満足度★★★★
感動しました!
以前観た『きみがいた時間 ぼくのいく時間』と同じシリーズ、切なく、とても感動的でした。
ネタバレBOX
タイムマシーンで過去に戻り、小学生の頃好きだったヒー兄ちゃんを助け、反動で未来に飛ばされる樹里の話。
いい筋書きで、切なくて、ジーンと来ました。
樹里役の女優さんが最初から泣いていて少し先走り過ぎかなとも思いましたが、子供の樹里にヒー兄ちゃんが亡くなったことを伝えるシーンの途中だったことが分かり納得、始まる前から感情移入できることに逆に驚きました。
ところで、成井豊さんの脚本が粗いのか、タイムスリップものなので理屈に合わないことが起きるのは仕方ないことなのか…、吉澤先生が米国留学中と称する樹里に若い頃会っていたことを覚えていないのは不思議?!
医者かどうかも確かめないで、しかも訳の分からない薬の投与を許可するのも少し不自然。せめて説得するだけの時間を設けるか何か工夫が必要と感じました。
そもそも冒頭のヒー兄ちゃんと樹里が会話する談話室のシーンも、たった一回だけでは二人が親いことは観客に伝わりません。しかも物語の続きは考えていないではその文才も分かりません。せめてその数日前のもう少し元気なヒー兄ちゃんが創作童話を語るシーンを入れてほしかったと思います。
いずれにしても、未来に飛ばされた樹里に続き、ヒー兄ちゃんも飛ばされていたなんて、薬が未来に飛ばされ減少するという布石はありましたが、びっくりしました。そして良かったなあと心から思いました!!
ヒー兄ちゃんがもっとイケメンだったらとは欲張り過ぎ!?
満足度★★★★★
思わぬ展開に驚き!!
Berryz工房の7人が毎回主役を交替するということは他の役にも影響が出るわけで、なにがしかの役も毎回交替するということになり、それは結構大変なことです。
私が観たのは須藤茉麻さんが主役の回、本人の言うとおり目力があって、三億円事件に至るまでぐいぐい引っ張っていく少女役にピッタリでした!
ネタバレBOX
演劇だからできるタイムスリップ。そして、旧式のヘルメットをかぶった白バイ姿の少女が旅館まほろばを探している。少女は失踪したときと同じ年格好で旧札を持っている、三億円事件の犯人が現れたと思います。未来に行ったのなら、そりゃあ捕まるはずはないや…。
事件の経緯は…、旅館の女中さんとして働いていた少女が三億円強奪計画を偶然聞いてしまい、いいなずけの番頭がなんとなく悪の道に進もうとする首謀者のことに気付いて出掛けられないように拘束したものの、首謀者が行かないとそのグループには凶暴な仲間がいて輸送車の人間が殺される恐れがあったため、説明する時間的余裕もなく、いいなずけよりもバイクの運転が上手だった少女が三億円強奪計画を実行してしまったというものでした。
42年振りに現れた少女…、実は女中さんの孫だったとは!!!
事件後、仲間割れで目が見えなくなってしまった首謀者とともに北海道へ逃走して暮らしていたというのです。祖母が亡くなり、日記を読んだ孫がいいなずけの番頭さんに知らせるために一芝居打ったという展開にはしてやられました!
タイムスリップと思いこませる運びの上手さに脱帽でした。すっかり騙され、とてもいい気分です。
Berryz工房やハロプロエッグの面々はみな可愛く、芸達者でした!!
最後の舞台挨拶に走って出てくるとき、須藤茉麻さんはお札に足を取られ転んで肘をすりむいてしまいましたが、アドリブの利く対応に大物感を感じました。
満足度★★★★★
真摯で真面目!!
