長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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魔法処女★えるざ(30)

魔法処女★えるざ(30)

劇団だるめしあん

タイニイアリス(東京都)

2013/01/11 (金) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★

割とステレオタイプだったかなぁ
なんかジブリの封印していたリアルな人間の3大欲求に忠実な主人公には共感できたが、とことんイタイ性格な主人公の間違った感は本当に痛々しかったかなぁ。しかしリアル猫はあんな感じだろうが、現実ネコの発情期はそんなに多くはなかった気がする(使い魔だからいいのかな)。   (約90分)

ネタバレBOX

パン屋さんで働いてる→そのまんま・・・魔女の宅急便・・・・。
映画”ted”のクマさんみたいなスレた感じの使い魔ネコさん(あそこまで中年では無いな、失礼。)の能天気さは好ましかったな。
さて本人にはとっても大事な・・・、でもホントくだらないプライドでついた嘘にて、あったチャンスをことごとく潰していた主人公さっちゃん。痛すぎでしたな
魔法で天気変えたり、パンの味変えたり、空飛んだりできるのに。魅惑(チャーム)の魔法が使えない・・・なぜ?理由の説明が無かったなぁ
しかし、そこまで男漁りしたいようなら婚活でも合コンでもしてきたろうに、そこんとこの説明も無かったなぁ。
実は魔女でしたという、パン屋の後輩さんの魔女に対する思いの強さとかの語りで、そのまま魔女でいくのかどうか深く悩む描写などもっと入れたりできたらよかったかも。まぁあっさり流れで魔女じゃ無くなるくだりは笑えたけど。
魔女研究会=魔女のオタク=略して魔女タクの存在をもっと生かせても、とか思ったりしましたな。いろいろ設定が生かしきれてないかなとか思えたのでありました。
ゴリラと最終バス

ゴリラと最終バス

ぬいぐるみハンター

駅前劇場(東京都)

2013/01/07 (月) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

”空飛ぶモンティパイソン”的な感じでした
万人受けはどうかなぁ・・とは思ったが、
まぁ自分は楽しめたから、よしと(^^)報告UPであります。

小さなことからスターした物事が雪ダルマ式に増大していき、
ひとつの収束を得るのは、なかなか面白かったです。

人も死なない、悪人も出ない。
ユニークたるスラップスティクスコメディさんでありました。

2時間弱+アフターイベントとして10分ほどのビンゴ大会あり(^^)

ネタバレBOX

仕事場からバス1本で通勤したいとアパートへ引っ越した4人家族・・・。
引越し早々に長男のクラスではアイドル的立場の女の子のパンツ盗難騒ぎに、妹が近くの公園で大きな不振人物=自称オイラ=聞き間違えてゴリラくん(前がはだけているのだが、茶色のTシャツ着てても良かったのでは?)をアパートに連れてきて飼いたいと・・・。父は無茶ぶりな社長にバス型シャトルで月支社への転勤を命じ、クラスのマドンナは宝くじ当選した母親と新しい父に世界一周旅行を誘われて親子関係に悩み、クラスの男子から回収したパンツを渡そうとする子もいたり。アパートの大家さんや隣の部屋の格闘系ファミリー(ポン刀持った”キルビル”母さんがいるが、残念ながらジャージは黄色ではない)からは文句を言われ・・・。どうなるヘンテコ一家!
とまあ、書いてても凄い内容っすね(^^)。

素舞台と見せて実は全てのカベがゴム製で出入り自由な上に、
ちゃーんと黒子さんが開け閉めの時にはカベの色に合わせた手袋をして、
パッと見の違和感を消しているという心配りがGood!

オープニングの短い暗転から、
舞台上の登場人物の多さに派手に驚かされましたー。(Goodな演出!)

以前のぬいぐるみハンターさんに感じていた、汚れみたいな感じは無く。
スッキリって感じは好印象でありました。
パブリック・リレーションズ

パブリック・リレーションズ

JACROW

OFF OFFシアター(東京都)

2013/01/07 (月) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

観劇日は公演初日でありました・・・・
勤め人に優しい20時からの公演です。
会社という積み木を5人で組み立てるも、
さまざまな不協和音にて崩れ去る様子が良く表された舞台でありました。
劇場に響くのは役者さんの台詞のみというシンプルさの中、
息を呑む観客との一体感が凄かったなぁ・・と。
どこが落ちになるのかなぁと思っていたら、
なかなか面白い落としどころでオチました。

