harumi姉さんの観てきた!クチコミ一覧

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【ご来場ありがとうございました!】熱海殺人事件「売春捜査官」

【ご来場ありがとうございました!】熱海殺人事件「売春捜査官」

稲村梓プロデュース

サンモールスタジオ(東京都)

2017/01/31 (火) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

こなす女優さんだとは思っていたが、稲村梓が上手い女優から“凄っげい女優”になった!

出だしからインパクト大!始めから終りまで“イキイキモード”全開!見事に大輪の花を咲かせた。そして、その花に水をそそぐ男性陣!こちらも熱の入った演技で息をつかせない!密度の高い凄い舞台だった!
まちがいなく今年の私のベストテン、それも上位に入りそうな作品だと思う。

ミュージカル『手紙』

ミュージカル『手紙』

ミュージカル『手紙』製作委員会

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2017/01/20 (金) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★

2008年、相葉弘樹、進藤学、富田麻帆、松下恵出演のストレートプレイを観ていた。
これと比べるのはどうかと思うが・・・演技力・演出ともに、今回版の方が遥かに上に感じるのに、迫ってくる痛みは言葉だけだったほうがきつく思える。歌や音楽はその世界の中に感覚を導くがその分言葉が柔らかくなる。素のせりふの方が突き刺すように思える。もちろん初回の印象の方が強い場合もある。ストーリーもある程度覚えている。それも痛みを和らげる効果になっていたのかもしれない。また演出が凝っているので、それに目を持っていかれる部分もある。つまり意識が分散される。救いのない兄弟に集中し過ぎない事が、痛みを和らげているのかもしれない。とはいえ、なかなかの出来!先に書いたが、出演者のレベルも高い。初回の方には見応えある舞台だと思う。ただ、どうにも気になったのは、逆にその音楽。変調が多くどうも心地良くないのだ。歌は上手い方が揃っている。その歌声は素敵なのだが、メロディーラインがスッキリしない。話の感じでいえば、兄弟の受難を表しているかにも思えないでもないが・・・・・心に残る曲、というものはひとつもなかった。

舞台「デルフィニア戦記」第一章

舞台「デルフィニア戦記」第一章

舞台「デルフィニア戦記」製作委員会

天王洲 銀河劇場(東京都)

2017/01/20 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

最近の舞台は初めからセットがオープンになっていることが多い。特に2.5次元ものはその傾向が強い。この舞台緞帳が上がることから始まり、降りることで終わる。舞台としては当たり前の事だが、物語の始まりと終り、それを強く感じさせた。登場人物が実に魅力的!特に“リィ”という存在は今までにないキャラクター!ものを考える時に人はひとつではなく付属するいろいろを含めて考えてしまうが、彼女は全てを単的に考える。そのストレートさがイイ!その他のキャストも熟年からイケメンまで、イイ世界観を作り上げていた。このキャストのままで続いて欲しい作品だ。

赫い月

赫い月

エムキチビート

座・高円寺1(東京都)

2017/01/18 (水) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

劇場にはある種の匂いというか、その劇場ならではの雰囲気がある。「座・高円寺」という劇場のそれに実にはまった舞台だったと感じた。一見冷めたような、だが、その下に激しい熱を感じる舞台。観ているうちに、次第に引き込まれ、心の中で悲鳴にも似た声が上がった。凛とした登場人物たちの生き様がキビキビとした動きに表されていたように思う。ある意味で美しい舞台でもあった。

KeyWord

KeyWord

LIBERAL

明石スタジオ(東京都)

2017/01/19 (木) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

KeyWord という題名、なんか違うような気がする。ひとつ単語で言い表すには足りないもっと大きなことを言いたかったんではないかと思いはするが・・・少しズレを感じた。出演者の演技、台詞を発しているわけで・・・それが悪いわけではないが、テーマの割りにひとつひとつの言葉が台詞で流れていくような言葉自体の意味が感じられない。演出、あの劇場の造りであの舞台の造り、観客の目線を良く考えるべきだと思う。唯一受付の方の笑顔が良かった!