教会を舞台に信者も信者でない者も集い、色々なことに悩み、それぞれの結論を出し、前進していく話でした。
ネタバレBOX
小さな離島にも色々な夫婦間の問題、性の問題などがたくさん存在します。
不妊治療をすべきかと不妊で悩む夫婦、事故により恋人を植物人間にしてしまった青年、青年を責め続ける恋人の母親、発達障がいのある小姑がいる家庭、その家の妻の浮気疑惑、兄を心配する発達障がいの妹、性に対してもやもやっとした気分を持つ独身主義の牧師、妻を自殺で亡くし原因が分からず悩んだあげく10年振りに帰郷した牧師の弟、そして両性具足で悩む見た目女性…。
最終的には…、不妊治療を受ける決意をした夫婦、恋人の近くに移ろうとする青年、10年前両性具足にびっくりして逃げたことを告白した牧師の弟、みんなそれなりに結論を出し、前進していきます。
舞台上では性描写をあからさまに扱っていながら、真摯で真面目な内容に感銘を受けました。
人面に似た幻の魚「ゾ」がちらっと見えたところは、いつものelePHANTMoonらしいところだったでしょうか!?
満足度★★★
不思議で、
幻想的な世界から現実に引き戻されました。
ネタバレBOX
偽りでも家族、20年続いたその家族が崩壊させられた悲しい話。
刑事は実在しているのか、母の空想上の存在なのか?葵の一言で実在がはっきりし、現実に引き戻されたことから最後の悲劇が生まれたように思えます。
男の子を娘として育てるなど不思議な話にかぐや姫伝説を織り込み、幻想的な話に仕上がっていましたが、中国人の密入国問題、偽装結婚問題などが背景にあったことが謎解きで明らかにされると、私も急に現実に引き戻されてしまいました。
満足度★★
意外性はありましたが、
もっと面白くできるのではないかと思いました。
ネタバレBOX
主人公のディレクターの元恋人が横領容疑で逮捕されるが、ディレクターと友人たちは無罪を信じる。公務員の不正を正すと主張して当選した市長に取材に行った際、偶然市長と脅迫者の通話内容が録音され、市長が横領していたことが判明する。ディレクターは市長秘書に伝え、秘書が市長にに問い詰めると、過去の買春についてのビデオが送り付けられ脅迫されたため横領したことを告白し、辞職する旨を告げる。市長が一人になったところへ通り魔が現れ市長を刺殺する。ディレクターの仲間であるカメラマンがその現場を撮影していた。カメラマンは通り魔に、自分と組んで世界を変えていこうと誘う。元恋人は無罪が明らかになり釈放される。
プロデューサーと市長が高校の先輩後輩であることを強調していました。脅迫犯の可能性をほのめかしていたのでしょうがそれ以上膨らまず、やるんだったらもう少し過去の関係を示す必要があったのではないでしょうか。
市長の白状もあっさりし過ぎ、核心場面にも拘わらず盛り上がりません。そもそも横領しておいて立候補なんかするかー?!
市長室に部外者が簡単に入れることも不思議でした。
数年前にも通り魔事件が起きていて同一犯のようだと言いながら、結局その後は関連性について一切触れずじまいでした。
ディレクターと元恋人が踏切脇で別れるシーンが何度かありました。ディレクターの成長は感じられましたが、そんなに何度もやることか、最初と最後だけで十分だと思いました。
市長のズボンのホックがキチンとはまってなかったような感じでした。同じく、ズボンの左前のポケットに紙が入っていて目立っていました。
全体として消化不良感は拭えませんでした。
満足度★★★★
「えーっと」
役者さんの名前が一風変わっているのでどのようなお芝居になるのかなと思っていましたが、しっかりした筋立てで構成され、とても面白いお芝居になっていました。
しかし…、もありました。
ネタバレBOX
