Re:トライカクテル
けったマシーン
小劇場 楽園(東京都)
2010/12/16 (木) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★
世界に入れませんでした。
登場人物に感情移入できるかどうかが私にとって重要なのですが、主人公の三田は不器用な男という設定だけれど、無気力・無感動な感じでまったく共感できませんでした。役として登場はしない彼女が、どうして彼に惹かれたのかがまったく分からないです。小説云々…の説明があっても。
元同僚の上司も、ただ嫌な男というだけでふくらみがないし、バーのマスターやバイト、奥さんにも残念ながら魅力を感じることができなかったので、常に距離を置いて眺めている感覚でした。
書きかけの小説の登場人物が出てくるというのはよかったです。
リアルな芝居とシンプルな舞台というのは分かりますが、カウンターの板の繋ぎ目が段差になっていることや、イスも足をのせる台が高い位置にあって、役者さんがみんなそこに足を置いて座るものだから見ていてキレイではありませんでした。そういう細かいところが気になりました。
最後の展開もう~ん…面白さとか感動とか、余韻みたいなものがなかったです。上演時間は短いのに、退屈に思う時もありました。クリスマスものだから素敵な話かなと期待していましたけど、ちょっと残念でした。
『共犯者』公演終了 ご来場ありがとうございました。
津田記念日
OFF OFFシアター(東京都)
2010/12/10 (金) ~ 2010/12/12 (日)公演終了
満足度★★★★
本当の共犯者
劇団初見でした。こういうワンシチュエーションでの謎解きが好きなので、フライヤーを読んで観に行きたいと思っていました。でも同時に、似たような設定は見かけるので、期待半分、不安半分でした。
でも実際に劇場に入り舞台美術を目にし、音楽を聴いて期待感が高まり、閉じ込められた4人の感情や行動がどんどんヒートアップしていく展開にドキドキしました。音楽や音が怖かったです。
閉じ込められた4人と、事情聴取を受ける犯人。この見せ方が秀逸でした。想像していたよりもずっと怖くて、そして心に重く響く作品でした。
私は出版社に勤めていて、最近、ある事件に関係したのですが、マスコミの伝播力を改めて身近に感じたので、犯人が受けたであろう世間の厳しい目には同情もしました。
次回公演も観に行きたいと思います。
匣の中【公演終了致しました。ご来場ありがとうございます!】
集団as if~
萬劇場(東京都)
2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★★
ネガティブコメディって…。
亜音さんが出演ということでチケットを予約したので、劇団のことはまったく知らずに観に行きました。今までインプロって観たことがなかったので、劇中にあるインプロシーンに期待していました。
ネガティブコメディってなんだろう?って思っていましたが、前半と後半の落差にビックリです。コメディは好きなので、その部分はたっぷり笑って大満足。そしてインプロ部分も爆笑でした。自分が書いたセリフが読まれて、しかもけっこう芝居の内容に合う場面で使われていたのでうれしかったです。
大まかな設定は決まっているのかな…と思ったけれど、本当にまったくの即興なのですね。以前から興味はありましたけど、インプロのみの舞台を観に行きたいなと思いました。
ただ、物語にはいろんな過程や結末があっていいとは思うけれど、やっぱり辛いシーンが続くとキツイですね。
TOKYO RADIO CLUB!
劇団東京都鈴木区
遊空間がざびぃ(東京都)
2010/12/03 (金) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
最高でした☆
まず受付から案内スタッフさんまで、明るくて素敵な雰囲気だなというのが第一印象でした。主宰で脚本・演出の智晴さんも座席案内をしてくれていましたが、みなさん笑顔が素敵で、それだけで今回の鈴木区はどんな感じの話か楽しみになりました。
智晴さんの前説から吹き出しちゃうくらい面白かったし、作品も登場人物もみんな愛があって楽しかったです。客席も含めて終始温かい雰囲気で、幸せな気持ちでいっぱいです。
笑いのツボをしっかり抑えた脚本と役者さんたちに何度も声を出して笑いました。隣のお客さんなんて、手を叩いて喜んでいました。最後の最後までネタがあって楽しく、そしてちょっとしたドラマもあり。こういうお話は大好きです。
とっても面白くて大満足です。そして何度も書きますが温かいですね。こんなに明るくて素敵なところだったら、毎日でも通いたいです。
来年の企画もいろいろ決まっているようなので、今から楽しみです。残りの公演も頑張って下さいね。
その王国の夜は明けない
シアターノーチラス
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2010/11/26 (金) ~ 2010/11/28 (日)公演終了
満足度★
受け入れられなかった
初見です。劇団名は知っていたし、作品のタイトルに惹かれて観たいなと思いました。
でも、私には合わない作品でした。
喫茶店の従業員たちの言動や店長の態度など、愛情が感じられず観ていて疲れてしまいました。
コリッチで高評価の方たちのレビューを読めば見方も変わるかなと思いましたけど、やはり私には良さが分かりませんでした。
幽霊探偵
ZIPANGU Stage
萬劇場(東京都)
2010/11/18 (木) ~ 2010/11/23 (火)公演終了
満足度★★★★
面白かったです。
幽霊と探偵という組み合わせが私好みだったのと、知人が出演した「リメイク」が面白かったので観に行きました。
最初はちょっと芝居が合わないかなと心配でしたけど、面白かったです。コメディ部分は、やはり一番笑ったのはロミオですね。ちょっとキャラ設定がわざとらしすぎる登場人物に馴染めなかったのですが、全体的に楽しめました。一緒に観に行った人も楽しんでくれたし、「シリーズで観たい」とまで言ってくれていたのでホッとしました。