オズの魔法使い

オズの魔法使い

ジョーカーハウス

サンモールスタジオ(東京都)

2017/01/19 (木) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

ストーリー、ベースは変わらない。本音言ってもう少し違う展開があるのかと期待していた。しかし、次から次と観客を惹きつけるネタがガンガン出てきて、飽きさせない。初日の硬さが取れれば、もっと流れが良くなるのではないかと思う。ちなみにその中でかかし役の福井清香さん、とっても少年の可愛らしさが出ていて、個人的には花〇です!

舞台「おとめ妖怪 ざくろ」

舞台「おとめ妖怪 ざくろ」

舞台「おとめ妖怪ざくろ」製作委員会

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2017/01/18 (水) ~ 2017/01/25 (水)公演終了

満足度★★★★

少女マンガを読んでるようで(確かに原作は少女マンガだが)、とても楽しい舞台でした。特にざくろ・薄蛍・雪洞・鬼灯、4人の少女たちがイキイキしていた!しかし、ストーリー的にも舞台の状態から観ても、メインはざくろのはずなのに、どうして少尉がメインなのだろう?それが不思議だ?イケメンで引っ張ることが狙いなのだろうか?

PREMIUM 3D MUSICAL『英雄伝説 閃の軌跡』

PREMIUM 3D MUSICAL『英雄伝説 閃の軌跡』

㈱NEGA

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2017/01/08 (日) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★

3Dのリアル感も楽しかったが、印象に残ったのは“音楽”。始まりの期待感を感じさせる冒険の始まりにときめくようなオープニング曲、透明感と空間の広がりを感じさせるRiRiKAさんの美しいアリア!そしてラスト。音が外れている者、声が上ずっている者、お世辞にも上手いとは言えないが、その必死さが感じられる歌声。視覚的にも聴覚的にも楽しませて頂きました。

東京の王様 横浜市開港記念会館公演

東京の王様 横浜市開港記念会館公演

THE REDFACE

横浜市開港記念会館(神奈川県)

2017/01/04 (水) ~ 2017/01/04 (水)公演終了

満足度★★

面白い箱、出来る役者、これは!と思っていたのだが、かなり拍子抜けしてしまった。肝心の芝居以前に、スタッフの行動が嫌でも目に付く。大声で身内を案内したり、1ベル後にいきなり客席を動き回ったり、後方席でこれまた大声の私語。観客が静かだった為に、必要以上のその行動が目に付く。また上演中後方扉が何度か開いた。その度に客席中央近くまで光が入る。入り口に暗幕を張るとか、衝立を置くとかいう発想はなかったのだろうか?そして舞台のほうだか、メイン二人のイメージからはかなり違うキャラで(これはあきらかに私の思い込みが強いせいではあるが)、持ち味が出ていないというか、なんとももったいない気がした。ストーリーもなんというか、主人公が小さくまとまってしまう終わり方には拍子抜けした。時間経過も何年後と言う言葉がいきなり出てくる感じで、芝居自体でそれを上手く流しているように思えず。期待が大きかった分だけ、当て外れになってしまったようだ。

WHAT A WONDERFUL LIFE!

WHAT A WONDERFUL LIFE!

