満足度★★★★
夢と科学とドタバタと、
恋心も絡んで楽しかったです!!
ネタバレBOX
宇宙エレベータの存続か廃止かを決める大臣会議がまさにこのエレベータ内の会議室で行われ、警護にあたるSPとエレベータ内レストランのオーナーや厨房スタッフの色んな攻防を軸に、予定外の乗客、恋愛、大事故が絡み、進展していくコメディ!
2085年頃?の話。直接月までエレベータで行くわけではありません。かなりの高度までエレベータで昇って、そこからロケットを使って省エネで月まで行くようです。地上何キロまで昇るかということを説明してほしかったと思います。そうすれば、時速とか所要時間とか具体的に理解できます。
月で生まれ育った人を宇宙人と呼ぶんだって思いました。ちょっとした差別用語なんですね。そして、月ではあまり高温を経験しないので、地球に来て30℃以上の環境の中に入ると、手足ががスルメかゆでダコのようにペラペラペラとなってしまうという都市伝説が微妙に絡み、ワープの研究も行われているとか。
エレベータガールに恋した宇宙人、最後ワープの成果でエレベータガールが失くしたキーホルダーを見つけることができたものの、そのために告白できなってしまった切なさで終わるところは、ドタバタの後だけにおしゃれでした。
オーナーが暴走すると、ごつい、ちょっと六車さん風SPがオーナーを抱えて戻って来るというベタなシーンが何度となく繰り返され、楽しかったです!
パティシエ役の福嶌さんの玉を転がしたような、声優さんのような声が素敵でした!
満足度★★★★
迫力とエネルギーが凄い!
そして、タブーに挑戦!
ネタバレBOX
身障者の描き方、性描写の表現がリアルでした。役者さんたちも十分応えていました。
前回は家庭の崩壊、今回は身障者のスラム街的無法地帯の形成と権力による弾圧・崩壊を描いています。冒頭から侵入者に対する少女らによるおやじ狩り的暴力シーンでスタートして、インパクトありまくり!
自分以外の記憶を覚えているというのでミュータント的に知識が豊かなのかなと思っていましたが、単に集団の記憶を語り部的に蓄積していたものでした。
ミュータント的人類の反乱ではなく、普通の身障者の差別に対する不満の叫びは理解はしますが、かといって無法地帯を作っていい訳でもなく、最後弾圧を示唆してのエンディングでした。
エゴイズムの塊で少し狂ったようなやくざも存在感がありました。彼は自殺した古尾谷さん風の容貌で、そして自殺のような形で死んでいきました。
ACB会館の入口には、暴力団関係者ややくざ風の方の来場を断る旨の看板があり、舞台でやくざが暴れてるのにーって思いました。
ところで、全体の作風として、暴力的シーンが多いこととみんなで早口大声でしゃべるというパターンが見えてきて、インパクトは認めますが少し慣れてきてしまいました。
満足度★★★★★
あ~面白かった!!
ひやひやどきどき、Wの意味、意味深でした。
ネタバレBOX
どんでん返しの連続に満足しました!!
舞台で血糊を使う…、贅沢だとかリアリティがあるなとか思っていましたが、それを逆手に使った手法に、キタナイというか完璧にやられました。
「推理小説は嫌いだ。犯人が捕まるから」みたいな台詞がありました。意外性も少し期待しました。
中越さんが署長に話したことがことごとく否定され、それまで彼女はどのような罪になるのだろうと心配していたのが、今度は病院送りになってしまうという驚きの展開に、私も本当にひやひやドキドキしました。
ただ、あれだけ時間を掛けて悪事の真相を話したら、警察が戻って来ると思いました。まさか、中越さんがインターポールだったとは知りませんでしたが…。
「W」は、「二役」でもあり、「二役を演じる人」でもあったわけです。ころっとだまされました!
どんな終り方も可能だったのに、作者は悪は許すまじの思想を貫きました。
ところで、舞台はモノトーンっぽい色調でしたが、大道具の端が赤く縁どられていて、とても綺麗でした。
満足度★★★
重苦しくていい雰囲気の中、
絹代役の子役の吉水雪乃さんが萌えで、重要な役回りで、演技も上手で、完全に周りを食っていました。
ネタバレBOX
上手側にも2列の補助席が設けられていて、能楽堂や小劇場楽園のようでした。そして、奥の部屋が見通せるという意味では、補助席側の方が良席という感じでした。
全体を包む重苦しい雰囲気は良かったのですが、台詞のトーンが今一つしっくりきませんでした。
障子を閉めての場面転換は興味がそそられましたが、意外とビックリするような展開にはなっていなかったように思えます。
二つの殺人が行われた割には単調でした。補助席側からは泰彦老の布団の動きは見えましたが、実際に喉をかきむしって苦しむという場面が無かったからでしょうか。
話としては、絹代が犯人だと雅彦たちが勘違いしたことがもう一つの悲劇でしたね。
家を守るために、泰彦を殺した繭美に復讐した形で龍彦が殺人犯として逮捕されましたが、真犯人奈津の動機は何だったのでしょうか?!最初の殺人のときはどんな毒を使ったのでしょうか?!