(100分強でしたかな)

ネタバレBOX

五人組だから”クインテットPR(㈱)”
小規模であり、かつ宣伝という掴み所の無いモノを仕事にした会社の話。
会社の為にと枕営業までしてしまった人・・・。
それが生理的・社会的にも許せない人。
お金のみを行動理念にする人。
なかなか登場人物たちが生きていましたー。

結局3人抜けて残った2人で会社が立ち行かなくなる・・・・、
かどうかは判らない。
もしかしたら再生するのかなぁ・・と思わせて終劇でありました。

視聴率至上主義のプロディユーサーが、なかなか楽しかった。
けっこう、あーゆーキャラは嫌いではない(^^)。

残った社員さんが社長に1つ言わなかった事が、
秘めたる社長への想いであったら・・などとと勝手に思っていたら。
違っていました(かな?(含みがあったような気もする(^^)

基本は交互に交代するTV局と会社の会議室が舞台でありました
会社名とTV局名の看板が交互に機械的に出てきましたー
その看板ギミックが面白かったな

業界のBCGとかの説明も面白かった→
ビューティー・クッキング・ゴシップとか(^^)

女優さんが下着姿になるのがインパクト強かったであります!
ALICE in Wonderland

ALICE in Wonderland

STUDIO D2

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/01/05 (土) ~ 2013/01/06 (日)公演終了

満足度★★★★

お話し知らないと”チト”ですかな
知る人は知っている(^^)
”不思議の国のアリス”の物語をダンスなどで表現した無言劇、
結構楽しめましたー。
盛りだくさんな出演者の多彩さも良かったと思います。

昼の回観劇(自由席) ー1時間20分ー

ネタバレBOX

空手チャンピオンのフルコンタクト演舞は、
直に聞こえる打突音がリアルで凄かったー。

主人公は男だったり少女になったり、お花がバトンタッチしたりと。
なかなか面白く表現していた。
水色のベストがバトンのように主人公に手渡されていく・・。

今舞台に登場したイケメンな白ウサギさんになら、
女の子はついていってしまうのではないでしょうかねぇ(^^)。
ブレーメンの音楽隊

ブレーメンの音楽隊

劇団飛行船

川崎市スポーツ・文化総合センター カルッツかわさき(神奈川県)

2013/01/05 (土) ~ 2013/01/05 (土)公演終了

満足度★★★★★

初観劇=マスクプレイミュージカル!
未就学児もOKですが、やはりある程度は理解できないと・・と思ったデス。
飽きて奇声発する子に、おとなしく観劇する子に、
舞台に溶け込んで熱中する子と育ちも個性もさまざまなだなぁ・・と
舞台以外も面白く観察できました(^^)。
舞台も合わせて楽しめましたー

<お子様にお薦めであります> (40分+15分休憩+40分)

ネタバレBOX

ロバのマルコ  : 宮澤 靖典 (声の出演/阪 脩)
子犬のロック  : 角田 まり  (声の出演/丸山裕子)
おんどりのコッカー: 佐藤 美奈子 (声の出演/富田耕生)
猫のミーナ : 大瀬 豊   (声の出演/平井道子)

どうぼう達
見得きり親分 :石川 信 (声の出演/大塚周夫) 
忍びのヒーヒー  :菱沼 努    (声の出演/ 永井寛孝)
縄師のギョロ   :和泉沢 信孝 (声の出演/辻村真人)
壊し屋のゲジ   :青木 由佳子 (声の出演/池水通洋)
見張りのドジ   :邊保 亜紀子 (声の出演/滝口順平)

飼い主達     佐藤 晴彦(声/大塚周夫)
           他 上記 役者(声/牧野和子・八代 駿・槐 柳二)

と上記記載の有名声優さん達の声の演技は、さすがでありました。

ライフルの発射に合わせたフラッシュのような照明や、
絵本のような舞台セットが動く絵本のようでした。
そしてラストの綺麗なゴールデン紙ふぶきなど演出が素敵でしたー。
ほんっとに子供の頃に見たかったなぁ!
(お子さんお持ちの方々へ、お薦めいたします。)

しかし、あれですな。
音声を各国語にすれば、どこの国でも上演できますね。
マスクプレイミュージカル=全て舞台上はマスク付けてますしねぇ
初雪の味

初雪の味

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/12/28 (金) ~ 2013/01/06 (日)公演終了

