満足度★★★★★
全然興味なかったのになりゆきで鑑賞。
サーカスの仲間かと思ってたらアートだったんだね!!映像おもしろー!!でも確かに前の方の席でないと難しそうなものも多々ありました。でも前の方の席は、それはそれで客いじりが見にくいのと、キラキラが見にくい。
満足度★★★
全体のバランスは、とれている。
それぞれの評価。
ゲキバカ★5 こゆび侍★4 モエプロ★3 国分寺大人倶楽部★2 夜ふかしの会★4 Mrs.fictions★1
ということで、全体は★3。
ネタバレBOX
★の数は、サービス精神に対する得点という結論。
★5のゲキバカ、面白かった!オチが残念だったのと、場面を展開させるための言葉を持っている人がいつも同じだったことが残念だったけど、それを加味しても面白かったと言える、安心な内容。
★4こゆび侍。夫の目がとても印象的。願望がもう少しはっきりしたほうが、目的達成の快感と安堵がきちんと味わえるような気がする。ハイテンションなゲキバカのあとに、この繊細な雰囲気の作り方は見事!
★3モエプロ。邪気がない(笑)しかし男子の使い方がうまくない。もっとモエさせてほしい。
★2国分寺大人倶楽部。笑って良いかわからない感じがして困る。結局人物を全員紹介しただけで、別に目新しいことが起こるわけではなくて困る。おねーさんは下着見せたりしてサービスしているのに、おにーさんのサービスはないのか!とか言うけど、サービスされたところで、これもまた目新しくないのが困る。けっこう後ろの席まで煙くてすごく困る。
★4夜更かしの会。暗いのと、パフェが面白かった。暗いから、誰が喋っているのかがはっきりしない前半は、少し難しかったが、彼女の隣の人(たち)には笑った!やや空回り気味なのが残念なところもあったけど、これは日による気がする。
★1Mrs.fictions。すっごく内向きで、出ている人も暗くて、この舞台とコミュニケーションはとれないと感じた。主催している人なんだから、この企画を見てよかったなー!という気持ちにさせるものを最後に見せるべきではないのか。ひどく残念だった。
☆おわりの会
なごやかで楽しい雰囲気。でも役者さんと知り合いでなかったり、演劇に馴染みのない人は、やっぱり疎外感。役者さんは積極的に知らないお客さんに声をかけたらどうだろう。(話し込んじゃだめ)
満足度★★
浅く、広くない。
過激でもなく、新しくもなく、広がっていくわけでもなく、繰り返す意味がない。
ネタバレBOX
ただなんとなく書き手は真面目な人なんだろうという匂いがするのと、なんとなく面白いんだろうなという雰囲気に救われるが、よく考えると構成もセリフもうまくない。
編集の言動が不自然なうえに意外性がないので逆にびっくりしました。文豪の長男の名前が知られていないとか、貴重な資料テープを再生したり巻き戻したり(1回再生すればデジタルに変換してくれる機械がビックカメラで1万円を切っていて、年金もらってるおじちゃんたちが使ってたりする今の世の中で)。
あれはテーマでしょうか。だとしたら、セリフにしちゃあダメでしょう。青年の主張をすればいい。つかなぜもっと意外な人に言わせないのか、不思議で仕方がない。
そもそも情報提供の順番が基本的に間違っている。アシスタントがアシスタントであると提示されるのが遅い。末娘が高校教師であると提示されるのが遅い。土台がなくちゃ、ひっくり返されても面白くないでしょう。結局A面もB面もなくて、ひっくり返したあとも同じだったけど。
Wikipediaを一読しただけでわかるような知識や、教科書程度の「考えさせられる」なら作品にする必要はない。戦争も文豪も財産争いも笑いもひやかし程度にしか含まれておらず消化不良。見ている人を「深い」と「浅い」の両極端へ、ちゃんと連れていってほしい。今は距離が近すぎる。
満足度★★★★★
物足りなさがしっくりきた
無神経も無関心も無意識も依存も卑怯も美徳も優しさも、ちっちゃいスプーン1杯分。
この物足りなさがしっくりきた。それゆえにもう1杯舐めてみたくなるライフイズビューティフル。
ネタバレBOX
偏見や甘えや欲求を、スプーン1杯分くらい意識して、そこから眼鏡のレンズ1枚分くらいの距離を置いて共に暮らしている。
すきなもの、きらいなもの、こわいもの、いとしいもの、全部、当たり前に少しずつある。
善悪とか勝ち負けとか是非じゃない。
声高に主張して思想を肯定しない。
誰もイイ人じゃないのに清々しい。
ちっちゃい世の中が好きだ!
一瞬思い出すくらいの青春が好きだ!
