harumi姉さんの観てきた!クチコミ一覧

721-740件 / 989件中
うさぎの帝国

うさぎの帝国

こちらスーパーうさぎ帝国

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2014/12/03 (水) ~ 2014/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★

誰もが主役という感じ
オープニングの役者の紹介、手書きボードというのがなんかいい!この頃どこも映像使いすぎ!技術さんに頼るではなく、自分達の出来ることで作った感に好感を持った。話の方は賑やかで、一応主役は居るけど、誰もが主役という感じ。各々のカラーが出ていて良かったと思う。確かに前半のグダグダは少し整理したほうが良いと思うが・・・こんなシェアハウスに上京仕立ての頃に入っていたら、寂しいなんて言葉とは縁がなく過ごしただろうなぁ・・・と少しうらやましい気がした。

HYSTERIC6

HYSTERIC6

キティ

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2014/12/02 (火) ~ 2014/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★

映像の迫力
ステージ前面がスクリーンのように背景や過去の記憶を映し出す。音と相まってかなりの迫力!最近多いがどうしても舞台の使い方が上下二段となってしまうのが、映像主体になってしまっているようでもったいない。せっかく芝居の出来る出演者が多いのだから、ベースを芝居に持ってくる配置は考えられないだろうか?

海のてっぺん

海のてっぺん

ワンツーワークス

吉祥寺シアター(東京都)

2014/11/20 (木) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつもより身近な芝居
いつものワンツーワークスの舞台として“物足りない”という方も少なくないが、私なぞは単純な方なので、そのいつもがかなり重く感じてしまい、上手い劇団・見応えのある舞台とわかっていても、ちと敷居が高い。しかし、今回はかなり近いところまで降りてきてくれたなぁと、身近さを感じた。木の香りに見えないはずの海の風景、そんなものを感じながら、「妻となる女」の相反する想いに添うように観ていた。一人ではなく見守られていたというラストには、どうにも涙が滲んでしまっていた。こういう肌にやさしく触れてくる作品なら、また観たいものだ。

翡翠の抄

翡翠の抄

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2014/11/26 (水) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★

短くも長い上演時間
理解力がないといわれてしまえば仕方ないが、場所の感覚と時間軸がはっきりしない。また登場人物が今と平安の衣装を時々着替える為、逆に登場人物の感覚がわかりづらい。似たようなシーンが多い。芝居はしっかりしているのだけど、客を引き込もうとか、楽しませようとか言う要素はあまり感じられない。重ねて言えば、やっぱりこういうものはビジュアルも大事ではないかと思うのだが・・・。舞台の使い方も上手にバルコニーのような高い部分。こちらにどうしてもバランスが偏る。こういうのがうちの持ち味、そういわれればそれまで
、単に私には合わなかったというだけで。芝居がしっかりしている分だけもっと魅せ方があるのではともったいない気がした。短くも長い上演時間だった。

LACK.

LACK.

projectDREAMER

小劇場 楽園(東京都)

2014/11/18 (火) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

ライティング
「ユートピア」こちらはなにか違和感の塊、ゲイがゲイらしくない。ゲイのカップルはもっとカップルらしくない。女の子たちは金切り声を上げるばかり。ただただ疲れた。逆に「病の王国」、こちらは精神異常をきたした母親役が見事!!娘役も対照的でいい。ストーリーの最後の落ちもある意味ぞっとさせる。さらにもっと良かったのはライティング!不安定な精神状態、これをうまく引き立てている。ある意味三人目の登場人物と言っていいくらい、台詞のないものを言う存在になっていた。

トーキョー・スラム・エンジェルス

トーキョー・スラム・エンジェルス

Théâtre des Annales

青山円形劇場(東京都)

2014/11/14 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

経済
難しい話かと思えば、なんとわかりやすい!特に子供社会の経済の話には“あっ”と思わされました。ひとときカードゲームが流行った時に確かにこういうことが身近でも起きていたことを思い出しました。リアルに自分達が飲み込まれている「経済」というもの、改めて感じることが出来たと思います。また円形劇場の使い方も良かった。改めてなくなるのが惜しいと思わされました。

舞台「一週間フレンズ。」

舞台「一週間フレンズ。」

東宝/スクウェア・エニックス

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2014/11/14 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★

原作が良いのかも!?
観ていて“初々しい気持ちになった。女の子同士のこんな事が楽しい。当たり前のことに目をキラキラさせるヒロインがとても良かった。確かにこの子は笑顔がいい。演出が特にいいとか、セットが個性的とか、そういうことは無かったのだけど、この表情の素敵なヒロインと、原作のストーリーが新鮮に感じられた。