きっと、口が利けなくなった理由と関係していますね。
重苦しい雰囲気の中、絹代に続いて女中さんもギブミーチョコレットを言ったところは面白かったです!
ラスト近くに、犬神家の一族の曲が流れたときは苦笑してしまいました。なぜ流したのか不思議です。
ところで、蒻崎さんの着物丈が少し短かったような気がします。
満足度★★★★
人生のターニングポイントで起きた奇跡、
でも周りの人にとっては日常のままなのかな!?
話したって信じてもらえないし、もちろん話さないし…。
ネタバレBOX
漁師のおじいさんと総合病院のお医者さんが登場したことで、勝手に銚子あたりを想像してしまいました。
ターニングポイント毎に現れるおばあさんの幽霊、あるいはカバンの妖精、孫の女性が自殺を図ったときは東京から実家の最寄り駅まで運ぶなんて反則技までしてしまいましたが、基本は話を聞いてあげて、選択のチャンスを与える役割を担っていました。
5年前にも来ていたらしいですが、子、すなわち孫の女性の母親が亡くなったときだったのでしょうか!?
ラストシーンで、立ち直った女性が30歳の誕生日を迎え、同級生から祝福され、にっこり笑えて良かったね!!
この孫の女性、とってもチャーミングで可愛かったです!!
次回公演の挨拶で、次回は若手だけで…、29歳以下でやりますという話がありました。そう、ここでもやはり30歳がターニングポイント。
役者さんの30歳はやはり重要なターニングポイントですね!
満足度★★★
少し綺麗事すぎませんか!?
なぜか入り込めませんでした。上っ面だけを描いたような感じを受けました。
ネタバレBOX
両家の親は了解しているようですが、結婚はまだしていないんですよね?!キムの友人や姉夫婦を日本に招いたのに、両親を招かなかったのはなぜでしょう。キムの親の都合が悪かったのなら、まずは二人で韓国に行くべきではないですか。礼儀を重んじる韓国人に対してとても非礼なような気がします!!
そして、キムの姉が将来親の面倒を誰が看るのかと言ったとき、キムは知美に通訳しませんでした。将来韓国に住むことになるかもしれないことを二人は真剣に話し合っていませんね、私にはそう感じられました。ちょっと変です。
そして、何も回答をもらってないのに、パーティの席でキムの姉が宜しくお願いしますなどと言うのも流れからすると変!!
単に日本人と韓国人が飲み食いして仲良くなったでは済まないでしょう。
ところで、妖精のような少女二人が小道具を準備したり、はたまた恋の後押しをしたりと、素敵で効果的でした。
満足度★★★
いつもの方がええなあ!
主宰ごまのはえさんの結婚決定記念作品ということで、愛してるのオンパレードでした。
ネタバレBOX
温暖化で雨が降り続いて、いたるところが海の下になり交通マヒ。主宰の結婚決定の逸話。別れさせ屋が別れさせた女を好きになり、もつれて殺害した事件の一連の調査。これらが交錯したなどと格好良いものではなく、ただごちゃごちゃと別々に進行した話でした。
どうせ、彼女から、『今度のお芝居で、私のこと「愛してる」って何回言ってくれるん?!』などと言われた主宰が、別れさせ屋の嘘の「愛してる」から自分の誠の「愛してる」まで数限りない「愛してる」をこのお芝居に盛り込み、役者に叫ばせたというのが真実ではないでしょうか!?
あんなん髪の毛かきむしってると、そういうのがいずれ鼻についてきて、拒絶反応を起こされまっせ。気い付けなはれ!
それにしても、天井から丸い透明の球体をぶら下げて、少しの水を入れ、メダカくらいの魚を泳がせていたのはユニークでした。光もレンズを通したようになって良かったです!
満足度★★★
白が似合うのは蓮舫議員だけじゃない!!
黒谷友香さんは白が似合う!!