20世紀に近い19世紀の決闘にまつわる話。正統な作法に従って決闘を行おうとする貴族、新興勢力たち。そこに介添え人として偶然職を得た主人公が、途中で決闘が中止になり名誉が傷ついたとして自殺した貴族の娘に恋したものの、父が死んだのはあなたのせいだと言われ打ち明けられずにいて、その後も、決闘反対派として立ち上がった娘に恋していることを仲間に隠しながら、しかしばればれながら打ち明けないダンディズムがちょっと可笑しいです。
決闘好きで100人以上殺した貴族が目をぎょろぎょろさせながら機会を窺っている一方で、殺戮に至らないように裏取引をしたり、対等な立場でないと決闘できないとして家族関係を一緒にしようと子沢山になったりするなど、バカバカしさも盛り込まれていました。
決闘自体は禁止されているのに実際には大目に見ていた国家も、戦争が始まると厳格に禁止するとのことで、名誉を傷つけたのは敵国だから敵国と決闘しろということか、どうせ死ぬなら国のために働けということか、興味深いです。
いずれにしても、良く調べられ、面白い筋書きに構成されていました。
ただ、特に後半部分、台詞が入っていない箇所が何ヶ所かありました。台詞を忘れかけ、周りの俳優さんたちを一瞬凍らせた新聞記者…、台詞がつかえ、「えーっと」と言ってから次の台詞を発したヒロインの娘…、2時間15分程の長いお芝居ではありましたが、しっかり練習してほしいと思いました。
やべっちのような主人公のムラマツベスさん、缶コーヒーボスに出ている伊藤さんを悪くしたようなボス村松さんの貴族など、似ているなあと思いながら観ていました。
いずれにせよ、私としては、「えーっと」がこのお芝居で一番新鮮な驚きでした!!
満足度★★★
介護の世界を知る一助になりました
介護の理想と現実の違い、悩む現場の人々の姿が生々しく描かれていました。
ネタバレBOX
ヘルパーさんとケアマネージャーの仕事にお互い手出しのできない垣根が存在することが分かりました。それなりの意味があるのでしょうが、複雑な気持ちになります。
老人を元気づけるために恩田百太郎がしたこと、意外なことでしたが、なるほど元気になるんだ!と、納得。
そして、望みを断たれた時の落胆で一気に生きがいが無くなることにも納得。
満足度★★★★
どちらも楽しい!
コメディとシリアス物の二本立てかと思っていたら、ああこうなりましたか!
ネタバレBOX
『みんなのへや』は、ベッドと小さなテーブル、便器が本物で、押入れと棚と湯船としてスケルトンの金属枠が置かれ、壁やドアは省略されているため、登場人物がベランダ、押入れ、トイレ、風呂場に隠れても、その表情が見えるようになっていて楽しめました。ベッドの下だけは見えませんでしたが…。
ダブル不倫にホモ友だち、ここが新鮮でした!泥棒、ストーカーや大家も加わって、誤解が誤解を呼び、脱出しようとすると人に出くわす、そのような展開は良くあるパターンですが面白かったです。
ストーカー役の女優さんが顔の表情などいい味出していました。
『無縁バター』は、先のシーンからテーブル敷きをどかすと人型の滲みが現れスタート。
孤独死した男の娘が登場して、親族がいても無縁な社会の実態を明らかにしていくのかと思いきや、男の嗜好から幼女を監禁していたのではないかという疑念が湧き、それが子猫を連れてきたに変わり、最後は難破した宇宙船から助け出した宇宙人を連れ帰っていたことが分かるなど、どんどん話が別方向に進み、最後はピカッと記憶を消して終了。
どちらも甲乙つけがたい出来でした。
満足度★★★★
特徴のある発声法
広く、高さもあって、避暑地の緑の草地に樹木の幹が配置され、美しい舞台でした。
前半は、建築技師はふらふらしているだけで、その妻は別の男と一緒にいたので、この二人の属性とか夫婦だということが分かりづらかったです。その他は、ときどき相手の名前を言いながらしゃべってくれたのと、休憩時間にパンフレットで再確認したのでようやく相関関係が分かってきました。
15分の休憩を含め3時間20分ほど、これほど長いとは想像もしていませんでしたが、内容には満足しました。
ネタバレBOX
ベテランらしき俳優の棒読み的演技をどう考えれば良いのでしょうか?!