満足度★★★★

会津編(今年の初芝居)観劇
たんたんと、坦々とした物語に感じました。
・・・ながらも、心に残る話でありました。
<家族>という言葉がしんみりきました -1時間40分-

年末

年末

ろりえ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/12/28 (金) ~ 2012/12/30 (日)公演終了

満足度★★★★

小品ながら良作(^^)
読みきり少女漫画のような感じでした
女優4人の会話劇ですかね

BGMなどを廃しての効果音のみが、また小品感増大。
その分会話に全神経が傾かざるを得ないというつくりがGoodでした。

-70分-

今年最期の観劇に相応しいタイトル&内容でありました:観てよかった(^^)

ネタバレBOX

舞台中央のでかい鐘楼にビックリ!
(あまりストーリーには関与しなかった気がするが・・・、
その分”年末”気分は盛り上がる舞台セットでした。)

クリスマス前から大晦日までのお話しです
(12/19からスタートする自分好きな映画
「リーサルウェポン(第1作ね)」みたいで好きですこの進め方)

なかなかイッチャッテル→REICOさんが気に入りました(^^)

孔雀さんの話は、映画「ワンダとダイヤと優しい奴ら」みたいで笑えた。
平成時代劇 萬屋錦之助一座「ざ☆よろきん」年忘れ公演

平成時代劇 萬屋錦之助一座「ざ☆よろきん」年忘れ公演

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/12/27 (木) ~ 2012/12/30 (日)公演終了

満足度★★★

「吉原火消し衆」~東雲編~観劇です
(来春には~松風編~やるそうです)シリーズものみたいですねー、
遊女さんたちの舞などは、着物の艶やかさも加味して優美であったが。
話の全体としてはのっぺりとした平たい印象を受けました。
(う~ん例えるなら、行列のできるラーメン屋さんのスープが業務用だった。
みたいな感じでしょうか?) -約90分-

ネタバレBOX

お江戸町内火消し組48組の番外組、吉原の自警火消し”萬(よろず)”組。
その惚れっぽい組員”助六”が今回惚れたのは、
吉原の人気花魁”東雲”である。
だがその東雲が花魁道中すると火の手が上がるという事件があり、
その内定に助六が、中の町にあるキジャク屋に奉公することになり。
火事を起こした混乱に乗じて”足抜け”する東雲の計略を見抜きますが、
結局人情にて目こぼしするというくだりを、
さまざまな(レギュラー?)登場人物交えて展開するという舞台でした。

助六に惚れてるが言い出せない、鉄板ラブコメ要素娘。
ましろちゃん(診療所の女医さん)

やはりある、火消し同士のライバル関係で登場の10番組”ち”組みの二人。
(”消し札”とかリアルっぽいのに、纏マークが五七の桐?
町火消しなら”ち”とかじゃないの?)
(萬組の纏も同じ家紋だった・・・纏の字は重要と思ったが・・・・)

助六の肌に惚れていて、刺青入れたがる彫り物師の”お文”。

話しの説明、コメディ担当狂言回しの瓦版屋。

”東雲”御贔屓のご隠居さん、「いいね」のギャグは面白かった。
実は町奉行さんだったりする、という隠し設定もGood!

今ひとつ設定がわかり難かった、遊女に人気の”狐のお守り”。

なかなか良かった、屋号キジャクの由来。
男女の仲を取り持つ=七夕伝説=からの”かささぎ”の別名。

今年の初雪の中、炎上するましろの診療所や吉原の炎上をバックに、
東雲は助六の目こぼしで足抜けします。が雪の降り方がちとくどかった・・。
二人の頭上のみ多く降るような設定は、いまひとつだったなぁ。

なんとか助けたましろに、
先にボロくなったから手直しすると渡してあった
萬屋の上っ張りを着せてもらって火消しに向かう助六!
とバリ鉄板なエピソードも嫌いではないんだが、抑揚が今ひとつでしたねぇ。

せっかくの舞台なんだし、火事のシーンは思いっきり派手にやかましく。
半鐘バンバン鳴らして、黒子さんなんかも(本当に黒子さん=好きです=)
走り回らせたりした方が良かったのでは?