売春捜査官のときの白いドレスは素敵でした!
今回の胸の谷間を強調した白い服にジーンズ姿、スタイル抜群!最高!!
ネタバレBOX
主役はヤンでした。すなわち、武田真治さんが主役だったは驚きでした。てっきり市村正親さんが主役とばかり思っていました。
最後、エズミが幸せになれて良かったです!
秋山菜津子さんと前田亜季さんの親子関係が、後半世代が変ったのには戸惑いました。死んだはずなのに、幽霊になって戻ってきたのかと思ってしまいました。ま、すぐ気付きましたが。
映像を使った場面転換が素晴らしかったです。スクリーンが下りる前にいきなり映写してもイケますね。その後スクリーンが下りて回り舞台が回る。暗転してからスクリーンが下りて映すよりも、いきなり映写はスピード感が感じられます。
満足度★★★
一生懸命!!
もう少し余裕があればと感じました。
ネタバレBOX
竹刀を使った踊りのシーンはばらばらで、これは劇団員の心がまとまっていないことを表現するための演出かと思っていたら、最後ぶつかって、ああここで表現しているのね…。ってことはばらばらはいったい何じゃい!!
最初の龍馬役の人に対するフォローは最後までありませんでした。
不協和音が出て中止になるかと思った作品を最後までやってみようという理由が、残りあとわずかだからというのは納得できません。無駄な公共事業もいったん始めたら中止できないというお役所的発想と同じです。これまで掛けたお金ではなく、今後掛かる捨て金が問題なのです。
劇団員の歌唱力に差がありました。龍馬は歌い出しの声がよく聞こえませんでした。泣きながら歌った人は感情を込め過ぎて歌になっていませんでした。
客いじりに関しては、ノリの悪い私たちで申し訳ないと思う反面、このミュージカルに必要なのか疑問でした。
お芝居の中でNYに行きたいというのは分かりますが、本当に行きたいのなら、龍馬とか次回東京公演予定の新撰組という題材でNY進出は可能なのでしょうか。
満足度★★★★
楽しくて、勉強にもなりました!
女性陣のしゃきしゃきさが際立っていました。
ネタバレBOX
新撰組の隊士から言葉の説明もあって懇切丁寧でした。「尊王攘夷」に対立する「佐幕」という言葉がありますが、あえて「佐幕攘夷」という言い方もして、私もこれまで以上にスッキリ理解することができました。
【私の新撰組備忘録】会津藩直属→池田屋事件で長州藩の御所火付け計画を阻止→幕府直属→江戸から伊東甲子太郎が来て参加→伊東分派→伊東を倒幕派として粛清する→鳥羽伏見の戦いで思うように戦えず敗北→江戸に戻る→流山で近藤が捕まる→歳三函館へ行く→歳三函館で死す
勉強になったぁ!!
蒼井そらさん、どうだかなーと思っていましたが、小柄でしゃきっとしてました。子供役の女優さんも元気で、二人とも良かったです!!
満足度★★★
UFOか!?
SF仕立てに社会問題を織り込んで…。
ネタバレBOX
思わぬ展開でした。UFOというより時空の歪みですね。まさか、女子大生と犬が消えて、半年後に戻って来るなんて。恐らく、女子大生は体も戻って来るのでしょう。
私には母乳の輸入という概念すらなかったので、主人公たちの父の会社が密輸していると聞いてもピンと来ませんでした。そもそも実際に存在するのかどうかも知らないので、もやもやしていました。
そしてどのように進展するのかと思っていたら、HIV感染問題に繋がっていたとは驚きでした。
長女の不幸せな結婚や次女の歪んだ恋愛、末弟の新妻も愚痴をこぼしたりしてスカッとせず、これも時空の歪みのせいでしょうか。
百物語は少し時間を取り過ぎで、全体の焦点がぼけた感がありました。
満足度★★★★
青天の霹靂
予想もしていなかった彼らに訪れた名誉……、
ネタバレBOX
出撃することに逡巡する臆病な特攻隊員をおだてたり、なだめたり、あるいは力づくで操縦席に乗せたりする送り屋。彼らは軍人としては劣等生、自らが特攻に行くことはないので、お気楽にその気にさせるコントの練習に余念がない。そんな折、戦況厳しく彼らにも特攻隊へ1名入隊させるようにと命令が下る。
若い男たちは全員手を挙げる…、劣等生でもそうなんだ。
面白い試験で秋山が選ばれ、素直に喜んで…、ダチョウ倶楽部だって最後はエッて言うじゃないですか。
それまで他人事だと思っていたことが急に自分のことになる。送別会でのコントは練習通りにやった方が良かったのでは…。浦野の「秋山さんみたいな人と結婚します」よりは、「この金で男買いに行こう」の方が悲しみが伝わるような気がしました。
秋山の母と妻が悲劇を知らされる前に終演したのは今一つ納得できませんでした。含みを持たせたとも言えますが、前半の竹槍シーンであれだけ時間を掛けたのですから最後もきっちりしないと中途半端感は否めません。
それでも、送り屋の悲喜劇にジーンと来ました。
満足度★★★★
初心忘るべからず!!
