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濫吹
やみ・あがりシアター
以前、何度か公演を拝見したことがあり、楽しみにして鑑賞しました。
期待裏切られず、いや、良い方に裏切られたとも言えるでしょうか。
過去一好きでした。
大人同士でのコミュニティ、距離感の難しさは年々感じています。
特にそれが子どもという大切な存在にも影響を与えるとなると、よくも悪くも自分らしく居られないのではないかなと思うのです。
身近ながら人間関係の嫌な部分がよく見える題材で、これを扱うところがとても興味深かったです。
また、ある意味"異分子"が混ざったと言える状況だった訳ですが、鑑賞した人の中でもあの状況にどう対応するかの意見は割れると思います。
私は判官贔屓してしまいがちですが…
どちらも間違っているということは無く、だからこそ自分たちで答えを出すことが苦しい。
これは、PTAの問題も同じことだと思います。
大人はそうやって自分の答えに責任を負わされながら生きていくのだと、考えさせられました。
また、笑いどころ、キャラづくり、音楽や故事の演出も最高でした。
特に最後の逃げるところ、かっこよかったです。
次回公演も絶対行きます。
ありがとうございました。