース
エビスSTARバー(東京都)
2023/08/19 (土) ~ 2023/08/30 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
バーの中で行われる会話劇を、実際にほんとのバーで観る。これ以上ない臨場感。なおかつ観た人だけにわかる観劇後に恵比寿駅周辺を歩くエモさ。ここでやることにより最上に生きるお芝居でした。今年も来られて嬉しい。
アソートメント・アパートメント
彗星マジック
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2023/08/26 (土) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
宇宙に関連する四つの短編集。今回お披露目になる新劇団員さん含めての劇団員オンリー公演。名作の再演と新作、わたし彗星の短編好きやなぁとしみじみ思う短編集でした。
長くずっと彗星マジックは勝山さん作品を上演するのが特色な劇団だったけれども、ユラリちゃんも手掛けるようになるのは劇団の方向性のひとつとしてアリだと思うのです。また劇団として強くなるのに客演さんをお呼びせずに数を打つのも大切かなって。
何度目かの転換期。お迎えした新劇団員さんと共に是非とも強くなっていって欲しい。まだまだ長く太く、これからも観たいです。ひとつひとつの作品の良さを楽しむと共にそんなことも思う公演でした。
ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.5 -最後の事件-
マーベラス
メルパルクホール大阪(大阪府)
2023/08/24 (木) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
いよいよ迎えてしまった、この最後の時。
全てが最高でした。緊張感に張りつめる。
思い入れのあるシーンは、すべからく完璧につくりあげ魅せてくれて。。。
最後の最後、あの背中を観せてもらえた瞬間が、忘れられません。ありがとう。
ブルースターナックル!
ステージタイガー
高槻城公園芸術文化劇場 南館・大スタジオ(大阪府)
2023/09/01 (金) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
まるで初めからここで上演される為に作られたかと思える程に、この場に相応わしい舞台でした。定期的にここで、なんなら屋外でも観たい!
少しずつ、少しずつ、改稿されたところが、もの凄い変化をもたらしてる。心の動き、描かれる人物像が全然ちがく。もう再演じゃないよねこれ!楽しい!演劇楽しい!
演劇は虚構、でも、ちっとも虚構を観た感なくて、生きてて、生の生き様を追体験した感で…熱い!身体も頭も心も熱い!なんか奥底からチカラ湧いてくる!
光画楼喜譚
少年社中
ザ・ポケット(東京都)
2023/09/07 (木) ~ 2023/09/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
劇団員さん揃っての公演。ぷらすもはや劇団員のおひとりに近しい存在であるいこまちゃん。しかも近距離、高密度の空間。あの演技をあんな空間で味わえるのは、とっても贅沢でした。
なおくんが出られなかったのは、とても悲しかったけれども・・・いつかまた元気に万全な状態で再会できると信じているので。
もう・・・この空間にいられた事が、それ自体が、幸福で、心が満ち足りて。
永遠に続いて欲しいと願います。
ReLIVING(リリビング)
中野劇団
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2023/09/16 (土) ~ 2023/09/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
いや〜おっもしろかったぁ!かの名作『10分間』を彷彿とさせる容赦のないぶっ込み度合い。さすが中野さんの本はさりげなさを装いながら少しの隙もなく。またよく出来てるなぁと感嘆するのが起こる出来事に対するリアクションがリアルな点。
創作の世界だとそんなわけないようなことも登場人物はすんなり受け入れがちで、まぁそれはいちいち止めてると話が進まないという事情もあるけれど(笑)でもね、そこをしっかり引っかかる、すんなり受け入れない、理解しない。そりゃそうよね、確かにだわ。
そのリアルさがあるからどんな突拍子もないことでも観てる側の心も置いてけぼりにならないでむしろ生まれ出る説得力。設定の見事さ、リードの巧みさ、リアルの匙加減、具現化するキャストの技術。さいこーでした!めっちゃ楽しかったぁ。
熱海殺人事件
SHASEN
日本写真映像専門学校・実習棟1階ホール(大阪府)
2023/09/22 (金) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
