長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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=侠= 君、逃げたもうことなかれ

=侠= 君、逃げたもうことなかれ

サンハロンシアター

「劇」小劇場(東京都)

2014/09/02 (火) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★

コメディかなぁ・・とか勝手に思っていたら
結構真面目な話であり、客層も高齢者が多くいらしたように思えました。
(で後列の方は若者たちが多かったかな(^^)

わかり易い話で起承転結も基本として抑えていたように思えたが、
”ど~ん”とした感じは受けなかった流水のような作品に感じました。

1時間45分(全席自由)

ネタバレBOX

フタバ百貨店勤続20年のクレーム対応=お客様係=室長=苦情対応のクジョウ氏が退職するコトになり(退職後はクレーム対応する会社を立ち上げるらしい)。後任の有望な新人と頼りない新室長や対応した百貨店内の店舗の各店長らが、クレーマー5人衆(笑)と戦う話でありました。途中途中に差し込む室長らの出来事を振り返るモノローグが入って、話しの内容や進行などは、とってもわかりやすかったです。

それにしても60代の男性がクレーマーになる率が高いとは(小人閑居して不善をなす=を地でやるんですね~団塊世代)知りませんでしたが、今作では丁寧にただの客からクレーマーになる過程がわかりやすく展開されていきましたです。役者さんの上から目線の演技がらしくて上手でした。

舞台セットは中央にテーブルで左右に長方体の箱を置いて、シンプルに表現された舞台で、百貨店内の店舗や廊下などを上手に見せていました。中央の背面のとこには「侠」の額が紗幕で浮かび上がります。(チラシのヤツです)

さまざまなクレーマーの手口やキャクターが楽しめたです(^^)

九条侠介=「苦情係の九条です」が売りのお客様相談室室長。20年来の苦情係でなかなかの傑物。
投山丸夫=後任のお客様相談室室長となる予定の小心者さん
多田勤=クレーマーと化す壮年男性
常盤兼成=やくざ風の脅し系クレーマー
倉持侑=フタバ百貨店の系列スーパーのレジ打ちバイトからクレーム処理の巧さで社員になり社長の一押しで相談室配属となった正義感の強い新人さん。巧みにクレーマーの撃退をするが、九条の危ぶんだ不安が的中し=トラウマ(小学生時代に友達のコンパクトを壊してしまい土下座を強要された=正義感の根幹)を突かれて危機を呼び込む話がオチ(コンパクトの持ち主がピアスのクレームをするが、クレーマーとして心無い対応してしまう=相手は倉持のことなど忘れていた)となる。
飯山広恵=焼肉店やスナックなどの経営をしている要注意クレーマー。倉持の土下座作戦にて敗北を喫する。
与瀬晶子=中学の国語教師にして今回のクレーマー騒動の仕掛け人=他のクレーマーをまとめて九条に挑んだ。
徳井美江=フタバ百貨店内でジュエリーキタの店長をしているが、脅迫じみたクレジット契約とクレーマーに捻じ込まれて本社から店舗の移動を命じられるハメになってしまう・・・。
斉木加奈子=食品の賞味期限クレームの得意な親子クレーマーであり、40過ぎの息子と共にクレームで生活している・・・。
斉木利夫=母と共にしている食品クレームがメインな分、食べ物の味などにはうるさいグルメクレーマーと化している。
深堀譲二=女学生に人気の服飾ブランドBalPalBal(BPB)のフタバ百貨店店舗の店長。この場所への転属を都落ちと思って客からのクレームが多い接客をして九条に手間を取らせている問題店長=多田氏のクレーマー化へのキッカケを作ってしまう。
宇田川祥子=フタバ百貨店ではクレーマー認定されているが、本当は九条にさまざまなクレームの話を教えてくれていた苦情処理コールセンター勤務者。タイトルの文句を九条あてに送った張本人でもあり。九条の退職を嘆いている。

倉持のネット利用のクレーマー撃退で百貨店来客数も増加するも、お客様対応が疎かになり、その酷い対応をネットでつかれて百貨店側が困る事態を招くが。九条が何とか改善して退職し花束を机に置いて終幕となります。
シディ・ラルビ・シェルカウイ + ダミアン・ジャレ「バベル BABEL(words) 」

シディ・ラルビ・シェルカウイ + ダミアン・ジャレ「バベル BABEL(words) 」

PROMAX

東急シアターオーブ(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

値段は高いけど・・・・・
というのが、たいていのダンスパフォーマンス公演の感想ではあるのだが。
言語が様々(13種類の人種・言語と舞台で述べてたっす)な分、ダンス・ゼスチャーといったものを主体にした舞台表現であり。面白く観れました(^^)

→ですが後列のオ兄ーサンは退屈だったらしく、ご親切に何度も座席の背を蹴飛ばしててくれました=開演前にスタッフはケータイの電源OFFとか私語とかはしないようにと説明してたけど、前の座席の背もたれは蹴るなとは言わなかったからかなぁ(-_-;)→結局後半出て行きましたが、もっと早く出て行くか。大人しく身じろぎ・イビキかかずに寝てて欲しかった。

だいたい1時間50分ぐらいでした

ネタバレBOX

大きなジェラルミン製かな?の銀の角材で作られた大きさの異なる5つの立方体を入れ子にしたり並べたりして舞台を作り上げ。舞台セットの後ろ一面は紗幕にして各国楽器の生演奏を舞台表現に合わせてました。(中国の二胡とか日本の尺八とかも使用していた多様性には驚かされたが、まぁタイトルから考えると当然とも云えますね。)
ちゃんとタイトルに合わせて、先の長方形で作り上げたバベルの塔が崩壊して言語が分かれて人々が混乱するというシーンも入れたです。
アジア系の方が2名ほどいまして、うち一人はバリバリの関西弁で舞台説明するシーンもあり、舞台理解に役立ちました。(ドツキ漫才風にもしてた)
客層はバラバラで、やや高齢者が目立ったかな。もちろん外国の方なんかもいらしておりました。
時々差し込むモノローグには基本後幕に日本語での字幕投影とかしてました。その話は言語に関することとかさまざまでした。
動きの面白い女性演者をロボット(マヨンちゃん(^^)に見立ててのパフォーマンスは、その動きが奇妙でコミカルで楽しめました。(空気人形のふりして膨れたりしぼんだり(^^)
入国ゲートの金属探知小芝居とかもあるんだが、一貫したテーマの言語という以外は少々分かりにくいところもあり、連れはいまひとつ~と言っていました。(総勢20人ほどの舞台演者と重ねてのバックの生演奏していた方が5名でした)
男性(アジアン系)上半身裸さんに同じく上半身裸の女性が男性の身体を軸にポールダンスよろしく動き回るパフォーマンスは凄かった=地に足が着いてるのが男性のみなんですよっ!

