満足度★★★★
青春群像劇!
色んな人がそれぞれの事件に巻き込まれ、事態は悪化したり好転したりしながら進展していましたが、誰が主役か良く分からず、全体としてもう少しメリハリがあったらなと思いました。
ネタバレBOX
やくざな彼氏の暴力シーンや変態おやじのセクハラシーンもありました。万引きに自転車泥棒もあったりしましたが、死人が出なかったことでハッピーエンドに繋がっていきました。
美人の家で美人がいない間に、まさに「ひとんちで騒ぐな」でした!
ということで、ラストシーンでハッピーエンドになった人たちが主役だった訳ですね。
満足度★★★★
豪華客演陣でより一層華やかに。
ちょっといい話で、ちょっと良かった。
ネタバレBOX
バーのカウンターの右端にある優先席、そこに座ることが許されている女性と常連客たちを巡るちょっといい話。
男が大迫の弟だとは気付きませんでした。色々伏線があったのにお恥ずかしい。
しかし有りっていえば有りですが、いくら結婚できるからといってせっかく貯めた10百万円をみんなに取られるなんて…。
ラスト近くに、他人の10百万円を分配するということでわがまま娘が急に物分かりが良くなるっていうのも強引です。
物延結さんを始め、客演陣の白石廿日さん(ナイロン100℃)、前園あかりさん(バナナ学園純情乙女組)、甘粕阿紗子さん(カムヰヤッセン)、豪華で華やか、良かったです!!
満足度★★★★
ドタバタ劇+青春物語!
「ひとんちで騒ぐな」でした。
ネタバレBOX
ドタバタ劇に小学生時代のガキ大将と子分が立場が逆になって遭遇するという話が加わった青春物語でしたが、ちょっと説教臭い感じもしました。
何より本当にひとんちだったのでビックリしました!!
「よっしゃー」っというときの両腕と片足を曲げるような仕種、最近見掛けないポーズで懐かしかったです!
役者さんの入退出のタイミングが悪かったように思います。勘介たちがドアの外に出たら間髪置かずに誰かがドアを開けて入って来るとか、そういったテンポの良さが重要だと思うのですが、舞台に誰もいない時間が長過ぎました。
下手上部の窓の明かりですが、時間の経過とともに、特に立候補締切時間の5時が近づくにつれて夕暮れの色になるような配慮があると良かったと思いました。
満足度★★★★★
純情!
旧家の長女としての責任を自覚して家長に従う、反発はしないけれどもちょっとした夢はある、こんな時代があったんですね。
ネタバレBOX
武藤晃子さんの18歳の繭子の演技は素敵でした!
旧家の座敷を舞台にして、結婚したらその夜に行うことを教授するとなると色々想像しましたが…、口吸いですと。
口を尖がらせて、ムーーーー・ポッ。
ふくよかな女優さんって芸達者ですね、種子さん面白いです。
藤尾姦太郎さんも活動の場を広げましたね。
最後、戦後帰還した健太郎との口付けが何とも自然で、もちろん繭子が30歳くらいになったせいですが、めでたしめでたしでした。
全体にいやらしくなく、ほんわかしたムードで終始して良かったです!
満足度★★★★
毒を以って毒を制す。
荒唐無稽さをどれだけ受け入れられるかが鍵だと思いますが、十分楽しむことができました。
人形劇も端だけでなく、中央でやったのも良かったと思います。
ネタバレBOX
豆腐を顔にべちゃっとやったときには一瞬引きました。服の洗濯とか床の掃除とか結構大変ですね。
おっさんうにもどきの存在や功罪はSF的な話ですが、三女のハジメちゃん化となるともう驚きです。
長女のキャラの濃さは素敵でした。
顔の濃い人をメキシコ人に例えていましたが、最近メキシコ大使館に謝罪したとの報道があったフジテレビのようにならないことを願っています、プッ。
満足度★★★★
ほうッ!
せっかく手に入れたレコードが聴きたいのにドタバタドタバタで、ああもう嫌!っという話とは少し違っていました。
ネタバレBOX
実力ある編集者らしいのに、しらーっとして浮気というかパワハラ・セクハラしていたとは、1975年当時はそうだったのかな。うーむ、確かに少し思い当たることもありますね。
イギリスの寄宿舎における同性愛のような関係が当然に存在するような言い回しにも唖然としました。
主人公はそんなことしておいて、妻の浮気にも感付いていながら、家庭を維持しようとする事なかれ主義者でした。
ドタバタ劇を予想していた私には静かな展開に意外な感じがしました。
間を持たせるためでしょうか、あんなに聴きたいレコードのはずなのに、棚に何度も仕舞っていたのは不思議でした。
中西良太さんを中年太りに見せるため、むりやり短足でお腹がぽっこりしたズボンをはかせていましたが、それなら太った役者さんを使えばいいんじゃないかとも思いました。
満足度★★★★★
やはり素晴らしい!!