そうか!こうなるのか〜!コンプライアンス的にだいぶまろやかに、そして全編に渡って今の世のコンテンツが盛り込まれてはいたのだけれど。そーゆう前提ぶっ飛ばして、昭和の雰囲気を観てたらラストで一気に令和に飛ばされたような、なんとも言えないある種SF的な不思議な体験を味合わせて頂きました。急にね、飛んだ、意識が飛んだ。面白いわ、演劇ってほんと面白い!そんな面白さをくれる熱海でした。あぁ〜沼だわ。熱海をもっと観たくなる、知りたくなる。
そんでオカモト國ヒコさんならではやなぁというところが、キラメキ色があったところ。見事にナチュラルにオマージュしてぶち込んでました。魔術師なのかしら…?と思うと同時に熱海の懐の深さも感じて。これまたとても良き熱海でした。
欲を言うところは唯一。花びらもっと盛大に撒き散らかして欲しかった〜!いやわかるんです、生花って地味に予算かかる上、片付けも大変。でもだからそこをちゃんと生花使って撒き散らかしてるだけでも充分!だからあえての、個人的な欲(笑)
ばいなら
オリゴ党
天満天六・音太小屋(大阪府)
2023/09/30 (土) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
お芝居だと都会の方が画一性があってむしろ地方の方が集う人に多様性がある事が多いかもしれないなぁと。とても多様性のあるコミュニティでした。推しの形は様々。わたしの推しも聞いてもらいたくなりました。
とかくおめあての谷屋さんは、わたし谷屋さん観劇史上もっともサイテーなやつでした(笑)他の追随を許さぬぶっちぎりで。谷屋さんなのに。あーでも、あの彼を説教するには拳が要るなぁと思う側面存外ころっと懐けられる可愛いところもある辺りは、谷屋さんの愛嬌。
「小さいエヨルフ」&「少年はニワトリと夢を見る」
突劇金魚
扇町ミュージアムキューブ・CUBE05(大阪府)
2023/10/03 (火) ~ 2023/10/31 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
『小さいエヨルフ』
中入って衝撃。懐かしのかつてのアトリエに帰ってきたかのよう。こんな空間が創れるだなんて驚きです。この上なく密な空間、息を吐く音すら聞こえる、もう観てるんじゃない、私達もあの世界に存在している。
人の心とは人生において出会う全てにより変化してゆく。この密で空気すら命を得そうな空間の長いで目の前に存在する生身の人間がその変わりゆく様を生々しくも色濃く観せてくれる。なんという体験なのだろうか。たまらなく非日常な時間と空間。あそこにいる間は現実から完全に連れ去られる。
なにが恐ろしいってキャストの組み合わせも何通りもあるというところ。同じ人物でも演じる人が変わればそりゃ全く別人になるのは必然。キャスト表見ながらこの人が演じるあの人物はどんなだろうと妄想せざるを得ない。でも一番恐ろしい点はその全てに山田くんは出ているというところかしら
『少年はニワトリと夢を見る』
久しぶりかつアトリエ外で観るのは初めて。この作品はアトリエで観るのが最大限に引き出される…と思ってました。だのにアトリエがなくなってしまった今、こんなにあの雰囲気を損なうことなくまた観られるなんて思いもしなかった。感動。
二人の関係性がえぐいのです。閉じた変化のない環境で時間を止められてる者と、目まぐるしく変わる環境の中で変化してゆくせざるを得ない者、二人の対比。競争意識、対抗心、マウント争い。そんなものさえなければ、素直に好意を向け合えれば、幸せなのに。
そんなことは本人達が一番分かってて、でも生きてるから、生きているからには捨て去れないから。蠢く感情が目の前の空間に渦巻く、あの空間を占める。最高の芝居でした。このロングランの二作品にはラインがある。全く別々の作品でありながら、二部作の如し。同日に通せて楽しめちゃいました
春の遺伝子
テノヒラサイズ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2023/10/20 (金) ~ 2023/10/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ゾクゾクした〜!ぞわぞわ尾を引く。充分にありうる日本の未来の姿を追体験。人間とは何をもってして人間と定義付けるのか。五感も感情も記憶も全ては肉体に由来する肉体が作り出すもので。なら心は?心はどこから生まれるのだろう。それが最後の砦のように思えて
彼が言葉を発したのは、発っせられたのは、禁忌の先をいく奇跡、神の領域。ラストシーンが鮮烈に残る。凄いものを観た気持ち。。。
シンプルなのにシーンに合わせて巧みに表情が変わる舞台美術もとてもよかった。役が定まらないのも、この世界の虚無感を煽ってて良かった。
そしてこの世界を舞台の上で具現化するのがお一人お一人がエース級な俳優さんだけで構成されてるのがたまらなかったです。目の前の生の芝居を観る魅力を堪能させてくれる。はぁ…いいもの観た〜って満足感に充ちる。ゾクゾクするあの世界の中において湯浅さんが笑いを盛り込んでくれる瞬間は癒し