満足度★★★★
ハチャメチャコメディ!!
それぞれの登場人物には強烈に個性的な性格付けが施されていました。役者さんもとても良かったと思います。
特に帝劇にも出演されたことのあるという方など、思い込みの激しいバカ丸出しで最高でした!
話も伏線に導かれて次から次へと予期せぬ(ある意味予期された)方向へ展開し、ハチャメチャでとても面白い内容でした。
ネタバレBOX
馬券は二つに裂けると無効になるのですか?!JRAの規定とか知りませんが、きちんと証明できれば有効のような気もするのですが…。先生と生徒の会話を最後まで腑に落ちないまま見ていました。
教育実習生の説教臭い話が長すぎました。あんなにテンポ良くドタバタやっていたのに、急に藤山寛美の頃の松竹新喜劇のようで、そんな幸せ論議なんて要らないやと思いました。
ビンタが2回ありましたが、コメディの一部とはいえもう止めませんか!DVや弱いものいじめを助長するようで不快な気分になりました。
手前でのビンタシーンは、没収したカバンの中に宴会用の大きな蝶ネクタイがあったので、同じように大きなハリセンボンを入れておき、ビンタの代わりにハリセンボンを使って叩くとかしては如何でしょうか。
奥の方でのビンタシーンは、金子が騒いで後藤がパンと打ち、ものすごくタイミングが良いので難しいのですが、やはりビンタは止めるか、小さなハリセンボンを隠し持っていてそれを使うとかにして欲しいところです。
それにもう一つ、橋口先生の最初の頃の発言で、「生徒が全然減少している」というのがありましたが、「減少」の「げ」が鼻濁音になっていました。名詞の冒頭にある「が行」は濁音です!気になりました。
満足度★★★
面白いって言えば面白いが…。
若者の生態が表現されていたことがお勧め。
テンポ良く展開していき、(一ヶ所を除き)リズム感がありました。
ネタバレBOX
冒頭から若者間の仲間意識、自己中心的でありながら仲間内でのノリを欲する様子が描かれ、ああ今の若者はこんな会話をしているんだろうな、ああ若者と付き合うとめんどくさい、疲れるなと思いながら観ていました。
どこまでが現実で、どこまでが劇中劇なのか混沌として、そこが面白いと言えば面白いのですが、ただ騒動が起きても結局は架空の騒動と分かると別に解決に頭を悩ませる必要も無く、どうでもいいやと感じてしまいました。
パラレルワールド物の変形です。一つ二つのパラレルワールドは面白いのですが、多すぎる数のパラレルワールドが出現するとげんなりします。そんな感じです。
ラスト近くの、みんなが我に返りレンタルDVD店の方に殺到するときの間が悪く、そこはリズム感がありませんでした。
ところで、女優さんのうち三人が非常に良く似ていました。三姉妹ですか!?
満足度★★★★
第二部観劇
弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ) 稲瀬川勢揃いの場
白浪五人男が花道に並んだところで地震がありました。一部のお客さんがそわそわする中、俳優さんは身じろぎひとつしませんでした。
ネタバレBOX
菅原伝授手習鑑 筆法伝授(ひっぽうでんじゅ)
式部源蔵夫婦が菅丞相の子を引き取るところで終了。後の「寺子屋」に続く過程が良く分かりました。
弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ) 浜松屋見世先の場
ご存知、「知らざー言って聞かせやしょう。」、この直前に待ってましたーの大向こう。
でも、次の場面がもっと奇想天外な展開になって面白いのに…。
満足度★★★
第一部観劇
三部制だとそれぞれの演目短かー!
ネタバレBOX
女暫(おんなしばらく)
玉三郎さんの巴御前の大太刀一振りで首が八つころがるとは凄い!!
吉右衛門さんの舞台番辰次から、そりゃあそのまま楽屋に戻ったらいけませんぜと言われ、巴御前が六方を習って引き上げる…、お芝居の世界と現実の世界が交錯するところがファンタジーですね。
満足度★★★★
シューマンのことも分かり…、
音楽とお芝居の関係がとても良く、作曲家の迫真の演技も怖いくらいで素晴らしかったです。
ネタバレBOX
先日、指揮者の沼尻竜典さんが、日本ではシューマンが好きというとちょっと変な顔をされることがあると仰っていましたが、曲はいい曲ばかりでした。交響曲も良かったですね。
来月、沼尻さんの指揮による交響曲第1番変ロ長調と交響曲第4番ニ短調を聴きに行きます。
何組もの夫婦関係が描かれていましたが、何かしら問題があり重苦しい雰囲気が漂っていました。
作曲家の奥さん、最後にクララと呼ばれて良かったですね。
ところで、何度かビンタのシーンがありましたが、あれはまさにDVです。
感情が高まり、相手の話をさえぎる手段としてビンタが使われるのでしょうが、もうそろそろ止めませんか。
強く床を踏むとか、別の表現方法を使う時代だと思うのですが…。
満足度★★★★★
月並みじゃなく、極め”月”!!
