Koujiの観てきた!クチコミ一覧

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バンカラ

バンカラ

劇団スパイスガーデン

ブディストホール(東京都)

2011/07/19 (火) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★

魂を揺さぶられた!
熱演なんて言葉が軽々しく使えないほどの熱演。ワンステージ毎に命を賭けているような舞台。熱い熱い熱い熱い男たちのドラマを堪能した。惜しむらくは声がかれかかっている。一部セリフが聞き取りづらかった。それを含めて拍手を送りたい作品だが。

愛の蟻地獄【無事終演しました。ご来場ありがとうございました!】

愛の蟻地獄【無事終演しました。ご来場ありがとうございました!】

はらぺこペンギン!

OFF OFFシアター(東京都)

2011/07/07 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★

時東ぁみが良かった。
下北沢OFFOFFシアターにてはらぺこペンギンを観た。前半は台詞の噛みなども少し目立ち、少し練習不足?と心配したが後半は引き込まれた。

オカマを主人公にハチャメチャなストーリー展開ながら最後には見事に感動させられる。白坂英晃の演出力だ。

今回、劇団員以外はイケメンとアイドルという面白い組み合わせ。眼鏡アイドル時東ぁみが普通に参加し、普通に演技をしていた。そのことに感動。

愛情爆心地はボクのココ

愛情爆心地はボクのココ

ぬいぐるみハンター

王子小劇場(東京都)

2011/07/07 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

作品がみずみずしい。
王子小劇場にてぬいぐるみハンター観劇。舞台空間の使い方がうまく王子小劇場を見事に使っている。

POPでキュートな作品。青春のある時期のキラキラと輝くような芝居。眩いばかりだ。僕の好きな浅見臣樹、神戸アキコが相変わらず存在感抜群で、片桐はづきがさすがに上手い。別格だ。

また若手では八幡みゆきに魅力を感じた。センスある芝居をしている。

ぺタルとフーガル

ぺタルとフーガル

熱帯

駅前劇場(東京都)

2011/07/07 (木) ~ 2011/07/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

豪華ささえ感じた!
客席は超満員。舞台美術が見事で会場に入った瞬間から異国情緒を楽しめる。

駅前の狭い舞台に20人の登場人物が入れ替わり立ち替わり出入りするのだが、見事に統制が取れていて本当にホテルのロビーを眺めているような気分にさせられた。ちょっとコメディタッチの上質な人間ドラマ。素敵な作品だ。

現地人役をやった人がみんな見事でそれだけで感心してしまった。

たくさんの添乗員が出てきたがそれぞれがタイプが異なり面白かった。中でも見城役の松尾マリヲの包容力あふれる演技にしびれた。


女性陣では岩崎純子がソシオペタル的存在をていねいに演じていて素敵だった。また菊地未来も好演だった。

おどくみ

おどくみ

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/06/27 (月) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★

チームワークがいい。
最近青木豪は各方面でいい仕事をしている。はずれがない。

この作品は昭和から平成に移る時代の家族の物語。さまざまな問題を抱える家族のドラマだが、全体的にはノスタルジックな雰囲気さえする。

凛とした高橋恵子がよく、また根岸季衣が脇を固めて光っていた。ゴジゲンによく出る 東迎昴史郎が息子の友人役でいい味を出していた。

配役が見事でキャスト陣のチームワークの良さを感じた。

バスケットボール

バスケットボール

ナカゴー

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2011/07/08 (金) ~ 2011/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

衝撃的な面白さ!
再々演だそうだが私がこの作品を観たのは始めて。

前回を観てないことを後悔させるくらい面白い。

高校を舞台にした学生ドラマだが、後半の疾走感は凄い。役者も舞台美術もストーリーも全てがB級テイストで進みながら、そこに仕掛けられた企みは驚くほど緻密だ。

鎌田順也にやられたと感じた。お見事。

牡丹燈籠

牡丹燈籠

ハイリンド

d-倉庫(東京都)

2011/07/01 (金) ~ 2011/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

完成度が高い。
五年ぶりの再演らしいが、磨き上げられた輝きを感じた。

シンプルで素敵な舞台美術、迫力ある音楽と効果音、そして歯切れのいい役者の演技。何拍子も揃ってハイリンドの代表作が出来上がったなと観ながら感じた。

きょうの日は

きょうの日は

コメディユニット磯川家

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/07/07 (木) ~ 2011/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

活動休止が残念に思える作品
シアターグリーンにてコメディユニット磯川家の初日を観る。

随所に大笑いさせられながらも今回は感動に重きを置いた作りだ。笑いを取ろうとするだけでなく、しっかりと物語を作ろうという意識が高くなっているのを感じる。保木本真也の作劇のうまさを感じた。そして米川伊智子役の二宮瑠美がすごくいい。芝居の柱の部分をしっかりと支えた。初日の固さは若干あったものの、これだけ完成度の高いコメディをコンスタントに作れる劇団はなかなかない。磯川家ワールドを堪能できた。