コミックジャック

コミックジャック

ネルケプランニング

サンシャイン劇場(東京都)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

きださんらしい
始まってすぐ「TEAM 発砲・B・ZIN」の「カケルエックス」を思い出した。なんだか昔のきださんの雰囲気がもの凄く出ているような気がする。当時の劇団を“有り得ない”を連発して観ていたが、今回も脇役がいきなりメインクラス入り、まさかの悪役登場など、すったもんだの楽しい舞台だった。出演者の動きもいい。特に聖也くん、愛弓ちゃん、観ていてワクワクする。また・愛弓ちゃん・アサミちゃんの通る綺麗な声も印象的。悪役組もコミカルで楽しい!!ただただ楽しいのがいいという方、お勧めします!

月光条例

月光条例

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

原作と重なる
“「カプセル兵団」だから、この作品が舞台に出来たなぁ・・”という気がする。観ていて、原作の登場人物と舞台のそれがいい感じに重なってくる。特にエンケキブと鉢かづき、図書委員。女の子たちがイイ!!脇キャラも裸の王様を始め、シンデレラや赤ずきん、盛りだくさんの登場人物がいいバランスで動き回る。これだけ登場人物がいても“邪魔になる”がない。2時間40分と聞いた時は“えっ?”となったが、意外にすんなり観終わった気がする。ひとつだけ言わせてもらえば、吉久さん、芝居は良いけど、この役には少々年齢的に苦しいかな・・・と。さらに、もうひとつ、あのクッションは座りづらく、落ち着かない。

竜馬が生きる/竜馬を殺す

竜馬が生きる/竜馬を殺す

PU-PU-JUICE

シアターサンモール(東京都)

2014/11/07 (金) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

私も思い違いだったようで・・・
もしも“龍馬が暗殺されなかったら”そちらの話かと・・・。龍馬の生き方というか、定番のお話で少しがっかりしました。もっと発想が欲しかったと思います。確かに芝居は出切る方が揃っているようではありましたが、全体的に絶えずザワザワした感じで、落ち着かない舞台だったかなと感じました。シリアスにまとめたいなら、バタバタとじっくりの使い分け、もう少しはっきりさせた方がいいのでは?

儚みのしつらえ

儚みのしつらえ

TRASHMASTERS

紀伊國屋ホール(東京都)

2014/11/07 (金) ~ 2014/11/12 (水)公演終了

満足度★★★★

しんどい
かなりショッキングな内容、女性としては目のやり場に困る。当然演技力のある出演者でなければ、陳腐なものになってしまっただろう。そこはかなりのものと思いはするが、個人的には周りの言葉に自分の考えをころころ変えて行く主人公は気に入らないし、必ず自分以外がいる家の中で、聞かれては困ること、見られては困る事を浅ましく繰り返す登場人物たちに呆れてしまう。そういう意味では人の愚かしさもかなり見せられてしまった舞台ではあった。

SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-

SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-

メディアミックス・ジャパン

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2014/11/07 (金) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

もったいない
歌の上手い出演者揃いで、聞き応えのある舞台。が、広い舞台、上手く使いきれていないように感じた。どうしても中央にばかりポイントが来る。脇上部の空間が意味を成していない。ラスト近くになって垂れ幕のようなものが何本も下げられるが、造りとして、もっと活かす方法はあったのではないかと思う。先に歌が上手いと書いたが、ラスト近くのシーン、二人掛け合いは歌詞が重なって、聞き取れない。出演者というより、演出サイドがもっと考えて欲しいと思った。

舞台『里見八犬伝』

舞台『里見八犬伝』

日本テレビ

シアターBRAVA!(大阪府)

2014/11/21 (金) ~ 2014/11/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

もう一度
今までに、いくつかの「八犬伝」を観たが、今回の作品、断トツの出来!ヒーローではなく、各々の抱えるもの、葛藤、悲しみが良く表現されている。殺陣の出来る若手、バリエーションも様々。殺陣好きには見応えがあった。また脇を固めるベテラン組もいい味を出していた。来週また観に行くこととした。

棚からハムレット

棚からハムレット

CAPTAIN CHIMPANZEE

ザ・ポケット(東京都)

2014/11/05 (水) ~ 2014/11/09 (日)公演終了

満足度★★★

大変失礼ですが・・・
こんなことを言っては何だが、全体として、動き、台詞回し、表情、どれもが“素人っぽい”(上手い方もいるにはいるが)。大変失礼かも知れないが“板の上に載っている”という人が少なすぎる。
なのに、なぜか観ている側に伝わってくるものはある。不思議な劇団だ。
多分、脚本が人というものを優しいものとして書いている為だろう。反発しているようで、互いを思う気持ちが書かれているからかと思う。