知的で洗練されたお話。
心理描写が素晴らしかったと思います。
ネタバレBOX
アッと言う展開に驚き、でも、そういう決め方もありだなとすぐ納得したり、素晴らしいお芝居でした。登場人物もそれぞれ個性豊かでした。
オリンピックの開催地を選ぶような選抜方法、ドラマが生まれます。
「私、誰にも何も言わなかったよ」と、ユリコのモリに対する恩着せがましい言い方。そりゃそうだよ、言えば確実にコウドウは落ちるでしょうから。
誰にも話さないことで、赤ちゃんを身ごもった恋人たちを引き裂いてでも、自分の思いを通そうとするユリコの心理…。
もし、ススム以外の人とコウドウとの選択だったら、ユリコはきっと話していたでしょうね。良い悪いではなく、その葛藤が分かります。
最後、プロポーズもたもたで終わらずに、ロケットを見送る場面で終わったことで最終結果が理解でき、スマートでなラストシーンになったと思いました。
ところで、タバコですが、そもそも応募時点で喫煙者は除外されるのではありませんか?!せめて訓練中に禁煙することが条件でしょう。
2004年の初演のときと2010年の今では、近未来は変わります。公共施設での禁煙が義務付けられようとしている現在、そこのところは手直しが必要だと感じました。
満足度★★★★
ダンスによって家族を描く
こんなことって、うん、あるある!!
ネタバレBOX
激しい動きにも拘わらず、息も乱れず、汗もそれほどかかず、俳優さんたちの身体能力に驚嘆!!
四角い食卓には椅子が四つ。予定外の子供が生まれて、安い事務的な椅子を買うって、うん、あるある。
子供が成長し、色気づき、反抗期があって、母親の誕生日にサプライズな祝福をし、父親が病気になったり…、確かに家族の情景です。
アフタートークで、もし音楽が無かったらという話がありましたが、静寂の中でのパフォーマンスも緊張があってよさそう、観てみたいと思いました。
満足度★★★
時々楽しむ不条理劇
不条理で言葉遊び溢れるお芝居。
ネタバレBOX
「禿の女歌手」は、「ブロンドの女教師」の言い間違いか対極の言葉だったのですね。
主客が入れ替わってもかまわないし、大柄で小柄とか、無意味な概念を言葉遊びで楽しむというものです。
「重ねうんこ」、「重ねうんこのかさ流れ」なんて言葉も出てきました。
今日の不条理劇はそこそこ楽しめましたが、演劇界の事業仕分で蓮舫さんに突っ込みを入れてもらいたいものです。
満足度★★★★
男優7人の重厚な演技には感服
専門用語を駆使して会話をしていくうちに真実に辿り着くという設定は、以前観た「コペンハーゲン」のようでしたが…。
ネタバレBOX
帝銀事件で使われた毒物は肝臓で青酸化合物を発生させる特殊なものということが公表されていれば冤罪は起きなかったはず。しかし、731部隊の生き残りの彼らは、活動内容を隠蔽するためにも表立って行動できなかった。
生体実験に対する熟考があれば、ミドリ十字の非加熱血液製剤事件はこれもまた起きなかったはず。
本当に愚かなこと。
ただ、会話の中から真実が分かったのではなく、里中元少将がいきなり辰沢元大佐に「犯人はお前だ」的な展開にはがっかりしました。GHQから情報を仕入れたのでしょうが、舞台の外の情報を、しかも一番大切な情報を、唐突に披歴されても困ります。
なんか会話の中の矛盾点を突いて真実に辿り着くといった手法であれば良かったのにと思いました。
満足度★★★★★
最高!!必見です!!
人の生き方まで問う切コメ!!