空 -SORA-

空 -SORA-

劇団ZAPPA

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/08/21 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

怒涛の力技って感じを受けました
「細かけ~事は気にするなっ!」て感じの舞台でありました

前半はスロースタートで後半からクライマックスまでが、
なんか熱量高かったかなぁって思った2時間半です。

(天チームの観劇であります)

ネタバレBOX

客席の間でも芝居があるんで、観るなら後列の方が良いと思ったです。

障子をモチーフとした舞台セットの使い方が見事でありましたが、
物語の精緻さとか理論武装はまったく無いとも感じたんで~。
人によっては受け付けないかなぁとかも思ったデス

客層はお若い女性が多く見受けられました(ほぼ満席でした)

話は勝家2代に渡る話が時間軸に沿って、交互に語られていきます。
豪快な勝小吉が手下二人と困ってる村人を助ける話ではあるが、結局救えない娘(若年性のアルツハイマー症状あって悲劇性をかもし出していました)がいて。その娘が好きだった空を飛ぶことを夢見て行動していた若者が最後に娘と空を無事に飛びました。と。その小吉の息子勝海舟は江戸を火の海にしないために会合の場所にたどり着くのに先の飛行機の後期Ver.(91号)を用いて無事に、これも江戸を救うのでありました。

最後の飛行機が飛ぶシーンは、舞台バックに用いていた障子を使っての印象的な見せ方は大変素晴しかったです。
安部公房の冒険

安部公房の冒険

アロッタファジャイナ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/08/23 (土) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

解りやすかった文豪の後年期
あんましヒネリを感じなかったなぁと思った90分

(でも、しっかり記憶に残る作品でありました(^^)

ネタバレBOX

佐野さんでも台詞噛む(ほんの少しですが)んだなぁとか思ったデス(^_^;)

ほんとストレートに晩年の安部公房という作家?劇作家?
の生き様が観れたと言えます・・(とっても理解しやすかったと)
<キッチリ開演時間で始まったトコもポイント高いです>

舞台は左から書斎に置くような机に、中央が白いソファー+テーブル、
右がキッチンテーブル&椅子×4脚と配置し、
上からのスポットライトでその家具照らして舞台場面として進んでいきます。

食事などはリアルに出してて、
暗転?時の場面は黒子さんが音も立てずに片付けていかれましたね。
(緊張感が半端なく伝わりましたデス)

狂言回しに白服のユニークな男性が出てきて最初と最後に物語をまとめます(勝手に”白男”さんと命名(^^)=後半少し本編とも関わります)
~人を喰った話として作品を〆ていきました~

話は忙しいと毒づく安部先生が目をつけた女優と、
懇ろになって”アベコベ先生”が前立癌で死亡するまでの展開でした。
(20年続いた愛人関係ってのも凄かった)

舞台を理解して舞台に必須な本妻と、作品に合う女優である愛人・・・。
直接対決もあり、ほとんど昼メロの展開を存在感の強い佐野先生を中心に舞台のセットを上からのスポットライトで限定して見せるユニークな表現はも白かった。基本3人の会話で進行する会話劇であり、劇評なども、憤る先生の台詞から推測するという限定芝居といえました。日本では受けなかった作品を現地=海外でのシチュエーションに変更して喝采を浴びたという話も刺し込み。作品の本質は言語や国では変えられない=本物はキチンと伝わるものだと確信するシーンには納得できたです。(OVAのBJで、拒食症の女優さんの話の中に出てきた嫌味なマスコミの男の台詞を思い出しました=「あたし程度の者が何を言ってもやっても”本物”ってのは潰れないものです」といったニュアンスの台詞でした=好きなんですよ、この記者の役(^^)

静かな抑揚を抑えた作品でもあり、合わない人には眠気を催す話ともいえます=場内でしっかり寝てしまった人もいましたから・・・。

隠し玉としての情報量の良さは好きなとこで、満州の国歌を歌った佐野氏に驚かされました。 って国歌あったんですね満州って!

演劇の基本として利ザヤ出すには団体客が重要とか・・・いう情報も勉強になりました
わたしたちの真夏のオカルトプレハブハウス

わたしたちの真夏のオカルトプレハブハウス

黒ヰ乙姫団

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2014/08/22 (金) ~ 2014/08/24 (日)公演終了

満足度★★

男女で感想変わるかな?
いろいろと工夫はしてあったが、
いまいち感が拭えなかったかなぁ~と思えた90分。

ネタバレBOX

A.D.2000にプレハブ倉庫販売会社(ヤマダ物置)が初めて作ったプレハブ=レイナハウスが舞台となり、その設計をした伊集院れいなの回想と妄想・想像を交えた物語が展開されていきます(’14年が本当の芝居上の設定)。→座敷童子がすでに舞台上にて好き放題動き回っていますが、基本人には見えない設定です。㈱ヤマダ物置の社長の社内愛人など交えて展開する人間模様を描いてました。 ・・・・その展開が、ゆる~いんで自分あまし合わなかったです。 主人公といえる、れいな女史のオタクっぷりはリアルだったが、中心に据えるキャラには思えなかった。口から出るSF的な科学考証データや薀蓄は楽しめたがねぇ・・。