これから少しの間、活動を休止するらしいが、残念でならない。

【公演終了】『完璧な世界』【ありがとうございました!!】

【公演終了】『完璧な世界』【ありがとうございました!!】

タカハ劇団

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/07/05 (火) ~ 2011/07/17 (日)公演終了

満足度★★★★

香りのある芝居
高羽彩は少し屈折した世界を描かせると非常にうまい。今回も独特の世界を巧みに描写している。深井順子がFUKAIPRODUCE羽衣とは一味違った役どころで魅力を出している。脇を固めるメンバーもうまい役者がそろっているので楽しめた。

演出面でも魅力的な工夫があった。

銀河旋律

銀河旋律

演劇集団キャラメルボックス

山野ホール(東京都)

2011/07/03 (日) ~ 2011/07/05 (火)公演終了

満足度★★★★

全チーム観たい!
劇団員全員参加でそのメンバーを三組に分けてのトリプルキャストというキャラメルボックスにしか出来ないであろう恐るべき企画。

主役柿本光介を畑中智行が演じるグリーンチームと、大内厚雄が演じるブルーチームを連続して観た。同じ作品を二回観るとつまらなくなるかというと大違い。それぞれの銀河旋律を楽しめ、逆に得をした気分。そもそも脚本が良くできている。何回見ても楽しめる名作だ。

それぞれのチームで微妙に演出を変えているのもニクイ。特にギャグの部分はそれぞれの役者の個性に合わせてわざと変えている感じ。二本とも思いっきり笑えた。阿部丈二のレッドチームも見たくなった。

「捨てる。」ツアー

「捨てる。」ツアー

feblaboプロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2011/06/30 (木) ~ 2011/07/06 (水)公演終了

満足度★★★★★

名作に成長!
エビス駅前バーにてfeblaboプロデュースTorinGi の「捨てる」を観る。

いとこ、兄弟、親子の3つの物語がバーを舞台に展開される。果たして「捨てる」ことは出来るのか?シンプルな作品ながらテーマは重い。

2話目で中村貴子と加賀美秀明が広島弁で火花散る演技合戦を展開。間近で見れる喜びを感じた。

3話目では娘役の権八亜希子が昨年から急速に力を付けた。父親役の名優成川知也と、互角に戦っていることに驚く。そして成川知也はますます演技に深みが出てきた。男として父としての深い悲哀を感じさせる。胸打たれ、涙がとまらなかった。再々演で名作になったと感じた。

うちに来るって本気ですか?【終演いたしました。ご来場まことにありがとうございました。】

うちに来るって本気ですか?【終演いたしました。ご来場まことにありがとうございました。】

早稲田大学劇団木霊

劇団木霊アトリエ(東京都)

2011/06/30 (木) ~ 2011/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

熱くて素敵な作品!
大隈講堂裏にて劇団木霊の公演を観た。

学生劇団が先輩プロとタッグを組んで公演を行うという企画がまず素晴らしい。

鈴木雄太のさすが演出のキレと石原美か子の脚本の良さで完成度の高い公演となっている。8割世界で鍛えられた鈴木雄太のコメディセンスは今までコメディをやっていない木霊の役者陣を見事に使いこなしていた。

戯曲の出来がいいので、学生だけでなく誰でも楽しめる作品となっている。是非ともたくさんの人に見てもらいたい作品だ。

役者陣の飛び散る汗に感動。今まで堅い作品の多かった木霊が、新しいジャンルに挑戦して一皮むけたような感じだ。

暑いアトリエだが、熱い熱い舞台を堪能出来た。

Blue

Blue

SQUASH(劇団スカッシュ)

サンモールスタジオ(東京都)

2011/06/29 (水) ~ 2011/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

熱い熱い物語!
暑い夏の海を舞台に、熱い男達の熱い熱い友情の物語。と言っても会場はクーラーが効いているのでご安心を。

コメディというより青春ものと感じた。

夏に海に出かけるように、夏にはスカッシュがよく似合う。

芸劇eyes番外編『20年安泰。』(各回当日券発売有り)

芸劇eyes番外編『20年安泰。』(各回当日券発売有り)

東京芸術劇場

水天宮ピット・大スタジオ(東京都)

2011/06/24 (金) ~ 2011/06/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

これからも続けてもらいたい良企画!
水天宮ピットにて芸劇eyes番外編「20年安泰。」を観た。

東京芸術劇場は現在改修中だが、その間に水天宮ピットを利用してこのような良企画を立ててくれるのがうれしい。

徳永京子さんがコーディネートした5つの劇団はそれぞれ全くカラーが違い、違うにも関わらずそれぞれが素敵で、さすがだった。

ジエン社は独自の道を行く感じの劇団。派手さはないが、後から響く作品が多い。今回も3つの芝居を同時進行させながらラストシーンでひとつに結びつけていくところはさすが。