吉原の足抜けとかは、結構しんどい罰がきたと思うし。
(基本死罪だったような・・・・)
放火は現代の刑法でも重罪に位置する根底ともなる重犯罪
(木と紙&少々の土からなる都会じゃー、ねぇ良く燃えますしね。)
ですが、舞台上は軽く感じてしまった・・・・。

もっと登場人物たちの血肉を感じさせてくれたらなぁ・・と思ったです



Touch~孤独から愛へ

Touch~孤独から愛へ

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2013/12/23 (月) ~ 2013/12/25 (水)公演終了

満足度★★★★

ボーイミーツな話でしたが
内容は少年期から青年期への通過儀礼みたいな話しでありました。
3人芝居ながら、いやだからこその濃い人間関係の舞台が展開してました。

<1幕60分×2幕+15分休憩>

ネタバレBOX

エネルギーの高い少年達に方向性を与え、
生き様+死に様をみせて成長を促すハロルドの役どころが渋かった。
1幕では兄弟二人のみの生活で乱雑で小汚い部屋の様子が、
ハロルドを添加した2幕では綺麗になってる。
という見た目にも判りやすい演出はGoodでありました。
料理も出来、服装のセンスも良く金もあるが。
ヤクザなハロルドが、二人の子供に勉強させてゆくというコンセプトは、
なかなか見ていて微笑ましかったが。
自身も身上が長く無さそうな予感を感じさせる雰囲気も良かった。
(さすが20年も続く作品ですね)

是非とも第二思春期迎えた方々の観劇をと勧めたくなりました

ジングルベル to ドール

ジングルベル to ドール

株式会社Legs&Loins

Duo STAGE BBs(東京都)

2012/12/23 (日) ~ 2012/12/26 (水)公演終了

満足度★★★

まぁクリスマスですしー
ほのぼの不思議系の作品に仕上がっていました。
字よりも絵が重要な絵本ってな感じともいえるのでしょうかねぇ、
ただできれば、もすこしリアリティが欲しかったかなぁっと思った。

(1時間15分)

ネタバレBOX

-クリスマスプレゼントで金平糖もらっちゃったです-

満席でしたが、役者さんの知り合いが多かったのかな?
開演の10分前ぐらいから、
舞台となるドールハウスの人形に扮した役者さん達が動き回って、
場つなぎしてくれました。

話しは12/25の朝に前夜の記憶無く倒れてる主人公が、
徐々に記憶を思い出しようにクリスマスイブの話が展開します。

ドールハウスのマエストロで店長の主人公=聖司くんは、
従業員バツイチ子持ちの静歌とつきあっていて。
今日のイブにレストランで3人で食事する事になっていましたが、
同じ従業員のエリカとも付き合っていて・・・。
遊びたくて病院から抜け出してくるレンの主治医さんとも付き合ってて、
イブにふらっと来店したお客さんにまで手を出す肉食系・・・・。
(という設定ですが、いまひとつ魅力を感じなかったなぁ。)
(造形師なんだから、
容姿とかでなく生み出した人形の魅力でも女性を引き付けるとか・
繊細な手が魅力とか。説得力が欲しかった。)
店長に内緒で動ける店の人形達と、
乱入してくる間抜けな二人組みの強盗などが、
キーとなる主人公の祖父が残した人形”マリア”を交えて起こす、
ドタバタ劇でありました。

人形が勝手に人間が見てないと動くのはお約束
マリアの舞は素敵でした

聖夜にドールハウスに入る強盗って・・・・・
もっとお金ありそうなトコ狙わないのかな?
せめて狙った説得のある理由が欲しかった
(夜にサングラスしてる間抜けっぷり演出も情けなかった)

ベルで繋がっていたレンの知り合い君が、
人形マリアと紡ぐはずの話しが噛み合わない感じがしました。

レンの性格付けと演技は面白かった

もう少しスッキリと雑味を取って、
各キャラが勝手に動いてみて納得できる行動をして欲しかったかなぁ。
のど自慢

のど自慢

ネコ脱出

「劇」小劇場(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★

日本人大好きな寅さんのような・・・・
笑って泣ける人情劇でありました!
でーもー開演時間厳守は出来なかったようで(10分以上遅れ・・)
開演前のプレゼントなどの前説は良かったんですけどねぇ
でも本編の出来はGood!でありました
(う~む泣かされましたわ)

-2時間(全席自由席)-

ネタバレBOX

本当にNHKの「のど自慢」をモチーフにしていまして、
番組制作の江田さんのハジケぶりやら、
主人公にそのヤクザな父のパンチパーマっぷりなどベタながら、
楽しいキャラクター付けで笑えました。