東北の旅館を焼け出された座敷童子ちゃんは、れいなちゃんの妄想?の中で自由にお菓子食べたりオモチャで遊んでいました→楽しそうでOKです(帰りにアンケートと引き換えにお菓子くれました(^^) でもネコみたいに家にツクようで、なぜかレイナハウスに出現します。(設計者のれいなは自宅?実家に自室として建てているし。’14年の今では3世代目になっていて、自社でも無くなった初代の補修パーツを自分で管理保管してクレーム出たユーザーに、そのパーツ用いて補修もしてあげたりしています。

社長の社内愛人話(社外にもいます)やら、社長婦人のネズミババアと噂される個性の強い奥様の愛人との対決話とかは楽しめた。

主人公の伊集院ちゃんは男性にモテモテらしいが、貢いでるかららしいとしか出なかった。いまひとつ納得理由とは思えなかった。

表面上での人間関係に、見えない童子がネタバレで彼氏持ちとか愛人だとか突っ込み入れる設定もユニークではありました。

会社の女性制服(チェックのベスト)は良く出来ていたが、手作りなのであろうか? 

オチは社長の初孫祝いの席(暑気払い宴会)で、社長愛人ん年の落合主任率いるお客様センター部の芸=こんにちは赤ちゃん=ダンスでエンドでしたが。いまひとつ感に止めって感じでした。 不思議体験っという感は無かったなぁ

一場 ヤマダ物置 会社初のプレハブ住居 最新モデル レイナハウス2000
   (A.D.2000の話)
二場 れいなちゃんの悲しい妄想の世界は続くの
三場 ’14 ヤマダ物置 社員休息室のプレハブはレイナハウス
四場 ぷろんぷろんルールブック
五場 フラワーハウスへようこそ!
六場 「ネズミババア、勘違い・・・・・ではなかったのにね!」の巻
七場 ピンクウラナイハウス
八場 こんにちは あかちゃん 

伊集院れいな 就職氷河期でやっと就職したのがヤマダ物置という一級建築士、無口で脳内妄想が表現されており、レッドブル飲むと座敷わらしちゃんと会話ができる。

高橋 真紀子 ヤマダ物置OL 実は婿社長の妻(ネズミババア)の兄(故人)の隠し子であり、婿社長から母=桃子に毎月30万振り込まれていた。(でも本当は単に愛人やってただけで真紀子は山田一族と血縁が無い。で今は婿社長の愛人してる、したたか母さん。)

岡 ひとみ 真紀子とセットで出て来る事の多かったOL あほでKYだが世渡りは上手(社長とも1回寝たりしてる・・・)

落合 愛 お客様センター部主任 おっとりタイプ 長年(20年!)社長の愛人しており、社内大リストラ時期に部下は一人も首切られなくてバレてます。 副業でネットに載らない口コミ人気の占い師をピンク色のレイナハウスでやってます。

田中まゆみ ハンドルネーム:バリことれいなが管理してる「不思議な乙女のオカルトサイト」会員(HNはフラワー) 自宅離れのレイナハウスに住む自宅警備員(笑) ヤマダ物置ではクレーマーとしてブラックリストに載っており、れいなに占い師を紹介した電波系ちゃん。

山田 麗華=ネズミババア(サングラス+灰色のニットキャップにミッキーマウスのトレーナーがトレードマーク) ㈱ヤマダ物置の創業者の曾孫。現社長=山田伊佐夫の妻であり理事も務めている。関西訛りでアクが強く社内を引っ掻き回し社員には煙たがられている。

座敷わらしちゃん 焼け出された先にたどり着くのは、いつもレイナハウス?な不思議ちゃん(^^) リアルにお菓子食べて遊んでました

  
台所の女たちへ

台所の女たちへ

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2014/08/21 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

結構多彩な登場人物がいるので理解が大変
・・・かしら?

でも個性的で楽しく親しめるキャラクターが笑わせてくれた約2時間

それにしても上演中に友人と話すのはマナー違反だよ隣のお兄さん、
前かがみになるのもね~。

ネタバレBOX

なんか祖父の葬式を思い出しました。舞台は大きな屋敷(残された二人には広すぎて来月には引き払う)らしいお台所をセットにして中央の長方形のテーブル中心に奥が水周りで、勝手口があります。

逞しい女性たちの現在と過去が上手に舞台上で表現されてて面白かった(^^) 井戸端会議風なつくりです

おもちゃにされる故人も、幽霊役と過去編での生身役が登場して(現在編では若いときのカッコで現れてるという設定です)器の小さい、いじられキャラが笑いを誘ってくれてました。

今では姉妹という言い方も兄弟って言っても誰も注意はしなくなりましたが、結構お年な御婦人がそーゆー台詞使いすると違和感を感じてしまったデス。
(客層は男女比も年齢差もバラバラに思えました)

二村儀之介 葬儀 通夜 ’14年八月二十一日
             告別式    八月二十二日

二村儀一  葬儀 通夜 ’74年八月三十一日
             告別式    九月一日

の上記二つを’14年の話中心で過去を語り、過去話では青年座の真骨頂(^^)真ん中での演技に左右に配された椅子から、現代の自分らが過去に突っ込んだりする面白さであります。

トイレに行くタイミングが同じな姉妹(恵美子(姉)小百合(妹)トイレットペーパーが無くなって交換する伏線があったり)とか、出来が良くて行動の情けない実母に舌打ちする娘とか(すいません舌打ちする気持ちは良く分かります(^_^;)リアルな人間関係と登場人物設定の細かさは評価高いであります。
(ミサンガギャグの再利用とかも巧みです(^。^)

開演前の前説は5分前か舞台下手から父母息子役の3人の今年入った新人さんが注意諸説伝えてました(開演前のBGMはお経でした・・(^^;)

二村で一族経営していたが世襲を女系になったことで辞めて人手に渡したそうです(お手伝いさんの入ってる大きなお屋敷です)

寿司マサさんで頼んだ寿司が足りなくなって追加をスーパーの寿司の詰め替えでシノグとか。リアルだったな(^^) 飲み物とかもリアルに出してました。
着物とかの和装も皆さん決まってました。