以前、別の劇団で、ベテラン俳優があまりにも素人っぽいと書いたことがありますが、まさに棒読みだったからです。
今回、ほとんどの人が棒読みでした。それも一つの様式なのでしょうか。慣れてくると、あきらめというか、抑揚の付いた普通の会話が想像できなくなってしまいますが、それでも時々気になったりします。
さて、そもそも避暑地に来る人は資産家か成功者でしょう。頑張ったご褒美に、人生の中盤から夏は避暑地で楽しんでいるのでしょう。あの女医のように、常に目的を持っていなければならないなどと言われたら、たまったもんじゃありません。同情します。そもそもそんなことを言う人なら、避暑地に行くこと自体可笑しいとも言えます。
しかし、その一方で、弁護士の妻が夫と別れ、女医たちとともに学校建設という目的のために出発することには、一つの生き方として共感しました。
将来、学校経営がうまくいって、夏避暑地に行ったとき、生意気な若者から同じことを言われないようにね。
満足度★★★★
ほのぼの、あったか!
遅刻すると立ってなさい!立ち見になりますよ!
ネタバレBOX
フラットなフロアの中央に学校の机と椅子が長方形に置いてあり、保護者会は始まりました。ぐるっと取り囲むように客席が配置されていました。
背中側の人も、保護者会の途中の休憩時間には反対側に座ったりして顔が見えるように配慮されていました。
運動会の障害レースに出たくない人たちの態度、理解できるだけに可笑しく、最後にみんなが分かり合えたことに心が洗われる思いでした。
満足度★★★★
戦国武士たちの想いが伝わる
素晴らしい筋書きでした!
が、少し膨らませ過ぎかなとも…、
ネタバレBOX
いきなり助手と先生のハイテンションな会話で始まり、この先どうなる事かと思いましたが、武士たちが登場してからはしっくりきました。
木曽義仲が天竜川で死にそうになるのでビックリしました。藤島の決戦で亡くなるはずなのにと心配しましたが、手当てのかいあって元気になり安心しました。
謙信が女性だったことは…、これはすごい発見でした!!
太平洋戦争や湾岸戦争にまで話が及んだときには少し膨らませ過ぎだと思いました。しかし、助手の徳川さんが名古屋人気質を熱く語り始め、暴走し出して、ついに卓上ミソの話をしたときには、とことん膨らませる主義なんだということが分かり、何となく納得しました。
ただ、武士たちのたたずまいが素晴らしく、歌舞伎のように横でただ座っているだけでも様になることを感じ、信長と謙信のしっとりとした会話にジーンときただけに、時の隙間に帰って行くだけも十分だと思いました。
時の隙間に帰った後の謙信と蘭丸のおまけ的な話も必要ないと思いました。
満足度★★★★
楽しかったー!
ピンク系の明るい舞台で、非現実の世界が楽しく描かれていました。
ネタバレBOX
孤独な女性が少女期から抱いていた妄想と、恋人ができて妄想が消えていく様子を、妄想だけど明るく楽しく、ピンク系の明るい舞台上に描いていました。
とにかく楽しかったです。
人形が可愛く、胸がこぼれるのではないかと心配しました!
大人になった女性は、服装も含めて恋人よりも若く見える方が良かったかな!
満足度★★★★
のような感じの共感について
十分堪能させて頂きました。
ネタバレBOX
人々が共感することは難しいようですが、段ボールにすっぽり収まって座るのが気持ちいいということ、共感できるような気がします。
別役さんの初期の作品にも拘わらず、老人介護、老人虐待といったことが扱われています。
共感など関係ない、対象はこう思っているのだろうと勝手に思っていれば良い。ミミズが住む段ボールの家を眺める紳士たちを見て、宇宙を外から眺めているような感覚になりました。
満足度★★★★★
ああメンドクサイ!