初演を観たときの記憶から消えていた部分に色々な要素があったことを改めて知りました。
ネタバレBOX
説明書きの「独身」には初演のとき引っかかりました。今回は熟年離婚した60歳男性と承知していたのでこの点でもやもやすることはありませんでした。
エースで四番、そう聞くとそう思えてくるのが不思議です。鉄平も苦しんだことでしょう。
風太郎のお母さんの立場、逆かと思っていただけにショックでした。
「人が泣いていいのは3回。生まれたとき、親しい人が亡くなったとき、もう一つは生きていて良かったなと思えたとき。」、先日もOFFOFF劇場でこの台詞が出てきましたが、沁みますね。
家族の絆が感じられた風太郎は幸せ者です。
満足度★★★★
物悲しい音楽も良く、
重苦しい雰囲気の中の三人は素敵でした。
トレープレフに思わぬ才能があったなんて…笑いました。
ネタバレBOX
気まぐれなニーナは夫トリゴーリンが嫌いになり、15年前に飛び出したトレープレフの許にいったん戻りましたが、ロシア二月革命の騒乱が忍び寄る中、追いかけてきた夫とともに三人は彼の地を離れて行くのでした。
かもめの途中で自殺未遂し、ラストで自殺しきれなかったという設定のトレープレフは、2回しか自殺(未遂)してないよーって言ってました。
15年間一人暮らしをしていたトレープレフはすっかり料理が上手になっていて、モスクワで田舎料理店を開いていたら繁盛しているよとトリゴーリンに言われ、キョトンとしていました。
引きこもって自己満足のために文学にこだわっていた彼ですが、料理の方が才能があったとは皮肉で面白かったです。
それにしても時計の振子を表した金属の玉ですが、私ならあの下には立ちたくありません。もし紐が切れて頭に当たったらただでは済みませんもの。
満足度★★★★
【若手公演観劇】
まさかこういう展開になろうとは!驚きでした!!
ネタバレBOX
悩める女性が、騙された女性が、騙す側になろうとは、驚きの展開でした!
そして、インチキ宗教や占いとは所詮こんなもんだと理解して、御託宣に惑わされる必要はないということです!
満足度★★★★★
最高に楽しい!!
0.1秒遅れのツッコミが好きでした。
ネタバレBOX
手前下手側から奥の上手側へバスの座席が配置されていました。下手側の方が見易いのかなとも思いましたが、傾斜もついていたし、演技するには大変だったでしょうが工夫が感じられました。
ベタですが、バスガイドの発声で一気に盛り上がりました。
促成のバスジャックに本物の過激派も加わってのドタバタコメディ。バスジャックの前職、カーナビの知識が解決に活かされる伏線に感服!
OLの一人が徹夜で旅の栞を作ったなんて、予想通り以上にとことん寝続けて!
窓の外も面白かったです。
読者モデルのような(可愛いという意味)OLの0.1秒遅れの「○○してるよーッ」的なツッコミが大好きでした!!
その他大勢役を説明した前説は要らなかったと思いますし、いちいち登場する度に属性を説明するのも要らなかったような気もします。
満足度★★★★
アリエール…
お客さんも少なく、田舎の本屋さんの経営は大変です。
ネタバレBOX
絵本作家の恩返し…、ユニークな絵本作家のどんだけ絵が下手なのか見てみたいーと思いました。
店を経営している姉の苦悩、長男のロックバンド解散後の焦燥感に共感。ミーハー娘も加えたきょうだいが協力しても全体のパイが大きくなる訳でもなく、経営は今後も大変だと思いつつ応援したくなります。
叔父さんは経営コンサルタントということで、より悪者に感じられた嫌いがありました。
高校の先生や営業マンがぐずぐずしている間に、高校生の方がやることやっていたとは!
ところで、父親の幽霊が必要だったか、私には疑問です。
そもそも会話が成立しているように見えるからこそ後でビックリするのに、最初からかみ合っていなかったし。初対面のもう一人の息子にだけ見えたり、ノートが急に出てきたりするのもご都合主義で如何なものかと思いました。
満足度★★★★
面白かった!