一瞬憧れるくらいの未来が好きだ!
一瞬なぐさめあうくらいの距離が好きだ!
非常に草食系。
満足度★★★
きれいなものの傷は目立つ。
もっと激しく心を揺り動かしてくれてよかったのに。
だって、このお話に嘘はなかったんだから。
ネタバレBOX
バッドでありハッピーであるエンディングが最高。ひとの気持ちに嘘がない。問題提起ではない、ちゃんとした答えがそこにあったと思う。答えがあって、なおかつ見た人の心の中で続いていく物語は最高に気持ちがいい。
ただ、短編であるということは、完璧への距離が近い。と、思う。ので、残念な部分が多々目につく。
冒頭の台詞が届いてこなくて、滑舌なのか、テンポなのか、耳に入ってきたときの感触が良くなかった。メリハリ? もっとやれる気がする。
見たいものを見せてもらえない、という感じもした。舞台が細長くて近いから、端っこと端っこに二人が立つと、どちらかしか見られないのも残念。役者が提示する動作の意味が曖昧で、たとえば千明の書いている履歴書が、私の脳内で履歴書だと判明するまでにかかる時間がもったいない。考えている間に気持ちがとぎれてしまう。(ついでに書くと、インコのピーコが回されているのを見て、インコ回しちゃって大丈夫!? と、うっかり思ってる時間ももったいなかった)
見終わって、かなりの時間が経ってから、ふと疑問が湧く。肩車は、なんであんなにあっさりだったのだろう。もっと頑張ってくれていたら、私は泣いたのではないか。泣いたからっていいとは思わないけど、泣けたら気持ちいいこともあるわけで。
惜しい! の連続。ということはつまり、とても好きなお話。何かが少し違っていたら、☆5つだったはず。勝手に今後を期待する。
満足度★★★
ジョージとドットに恋した私は幕間に取り残された。
ジョージは点で絵を描く。ドットの声は届かない。彼が筆で描いていたのは、光の粒。世界はドットでできている。やがてジョージは自分で描いた絵画に埋もれて見えなくなる。
ネタバレBOX
第1幕の終わりが最高。ピースがひとつひとつ、はまっていく気持ちよさ。ドットの帽子の花の色に泣きかける。
ジョージの気持ちも、ドットの気持ちも、とてもよくわかる。わかるだけに、私はこの二人の物語を最後まで見たかった。ジョージの最期も。
第2幕、現代のジョージが抱える、いわゆるアーティストの苦悩、には全く感情移入できない。ジョージの孫くらいならともかく曾孫ともなると、繋がりを見いだすことはできなかった。アート、というひとつで繋がれるのかも知れないが、アメリカでの生活、育ての父親のことを思うと胸が痛い。パン屋のルイが一番偉い。
ので、後半は丸ごとぼんやりしていた。
しかし、曲も歌もいい。絵は見る人に向かって合唱しているのだ。
満足度★★
信じさせてほしかった。
こういう人間関係の存在を信じることができなくて、ちっとも乗れなかった。自分の周りにない世界を信じさせてくれるお芝居が好きなので、残念。
ネタバレBOX
キレる人は苦手だ。小心者のせいか、誰かにキレている人を見ると、自分がキレられている気がする。だから見ている間中ずっと、キレられて攻められて叱られていた。
笑わせようとしてくれているのが分かっている、ということだけが唯一の救いだったが、キレられている私がその場で笑うことは不可能だった。
満足度★★★
トレンディドラマってこんなだっけ?
CMの度にじらされて予告編を見ては身もだえた、トレンディドラマ世代なので、期待して行きました。
が、感想は、トレンディドラマって、こんなだっけ?
というわけで、思わずwikiりました。そこには私の思っていたトレンディドラマが。そう、トレンディドラマは、おしゃれで縁がない恋愛にすっごくどきどきしてでもなぜか身近に思えて、軽すぎる彼らになぜかどっぷり深く感情移入して、やたら盛り上がる主題歌が流れるものなのよ! この作品にはそういう熱さがないじゃないの!
で、よくよく今作品の説明を見てみると……あ、「トレンディードラマ」だ。「ー」がある。「ー」が。
つまるところ、この「ー」の部分が、新境地を目指しているのだろう。
ネタバレBOX
でも、やっぱり揺さぶられたかったんだ。
クロスワード最高!