話も役者さんも素晴らしく、笑って、切なくて、前向きに生きていこうって思いました。
ネタバレBOX
空き巣の逃避行は、自由に伴う責任というか自由の不自由さというか考えさせられました。
売れないシャンソン歌手が引退を考えているときにマネージャーがさりげなくオーディション入れたり公演入れたりしての後押し、いい関係にジーン!!
全員が幸せになったわけではないところが特に良かったと思います。
聖子さんのベンチすいすいの演技は受けていましたね。
個人的には、初音映莉子さんを少しふっくらさせたような谷尾由紀子さん、可愛い!!最後の最後で運命が変わる、素晴らしい!!!
刑事のちょっと誤解の混じった関係、一期一会の中で浮かんだワンコインラブソング…、いいですねえ。
ところで、駅長さんは少し痴呆が入っている設定だったのでしょうか!?
満足度★★★
絆!!
作者さんの心優しい気持ちがこもっていました。
ネタバレBOX
それだけに、様々な二人の関係は全てハッピーエンドになりました。
大団円も、誕生会(クリスマスパーティ)とブルースブラザーズのダンス(町内会の練習)の2回ありました。
結果、2時間以上になるし、しつこい感じがしました。
ところで、喫茶店の不動産が父親の名義のままだと、担保提供者(父親)の意思確認ができないので、担保を差し入れる形での新規の銀行借入ができません。
商売を30年もやっていることを考えると、失踪届けを出して死亡を認定してもらって名義を変えるんじゃないかなと、ちょっとですが思いました。
満足度★★★★
結構奥が深い話!
考えさせられるSFコメディでした。
ネタバレBOX
エジプトのピラミッドが農閑期の公共事業だったように、3000年後の世界でしたっけ、未来では人間に何かをさせて給料を支払う「労働宣言」、雇用対策として興味深い話です。
ブロックを作るのも仕事、監視するのも仕事、監視するのを監視するのも仕事、ゲームをするのも仕事、恋愛をするのも仕事、…。
お芝居をするのも仕事、お芝居を観るのも仕事、私もタイムカードを持ち歩かなければなりませんね!そんな仕事に就きたい!!
ところで、プロジェクターの作業を客席最前列でやっていましたが、あれは演出でしょうか?!それとも距離の関係でそうなったのでしょうか!?
光漏れを気にしながらの作業、微笑ましくありました。
ブロックの形状、一回間違えましたね。
満足度★★★
音楽劇というものは…
何か満腹感がありません!
演奏自体は良かったのですが、音楽とお芝居のどちらも中途半端だったなあとの印象でした。
ペールギュント組曲は全曲演奏されたのでしょうか?
満足度★★★★
感動しました!
笑いと切なさの振幅の幅はそれほど大きくなく、淡々と進む中でジーンとくる感動的シーンが多々ありました。
ネタバレBOX
ユニフォームを配るシーンは最高でした。
4+で漕ぐシーンも良かったです。
漕いでいる途中から川面の映像が流れましたが、私はそのまま本レースに移行したのかなと思ってしまいました。
映像といえば、暴走族を殴るシーンも映像を使いましたが、部屋から飛び出して行った時点で想像がつき、本番に来なかったことで事情が理解できると思います。ほんの数秒の映像ですが、必要ないと考えます。
高校生のときと大人になってからの違いは現実にもありそうで、興味深く見ました。ただ、ドラクエ(もどき)で成功したら、誰だってニュースなどで見聞きするでしょう!?
モスクワオリンピックという言葉を聞いたとき、年齢によってすぐに気付いた人とそうでない人がいたのではないかと思いました。
満足度★★★★
ホント可愛い!
加賀美早紀さん、下宮里穂子さん、アイドル系二人を使って、とびっきりの笑いと、ちょっぴり切なく悲しいお話をありがとう。感動しました!
始まってからしばらくは笑いっぱなしでした(珍しいこと)。
二人ともスレンダー、加賀美さんは細すぎるくらい!
ネタバレBOX
脚本ができる随分前にチラシと冒頭映像を作ったのかどうか知りませんが、アイドル二人の配役が余りにも違うので、頭の中の修正をかけるのに時間が掛かりました。
チラシは仕方ないとしても、あの冒頭映像を流すことはないと思うんですが。
黒い千羽鶴はインパクト強かったですね。
二人が外出するシーン、映像を使いましたが、舞台上の演技でやってほしかったと思いました。チンピラ風役者さんもいたのだし。
客席通路の使い方は最高でした。死という言葉を使わずに通路を歩く(上る)ことで表現したのは素晴らしかったと思います。
ただ、レイが客席通路を歩いているとき、前方のお客さんの中には恋人が待っていたのを知らなかった人も多かったのではないでしょうか。私はぐいっと振り向きましたが、隣の人などは振り向かなかったですから。
満足度★★★
観てきました!