二村儀之介=頭のさわやかな、亡くなった当人。スキップができない3代目。
美代=二村儀之介の妻、亡き夫の若い姿の幽霊と会話する。子供が望めない体となった過去を持つ。
玉枝=長女
次女=恵美子(数珠とパワーストーンを間違える天然さん、それも健康ではなく安産のヤツで、これがまた上手に妊婦に渡るんです(^^)
三女=小百合
文(あや)=恵美子の一人娘
千里=クッキングスクール(スタジオ)経営している×イチ
絵里花=妊娠してるが、どうも不倫らしい??
大石=ヘルパーさん、母幸子は愛人だった。
木下京子=二村儀之介の2号さん、源氏名はマーガレット(^^)世襲を重んじた二村儀一(祖父)より、妊娠で500万・男児出産で1000万を提示されて出産を決意したが、生まれたのは娘=留里であった。(この事があって世襲に拘る父の姿みて会社を人手に渡すコト決めたと儀之介) 豪快なキャラで娘には実の父は隕石に当たって死んだと言ってた=当然娘は信じてなかったと

ひと悶着あって騒動が落ち着いた最後、気丈に明るかった奥様が、旦那が残していた漢字クイズの録音テープ聞いて泣いてると話してて、暗転録音の音声が続いてフェードアウトして終劇となります。
花、走る!

花、走る!

ユーキース・エンタテインメント

サンモールスタジオ(東京都)

2014/08/19 (火) ~ 2014/08/24 (日)公演終了

満足度★★

確かに説明どおりでした・・
(チラシ絵通りとも言えます)
けど・・コント・漫才色が強く、ちょっと合わなかったなぁ・・・。

舞台セットと効果音などは力が入っていたが、
物語の進行をコントなどが邪魔してる感じが払拭できなかったと思えた。

1時間50分ぐらい(全席自由) ~Aチーム観劇~

BGMなど音楽はオリジナルで販売もしているそうです

ネタバレBOX

たぶん見せたかったのがコントの部分だったのかなぁ

笑いをコントとかに拘らずに上手にスパイス風に挟んで、ストーリーを追うようにしていれば物語りの印象もずいぶんと変わったんじゃなかろうかと思いました。

開演5分前で”どんづまり”キー坊とひろしの兄弟ユニットの漫才風前説あり

舞台セットは喫茶店の作り(洋館の居間風)で、店内の観葉植物は結構お金かけてるなぁって感心しました。(2階が住居のシェアハウスという設定です)

この喫茶店付きシェアハウスのオーナーは現在行方不明で、息子のオハナミズキ君(明日が20歳の誕生日)が店頭代理として切り盛りしてます。待ちでは人の頭に取っても取っても花が生えてくる「お花畑」事件が発生してると話題が出ます。シェアハウスの個性豊な住人達が、実は「お花の国」の住人であったマスターとオハナミズキの回収に加えて地球の侵攻をするのですが、多大な犠牲を払いつつなんとか撃退しましたという話です。

フライド チキン=とことん”ヒモ体質”なスケコマシ(後半ではほとんど赤フン状態で出てました)(取り上げられたゲーム機がどんどん出てくるコントは受けました)
赤青 黄色=チキンさん大好きで、働かないチキンに代わって今ではソープで働くことになってしまった薄幸な女性
リーダー丸山=かっこいい黒服のお方であるが、行動が残念な元警視庁勤務さん。どんづまりのネタを考えています(登場シーンでのビスケットのばら撒きは楽しかった)
オハナミズキ=マスター(悪戯とか大好き)の息子で代理店長、実は父と共に地球に来た「お花の国」の住人。20歳になると花になる体質をもつ。救世主になるはずが活躍は・・・でした。
コクモツ元気=変キャラでした
花びらワタゲ=今回のお花騒動の張本人、意気揚々と地球侵攻を進めます。20歳は超えているが、持っている種の効力で人型を保っている。
ひろし=兄、弟とどんづまりというユニット組んでる
木製のどこかで見たような乳母車に乗ってる謎の女性キャラ=実は「お花の国」から以前に来た4人のうちの一人。
ひょっとして乱で舞ー

ひょっとして乱で舞ー

時々、かたつむり

小劇場 楽園(東京都)

2014/08/14 (木) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★

目の付け所は良かったが・・・・
今ひとつ物語の深みが味わえなかったかなぁ、と思えた75分。

ネタバレBOX

舞台セットは柱を中心とした幅10cmほどの白線円が床下に描かれた幾何学的な表現をされていて面白かった。

話は「インサツ」(プリント(PR)細胞から作られる)と呼ばれる人間のコピーが60年前可能になった世界(労働を「インサツ」に負担させ繁殖を本物が行い少子化が止められた)。クローニングと異なり記憶も能力も同じ人間の複製という設定で、本物と異なり肌は冷たいらしいが、それ以外の細かな設定は作中では語られなかった。→かなり画期的な事象であり世界観の根幹を成すのに、その事についての世界の改変はあまりない現代と変わらない世界として物語は展開してゆくのですが・・・。そんな単純な設定で語り尽くされるレベルのものではないと思えたデス。 でまぁ、この国では「インサツ」は禁止されてるという設定です。 基本は2組の男女の話となり。死んだ婚約者の「インサツ」と暮らす男が「インサツ」本人が自身を本物と思っていたが、自らの出自を知って世界に出。男は「インサツ」を探しに行きます。 もう一組は何処にでも出掛けられるアイドルを「インサツ」にて増産し国民的アイドルとなるも、これまた「インサツ」を用いての活動に罪悪感を感じたアイドルが自ら暴露し捕まるという結果になります。(これは黒ネズミさんみたくて面白い設定だった、世界中何処にでも出現するが、同時に現れる事は決してないという(^^) ネットのチャット表現もあり、解りやすかった。 婚約者の友人は「インサツ」が許せないが、死んだと思っていた彼女の「インサツ」が本物と同じ記憶を持っていても許せないと・・・。 尺が短いせいもあり、話が一応は決着付くが、基本問題提議で終わった感強く思えたです。 