これも一つの決意表明とみました。
そして、無から一つの作品を作り上げることに敬意を表します!!
ネタバレBOX
作者上野友之さんの自伝的初めて物語。お芝居を始めるきっかけを青年に託して吐露したように表現されています。
その青年をクロムモリブデンの渡邉とかげさんが演じ、青年の内面をバナナ学園純情乙女組の前園あかりさんが演じていました。
青年とその内面は、二つの半袖シャツを背中で切って、それぞれが左右別々になるように縫い合わせて着ていました。二人は、というか一人は、背丈が同じで、あとは同じ格好をしていて、とてもいい感じでした。
向かい合うシーンはありませんでしたが、向かい合うと鏡に映った姿になります。内面を表すには最高の衣装です!!また、女性に演じてもらうということは照れ隠しという側面もあるのでしょうか!?
何を書いていいか分からない状況から、妄想などを思い浮かべ、淡い恋心を持って主演女優を見つけ、カメラなどの技術スタッフを探し、最後映画を完成させ、披露パーティーを行う…、尊敬します!!
それにしても、プレイヤーズコレクション、いい役者さんを集めました。
満足度★★★★
良い感じ!!
同じ場所だけど時間軸の異なる人々の出会い、素敵でした。
ネタバレBOX
下町のとある場所、昭和20年や平成の初めに死んだ人と、生きている人も現在と平成の初めという設定で出てきて、出会い、心を通わせ、元の時間軸に戻っていく話。
そうか田中さんはやっぱり自殺だったんですか。私も恐らく娘さんと同じで、田中さんの事故という言葉を信じてしまいました。秘密を墓場まで持って行くと言いますが、時間軸の異なるその先まで持って行ったのですね。
でもそれで娘さんは心が落ち着いたと思います。私も温かくなりました。
ところで、いくらタバコ屋のおばちゃんが出るからといって、こんなにタバコを吸うお芝居は観たことがありません。
おばちゃんはべらんめえ調というか巻き舌というか、そういう女優さんは初めてでした。喉から絞り出すような声は迫力があって良かったですが、血圧が高そうでタバコは止めた方が良いのではと思いました。
おばちゃんのべらんめえと娘さんの小さすぎる声の絡みは少し聞き取りにくかったです。同じ台詞が2回繰り返されましたが、2回聞いても結局何が下ネタだったか分かりませんでした。
満足度★★★
奇想天外なSF!
面白かったけど、法律的な突っ込みどころもありました。
何がそんなに可笑しいのか、ツボにはまるのか、すぐげらげら笑う笑い屋みたいなのがいて、気になって仕方ありませんでした。
ネタバレBOX
1981年に天才がいて、天才と天才が生き返らせたアインシュタインによって原爆が作られていた。それを作らせたのは中国の核実験で漁業被害を受けた富山の漁師の親父で、中国に復讐しようと企てていたが、実験用原爆で彼らは死亡。20数年後に漁師の子供が親のことを知りたくて、実験に使っていた倉庫を調べるうちに誤って原爆のスイッチを入れ、最終的に日本の半分がぶっ飛んでしまったという話。
法務局的には倉庫の隅っこを区分登記するはずもないし…、権利証も見たことないでしょう。
そして特に驚いたのが紙幣を大量にコピーしていたこと。近くで見ましたが見本とかの表示は無かったと思います。使う、使わないに拘わらず、コピーするだけで犯罪です。本日は千秋楽、逮捕されないうちに急いで焼却か溶解した方が良いですよ!!
今図書館で一番問題になっていること、本のページを破ったのは本当に酷いと思いました!!
満足度★★★★
良かったです!!
良くできた筋書きで、とても面白かったです!
