aboの観てきた!クチコミ一覧

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ふすまとぐち

ふすまとぐち

劇団野の上

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/02/19 (金) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★

噛み応え
津軽弁全開。自分は秋田弁をかじってるからわかったけど、一般の東京人にはどうだったかな、と思った。でもというか、だからというか、東京でこれを直球でやってくれるのがうれしい。勇気づけられます自分としては。
ヨメ・シュウトメ・間に入ったムスコ(ヨメにとっては連れ合い)の微妙な感じとか、う〜〜ん、うまい。実は身につまされたり。観てて気持ちが痛かった。
噛み応えのある舞台、という感じかな。
作品以前に、姿勢を応援したいです。方言の芝居、どんどん出てきて欲しい。
ところで、アンケートに答えた人の中から、抽選で青森の野菜をいただけるそうです。産直芝居?(^_^;

ネタバレBOX

怪しい宗教の人たちとか、危ない雰囲気がすごく出てると思いました。
でも、火は・・・危ないですね。びっくりしました。
『三文オペラ』

『三文オペラ』

オペラシアターこんにゃく座

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/02/04 (木) ~ 2010/02/07 (日)公演終了

満足度★★★

舞台は時代のもの?
一度見てみたかったこんにゃく座。
でも、オペラ自体よく知らないので「アンチテーゼ」がよくわからなかったです。悪い観客かも。音楽にも、うといので。
その時代でないと、時代ならではの意味が生きて聞こえない、見えないのかな、と感じました。
自分の好みはもう少しどろどろの方なので、軽い感じのつくりはちょっと物足りなかった。テンポが良すぎる感じで。

生声だけで勝負する出演者は凄いと思いました。
それと、舞台美術や衣裳は興味深かったです。

追加:
先にも書いたけれど、プログラムを読むと、オペラや音楽について基礎知識がないとおもしろさがわからない舞台なのでは、と思いました。
今の時代に向けたアレンジはされていたようですが、中途半端な感じで、これではもったいないなあと思いました。

ろじ式 ~とおくから、呼び声が、きこえる~

ろじ式 ~とおくから、呼び声が、きこえる~

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/10/23 (金) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

満足度★★★

今度は外で
あこがれだけが勝手にふくらんでいたのかもしれません。
前回の琵琶湖の『呼吸機械』をぜひ観たかった。

ほかの方が書かれたように、最前列というのがまずかったのかも。
一人ひとりの表情に目がいってしまい、たぶんそれは、この劇団の目指す表現とはちがう見方になってしまったかもしれません。おもしろかったけど。
ぜひ、後ろの方で観られることをおすすめします。

「ろじ式のろじ」はすてきでした。投げ銭ライブやモンゴルパンとか、アジアの楽器口琴とか、「グルグルの畑」(?)とか、それら含めて、すてきな体験をした日になりました。

次回は、野外での舞台を観たいです。

劇読み! vol.3

劇読み! vol.3

劇団劇作家

TACCS1179(東京都)

2009/10/07 (水) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

ほれぼれ
昨日に引き続き行ってきました。
今日は3作。
一作目の『月 白き水晶の夜』、すごかった。主役の役者さんもすごかったのだけど、脚本もよかった。2時間あまりが、全然長く感じられなくて、引き込まれました。感動してしまった。主役の高齢の女性のかっこよさ。ほれぼれしました。

ネタバレBOX

一部、画策する医者と職員の女性の部分に既視感があり残念でしたが、その女性もかっこよかったです。
劇読み! vol.3

劇読み! vol.3

劇団劇作家

TACCS1179(東京都)

2009/10/07 (水) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

全部違うのがいい
演出も役者もプロで、贅沢な企画。一日に何本も、は、見る方も気力が必要ですが、やはり贅沢ですよね。
全部毛色が違うので面白い。
短編をのぞき、いずれももう少し短くしたら、とは思ったけど、それぞれの世界はもっているな、と感じました。

わが星

わが星

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2009/10/08 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

包んで、包まれて
「演劇」なのかなんなのかわからない、でも、よかった。幸せな気持ち、愛情に包まれた気持ち、愛情でつつみたい気持ちで見終えた。
主役の人が、ほんとに「女の子」だった。すごい。こんなに女の子そのもので存在してる人、見たことなかった。抱きしめたい。同時に、彼女に抱きしめられている気持ち。
脚本と、音楽と、演奏と演出と役者と、どのひとつもしっかり一つに向かって手をつないでた。どのひとつもはずれずに存在していた。
どれかひとつがはずれたら、壊れてしまう世界だと思った。
前日に他人のブログで知って勢いで行ってしまったけど、よかった。

中国の不思議な役人【寺山修司×白井晃】公演終了

中国の不思議な役人【寺山修司×白井晃】公演終了

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

酔う
舞台に立ち上がった異境に魅入られました。
だから、筋の方はあまり追えなかった。むしろ、脇の人の方が魅力的だったり。
この世界をつくるのが楽しかったんだろうなという感じで見ました。美術も演技も堪能。たっぷり浸ることができました。
ただ、「支那」というときと「中国」というときとあるのはどうしてだろう? ちょっと疑問。
パルコ劇場は初めてでしたが、広さがちょうど良いですね。

ネタバレBOX

”切り抜きばあさん”の印象が強烈でした。役人の話よりこっちの方が中心だったのでは? と感じました。
迫力のある役者さんが溢れる舞台って、すごい、と、堪能。
エモーショナルレイバー

エモーショナルレイバー

ミナモザ

サンモールスタジオ(東京都)

2009/08/06 (木) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

殺伐
しっかり、殺伐を感じさせてくれました。それぞれがすごくはまっている感じがして、リアルでした。ほんとに、行き場のない感じ、不安に取り込まれました。
そしてエンジェルがすてきだった。これからもきっと気になる劇団になると思います。