面白い設定であるが、生かしきれてないなぁと思った。

(アフタートークで判明するのかな?聞けなくて残念でした(-_-;)

開演5分遅れ、暗転→ダンス、暗転4人の男女の乾杯・・。ラストはこれが繰り返されるが、乾杯繰り返す意味もアフタートーク?で判明かしら。

キヨタカ-死んだ婚約者の「インサツ」と暮らすも耐えられなくなる
マイ-キヨタカの婚約者だったが死亡、
その「インサツ」は病気を理由に部屋に閉じ込められていた。
ミナミカナ-マイの親友(チョコバナナクレープのホイップ”マシマシ”は受けました(^^)
ヒライサナエ-何処にでも行く国民的アイドル=禁止の「インサツ」でアイドル活動を可能にしていた(でも映画とかも何本も製作されてて、演技とかアイドル性は天性の才能では?「インサツ」ではキッカケとか思うが・・・)引退-暴露-逮捕-起訴-有罪-半年の刑期終えて出所
倉木-小さい芸能事務所を立ち上げ、付き合っていたサナエをアイドルとして売り出し「インサツ」にて国民的アイドルと成すも、サナエの引退-暴露にて刑務所で服役する羽目になる

前日から2日間、下北沢は夏祭り。
スイカ割りしたかったかな(^^)=用意されてた西瓜は大きかったですのよ。
憶ひ出~オモイデ~

憶ひ出~オモイデ~

劇団アルファー

劇場MOMO(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★

よく、まとまって解り易い話ではある・・・。
でも自分の観劇経験を加味すると、
どこかで見たような話のパッチワークに思えてしまった90分。

時節は、とってもタイムリーで良かったです。

ネタバレBOX

「煙が目にしみる」=自分の葬式を自ら観客に解説し物語にも組み込まれる設定とか。話せる擬人化したペットのワンちゃん(チコちゃん♀ツインテールっ子=死者とは会話成立する)→「さよならノーチラス号」の印象が自分強くて・・・・でした。
役者さんも良くやってて面白く、「ケセラセラ」の歌も効果的に心揺さぶられるんですが。自分は二番煎じ感が払拭できなかったです・・・。

星は3.6ぐらいでしょうか・・・

パンフレットに人物相関図がありまして分かりやすいが、先に見ると物語のわくわく感が半減するかなって見なかったです。

舞台セットは中央に棺を横たえた通夜の部屋(湘南に建てたマイホームの)が主体です
客層はやや高年齢者が多かったかなって

恰幅の良い白いお髭が素敵な白い和服の男性が胃癌で亡くなったカワノナオヒト氏でした

前説は漫才でした→ワンベルはオリンだったり、開演前のBGMは金曜ロードショーだったなぁ(^^)

亡くなった方の男性兄弟が多くて少々人物関係が混乱=だから相関図あったんですね(^^)

出棺ができない(入れる時は縦にして入れてた)ので窓を壊すハメになったり

へそくりが100万円あった筈が、30万バーちゃん使ってたり・・。

隠し子騒動(本当はしたたかな母が嘘ついてた)子供は本当に隠し子と思っている(姉は葬儀手伝いに来た)

観劇とか少ない方にはお奨めです(けっこう鼻ススる音がしましたし)
(スレてる自分が駄目なんだろうなぁ・・・(-_-;)
『穴の中 或は、■の中』ご来場ありがとうございました。

『穴の中 或は、■の中』ご来場ありがとうございました。

演劇ユニットG.com

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

この話は・・・大変気に入りました(^^)
とにもかくにも面白いっ!

物語の出だしも掴みもOKで、内容も気に入りました。

個性的だがユニークな憎めない各設定の登場人物も楽しめた、1時間45分。

ネタバレBOX

出だしってゆっても、劇場の入場からです→地階へ降りる階段がロープで幾何学的に遮られて不思議空間に入るという雰囲気を醸していました(^^)。

舞台床のメンテナンスハッチ5個を開けて穴としての舞台セット化してました。
(狭いだろうし(→いやいや結構広かったと後日判明しました(^^)、照明も暑かったろうし、役者さんが作者・演出さんとかに殺意芽生えたかも・・・(^^;)

話は説明通りですが、このハコってエレベーターあったんですねと驚かされました。 でそのエレベーターで降りてくるドミノピザの配達バイトさんが主人公=イイジマタカシ=なんですが、これは映画「ミュータントタートルズ」でのワンシーンを思い出しました(クワトロピザについての薀蓄が楽しかったハカセですが、現実役者さんってドミノピザ信奉者多いのかしら?他の芝居でもよく聞くピザ屋ですんで・・)。本当は3丁目の8-7ヨシカワビルに届けるはずが、ここは8-8オーラービルと穴から出てきた白衣の男に聞かされて出ていこうとするが。銃のようなもの(と作中でも連呼します(^^)で撃たれ穴からのびた鎖で左手首を手錠で繋がれてしまいます。(角の一つの白い光を放つ穴の近くでは何故か行動が遅くなる現象があり、そこからは何か得体の知れない白い手足がピンクフロイドの曲(?)と同時に光を伴って現れたりする特に謎の穴でした)

白衣はハカセと呼ばれていました(80年かけた穴の秘密にかけた不老不死の研究の成果=不老不死薬を理研で実験(寿命の短いイチジクコバチで)するも失敗し穴に帰ってくる(180年生きてて研究していたそうです))。
艶っぽい女性は自分の老いと美貌が気になる千年女王さま(^^)
殿と呼ばれるタキシードの男性はいろいろな買い物をして物欲を満たし日本刀を振り回すオダノブナガさま
OLもいるようで、先の男を追い出して現の穴の所有は主人公の大学生時代同じゼミの知り合いナカヤ女史でした(6年ぶりの再会)

穴は二人で入ると効果は無いと判明している

穴から出たいと主人公穴の住人の前で大演説=様々な興味の話したがAV女優のスズムラアイリ話では後にハカセも共感していたと(^^)