あとニ、三年経って、芝居がもっと成長した頃にまたのぞていみたいと思う。

サムライ・シェークスピア "R&J”

サムライ・シェークスピア "R&J”

シアタージャパンプロダクションズ

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/11/05 (水) ~ 2014/11/09 (日)公演終了

満足度★★★

なぜ?
なぜ“サムライ”なのだろうか?
題名から和ものと思えば、衣装に着物柄を使っていること・刀である事・オープニングに篳篥など使っていること・・・登場人物の名前は原作どおり、ストーリーも定番のまま(多分に順不同ではあるが)、原作のまどろっこしい台詞もかなり残されている・・・だったら、原作どおりの舞台にすればいいのにと思ってしまった。
やたらと暗転が多く、芝居がぶつ切りになる。あきらかに演じる側が載り切れていない。話の順番もバラバラで、”ロレンス神父の視点を中心に据え”とあるが、あまりその効果は感じられなかった。
殺陣も定番、ダンスも変化に乏しい。
何がしたかったのか?理解できずに終わった。

ここでも熟年組は確かに上手い。特にジュリエットの母親役、しっかり芝居が入った熱演であった。

水の戯れ

水の戯れ

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2014/11/01 (土) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

階段
この舞台、1番印象的だったのは“階段”。舞台中央の物言わぬものが、なんともいえぬ風情を出している“まさに物を言う”前半ラスト・後半ラスト共に印象深い。そして話はリアルに人間臭い。愛というより“固執”のような気がする
だから一度生まれた疑惑はなくなることなく、心に抑えきれなくなるくらい膨れ上がる。その苦しさは愛情の中に憎しみを産み出す。そんな生臭い人の心がよく見えて来る。演出は見事だったが、話としてはあまり好きになれない作品だった。

「ちはやぶる神の国」~異聞・本能寺の変~

「ちはやぶる神の国」~異聞・本能寺の変~

演劇集団アトリエッジ

シアターサンモール(東京都)

2014/10/29 (水) ~ 2014/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

成長が楽しみです
この劇団の良いところは、若手の舞台に対する向き合い方が真面目で一生懸命だと感じられること。今回もまだ未熟ながら何年か後が楽しみに思える舞台でした。熟年組の味のある演技は見応えあり。
またストーリー面白かったです。これも有りかもとついつい思ってしまうほど、光秀と信長の繋がりがいい。以前観にいった時に同じく、じわっと感じるもののある舞台でした。

空から降る小さな愛

空から降る小さな愛

ジ~パンズ

銀座みゆき館劇場(東京都)

2014/10/27 (月) ~ 2014/11/03 (月)公演終了

満足度★★★

残念ながら
“アパートの上と下の部屋をまるで同時刻・同時進行のように、リンクさせながら描く話”どう見せるのか?期待してみたが、ちとばかりガッカリした。別にこれならよくあることで、珍しくもない。それに、たった一言言えば済む話、自然に出るであろう言葉をわざと言わせない、こういうコメディーにはもう飽きました。
また、全体の流れが単調。同じ一定のリズムで続く。幾ら騒いでもノイズに聞こえてくる。決して芝居が駄目というわけではないが、観ていて疲れました。
客観視する眼が欲しいですね。

愛フォンブース

愛フォンブース

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2014/10/29 (水) ~ 2014/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

並ぶ
“並ぶ”もドラマになってしまった。“並ぶカリスマ”も現れた。最新作の為に並んだ10人。彼らがどうやってその情報を手に入れたのかはわからないままだったが、同じものを欲しがっている者達の背中にあるものの違いや、妙な連帯感は面白かった。不安の中でショップの店員のちょっとした行動についつい考えてしまうあれこれ。そのザワザワ感は良く出ていたと思う。

ある女の、ある物語。

ある女の、ある物語。

ワイアールジャパン

サンモールスタジオ(東京都)

2014/10/23 (木) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★

キャスティング
オープニングの雰囲気から、結構ミステリアスなものを含んだ作品かと思ったが、意外にありきたりのところに話が落ち着いてしまった。もう少しひねりが欲しかった。ストレートな話とすると、やはりメインのタイゾウ、若手がかなり頑張っていたとは思うが、それなりの熟年の方が演じたほうが、もっと全体が絞まって、味のある舞台になったんではないかと思う。
また、まだ演技としては幼さを感じさせる出演者、もっとしっかり磨いてあげてから舞台に立たせてあげるべきでは?出来そうな出演者が添え物になっていたり、肝心のところで台詞が死んでいたり、キャスティングに?がいくつも付いてしまった。

このページのQRコードです。

拡大