マリナが投票した舞台芸術アワード!

2019年度 1-10位と総評
第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

1

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

DULL-COLORED POP

三部作を通しで拝見しました。
作品のクオリティはもちろんですが、
やはり2019年はこの作品のインパクトが大きかったです。

トロンプ・ルイユ

2

トロンプ・ルイユ

パラドックス定数

初演も拝見していますが、やはり大好きな作品でした。
個性豊かな馬たちが愛おしい。
馬⇔人間の切り替えが見事で、演劇ならではの演出が素晴らしかったです。
ハートウォーミングな、「パラドックス定数らしくない」作品だったなと思います。

伯爵のおるすばん

3

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

久々に何も考えず、感情を解放して作品世界に入り込み、伯爵と一緒に生きた気がします。
笑える場面も沢山あるんだけど、Mrs.fictionsの作品に底通する“切なさ”は健在で、
途中からずっと泣きっぱなしでした。デトックス効果大です。

キネマと恋人

4

キネマと恋人

世田谷パブリックシアター

ロマンティックコメディから一転、儚く残酷なラストが切なかった。
美術も映像も転換までもがエンタメとして素晴らしく、
200分(休憩15分含)の長丁場も(お尻以外は)気にならず。
ケラ作品はほぼ初めてですが、評判通り圧巻の出来で脱帽。

『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち

5

『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち

舞台『刀剣乱舞』製作委員会

とにかく殺陣が凄かった!本格的な2.5次元は初めてでしたが、お値段に見合った贅沢さを堪能しました。
2.5次元なめててスミマセンでした。

コンドーム0.01

6

コンドーム0.01

serial number(風琴工房改め)

当に『アンネの日』と対をなす作品でした。
男性の心は理屈では理解できても、気持ちが分からなかったり不思議だったりの部分もあって、きっと『アンネの日』を観た男性もこんな気持ちだったのかしら…?と思ったり。
どこかの公共ホールで、『アンネの日』と『コンドーム0.01』を一緒に上演して欲しい…。
エンジェルとアイドルが楽しくツボ。

終わりのない

7

終わりのない

世田谷パブリックシアター

何時でも何処にいても交わることの無い人間の孤独に思い至り、寂しさに震えた。
山田裕貴くんがとても良かった。

骨と十字架

8

骨と十字架

新国立劇場

信仰を持たないわたしは、彼の心情を察することはできても寄り添うことは出来なかったような気がする。
出来ればもう一回観て、いろいろ考えてみたかった。
グレゴリオ聖歌、蝋燭の灯り、美しい舞台美術。普段のパラドックス定数とは違った魅力の野木作品でした。
パラドックス定数の公演ならどんな感じになるのか、劇団員で脳内キャスティングしてみようかな・・・。

ナツヤスミ語辞典

9

ナツヤスミ語辞典

演劇集団キャラメルボックス

今思えば、劇団活動休止前の最後の公演となりました。
作品自体は2003年、2011年に続いて3回目の観劇。
長く観ているので、その時その時のいろいろなことが思い出された。
相変わらず細かい突っ込みどころはあれど、初期のキャラメルボックスらしい、
オープニングの音楽が始まっただけで、ワクワクできる作品。さすが代表作!
お祭りのように見所満載でした。やっぱり昔の作品には勢いがあるよね。楽しかった。

治天ノ君

10

治天ノ君

劇団チョコレートケーキ

再演につづき2回目の観劇。
作品もキャストも安定のクオリティ。
今でも、西尾さんの軍艦マーチが耳の底に残っています。

総評

2018年の63本から大きく減らして44本の観劇でした。
今年は大きな劇場の作品も結構沢山観ていて、バラエティに富んだ観劇内容だったと思います。
個人的にはフットワークが悪くなったし、感想を言語化するのが大変になってきた気がします。
2020年は社会派の作品とエンタメ作品をバランス良く観たいし、
フライヤーだけで観に行くくらいの冒険もしたいなぁと思います。

このページのQRコードです。

拡大