以前、剣幸さんの一人芝居として演じられたことがあったそうです。さもありなん。
ネタバレBOX
ノーマ・ジーン(本名)が親戚の子と遊んだ少女時代から、マリリン・モンローとして36歳で亡くなるまでを、ピアノの生演奏に合わせて、歌を中心に進行していく物語。
剣幸さんの歌唱力とダンス力は素晴らしく、男優陣は刺身の褄、ジョー・ディマジオ、アーサー・ミラー、JFKたちがそこにいることを示すだけのものでした。
ピアノは流石でした。
JFKとの関係は、愛人としては描かれていませんでした。モンローが大統領の誕生会で失態を演じたという風に描かれていました。
満足度★★★★
6時間、観てきました!!
14時に始まり、50分と45分の休憩があって、カーテンコールが終わったのが20時15分頃。
最初の頃に出ていた巨人の弟や、眠っているワルキューレ、傷ついた兵士たちが収容された病院などが出てきて、いろいろ繋がってきました!!
ネタバレBOX
太目のジークフリート、スーパーマンのTシャツを着て、でも活躍の仕方はまさにスーパーマリオ。
大蛇を倒し、青い小鳥に導かれ火に閉じ込められたワルキューレを求めて旅をするRPG。
恐れを知らないジークフリートに助けられたワルキューレは、職業・神々の世界にこだわりすんなり受け入れられない…。
死が存在する人間界で生きる決心をするというのがテーマで、次回の「神々の黄昏」に繋がるわけですが、永遠の命のある方がいいのではと思ったりして。
来月も観に行きます。
満足度★★★★
大団円とはこういうものだ!!
ちょっと都合良過ぎる展開ですが、これが海外コメディだっていう感じの作品でした!
若手俳優さんたちも素晴らしい演技でした。円熟した俳優さんたちの演技は流石ですが、偉そうに言っても彼らだけでは華がありません。
ネタバレBOX
無呼吸症候群って、いい加減にせいって感じですが、死人が出なくて良かったです(クスッ)。
満足度★★★★
若者の叫び!
猫目倶楽部で見たはずなのに、椎名法子さんは小柄で初見のようでした。可愛らしく、元気で、自然で、さっぱりした演技で、とても良かったです!!
ちょっと心に沁みました。
ネタバレBOX
私はここにいる!、そりゃ携帯電話の位置でしょッって思っていたら、最後そんなことを言って、ふむふむと納得しました。
歌手は20代で成功しなければいけないかもしれませんが、社会的ヒーローや経営者になろうと思ったら、そんな20代で成功するのはそもそも難しいことですよ。
リストラに対しては不満爆発も分かりますが、20代はまだまだ下積み時代でしょう。
少年時代に、もう一人の少年ピノキオと本当に遊んでいたなんて、メルヘンですね!
全員を説明して、しかも最初に思いついたバーのシーンまで採り入れたために上演時間が2時間15分になってしまいました。思い切ってカットする勇気も必要です。ちょっと長すぎました。
女優さんを採用するお金がないのか…、あれはオカマではなく、OLですよね??お似合いでしたけど!
満足度★★★★
内なる宇宙!、外なる宇宙!
衝撃的シーンで始まりました。
皆さんの迫真の演技に感服しました。
フットボールアワーの岩尾望さんが(素かもしれませんが)特にいい味出していました!
ネタバレBOX
首を絞められて星を見る、馬鹿馬鹿しくもありそうな世界。暴力を振るい弱者をいじめたいと思う少年。両者の利害が一致した危険な遊戯!
内なるビッグバーンは、薬物を使ってハイになるのと同じです。外なるビッグバーンは、究極的には殺人を犯すところまで行き着くのでしょうか。
14歳の少年に榊原を押し付ける、成り損ねの榊原信奉者。こんな人が先生になるなんて怖いワ!!!
不気味な少年を表現するのに、フード付の紺色ウィンドブレーカーってピッタリですね。最近の犯人って、みんなあれ着てますね!!流行なんですね!!