タクフェス

東京グローブ座(東京都)

2016/12/27 (火) ~ 2016/12/29 (木)公演終了

満足度★★★★

人生の転落、なんてあっけない。そして転がるものはどんどん転がっていく。それでも誰かを想う事をやめなければ、決して1人ではない。いつも誰かがそばにいて、その存在を大事なものと考えてくれる。幸せではないかもしれないが、不幸ではない。そんな人生を見た気がする。四季になぞらえたそれぞれの転機、宅間さんの演技とそれを彩る女性達の熱演、良い舞台でした。

「今、一太刀~赤穂浪人傳~」

「今、一太刀~赤穂浪人傳~」

10・Quatre

シアターX(東京都)

2016/12/21 (水) ~ 2016/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

実に丁寧に作られた群像劇。確かに上演時間は長いが納得させられるものがある。赤穂浪士ものはいろいろ観たが、また違う印象の持てるものだった。しっかりした演技力と広い舞台に溢れてくる出演者達の熱気、見応え有りです!あえて言うなら殺陣にもう少しスピードが欲しい。

天使の決断

天使の決断

ザレ×ゴト

劇場MOMO(東京都)

2016/12/16 (金) ~ 2016/12/19 (月)公演終了

満足度★★

何が言いたいのか?
カラフルで可愛らしい、それはとても目に楽しいのだけど、肝心のストーリーに伝えたい事とか、訴えたい事とか、なんにも感じられず、唯バタバタと騒ぎが起きる様を観ていたという感じです。ちょっと客観視することをお勧めします。

磁場

磁場

直人と倉持の会

本多劇場(東京都)

2016/12/11 (日) ~ 2016/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

胃が痛む
加賀谷が何を言い出すのか?絶えずその発言に神経をすり減らしていくものたちの緊張感に、観ているこちらも引きずられ、終始神経がキンキンしていた。自分のやりたいものと、スポンサーの意向、この間で追い詰められていく柳井の切迫感、胃が痛くなるような錯覚を覚えた。本音と建て前の業界事情がよく現れた舞台。そして、最後に柳井の取った行動が、また、実にその道のものらしい気がして、哀れにも思えた。明かりが入る前と入ってからのセットの面変わりがまた、意味深で魅力的だった。

時代絵巻AsH 其ノ玖 『草乱〜そうらん〜』

時代絵巻AsH 其ノ玖 『草乱〜そうらん〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/12/14 (水) ~ 2016/12/19 (月)公演終了

満足度★★★★

いつか・・・
とても良い脚本だった。予想外のキャスティングも良い出来だった。いつもならボロ泣きになっていたに違いない。ところが、どうも要になる役柄の何人かに違和感を感じてしまい、そちらに気を持って行かれて、泣けずに終わってしまった。無念!新しい劇場のサイズにまだ演じる方も演出側も慣れてないような・・・気がする。大きくなった途端、殺陣が少なくなっていっているのは個人的に寂しい。とはいえ、今回の黒崎くんの殺陣は実にイイ!そこに繋がる少年達、清海・伊佐兄弟、四郎の存在感、こちらも上出来だった。出来うる事なら、あと何年かして、劇団が大きくなり、もっと大きな劇場を使うようになったら、セット・衣装に力を入れ、そして人(この舞台に民と呼ばれる人たちは不可欠)をもっと増員して、大きな歴史の物語として、復活して欲しいと切に願いたい。

Live Performance Stage「チア男子!!」

Live Performance Stage「チア男子!!」

LPS「チア男子!!」製作委員会2016

【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)

2016/12/09 (金) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

一生懸命は“カッコイイ!!”
いろいろなものを抱えながらも前へ進む登場人物たち。それに出演者の頑張りが重なって見える。確かに身体能力の高いキャスト揃いだが、それでも短期間で、チアの技を修得するにはどれくらいの努力があっただろうと、また、技を演じる上での信頼関係、これもストーリーだけでなく、キャスト同士の結束の良さが感じられると思う。一生懸命は“カッコイイ!!”その頑張りに拍手したい。

不埒なチェイン

不埒なチェイン

wonder×works

座・高円寺1(東京都)