バナナ学園は独自の世界を作り上げている。今回の公演でもやはり一番印象に残るのはこの劇団だ。最近は学園闘争をテーマにしたような作品が多いが、闘っているという姿勢を一番感じる。

範宙遊泳は観るたびに刺激を与えてくれる。いろんなことが出来る劇団で色々な作風に挑戦しているが、切り口がいつも見事だ。今回もアフタートークを芝居にしてみせるという発想が面白い。

マームとジプシーはナイーブな感受性の芝居。作品の完成度は一番高く、さりげない言葉やリズムを重ねながらいつの間にか心に響いてくる作りはさすが。

ロロは今回ロマンティックな作品を作り上げた。幻想的でとても美しい。いつも演出面で斬新な演出を見せてくれるが、今回も見事だった。(順不同)

一心寺シアター倶楽プロデュース公演「飛龍伝」

一心寺シアター倶楽プロデュース公演「飛龍伝」

一心寺シアター倶楽

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2011/06/23 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

玉置玲央の代表作になるかも!
大阪一心寺シアターにて一心寺のプロデュース公演飛龍伝を観た。柿喰う客玉置玲央の山崎一平が出色。後半は切なくて涙涙の連続。東京の演劇人にも見せたかったなあ。そして今は亡きつかさんにも見せたかったなあ。
ともかく熱くて、カッコ良くて、切なくて、つか芝居の醍醐味を見事に再現している。

あらためてつかさんの死がいかに早すぎたかを痛感した。

役者は玉置玲央以外にも魅力的な役者が多数。桂木役の浅雛拓がこれまたすてきだった。

再演希望、そして東京公演を熱烈希望!

確率論 【コロブチカ「2」は、6/28~7/3@SPACE雑遊にて】

確率論 【コロブチカ「2」は、6/28~7/3@SPACE雑遊にて】

岡田あがさ×須貝英

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/06/21 (火) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★

演技派同士のせめぎあい
前半は攻める岡田あがさにじっと防戦する須貝英という感じ。ところが後半から須貝英が動き出し、一挙に岡田あがさはロープに追い込まれる。

しかし、そこからの両名優の戦いは圧巻。

これこそが芝居の醍醐味だという作品。

ワールドエンド、スーパースター。

ワールドエンド、スーパースター。

劇団エリザベス

タイニイアリス(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★

あらゆる意味で刺激的。
新進気鋭の劇作家k.r.Arry氏と、実力派劇団チャリT企画の楢原拓氏がタッグを組んだというだけで興味を引かれた。

期待通り、謎が謎を呼ぶストーリー展開はわくわくさせられるものだった。しかし、、、後はネタばれで。

ネタバレBOX

いろいろなものを並べ立てて、突然終わる終わり方は、それこそがこのj芝居の狙いだろう。

我々は心のなかにたくさんのもやもやを残しながら、そのもやもやをプレゼントしてくれた作家と演出家に感謝をしなければいけないのだろう。

ともかく今後のストーリーが気になりすぎるとだけ言っておこう。
一輪の、華をはなむけ・手向けることも赦されず★無事終演。ご来場どうもです。

一輪の、華をはなむけ・手向けることも赦されず★無事終演。ご来場どうもです。

劇団ING進行形

タイニイアリス(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★

斬新な演出に魅力あり
タップのようなセリフに踊りのような動きが加わって独特の世界が表現される。そういったシーンが何箇所かあったが面白かった。役者の動きがいい。

あの部分をうまく広げていくとこの劇団の独自の演劇が生まれてくるかもしれない。

奇跡の男

奇跡の男

PU-PU-JUICE

ザ・ポケット(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

ウエルメイド!
中野 ザ・ポケットにてPU-PU-JUICEを観た。一見シチュエーションコメディ風だが、ハッピーエンドの物語と、哀しい結末の物語が、二重構造で進行していく。

ここら辺の作りが面白い。見応えがあった。

風間トオルが出ていたり、浅見れいなが出ていたりすると、スター芝居と偏見を持ってしまうのだが、細部までよく練られた素敵な作品だった。

人間嫌い

人間嫌い

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/06/18 (土) ~ 2011/06/20 (月)公演終了

満足度★★★

たすいちがモリエールを!?
たすいちは若手俳優の登竜門だ。いつも素敵な若手がたすいちの舞台で育っていく。

劇団員窪田裕仁郎がようやく主役をつとめられるようになってきた。上手くて魅力的な役者に育つ可能性を持っている。今回ヒロインの黒沢佳奈が当たり役だった。小悪魔的ヒロインを独特の魅力で演じきった。

たすいちはSFファンタジーを得意とする劇団。それを期待して観に行っているので、モリエールの人間嫌いと聞いて驚いた。しかし、きっちりとたすいち流に仕上げているところはさすが。

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