舞台のセットも、動く衝立の使い方が上手でしたわー。
「まちづくりproject」12月

「まちづくりproject」12月

THE TRICKTOPS

ワーサルシアター(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★

う~ん期待感が大きかったかなぁ
オムニバス4話で最初と最期が前後編でした(2時間)
クリスマスという時節に合わせた話しですが、
人が集まっての盛り上げはいいのだが。
元となる話が、いまひとつ共感できなかったですわ。

ネタバレBOX

人と共感できず、仕事もやめて、ホストにはまって金も無い
プーな(無銭飲食した)女性が”サンタクロース”といってもねぇ。・・・・。
その人助けていくのもなぁ・・・・。
(故伊丹監督の映画”スーパーの女”で卵落とした客に、
気にしないでと言うどころか、無傷の卵あげるという演出なみに変だよー。)

ただ町のシンクロなどの演出も、もっと見てみたかったなぁ。
ルルドの奇跡

ルルドの奇跡

ミュージカル座

THEATRE1010(東京都)

2012/12/20 (木) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

ベルナデットの生涯がよく判った
当時の時代背景などが理解しやすかった
ミュージカル仕立てであり台詞も全て歌うようでしたが、
合っていましたねー作品世界観に。
ベルちゃんとDr&神父さまの歌声が素敵でありました(^^)

<20分休憩+2時間30分>

健康のため、一時間おきに一五分程度の休憩を取りながら遊びましょう。

健康のため、一時間おきに一五分程度の休憩を取りながら遊びましょう。

613

OFF OFFシアター(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★

これはゲームではあっても遊びではないー
というほどの、切羽詰ったストーリー展開ではなかった。
オンラインゲームのGM(ゲームマスター)というより、
企画プロデュースのサイトと、ゲーム内での話しでありました。
.hackやSAOみたいな切迫感は無いものの、
結構シビアな人間の力関係などを巧く描いていましたが、
ゲーム内の話しとの繋がりが不明瞭で残念な感を受けました。
結構あたま使わされる展開でしたが、
その分の判断材料などの情報提供が少なくも感じた2時間でした。

ネタバレBOX

今回のオンラインゲームは未帰還者ではなく、
失踪者がでるという話しでした。

平たくしてしまうと、
ネトゲ廃人の弟を死に追いやったと思っている姉が、
オンラインゲームの企画を弟の遺品からヒントを得て展開しヒットさせたが。
ゲームは人の人生さえ狂わす力を持っているので
(タイトルにかけてますね)、
ゲームによる失踪者が出るという話を出所不明にして流布し
(サクラ雇ってやらせたかもしれない気もしたです)、
いつもゲームに危機感を持ち続けるようにと仕向けた物語でした。

安全で楽しめるのがゲームなのにと言う後輩の正論も出るし、
主人公の選択と行動は自分でも一つの道だからと残すという。
観客に考えさせる展開(でいいんですよね)のようでした。

差し込まれるゲームの主人公の名前は幽遊白書のゲームで死んだ”天沼”からとってるけど、知らん人は知らんぞ。(まぁ死ななかった事にしたのに言及してるが、わかるけど。マニアックな話しですじゃ。)またそのゲームやってるのは主人公の死んだ弟のようですが、詳しくは判らなかった・・。
ここのゲーム内の話しは、もっとスッキリみせる必要があると思ったデス。
ミュージカル『ア・ソング・フォー・ユー』クリスマス スペシャルコンサート

ミュージカル『ア・ソング・フォー・ユー』クリスマス スペシャルコンサート

アトリエ・ダンカン

中野サンプラザ(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2012/12/20 (木)公演終了

満足度★★★★★

コンサートではありますが
ミュージカル『ア・ソング・フォー・ユー』のキャラクターとしての、
コンサートでありました。
木枯らし紋次郎のテーマが感動(^^)
ミスサイゴンからゲスト登場あり、いろいろとサービス精神がGoodでした。
-1時間15分-

七人のオカマ

七人のオカマ

昭和芸能舎

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/12/18 (火) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルから考えると
みかじめ料が厳しくなった歌舞伎町の町長が、
対抗する為に7人の傭兵=オカマさん達を雇う・・、という話しでは無いです。

マイノリティに擁護的なエンターティメントでありました
(レディーガガとか応援してくれそうですね(^^)