先輩と後輩の腐れ縁…、昔からの付き合いでなかったら、あんな先輩とは付き合いたくないですね。
ネタバレBOX
仕事はさぼるし、ちょっかいを出してきてうざったい先輩、夢を叶えるために今の仕事で頑張ってお金を貯めている後輩の、ぶつかったりなあなあになったりの話。
脚本を書いていた先輩らしいラストの長台詞は、迫力があって、内容は彼女との出会いと俺についてこなければよかったのにといった意味深で、真夏の暑さが引き起こした悲劇を連想させました。
まあ騙されました。最後の最後までいい加減な人をおちょくった先輩でした!
タップダンサーを目指す後輩のタップダンスは秀逸でした!長時間のタップで先輩に向かって、お前何してんだ、何するんだ、夢があるのか、脚本書けよ、彼女を大切にしろよ、俺はアメリカに行くぞ、と心の叫びをぶつけていました。息も上がってはあはあでした。
舞台挨拶のときの先輩は、流れのまま気難しい顔をしていましたが、あんな台詞が書けたんですから、殺人の独白は嘘なんですから、お芝居の脚本なんですから、後輩に嘘がばれた後なんですから、厳しい顔のままではふさわしくありません!先輩は今も脚本家です。もう一度本格的な脚本家を目指している人らしく、殺人者を演じた役者ではなく、脚本家としての顔に戻って挨拶してほしかったと思います!!
満足度★★★★★
帰る家がある幸せ!
母の家があることできょうだいの求心力が増します。今後のきょうだいの前途もいい方向に進むように希望します、無縁社会にならないように。
ネタバレBOX
船のデッキのような舞台…、横浜出身の小夏さんがイメージした港を感じさせる真島家のリビングルームです。
愛人と一緒にいた父を交通事故で亡くし、その後母は出奔してしまい、母の帰りを待ち続けるきょうだいの話。
女3人、男1人のきょうだいの特徴付けが際立っていました。母親代わりできっちりしていて何でも形から入ろうとする長女、長女は結婚しています。他は、口べたで人付き合いの悪い長男、自由奔放だが心は寂しい次女、自分の殻に閉じこもっている三女。
暫く帰省していなかった次女が東京のデパートを辞めて帰って来たところからスタート。
とりあえず家族の許に帰ってきたというのが良いですね。親が亡くなった後のきょうだいの関係は微妙、現在問題になっている無縁社会になる第一歩です。母親を待つための家ということもありますが、求心力があることが救いです。
帰ろうとして、逡巡していたであろう母が交通事故で死んで、葬儀が終わったころで終了。
三女には恋の予感が、長男もしっかりしていることが分かりました。これから、めいめいが独立して行くでしょう。いつまでもいいきょうだいでいてほしいと思いました。
母の、日記は忘れるために書くのよ…、私もここにコメントを書くと安心したように忘れていきます…。
子供のころに戻ったり、現在に戻ったり、流れが自然でした。いつものように食事は本当に食しており、細部に丁寧な演出に大満足でした。
満足度★★★★★
生と死の交差点
宮沢賢治の小説を活かしながら、今を生きている人々の過去と現在を描いており、秀逸でした。
ネタバレBOX
お盆の日にお祭りが行われる鍾乳洞、そこは生と死が交差する場所でした。
実家に帰って来た死者たち、たまたま旅行で来ていた女性たち、それに父親のために牛乳を買いに行こうとする少女たちが銀河鉄道に乗り合わせてしまい、次第にそれらの関係が明らかになる幻想的な話。
さまざまなことが
少女が実母に会えるのかなと思ったら、少女はジョバンニでもあり、実はジョバンニが鍾乳洞の湖に落ちて亡くなったことが分かり、実母が子供を探そうと決意したこともあって、なんて可哀相なのだろうと思います!