満足度★★
興味が沸かないのだもの。
お芝居を観るということのはじまりは、何もないところに興味という箱を置いて貰うことだと思っている。覗き込んだら中身がぶわっと出てきて……ああ、こんな大きさの、こんな質感の、こんな色の、こんな匂いのものが入っていたのか、と。今回は覗き込むに至らなかった。
ネタバレBOX
お芝居をやっていなかったら、普通に働いて、普通の主婦になって……という台詞が非常に不愉快だ。僕たち普通じゃない、と言いたげな、僕たち特別です、と言いたげな、知らない人の内輪のおしゃべりを延々聞かされた。役者全員のファンならそれも耐えられるのかもしれないが。
彼らの関係を描くのかよ、描かないのかよ、どっちなんだ。テレパシーを日常のものとして描きながらも、電波くんって呼ばれたという台詞で特別視する。どっちなんだ。お話がなにもない。けど、けど、と続く台詞の後には逆説でない言葉の羅列。けど、けどって、どっちなんだ。
このタイプの演出は、もうとても古くさい。新しかったものほど、過ぎたときにとても古くなってしまう。
満足度★★
繰り返しは苦手です
とにかく繰り返されるのが苦手……。ベターポーヅ好きだったのになあ。
満足度★
好きな人の言い訳しか聞きたくない
駄目な僕を許してください、っていうこと? 全体的に言い訳がましく強姦した男に都合が良い。ねぇ、衝撃的だと思わない? っていう、書き手の心理が列挙されているような気がして、とてもじゃないが好きになれない。
ネタバレBOX
細かいことだが、ドアの開け閉めが気になる。そういう閉め方するの? その人が、今閉めるの? と、不自然に見えて引っかかることがやたら多い。キラキラするTシャツ着て登場した姉が、劇中で派手だよと言う花柄のワンピースはそれほど派手でもない。酔っぱらった彼を連れてきてくれた友人と、縁側で喋っている姉の位置が変。ふつう、そこからその角度で人には話しかけないだろう、と。枚挙にいとまがない。
それに、ゲイは頼まれたら誰でも犯すのかよ。そうじゃないだろう。強姦した男は強姦されなくても怖い目にあったら許されるのかよ。そうじゃないだろう。強姦した男と暮らせば安心だ、という妹の気持ちは分からなくもない。でもこの妹から昔話を聞いて去っていった男たちの気持ちは全く分からないし、妹はアパレルだしきっと可愛い子なんだと思うので、そういう子と強姦した男が一緒に暮らして、なんだか強姦して得したよねって感じ。姉の劣等感も浅いし、姉の酔っている可哀想な世界が浅い。人はどうしようもなく溺れていくから共感できるのであって、選んで溺れている人はただの趣味だし、好んで溺れている人はただの馬鹿にすぎない。
最後に、これは趣味の問題だと思うが、口紅を塗るという行為がださい。
満足度★★★★★
奇跡の仕上がり
完全に舐めてました。そしたら、いくらでも舐めて構いませんよ、と、チョコレートを差し出され、それが手のひらで溶けてぐにゃぐにゃになって、いつのまにか私もその一部になってしまった。超面白かった。超好きだった。2度目はないんじゃないかと真面目に心配している。
ネタバレBOX
開場がやたら暑かったので、演者の扱う食べものとか水とか、やばいんではないかと心配してしまった。こういうのは気がそがれるのでよくない。
ラストの、音楽を諦めきれない人たちの年齢が、意外に若くてショックだったのは私の年齢のせいだろうとは思いつつも、なんとなく配慮してほしい気がするのも私の年齢のせいだろうか。
満足度★★
おしゃれ……なのかな
全体的に、おしゃれ……なのかな、仲良し……なんだな、と、いちいち確認してしまった。好きっちゃ好きなんだけども。
ネタバレBOX
お兄ちゃんを取り合う眼鏡の女子の風貌が似ていて混乱(笑)
舞台も小道具も可愛くて、人物も愛らしい。でもだからって感情移入するわけじゃないから、途中でぼーっとしてしまう。大がかりな映像を見に行ったような気持ちにもなって、踊って終わるな、と思うと、踊る、という、おしゃれ風な作品の典型にも思えた。
満足度★★★★
そんなところにそんな世界が!
可愛くて面白い。言語感覚が私と合ってさえいたら、死ぬほど笑えたと思う。
ネタバレBOX
「おばーちゃん」がたくさんいたら笑えるけど、「ばばあ」がたくさんいるのには笑えない。そういう細かいところの相性が合わなかった。
演者の動きや衣装はいちいち面白くて可愛くて元気でサイコー!
と、感想書くのはナンセンスなのかも。
満足度★★
不倫が痛快になることってあるんでしょうか。
島田歌穂が出てくると突如面白くなる。けど、やっぱり見た後は空虚な気持ち。
満足度★★★
くすぐったい残念さ。
面白くなりそうになると幕切れ。じっくりみたいところが見られずに終幕。題材が面白いだけに残念。わくわくさせられて、肩すかしの繰り返し。でもお父さんの公式は最高。