非人道的な本音でも出てくるのかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。
ネタバレBOX
香港のバックパッカー向け安ホテルのロビーを舞台に、心の闇によって引き起こされる話。
嫌いなのに嫌いと言えなくて、ダサく振舞っても気付かれないもどかしさ。ホント本音を言いたくなります。
恋愛が絶好調なのに先行きが不安。それにしたって相手が死んだことにしてしまうなんて究極ですね。
「子供が好きでボランティアやってる」なんて台詞は、このご時世、何が起きているかすぐピンと来てしまいます。
みんな本音が現れているのに、一人だけ「嘘だぴょーん」って本音を言わないインチキ宗教家にはむかつきます。
満足度★★★
短編集
ではありましたが、あまりコントとは感じられませんでした。
ネタバレBOX
最初の音楽が大き過ぎて、台詞がよく聴き取れませんでした。ダンスには切れが無く、ダンスを採り入れた意味が良く分かりません。
高音だと思います。ほうじ茶だと思います。
魔法の砂時計を振ったために同じことを繰り返してしまうということ、本人たちは気付かないだけに、そういうことって実際にあるような感覚を私も受けたことがあります。
満足度★★★★★
私にとって要らないものって!
明るく華やかなスペースには白っぽい妖精たちが何やら話していて、とても照れくさい気持ちでいっぱいになりました(*゚.゚)ヾ
そして、ブラックな童話の世界へいざなわれて行きました。
ネタバレBOX
人間あっての存在、自分あってのもの、要らないものが見えてきます。
幸福の王子の像も銅の塊になったら市長にとっては自分の銅像の材料に過ぎず、シンデレラの姉にとって足の指は邪魔なもの。
お菓子を食べさせてくれたおばちゃんもヘンゼルとグレーテルにとっては邪魔な存在になり、ヤギに食われるカミも要らないもの。
奥に座っていた吉水雪乃さんが時々あくびしていて可愛かったです!
満足度★★★★
楽しい!!
SFとぐるぐる回り…、元気さとともにあらすじがあって、とても良かったです!
ネタバレBOX
100年後と現在が同時に出現したり、設計図を通して現在と未来が繋がっていたりして、いつもの走り回る”らしさ”に不思議な出会いと出発が加味されて楽しくて、とても良かったと思います。
地球防衛隊の隊員のうち、一人ぼっちの野良猫が車型ロケットに同乗して出発するのに対し、家に帰りたがらないちょっと冷めた女子高生が受験も家族もあるので宇宙に行かないと決断するというとても現実的すぎるくらいの結末になぜかほっとしました。
満足度★★★
意外性はありましたが
劇団を舞台にしているというところをもう少し感じさせてほしかったです。
ネタバレBOX
座長の病気故の解散という劇団を巡り、タイムスリップ的SFと詐欺事件が混じり合った意外性のある話でした。
しかし、劇団を舞台にした話ですから、もう少しまともな劇中劇が見たかったと思います。あれじゃあ、B級グルメ大会に誘われて騙された食堂と何ら変わりません。
上手い詐欺師に掛かると、振り込め詐欺みたいに次から次にドツボにはまるものなんですね。坂本龍馬にはすっかり騙されましたが、あの女性はタイムスリップしてきたんですよね。今後どうなっていくのでしょうか、ああ心配。
ところで、龍馬の青いタオル地のハンカチって何か意味があったのでしょうか。わざと落としたようでしたし、拭き掃除にも使っていたし。
満足度★★★★★
【sista観劇】素晴らしいダンス!
切れのあるダンスに魅せられました。
ネタバレBOX
三十路の岐路、決断、良く分かります。
色々なミュージカルの楽しい楽曲を選び、アフタートークで聞きましたが、空耳的に日本語歌詞を当てはめていったとか。
「基本私はダンサーです♪」の通り、ダンスも演技も素晴らしかったです。
満足度★★★★
”糞だりけったり”
同情もするけど、いいようにやられるいじられキャラ、何とも難儀な人生でした。
ネタバレBOX
夢で始まりました。夢を通して主要人物を紹介したかったのと、夢の内容が真逆ということから現実の厳しさを説明したかったのでしょうが、今がどの時点か分からないままスタートした感がありました。
その結果、それ以降のシーンが回想シーンなのか現状なのか、行ったり来たりしながら進行しているのかと考えながら観てしまいました。実際は単に時系列に進行していただけでしたが。
清廉潔白な大人物もお金には弱く、主人公は”糞だりけったり”でした。
満足度★★★
ダンスパフォーマンスで描いた白雪姫
狭い台の上での白雪姫の演技もあって素敵。
ネタバレBOX
しかし、硬直した白雪姫はちょっと不気味。
王子様は死人が好きだったとは、何ともスノーホワイトならぬブラックな話でした。
満足度★★★★
【昼の部】観劇
もう一つの勧進帳、初見で楽しめました!!
ネタバレBOX
「御摂勧進帳」 16個(くらいの)首を引きちぎって大きな水桶に放りこんで、かき回すと今度は首が飛び出してきて、よくもまあ凄いことをやるもんだと感心しきり。
「妹背山婦女庭訓」 嫉妬に狂った女の生き血を採るためにという理由だけで殺されてしまったお三輪、ああ悲し。爪黒の鹿の血とともに笛に塗って吹くと、蘇我入鹿の力が弱くなるという場は別の機会に。