歌に踊りに楽しめましたが、
話しは結構深くて重かったような感じですね。

-1時間50分-

ネタバレBOX

歌舞伎町のオカマバー”エデン”にいる7人のオカマさん、
店長レットの部屋で心臓が弱いといっていたピンキー(上下工事済み)が、
深酒したド日冷たくなってしまってた・・・。
不審死でもあり警察が来て根掘り葉掘り聞かれて、いろいろ差別的な発言を受けるレッド。いきどうりあるも司法解剖の結果死因は急性心不全と判明するも遺体の受け取りに来た弟が受け取りを拒否して、結局弾みで葬式出すといった店長の下に遺体を届けにきた先の警官二人組み。紆余曲折あり、結局家族の下に遺体を届けようということになり、エデンの従業員達はピンキーを千葉の実家に届けますが、実弟は認めず追い返されそうになるも。実母は息子の帰還を認め受け取ります。

店長の住まうアパートの住人や、沖縄から出てきた”エデン”の常連客”律子”(沖縄で小学生時に暴行を受け、背中と心に深い傷を持つ。)
オカマという選択しかできなかった主人公達を取り巻く周囲の環境、
打破できない差別、逆に個性として認めてくれる家族など。
地方から出てきて東京に希望を見出し、身を寄せ合って生きるマイノリティ。
年末との時期もあいまって、帰郷したくなるような話でありました。
(冒頭で母からのバースデーカード受け取って、
考えていた福岡への帰郷を実行する事にした店長の変化が心地よい話しでした。)

良く通る声と愉快なキャラの団長さんや、ハッスルタイム大好きな刑事さん。
海の眼鏡

海の眼鏡

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/22 (土)公演終了

満足度★★★★★

役者さん上手だなぁ
舞台も綺麗なセットでした。

いろいろな人間関係の中、繰り広げられる人情劇。
力強い主人公に温かな周囲の人間、
30年前の事故や鍵となる”海”なかなかに見応えのある2時間でありました。

でも空調がサービス良すぎて暑かった・・・Tシャツ1枚で観劇できましたもの

ネタバレBOX

<あらすじ>

かつて海女で有名だった海沿いの町”オオウラヤマ”。
町おこしのための海女センター建設の計画が持ち上がり、
立ち退きを要求されている潰れた水族館がある。
そこは海女を引退した御厨睦子(みくりやむつこ)の
住居(2年前から住んでいる)で、
彼女は立ち退きに反対し、篭城している。
そんな睦子の元に訪れたのは、
町おこしの海女グランプリ(19人中の)に選ばれた孫娘のほのかと、
かつては有能な海女専門の水中眼鏡職人で
睦子と付き合いのある重治(サエキシゲハル)であった。
二人は立ち退きを説得するが睦子は一向に応じず…
次第に重治はほのかと共に籠城に加勢をすることになる。
水族館をつぶそうとしてるのは睦子の長男であり、
30年前に亡くなった父親の代わりに家を支える為に就職した過去があり。
娘のほのかも、海女になりたかったが、親の引いたレールにのっていて。
ズレを感じて短大中退後3年間引きこもっていた。
30年前に死んだのは睦子の夫と、海女仲間で重治の妻だった。
その事故の前に海女の伝承のひとつ、
「カガミヤマ=自分のドッペルゲンガーを
海で見た海女は二度と海に入ってはいけない」
を睦子は引退1ヶ月に破ってしまい、その為に二人が死んだと思っている。
小さい町であり、死んだ二人の仲を怪しむ噂もあったが・・。
重治の娘シズヨは中学2年の時、母の噂通りの浮気現場を目撃しており。
父が黙認していたことにも強い嫌悪感をいだくようになったいた。
本科の高校時代の同級生やシズヨの夫などが篭城を手伝うが、
睦子譲りの海女衣装を身に着けたほのかが波にのまれた時。
最強の海女と呼ばれていた睦子が冬の海に飛びこみ助けあげた・・。
しかし年齢もあり、以前から耳の聞こえの悪かった本当の理由=
脳腫瘍もみつかり言葉と体がやや不自由になり、
クリスマスに車椅子で水族館に戻って閉鎖を納得し、
それでも海が忘れられないと不明瞭な言葉で二人残ったなか、
(皆が気を利かせて二人っきりにしてくれた)
重治に訴えて幕となります・・・。