ダンスパフォーマンスは、音楽、リズム、テンポが素晴らしかったです。
女優陣は個性的で可愛らしく素敵でした。
満足度★★★
改めてあらすじを読むと、
当初の構想が良く分かりました。
ネタバレBOX
低俗番組が横行して(?)検閲制度が導入された未来社会、今ではバニラみたいなものばかりになってしまったテレビ業界。そのような社会に反発して、ゲリラ的にドキュメント風ドラマを流すテレビマンたちとモデルの姉妹の話。
姉妹は憎み合い、お互いの首を絞める…、それでは殺せない、殺さない。
マイクを持つとテンションの上がるMC、熱演でした。
ヤマブキ色の人、ブスでもないのにブス扱いされて可哀相!
満足度★★★
シルビアを聴きながら♪
劇というものは、古代より神を寿ぐ(ことほぐ)事から発祥したということで…、神様にまつわるいくつかのお話をオムニバス形式で演じた作品。
シルビアさんを間近に見られ、歌・芝居・踊りを堪能できたのが収穫でした。
ネタバレBOX
ドタバタして面白い場面もたくさんあったのですが、全体としてオチの無い万歳、古典芸能の三河万歳のような印象でした。
イザナミ、イザナギが御柱の周りを回ることがお芝居や舞踏の始まりということで、初めて物語のご説明。
恵比寿さん他七福神、神様がたくさん出てきたからといってなんじゃらほい。
音楽の神であるマイケル・ジャクソンが劇団の主宰に憑依した話、これは踊りやなりきりが素晴らしく楽しく、次の精神病院の診察室に続き期待を持たせるも不発。
サビエルの片腕という安土桃山時代の宣教師の話、嵐の海でどったんばったん、へとへとになるくらいひっくり返って面白かったのですがオチが無く、なんじゃらほい。
恵比寿さんに戻って、釣り竿が客席に飛び込みそうになって後で謝っていたところが面白かったですが、三河万歳的舞踊。
シルビアさんがタップダンスを踊ったときの、草履の鼻緒がついた黄色い靴は素敵でした!
満足度★★★
社員教育用事例研究か!?
起こるべくして起こった結末、どこがいけなかったのでしょうか?!
社員教育用事例研究で間違い探しをしているようでした。
ネタバレBOX
運送会社を巡る悲喜劇…・。お芝居の進行上、悪い方、悪い方に展開するためには已むを得ない面もありますが、それ以外も含めて社内の管理体制が甘すぎます。
①資金繰りも見ずに手形を受け取ったらすぐに割り引いてしまう。
②手形を裸で持って出る。普通カバンに入れるでしょう。
③会社の印鑑の管理を事務員に任せている。
④会社の印鑑を社外に持ち出す。押印した割引依頼書と裏書きした手形を銀行に持って行きます。
⑤営業車(トラック)を第三者に貸す。
⑥事務所内で酒を飲む。(一般にはよく有ることですが、運送会社の事務所ということを考えると甘いとしか言いようがありません。)
社訓も大事でしょうが、社内規定をしっかりしてほしいと思いました。
その他にも突っ込みどころがあって…、
社員が出勤途中でピストルを発見して会社に持ってきたら、そんなことはめったにないことなので、上司が付き添って警察に行くでしょう。あんなあっさりした社長がいるでしょうか!?
現在の話なのに、なぜ入口のドアが木製なのか?!なぜ昭和30年代の歌謡曲が流れるのか?!
寿司屋の親父だって、いくら祝い事とは言え運送会社の事務所に酒を持っていかなくてもいいんじゃないですか。自分の店で祝ってやれよ。
満足度★★★
みんな楽しそう!
途中、女優さんがプッて噴いていましたが、あれ本当に可笑しかったんだろうと思います!
ネタバレBOX
電信柱、馬の着ぐるみ楽し。
賢治のキャラクターがたくさん出てきて、ごちゃごちゃして、最後ブドリが火口に入って行って何とかまとめましたってことで…。
上手から下手へ伝書鳩が通り過ぎましたが、「かまどの虫」の犬のおもちゃを思い出しました。動物の小道具ネタがお決まりなんですね!
それにしても最近の賢治ブームには少し食傷気味です。