ネタバレBOX
一生懸命な演技には好感が持てますが、全体的な演技にはまだまだ感がありました。しかし、途中から登場した男女の強盗の演技は良かったと思います。
偶然が重なった設定で、嘘をつく度にハチャメチャになっていくコメディは良く書けていました。素晴らしかったと思います。
ところで、金銭的に余裕が無いのは分かりますが、警官が靴下をはいていないのはやはり変でした。
また、玄関のドアに邪魔されて、玄関での演技が見えなかった席があったのではないでしょうか。
満足度★★★★
様式美
狭いスペースでしたが、生演奏の中、様式美に彩られた現代の近松が演じられました。
ネタバレBOX
様式に特徴がありました。凝っていて感心しました。
役者の衣装はペンキで真っ白に塗られ、役者の背中には糸が付いていてあやつり人形のようになってました。
さらに主役の二人は台座に乗せられ他の役者によって運ばれていましたが、近松の原作ということから人形浄瑠璃を意識している他に、日常を管理されている人間であるという要素を強調したものと思われます。
さらに、主役の表向きの発言は台座を動かす人がしゃべり、本音は自分でしゃべるという風に分けられていました。
さて、銀行勤めの忠兵衛が借金まみれの風俗嬢お初に入れあげ、使い込み、露顕して、友人にも騙され、最後二人で屋上まで行くも、心中しないで妻の元に戻るという話。
風俗嬢の日常、あんなこと、こんなこと、サラリーマンの日常が繰り返し繰り返し演じられていくうちに次第に深みにはまっていく様子は見物でした。
それにしても、銀行では成績が上がらないからといって、「死ね」とか、「首くくれ」的なことは言いません!!
満足度★★
はっちゃけ
ダンスパフォーマンスの変形と考えれば自分に納得できるかな!?
ネタバレBOX
舞台には大きな丸いベッド、大きさは土俵と同じ(かな)。肉体関係とは肉と肉のぶつかり合いだからと言って相撲をしましたという感じ。
あと、ただ騒いで走り回っていただけ。
何がゾンビですか! ねばねば感と言いながらねばねば感を出す訳でも無し、雨で溶けて消えたって何?
『埋没おんな』が良かっただけに残念です。それ以前の劇団のことは知りませんが、「あまりのはっちゃけぶりで、勢いあまって解散しちゃった」ということからすると、今回が元々の姿でしたか?!
竹田有希子さんの苦笑いが見られたのが唯一の幸い!
劇団員の正直な気持ちが知りたい!!
満足度★★★★★
もう一度の決意表明!
解散を決めたある劇団の最終公演後の話ですが…、バラシのテクニック、劇団の人間関係、役者と才能、気持ちのことなど、普遍的な内容がコメディの中にギュッと凝縮されていて素晴らしかったです!
ネタバレBOX
大食い競争のように電光掲示板を使って90分のカウントダウン開始、時間内に撤収完了できるか興味津々。
野球を生涯の職業と志す者は、甲子園を目指す5回のチャンスで自分自身で見極めを付けることができるという。将棋も基本的に同じですね。
俳優は自分で見極めを付けることができない。いっそ法律を作って、30歳くらいで才能の無い者を定職に就けさせるようにしたらどうか。むしろホッとするんじゃないかって。
でも、そう単純じゃないからこそ、バラシた後にもう一回組み立ててお芝居やっちゃうんだねぇ。
結局解散せずに、元主宰も戻ってきて、またお芝居やるんだ。後で後悔しても知らないっと!!
満足度★★★★
家族ってなんだろう。
きみどりさんとの生活は共同生活とも言い難いし…、不思議でコミカルな物語。
ネタバレBOX
納屋から押入れに変わったんだね。(その方がインパクトあるからね)
お色気担当かと思っていた女優さんがなふみさんで、脚本を書かれていて、きみどりさんが好きだったんですね。
富貴子さんのきみどりさんはもちろん良かったですが、香与子さんが演出のせいかチョイ役だったのが残念でした。双子の持ち味をもっと楽しみたかったです。
きみどりさんが聖子(お母さん)のお父さん三郎さんの愛人だったことと、意に反して居座ったという経緯から、聖子が家族として認めたくない気持ちは分かります。
一方、聖子の子供にとっては生まれた時からいたんだもの、特に妹が血の繋がりとは関係なく家族という感覚が強いのも分かります。
きみどりさんの言動も面白いけど、聖子の人生も色々あって、聖子の子供たちも強烈で、そんなのが一緒くたになって楽しむことができました。
それにしても、開演と同時に聖子の夫がいきなり酔っぱらった役で登場するというのは辛いですね。役者も観客もまだテンションが高くないから、酔っぱらった振りを覚めた目で見てしまいました。