主人公、モリを振り回し、木桶に飛び込み、
車椅子演技も憎愛の演技も凄かったです。

睦子さんの次男の軽そうで底のある演技と、
重治さんとこの婿養子さんの朗らかさ、
ほのかの心情暴露に、シズヨさんのキツさ=かっこよさは良かったです。

各々の性格が状況で環境で培われてきたんだなぁと納得できました
Hokuto No Ken

Hokuto No Ken

散歩道楽

OFF OFFシアター(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★

最終公演観劇
謳い文句通りに、熱くて・雑で・くだらない芝居でありました・・・。
でも熱量が多かったのが好印象(^^)

気軽に大笑いしたい方にはお薦めです

-1時間15分-

ネタバレBOX

最終回だからか?
マドンナは二名でしたー(^^)
1歳のマドンナが可愛くて大うけでした!
う~ん、子供と動物は鉄板という放送業界格言は本当だったんだと再認識。

タイトル通りにケンシロウ出てきますし、
BGMもあります(携帯の着信という設定です)

男くさいミュージカルのようでした、振付に唄に頑張っていました。
台本いろいろ試せば、
いろんなカラーが出せそうな底力ありそうな劇団でした。

不安な童話~メイちゃんとドラゴンとまことの扉~

不安な童話~メイちゃんとドラゴンとまことの扉~

Project ONE&ONLY

「劇」小劇場(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度

考えてたコトは多かったんでしょう・・が
巧くかみ合っては、いないように感じました。
いろいろ面白い演出などもあったのですが、物語がありきたりに感じました。
その考えに行き着く道程や、
納得できる背景の描き方が不足してるように思えました。

残念な「はてしのない物語」かな

(90分)

ネタバレBOX

童話作家のみで食べていけない主人公の、
もう一つの草鞋=グラフィッカーやってる会社内の人間関係と、
創作中の童話の中の話が表現されていきます。

な・の・で・す・がー。
なんで絵本の世界の話が現実の不幸に引きずられて捻じ曲がるの?
理由がわからん・・・。
せめて幼少期のトラウマで解離性人格障害の第2人格が、
現実のストレスから主人格上に寝ている時にとか浮上してきて
物語を書いてゆく=目が覚めると上記の話が本に書かれている・・とか。
してくれた方が納得しやすいです。

で最期の扉が開くと出てきたのは自分・・・。
う~ん、なんだかなぁ・・・。

ドラゴンさんにしても仮面の首よりも、
ヘビ風の頭を両肩にした方がカッコイイと思いますが・・・。
(怖いよ緑の仮面は
ーゲームのスターオーシャンセカンドストーリーのキャラ参考にしてみたら?ー)

キーボード叩く音とかの演出は面白かった

でも絵本内のキャラクターが今ひとつだったなぁ
人狼 ザ・ライブプレイングシアター

人狼 ザ・ライブプレイングシアター

タンバリンステージ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/12/11 (火) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

推理劇のアドリブなんて・・・
外れることが多そうだなぁ・・などと思っていたら大間違い!
大変楽しかったー(^^)
だけど開始一日目で席抜けた高齢な女性も1名いました
全体に若い観客層でもあり、結構観客の方が選ばれる舞台かもしれません。

でも拙者は楽しめたさぁ(^^)
役者さん達も毎回役もランダムで、
人狼役も観客が劇場に入った開演10分前でくじ引きで決定されるそうで。
緊張感がハンパ無いとの話でした=納得です

今回はベータ版だそうで、いろいろ工夫も今後に生かされそうです。
いろいろ意見述べたくなる作品です(^^)。

今回は約100分でありました
(毎回変わります=あたりまえですが(^^)

ネタバレBOX

<人狼>それは満月の夜に人間を喰べた狼が、
月光の魔力でその人物になりすまし、
家族や友人を夜ごとひとりずつ餌食にしていく忌むべき存在。

そんな伝承が忘れ去られた遥か未来、
外宇宙へと版図を広げた人類はいくつもの惑星に移り住み、
かつてない繁栄の時を迎えていた。
だが、人体に卵を産みつけ脳を喰らい、
肉体ばかりか知性や記憶までも奪う寄生生物(サイドトリリスクアメーバ)が、
彼らの栄光に影を落とす。
その性質からいつしか“人狼”と呼ばれた《それ》の猛威が、
新興惑星アヌビスを襲った。