でOLのフリしていたナカヤ女史はどうやら政府関連の人間のようで、ここをコンクリで埋める(階段側からコンクリを流すホース引き込んできました)話をして強制閉鎖するコトになり住人を追い出します。(担当の業者のおばちゃん(モリタさん)がいいキャラしていました(^^)

とりあえず地上の居酒屋「チリンボウ」にて皆で飲み会しましょうとナカヤ女史に強引に出されるのですが、穴から出ると主人公は撃たれた胸の傷から出血が始まって、せっかく彼女にもなってくれたナカヤにも会えないと床に横たわると・・例の謎の白い穴から白い人間体が壮大な音楽と共に出てきて、主人公を助けるのですが、配達されたピザ(先に白い穴に落としていた=ハカセに撃たれた時)を一切れ食べると・・喉に詰まらせたようで、のた打ち回って動かなくなり。外では突然真っ暗になったとおばちゃんの声が聞こえます(神が死んだ・・って誰が言ったんだ=とおばちゃんが外から答えを教えてくれたりと・・い~い味出してました)が暫くすると明るくなったというおばちゃんの声を聞き、主人公は階段を上がって外に出る事を選択し終劇です。

不条理系ともいえるSFですが、登場キャラクターの生活感などが納得できてユニークでした(^^)

おしむらくは、あれほど前説で注意していたのにマナーモードにもしないで、着信音鳴り響かせたお姉さんがいたのが嫌でした。

劇団側は作中での喫煙シーンでは本当のタバコではありませんと、いろいろ気を遣っているのにねェ。
おせっかい母ちゃんリビングデッド

おせっかい母ちゃんリビングデッド

ぬいぐるみハンター

駅前劇場(東京都)

2014/08/08 (金) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★

あまし奇天烈なストーリーとは感じなかった
時期的に合ってるかなぁ(お盆)って思ったです

登場人物の個性は楽しめたが、その他は今ひとつに感じた1時間45分。

ネタバレBOX

話は説明通りで、キレて暴力に訴えやすい息子が心配で成仏できない母ちゃんの話です。

美幸母ちゃん役の神戸女史のマシンガントークが結構楽しめました(^^)

舞台セットはライブハウス「ヘブンズドア」の楽屋で、そこで繰り広げられる主人公:恩太のバンド「少年ゾンビ」解散公演前のドタバタに、バンド結成までのエピソードを時々挟みこんで進行していました。
美少年プロレス

美少年プロレス

全栄企画株式会社

新木場1stRING(東京都)

2014/08/08 (金) ~ 2014/08/08 (金)公演終了

満足度★★★

上記説明の詳しさは現場ではあまり語ってなかったなぁ・・
四角いジャングルと言われるリングの使い方は、基本的に南向きで演じており。
”ベニクラゲマン”みたいな全方位エンターティメント性は感じられなかった。
1部ではコント風にショートレンジのプロレスを演じ、2部では練習生の相撲対決とメインのガチプロレスを間近で見せてくれました。
面白さはあるのだが、小劇場の演劇等と比べると演出と脚本が弱いかなぁ・・・って感じました。
メイン2部のプロレスも最初はスピーディで迫力があったが、失速してからの乱戦は、ちと”ぐでたま~”みたいに感じるところもあり。流れや見せ方を考えた方がいいのではと思えたです。
各レスラーや練習生&ジェネラルマネージャー(GM)は点滴しつつパジャマで登場するし(^^)個性溢れるキャラクターが多くいるので、上手に脚本やら演出を強化して物語性などを、動画やレフリーさん・照明&音楽など使って盛り上げると。化けるのでは?とか思えました。
ちなみに、生プロレスは初めて見ました。(子供の頃は祖父と一緒によくTV中継見たりしていましたが) 約2時間半です

未来への伝言2014

未来への伝言2014

VOICEK(ヴォイスケ)

よみうり大手町ホール(東京都)

2014/08/08 (金) ~ 2014/08/08 (金)公演終了

満足度★★★★

なかなかに音が楽しめました♪
第1部は、ちょっとキワモノ・・・かな?とか思えたんですが。
第2部の明るい旋律でのピアノコラボは良かったです。

自分的にはヴァイオリンとハープが好みでありました(^^)

開演前と終演後&休憩時間に白井貴夫氏のシンギングボールが演奏されていまして、初めて触れる楽器は好奇心が満たされました=休息時間では被爆ピアノ同様にシンギングボールにも触れられて音も出せたので満足感がMAXでありました。

解散

解散

江古田のガールズ

本多劇場(東京都)

2014/08/05 (火) ~ 2014/08/06 (水)公演終了

満足度★★★★

製作さんは大変なんだなぁ・・・
と思った約2時間ですが、それを上回る「やったぜっ!本多劇場進出だぁ!」という感じを強く受けた作品でありました(^^)。

ネタバレBOX

入場時に渡された風船を劇中(開始30分以内)で使用とのこと、また前列4つまでの椅子の下には舞台上に投げつける猿のエサを入れていました(^^)。

開演時間厳守はできなかったです。

舞台は劇中劇の「お猿のキング」クライマックス=キングの奥さんの出産からの開演です。周囲の男のお猿はふんどしに赤い尻(直接赤く塗ってたです)。

で劇中劇の終劇前にキングが岩の上から落ちてしまい明日の公演が心配され・・・と、こんな感じの危機また危機が製作さんを次々に襲います! ほんと製作さんは大変だなぁって。

この劇場で舞台をする嬉しさはミラーボール10個に出てましたねェ(^^)
UNIQUE NESS(ユニークネス)

UNIQUE NESS(ユニークネス)

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2014/08/01 (金) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★★

癖のある登場人物が楽しめた♪
イギリス人を演じてますという感じが、これまた楽しめた約1時間50分。

舞台美術の見た目と使い方が結構ユニークでスタイリッシュな感じを受けました

ネタバレBOX

舞台中央にベットが置いてあり、左右に額縁が段々に吊るしてあり椅子が後ろにあって物語に関与する人物が座っていて中央に出て話を紡ぎます。

ハウスキーパーさんのキャラクターが良く出来てて気に入りました

人間関係は楽しめたが、主人公の遺産についてもっと明確な情報を提示して欲しかったかな。
祀(MATSURI)

祀(MATSURI)

劇団め組

吉祥寺シアター(東京都)

2014/08/01 (金) ~ 2014/08/03 (日)公演終了

満足度★★★

話は判り易い・んだが・・・・
DJとくっけるとか話の見せ方とかは・・・と思えた約1時間50分

ネタバレBOX

DJとのコラボは、あんまし・・・メリットを感じなかったなぁ・・・。

親しみやすい七福神さんたちは楽しかったが、
神々しさは無かったかしら(庶民的な神様ということで合ってるのか)?