カスパー彷徨

カスパー彷徨

unite d'Habitation

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/08/04 (火) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

満足度★★★

ことばが降る瞬間
詩森さんとこのなので期待して行きました。
つくりは面白かったけど、主演の二人は勢いが先に立って見えてしまってちょっと残念。
勇さんからは、心の震えが見えた。言葉がいま、降ってきていると感じられた。これからに期待します。

Believe

Believe

相模舞台同盟

相鉄本多劇場(神奈川県)

2009/06/06 (土) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★

力入りました
全編パワー全開。いや、ここって毎回そうなんだけど、特に今回は。止まってるときがない。ついついこちらも力入って、終わったら疲れが……。
ちょっと物足りなかったのは、パワーの印象が前面に出て、「役者が楽しんでる」感じ(私がこの劇団が好きな理由)が薄く感じられたことかな。
私としては、パワーより楽しさを求めていたので、今回はこの評価。
好きな劇団ですが。変わってゆくのかな、これから。

ネタバレBOX

「2列目までは汗やつばきがかかるかも」という前説の言葉通りになりました。
初めて、カラーパンフがあったのでつい買ってしまいました。よく考えてみると、本番ではコスチュームプレイでないので、この衣裳って、パンフレットのためだけに作ったんですね。この劇団らしい懲りようだなと思いました。
一月三日、木村家の人々

一月三日、木村家の人々

青年団リンク 二騎の会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/05/23 (土) ~ 2009/06/02 (火)公演終了

満足度★★★★

「グーで殴りたくなった」
・・とは、某登場人物のことば。
介護体験を持つ自分としては、無責任な家族を怒鳴りつけたい、「グーで殴りたくなった」気持ちを抑えるのに必死。乱入したくなるほどに参加している気持ちになったのでしょうね。
よく考えれば、殴りたくなるほど、彼らの存在感がすごかったのだと。

介護者としては、もう少し描いてほしかったところもあってのマイナス1点。これは、芝居としての感想ではないかも。

無頼茫々

無頼茫々

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2009/05/10 (日) ~ 2009/05/18 (月)公演終了

満足度★★★

再演を待つ
なんと書いたらいいのか迷って今日になりました。
前回の『機械と音楽』がすご過ぎたのかもしれない。あれは再演だった。
これも、再演されたらきっと、もっとすてきになると思います。

前作は、論争をしながらも、その論旨からこぼれた意志や感情を感じさせる舞台だったと、今回もそれを期待していたのだと思う。
一人一人が魅力的でした。
『無頼茫々』も、その種を持っている。ぜひ再演を。
それを期待しての星3つ。

トワイライツ

トワイライツ

モダンスイマーズ

鎌倉芸術館(神奈川県)

2009/06/04 (木) ~ 2009/06/04 (木)公演終了

満足度★★★★

切ない
蓬莱氏のつくる舞台というのを観たくて行きました。
とても切ないパラレルワールド。音が印象的でした。

転校生◆フェスティバル/トーキョー09春

転校生◆フェスティバル/トーキョー09春

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2009/03/26 (木) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

みんな好きになれた
登場する人が好きになれるかどうか、が私の判断基準の一つです。
その点から言えば、登場しただれをも愛しいと思えたこの舞台は○でした。
でも、中高生の舞台や地域の市民ミュージカルを観てきたので、どうもイメージがだぶってしまいました。平田さんの舞台らしさがどこなのか、初めてのせいか、いまいちわからなかったです。

ネタバレBOX

途中で「投身」したように見えた彼女はなんだったのか?
すみません、やっぱり頭悪いのかよくわかりませんでした。最後まで引っかかってしまった。
声紋都市-父への手紙◆フェスティバル/トーキョー09春

声紋都市-父への手紙◆フェスティバル/トーキョー09春

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/03/19 (木) ~ 2009/03/22 (日)公演終了

満足度★★★

まだ無理
「演劇の可能性を追求」はわかります。
でも、それ以上は私のような素人には無理だなと。
ひとつひとつの意図を考えながら見たのでひたすら疲れました。
声が重なるところも、できるだけ聞き取ろうとして、それも。
それでもいくつか、「おもしろい」と感じることがあったので、収穫がないわけではないけど、少なくとも自分好みではないなと思ったことでした。
もう少し『演劇」を見慣れていけばおもしろさを「わかる」というか、「感じる」ことができるようになるのかもしれない。ちょっとハードル高かったです。

ネタバレBOX

映像で、松田さんが少女の姿で出てくる場面があって、何人かはくすくす笑っていたけどほとんどの人は無言だったので、(表情を見たわけではないけど)笑っていいものかどうかと困惑。やっぱり、なにか意図があるのだろうと考えてしまいました。わからなかったけど。
ストロボ、印刷機、目の前で操作するって・・・、そういう方針なのでしょうけど、もう少し操作を隠してほしいと感じました。意外性はありましたが。
PW

PW

演劇企画集団THE・ガジラ

本多劇場(東京都)

2009/03/06 (金) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★

体力がいる
いろいろな情報から、期待して観に行きました。
感想は、とにかく「疲れた」でした。
充実していたし、興味深く見ることができたし、集中して観ることができる舞台でした。言いたいこともわかる。
時制が前後したり、複数の情景の人物が同時に舞台にいても混乱しない、それが暗転なく進行するのはさすが。照明もいいし役者さんにも満足。
でも、感情より神経が疲れた感じがしました。

ネタバレBOX

どなったり言い争ったり投げたり投げられたり殴ったり殴られたりが終始続くのはしんどい。感情移入する隙なく進んでしまって、疲れました。
充実度はあるので、決して「はずれ」ではないですが。

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