2016/12/08 (木) ~ 2016/12/12 (月)公演終了

満足度★★★★

現実を感じさせる
現実にはあるのだろうなと思える話。だが、実際にこうでは無い事を祈りたい話。警察と同じで、事が起きなければ、危ないとわかっていても何もしない。下のものが告発しても、上へ上への繋がりの前に潰されていく真実。なんとも実際のいろいろが頭の中をよぎってはまた違うそれが通り過ぎていく。コメディーということだったが(確かに客席からは笑い声が上がっていた)、笑うに笑えず、ただただ怒りのようなものと、結局こうなってしまうんだねぇというあきらめのようなものが、ふつふつ浮かんだ。登場人物たちのぶつけ合う言葉の痛さ、彼らにとって“守らなくては成らないもの”への歪んだ感覚、実に迫ってくる演技でした。ただ内容が内容だけに、腹立たしさに二度観たいとは思わない舞台でもあります。

凝り性のサンタ、苦労する/ちょべりばペット

凝り性のサンタ、苦労する/ちょべりばペット

ピヨピヨレボリューション

王子小劇場(東京都)

2016/12/07 (水) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

アイドル劇団!?(凝り性のサンタ観劇)
まさかこの劇場で、サイリュームが舞うのをみるとは思いもしなかった!(まぁそれを持った“お兄様方”がちょっとテレ加減ではあったが)確かにみんな可愛いし、唄とダンスもイイ!ストーリーも面白いところ突いている。カラフルな舞台、子供連れでも充分楽しめる舞台だと思います。台詞より唄が多いのはちょっと気になったけど、一足早いクリスマス、楽しませて頂きました。

ジャパコン

ジャパコン

劇団チャリT企画

座・高円寺1(東京都)

2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

考えてしまう事、考えるべき事
面倒な親戚づきあい、自分の知らない子供の姿・思考。切実に考えてしまいました。言いたいけど、言えない。迷惑だと思っていても、それを口に出す事も出来ない。実に“有り”です。また、見えているようで見えていない子供の考えや行動、これも母には切実に思うところ“有り”です。とても近い部分に複雑な、そして同調する想いがありました。そして憲法、これは本当に考えるべきことなのでしょう。何が良くて何が悪いのか、答えの出ない話なのかもしれないけれど、考えるべきことなのだと、曖昧に考えていた自分にぶつけられたように感じました。ぜひ多くの人に考えて欲しい舞台だと思います。・・・・・と言っても決して重い話ではないです!テンポ良く、親子喧嘩のシーンもなかなか迫力で楽しい舞台でもあります。

極上文學 第11弾「人間椅子/魔術師」

極上文學 第11弾「人間椅子/魔術師」

CLIE

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

妖しくも美しい世界
本音を言えば、このところナイスコンプレックスの舞台がいまひとつなので、キムラ演出に不安はあったが、開演前に舞台を見た瞬間から魅了された!薄闇の中に浮かぶ赤、またその自在な変化。思わず感嘆する!そして、ROLLY、村田充の作り出す不思議な世界観。最後の最後まで見応えあり!出来れば、別キャストの舞台も観たいと思った。

メリーさんのクリスマス

メリーさんのクリスマス

劇団SHOW&GO FESTIVAL

下北沢 劇・小劇場(東京都)

2016/11/29 (火) ~ 2016/12/04 (日)公演終了

満足度★★★

情けない・・・
みんな貧しい恋愛というか、手近で、まるでコンビニのような感覚で彼氏だ彼女を捕まえ、追っかけている。そりゃ近場が悪いとは言い切れないが“絶対にこの人が好き”という感覚ではなさそうだ。とても情けなくなってしまう。なんとなく“つきあおう”と言われて付き合って、恋愛ごっこして、そんなに気持ちもないから別れても、そんなに傷つかない(当人は傷ついていると思っているのだろうが)。自分の息子もそんな中に居るのかと思うと、もっと情けなさが増してくる。・・・そんな風に感じたお話。残念ながらコメディという割りには客席からの笑いは少なかったようだ。私もあまり笑えなかった。ラブコメ的な甘酸っぱさもまったくなかったしねぇ。クリスマスって打算の時期なのかなぁ・・・。

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