ギャラクティカ・めんどくさい。
劇団鋼鉄村松
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★★
演劇青年のように
20年も続いている劇団がまるで大学出たての若手劇団のように、純粋にお芝居を作ることを楽しんでいる。それが舞台全体にあふれている。それが素敵だ。
檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図
電動夏子安置システム
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
演劇史に残る公演。
三劇場同時公演。しかも三つの劇場とも登場するキャストは同じとのこと。
つまりある劇場で、はけた役者は次の瞬間、他の劇場に登場するのである。1本だけ観ても十分面白いが、この登場人物が、同時刻に他の二つの劇場にも出演していると思うと、それだけで十分ミステリードラマである。
ともかく前代未聞の公演。
そして電夏にはいい役者が揃っているなあと改めて痛感。
飛龍伝21 ~殺戮の秋<いつの日か、白き翼に乗りて>
RUP
青山劇場(東京都)
2013/10/05 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
どん底
江古田のガールズ
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2013/10/04 (金) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
新たな代表作の誕生!
お見事でした。
新たな江古田のガールズの出発を心から祝いたい。
初日ゆえの甘噛みや、台詞の間違いなどもあったが、そんなことを帳消しにしてしまう作品力があった。そして、役者陣の懇親の演技。
特に荒弓倫の鬼気迫る演技に感動した。
ナイゲン【ご来場ありがとうございました】
Aga-risk Entertainment
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/09/26 (木) ~ 2013/10/08 (火)公演終了
黄金のコメディフェスティバル2013
黄金のコメディフェスティバル
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
大好きチームは泣けるコメディ!
保木本組はしっとりとしたコメディ。魅力的なメンバーを揃えて青春後期の胸に刺さる物語を作り上げた。
ポップンは45分とは思えない楽しさを詰め込んだ作品。それなのに、最後は胸が熱くなるから不思議だ。
どちらも魅力たっぷりの作品だった。
黄金のコメディフェスティバル2013
黄金のコメディフェスティバル
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しいチームは異色の組合せ
タイプのまったく違う2団体で2倍楽しめた。
江古田のガールズは一番の若手団体なのに客演陣はベテラン揃い。だから芝居がしっかりしている。前半はよく練られたシチュエーションコメディで笑いが絶えない。そして極め付けは三軒茶屋ミワ。その存在感は圧倒的。彼女が出てくるだけでなんでもOKとなる。
電動夏子安置システムは対象的に理知的。脚本としての完成度が凄い。それを劇団員を中心とした常連役者が独特の味わいで演じて見せる。笑うというより、引き込まれてその手際に感心してしまう。その中で渡辺美弥子の存在が大きい。彼女のすべてが面白い。
emiko
保木本真也がプロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
死が二人を分かつまで、愛し続けると誓います(黄金のコメディフェスティバル最優秀作品賞、受賞)
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/17 (土) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
あれだけくだらないことをやっていても品がある。
思いっきり笑いながら、なぜか感動してしまうのがPMC野郎のいつもの作風だが、今回はそれがさらにパワーアップしていた。
感動巨編と言っていい。
大人の鑑賞に耐えうるコメディが出来上がった。
EZ
電動夏子安置システム
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
江古田のガールズpresents「大勝利!」
江古田のガールズ
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
三軒茶屋ミワがすごい。
やはり江古田の切り札は三軒茶屋ミワ、今回も楽しませてもらった。
その他では文学座の方が文学座ではとても見せないであろう演技を見せてくれた。それにしても文学座も懐が広くなったなあとそちらにも感心。
ともかく、上質なエンターテインメントショーが完成!
『狸のムコ入り』【黄金のコメディフェスティバル2013準グランプリ受賞作品!!!】
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
クイニーアマン~言いたいだけ~
INUTOKUSHI
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
痛快ナンセンスワールドの真骨頂!
今までとは全く違うテイストでスタートして途中からどんどん犬串ワールドに。
巧妙に計算された仕掛けがいっぱいあって、笑いながら感心してしまう。鈴木アメリが相変わらず魅力的。
黄金のコメディフェスティバル2013
黄金のコメディフェスティバル
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
嬉しいチーム初日、初日からハイレベルな戦い。
フェス初日で、会場全体が客席まで固い中、犬串が本領を発揮した。
8割世界はこれこそがコメディという作品を作り上げた。
初日から飛ばしている。これからますます期待大だ。
超人テレ娘!
Tricobo
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
ティーチャー
保木本真也がプロデュース
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
ココロに花を
ピンク地底人
王子小劇場(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
研ぎ澄まされた演劇
シーンのひとつひとつが緻密で、計算されつくしたものを感じる。その象徴は役者が発する効果音。効果音を役者の声で行うという作品には過去何団体かで体験しているが、ピンク地底人ほど洗練されたものはなかった。それらが作品に不思議な緊張感を見事に生み出す。
この緊張感と狂気をはらんだ空気感がピンク地底人の持ち味。「研ぎ澄まされた」という言葉が本当の意味でぴったりくる作品だった。
兄よ、宇宙へ帰れ。【ご来場ありがとうございました!】
バジリコFバジオ
駅前劇場(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
グロかわいさにはまってきた。
正直言うと、最初バジリコを見たとき、人形のグロテスクさにちょっと引いてしまった。しかし次第に慣れてくると、あのグロテスクさこそが、かわいくてたまらなくなるから不思議だ。
人形を使う劇団はたくさんあるが、バジリコはその使い方が見事である。人形を使わなくても成立するだけの作品のクオリティを持ちながら、突然の人形の登場によりわれわれを一気にファンタジーワールドに連れていってくれる。
その高揚感がたまらない。
ちょっと懐かしい、ちょっと甘酸っぱい、そしてちょっと切ない。それがバジリコワールド。独自のスタイルを持っている劇団は強い。
黒塚
木ノ下歌舞伎
十六夜吉田町スタジオ(神奈川県)
2013/05/24 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★
全公演観たくなった。
歌舞伎の黒塚をしっかりと学習し、その上でまったく違う黒塚を描きだすというその手法は巧み。
今回の黒塚という作品は歌舞伎では踊りがメインの作品。しかも歌舞伎の様式美とダイナミックさがあり、大きなステージでこそ生きる作品である。小劇場で現代版に生まれ変わらせるには大変困難な作品だと思われる。その作品にあえて挑み、これだけのクオリティのものを作り、歌舞伎の黒塚のファンの人でも納得するものを生み出す創作力は脱帽。
今まで何度かチャンスがありながら、今回木ノ下歌舞伎を初めて見たということを残念に感じたほど。これからも見続けたい団体だ。
My Favorite Phantom
ブルーノプロデュース
吉祥寺シアター(東京都)
2013/04/26 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了
満足度★★★
劇を目撃する。
劇の世界に連れ去られるという言葉があるが、まさに劇場全体が舞台になり、我々観客はその舞台の世界の住人となり、劇を目撃するという形式。
演出家が目指すところはどこまでもハイレベルである。ただ、まだその形が、あまりに新しすぎるがゆえに観客がついていけない部分があり、そのギャップの中で劇的感動をどう体験させてくれるかという課題を感じた。しかし、このスタイルが完成したときに、凄い作品が出来そうだということはひしひしと感じる。今後に期待したい。