いろいろと、今ひとつ感を受けた作品でありました。

舞台は神社の仮説舞台みたいな感じで、中央奥にDJブースが設置されて開演前からDJパフフォーマンスがなされてました。

舞台の上手に太鼓の設置があり音楽を主体にしたという作りのセットです

折込のチラシに”武蔵野吉祥の七福神めぐり”が入っていて、地域のとの連携もありました。→名産品の販売もしておりました

・・・んで話の続きは、七福神は結局罪人たちを匿い。追ってきた役人達とひと悶着あり、罪人の一人が死亡。もう一人は無実であると寿老人が諌め、吉祥天が野に下ってこの森を想い人(=無実の罪人さん)と守ることを誓い。神の抜けた穴を先に死んだ罪人の心意気に免じて福禄寿として神格に上げて仲間とし、この森を人間たちに授けて去っていきます・・・・・・。

上手に七福神の個性を見せていたり、話は上手に作ってあるのですが。
なんか間延びした感じを受けたのは、なんででしょう?
(「大黒パワーで変身っ!」とかやった方が受けたかな(^^)
(ちょっと話の方向性と違うか・・・)

福禄寿に転ずる罪人さんのキャラを、もっと突っ込んで作ればわかりやすかった?(杖の代わりに武器は棍を用いてたり、鶴の着物着てたり、生まれ育ちがとことん不幸だが周囲に福をもたらしてて人受けは特に良く性根がまっすぐで前向きとか、名前にサザンクロス背負わせるだけでは弱かったかな。)

神々の森で育てられた男(平家落ち武者の独健(どっけん))さんの使いどころも微妙だったかなぁ、って思えたデス。

大黒天付の使い魔(^^;)ネズミさんと、用意される武器の中に「ヨーヨー」が自分大変受けました~(^^)。

EDM(エレクトリックダンスミュージック)のDJさんKNTRが参戦です

観客は女性が多かったかな、開演前の前説はDJさん抜けてからの寿老人がされてました。


RIVER SIDE  STORY

RIVER SIDE STORY

STUDIO D2

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/08/01 (金) ~ 2014/08/03 (日)公演終了

満足度★★★

ダンスバトルってのが、いまひとつに感じました。
勝負と考えると、ダンスでの勝敗って個人の印象・鑑賞だし難しいよなぁ・・。
って思った90分。

ネタバレBOX

ただならぬ関係・・・→は兄妹ってオチでありました
Vol.1『BGS~バックグラウンドストーリー~』

Vol.1『BGS~バックグラウンドストーリー~』

ド・M(マリーシア)野郎の宴

Geki地下Liberty(東京都)

2014/07/31 (木) ~ 2014/08/03 (日)公演終了

満足度★★

細かい伏線張りなどもよくやれていたが・・
今ひとつ感は否めない・・・・のではある・・のだが、
料金を考えると釣り合いが取れてるかなぁ? と思えた1時間45分

ネタバレBOX

本番千秋楽劇場公演舞台の楽屋というか、
役者の出待ちルームで巻き起こる人間関係(男性のみ(^^)の話。

殺傷能力の無い愉快犯的なトランク爆弾事件なども絡ませて展開するけど、
そこそこに散りばめた設定は人間関係には反映されてるのだが・・・・。
どうにも本番中の舞台が隣で進行してるという緊張感が無い。
効果音で隣から笑い声でも時々出すとか、役者の大声がたまに聞こえるとか、
盛り上がる音楽が伝わるとか、そーゆー細かさあればなぁって思えたデス。

いろいろと人物設定とかに細かいとこも、上手に伏線回収するところなんかも評価高いとこあったですんで、上記勿体ないです。

ちなみに作品中でトランクと言われていましたが、見た目考慮すると。「アタッシュケース」と呼称した方が合ってるのでは?と思ったデス。

役者さん尊敬してますと言ってた進行?製作?係りのヨドバシくん。小学生相撲を全て下手投げで優勝したという伏線が、最後に爆弾騒ぎのドタバタで悪態ついて逃げる時に発揮されたりしますが。父親の勤め先はヤマダ電機の方が受けたかな?

いがみ合う役者と売れっ子脚本家の服装が黒と白で統一していたりと、ほんと芸が細かいトコはよかったんだけどねぇ・・・。

ケースが爆弾とわかってから、脚本さんが解体しようとしますが。素人がいきなりそういう発想するかな? せめて「CSIだてに全シーンズン見てないぜ」とか好奇心とか電気系が好きな行動や台詞は仕込んで欲しかったです。
恋する小説家〜映画と舞台のW上演〜

恋する小説家〜映画と舞台のW上演〜

Moratorium Pants(モラパン)

OFF OFFシアター(東京都)

2014/07/30 (水) ~ 2014/08/04 (月)公演終了

満足度★★★★

なんか久しぶりに大声出して笑えた(^^)
このところなんか「クスッ」って感じの笑いが多かったせいでしょうか?

まぁそれはさておき、舞台のみ観劇です。→映画は見ておりません

才能の無い(失礼)主人公の、へたれっぷりを見事に演じた主役さんやら、
囲む登場人物たちのキャラクターがホント楽しめた1時間45分でした。

ネタバレBOX

強烈にネタばらします=知りたくない人は読まないでくださいっ!