星踏暦212年12月、
増殖する人狼に抗う手段を失ったアヌビス政府および惑星連合は、
同惑星から全人類の撤退を宣言。
脱出計画には連合の擁する艦艇、数万隻が招集された。
その一隻、巡洋艦“リュカオーン”は
1825名のコールドスリープ者を収容する難民コンテナを載せ、
計画通りにアヌビス宙域を離れ安定航行を続けていた。
しかし、何者かが持ち込んだ“人狼”7体によって、
艦内は地獄絵図へと変わった。
生き残ったのは、わずか13人のクルーと167名のスリープ者=観客たち。
そしてその13人の中に潜む、
倒しきれなかった3体の人狼を殲滅し民間人の生命を守るため、
彼らは合理的かつ非情な覚悟を決める。
全員の発言を各々が吟味し、
多数決でもっとも疑わしい者を処刑
(=デモクラシープロトコル)していこう、と。
かくして、悲壮な心理戦が始まった。
巡洋艦“リュカオーン”の運命やいかに──。

というオープニングの舞台設定はSF惑星脱出もので、
地球帰還船内13人中での3体の人狼探しです。

自分の好きなSF設定であり、
昼夜の設定は艦内の電力低下=人狼側によるシステムAI=リュカ=
(女性の電子音声ですが、録音ではなく音声参加の役者さんです。)
の初期化による制限という設定であり。
再起動されたAI=リュカⅡにより、
12時間は人狼の行動を抑える”ハーミットシステム”が有効であるが。
使用限界後は12時間の充電=セーフモードが必要であり、
艦内は氷点下になるため自由に行動できるのは人狼のみで。
人間などは個人生命維持ポッドに入るという設定です。
(電力は時間ごとに昼に、
75%→50%→25%→と警告メッセージが発っせられる。)

ただねぇSF設定で”預言者”とか”狩人”とはしなくともよいのでは?
とネーミングにケチつけたりして(^^)
(狩人=”ガード”とか霊媒師=”アナライザー”とか
預言者は”スキャナー”で狂人=”(人狼)狂信者”とかどうです?)

大体のルールなどは舞台上の幕に投影された上記の説明文と、
役者さんが生存会議始める前に説明してくれたのだが。
人狼はよくわかったが、能力者の説明
(持ってる能力はパンフなどからもよく判った)、
特にどう使うのか、いつ使えるのか?の説明が初めは判り難かった。
(能力は夜にしか使えず、他のクルーにも自己申告でしか言えない。)

SF設定なら、初期化される寸前にAI=リュカが、
対人狼システムの艦内ハード”ハーミットシステム”守護が精一杯で、
なんとかソフト面として対人狼システムのナノマシン=上記能力=を
仕官に供給しようとしたが、生存者にランダムにしか投与できなかったとか。
(乗客リストも初期化されて投与者特定不明=
会話による自己紹介が自然になりますよね(^^)
(PC端末などあっても情報が空なんですから)

昼・夜でのフェーズに合わせて、
昼に会議で1名船外投棄=処刑者を1名決めます。

えー、先に結論!人類負け!!でした・・・。
時間制限のある投票判断ではミスリードや本音などの区別がつけにくい。
それでも3日目の夜の時点(配られた予想用紙が回収されます)の
観客判断で2名の正解者がいたそうです!
すごいなぁ、自分思いっきり人狼のミスリードに引っかかり大外ししました。

ターニングポイントは、
”人間”と全員がわかっているのに、
”人狼”あぶりだすためという理由で処刑された応急員さん。
本人も憤っていましたが、人狼は人間減らすのが目的なんだから。
人間殺しちゃ駄目でしょう・・・。人間の本音・本性は凄いです!
ただ応急員=パンジーさんの怒りもわかるけど、
投票時に同率票にして決戦投票すれば、
もしかすると結果変わったかも・・・・。
(ちなみに結果論ですが、この時の2名どっちも”人間”でした・・・。)
(すでに、この辺りから流れが人狼寄りでしたなぁ。)

今回の”人狼”はホント狡猾でした、
ミスリードしてる人間を上手に誘導していたんですよー。

”人狼”と決め付けて船外放棄された”人間”さんの悲痛な叫びと、
幕間に出てくる「あの世のトーク」にて今回は後半コメディ化してました(^^)。
あの世=幕の前ですが、登場したクルーは。
首から役割のボード下げてまして、ネタバラシしてくれます。

心の底から笑えるミステリー推理スリラー舞台でありました。
(コメディじゃないのに・・とぼやかれていましたが(^^)
(なぜかスタッフは学生服(^^)
(ちなみに最低ゲーム人数は9人からできるそうです)

個人的には、やっくん=36歳女子高生=予言能力さんが楽しかった。
航海員ムサシの生存執着も、なかなかのものでした。

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