バイト先で知り合って付き合うことになった男女。
女は漫画とマヨネーズつけた竹輪が好きな売れっ子アイドル漫画家となるも、
男は胡瓜の好きな単なるフリーター・・・いやいや将来の小説家志望の文学青年ですね(^^)

台風直撃の夜=主人公君の誕生日、彼女からプロポーズされるも。ヒモ状態で小説を書き続けることになると、なけなしのプライドが邪魔をして喧嘩別れしてしまいます。翌日自分が小説に書いた女子高生探偵の奈緒が部屋に現れ、もっと話を練りこんだ面白いものにしろと掛け合いに来ます。と次々現れる小説の登場人物。面白くなった小説を彼女のツテの出版編集に見せるのですが、彼女の初期の作品のパクリであると切り捨てられ小説を諦める主人公でしたが、なんとか踏みとどまってまた小説を書いたのでした・・・。で終わらず、実は喧嘩別れした誕生日に彼女はストーカーに殺されていて、その殺人方法などが、自分の書いていた小説の元ネタだったとわかるのです。上記の登場人物出現騒ぎは3年間(別に1年くらいの方がリアリティ感じると思うが、何で3年にしたんでしょう?)引きこもっていた間の出来事でしたと、姉の命日に主人公の部屋を訪れた妹から真実を聞き正気に戻る主人公・・・。 オチは隣に越してきた女性(毎回?のゲストさんとするそうです。男性とかも出したら受けるのでは(^^;)と何かあるようになるかなぁと自分を小説家になりたい男と正直に話せるようになって終劇です。

小説の登場人物が登場するのは、新井素子さんの「絶句」みたいでしたが。
なにせ売れない小説書き・・・(^^)。せっかくの才色兼備の女刑事のボキャブラリーが悲惨な台詞になってるトコは大笑いできました=語彙は主人公の能力以上に出てこない(^^)=突っ込む登場人物達も面白かった

役に合ってて可愛かった女子高生探偵さんの突っ込みで「これ主人公女子高生である必要ないんじゃない?」という台詞。自分全否定してるのに言っちゃうとこ、受けました~(^^)。

また小説を書き直してゆくと、登場人物たちの性格も変化するトコも楽しめた一因ですね。自分の前の性格についての言及なども突っ込みどころがユニークで楽しかった。

舞台は6畳一間らしい主人公の部屋ですが、
そこそこ散らかり具合もらしさがよく出来ていました。

荒っぽい力技系ですが、胡瓜が好きでリアルにポリポリ食べたり。その食べ方のこだわりが細かかったりと、キャラクターの出来の楽しさが堪能できて笑えた作品でありました。(ヒロインは竹輪+マヨネーズ好きだったり(^^)
ツナガル

ツナガル

セロリの会 

「劇」小劇場(東京都)

2014/07/31 (木) ~ 2014/08/03 (日)公演終了

満足度★★★

どちらかというと母娘の2代話だったような気もした
登場人物のキャラクターがしっかりしていて過去と現在の見せ方も楽しめたが、
ちと母の固執する娘への想いがイマイチに感じられた約2時間。

ネタバレBOX

いきなりネタバレすると・・・(これからの方は読まない方がいいですよ)


親友のピアニストが交通事故で亡くなって、残された旦那が自分のせいだと心に傷を負い。無事だった娘の子育てが出来ない旦那に代わってその子を親友のような世界中で人の心に感動を与えられるピアニストにすべく育てる決心をした女性=主人公の母です(継母になりますね)。主人公の娘は才能を受け継いだんだ、立派なピアニストになれと母に教育され続け、手を怪我しないようにと様々な禁止事項も守ってきましたが、大好きだった父まで出ていってしまう不幸な出来事に心が折れてストレス性の難聴になり、結局母の望むピアニストにはなれなかった。母の母親=主人公の祖母のやっていた音楽教室も今では祖母も亡くなり、母も身体を患い入院中で経営を続けるかやめるか思案中の主人公。母に愛されずピアニストになる事を強要された記憶から、彼氏からのプロポーズも懐妊したにも関わらず拒否をしてしまいます。・・・・母が亡くなり、隠されていた自分の素性が顕になり、。自分は歪んではいたがちゃんと母に愛されていたという事実を踏まえて今度は逆に自分から彼氏にプロポーズするところで終演です。(音楽教室はやめるようです・・・。まぁ難聴も一時的だったとはいえ、ピアノの世界から足洗ってOLしていたようだし妥当かな。)

今時間では入院中の母ですが、過去話でいろいろ娘にキツイあたりをする鬼母になっていました=らしさは良く表現されていた。・・・・んだけど、下世話な表現をすると「下半身が足りない」かなぁと思えたんです。育児放棄してネグレクト親父になった元親友(亡くなったからね、この表現にします。)の旦那(あーアルコール中毒にもなっちゃってましたね)ですよ、親友に代わって子育てして旦那支えるという基本の行動理由が弱く思えた。親友に譲った=なんか強い理由があった=でもまだ旦那好きーとか=自分が再婚して旦那とくっついて自分の子供授かる?授からないという設定も無く(たとえば懐妊するも子宮外妊娠こじらせて、もう子供が出来ない身体になる=親友の娘にしか熱情が向かない!みたいな妄執的感情がないと、あそこまで娘をピアニストへと追い詰めた感情に納得が出来なかったです。)

リアルに飲み物とか出すし、舞台セット(音楽教室の内部)の出来もよく、レッスンで聞こえてくるピアノとかの音の効果音など配慮もよく、周囲の合唱仲間のキャラクターの女子会トークとか楽しめる要素多かったが。娘に固執する母の妄執理由の弱さで、星は3.5かなぁと思ったデス。

子供話が無ければゲーム「君が望む永遠」みたいやなぁ・・・とか思ったデス
(まぁこちらはヒロイン死にませんが・・・・こっちは絵本とかですが、妹設定でとか・・・・ね。)

温かい周囲の人間関係と最後に母となる事がタイトルの繋がりでしたね

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