ちょっと繋がりのあった村上さんが主役だったので驚きでした。
舞台美術も素敵だったし、幽霊の登場と退場がパターン化しているのにそのたびに面白かったです。
DANCER of the DEAD
儚組
絵本塾ホール(東京都)
2010/11/11 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★
私が哀しいから
フライヤーを手に入れて気になっていたので保管していたら、偶然仕事の関係でチケットが手に入ったので観に行きました。ダンスあり歌あり、さらには闇での芝居もあるというので楽しみにしていました。
劇団初見なのでHPから過去公演の動画を観て、だいたいの作風を理解してから行きました。
私が選んだ席は役者さんたちからアクションを起こされることが何度かあったので、けっこうドギマギしました。特等席でしたね。
歌は良かったけれど、ダンスがあまり上手くなかったので残念です。踊り子という設定でしたから。
脚本家の美学というものは伝わってきました。内容も嫌いではないけれど、ちょっと観ていて疲れてしまいました。
特別な手法というわけではないけれど、闇と光の使い方が好きでした。今後の公演も気になるけれど、観に行くかどうかは考えてしまいます。
乱歩の恋文
てがみ座
王子小劇場(東京都)
2010/11/03 (水) ~ 2010/11/10 (水)公演終了
満足度★★★★
世界観を堪能
「ミミクリ」で好きになった和田真季乃さんが出演ということで公演をチェックしていました。妖しげで幻想的な雰囲気にも惹かれてチケットを確保しました。
和田さんは傀儡で乱歩の妻、隆を演じていました。
傀儡たちが観(魅)せる芝居は、その舞台美術も相俟って、予想していた以上の世界を創り上げていました。
所々にはさまれるコメディ要素も悪くなかったけれど、後半の隆子が想いを必死に訴える場面ではないほうが良かったなとは思います。そこが少し残念でした。一切コメディ要素のないバージョンというものを観てみたいなと思いました。
隆子と太郎(乱歩)の関係は、観ていて苦しく哀しくもありましたが、出演者たちの生きた芝居に浸りました。
俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】
七里ガ浜オールスターズ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2010/11/01 (月) ~ 2010/11/07 (日)公演終了
満足度★★★★
コメディかと思いきや
劇団初見です。フライヤーを読んだ時から、これは面白そうだから観に行こうと思っていました。
最初は上演時間が短いのでちょっと気になりましたが、全然短くなかったしちょうどいいですね。脚本が良かったし、6人の役者さんがそれぞれ魅力的でした。
コの字型の客席に最初はどこに座ろうか迷いました。一番観やすいかなと思って座ったのに、最初にいきなり机の位置を変えられてしまったので、これじゃ背中しか見えない役者さんが出るなと心配していましたけれど、スタッフさんが言っていた通り、どの席からでもよく見えるように演出されていました。物語が進む中でさまざまな動きがあり、ちゃんと6人の役者さんを観ることができました。
コメディ要素もあったけれど、最後の展開では泣きました。ハッピーエンドにはなりにくい設定ですけど、最後は少し救われました。
この脚本はオリジナルではないのですね。七里ガ浜オールスターズのオリジナル作品だとどんな感じの舞台なのか気になります。
ペーパーカンパニーゴーストカンパニー
劇団6番シード
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2010/10/22 (金) ~ 2010/10/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
想いは伝わる
東京から大阪まで観に行ってきました。初演への思い入れは強いけれど、この新生ペパカンそのものをじっくりと観て、想いを感じたいと思っていました。
大阪公演とても素敵でした。みんなの想いが東京で観た時よりも強く響いてきました。特に最後の春子の表情に泣きました。
東京で観た時もそうでしたけど、音楽が素敵なんですよね。開演前に流れていて、そして客電が落ちた時にあのメロディで想いがこみ上げてきてまた涙腺がゆるみました。
こうして大阪で再び観ることができて幸せでした。
ラストシャフル
東京ストーリーテラー
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2010/10/07 (木) ~ 2010/10/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
何度観てもいい
千秋楽マチネAチームを観て来ました。Bチームにも馴染みの役者さんが出演していたのですが、今回はいろいろと他の劇団と公演が重なりすぎていてようやく最後になって観ることができました。
この作品は6番シードでの初演と再演も観ていますが、何度観てもいい作品です。今回もたっぷりと泣きました。ザッとレビューを読みましたが、意外と低い評価も多いのですね。出演者の方の話では、Bチームがオリジナルに近かったようです。確かに私が観たAチームはいろいろ面白いネタが追加されていました。
主人公の恭平と久美はもちろん、草野球チームの面々などみなさん素敵でした。特に尾早稲重吉役の藤田直久さんは、6Cの時も同じ役で観ていますが良かったです。
話は分かっているのだけれど、後半の展開に何度も涙を流しました。また観ることが出来てよかったと思います。
アリスインデッドリースクール
アリスインプロジェクト
六行会ホール(東京都)
2010/10/14 (木) ~ 2010/10/17 (日)公演終了
満足度★★★
ゾンビに立ち向かう中学生
6番シードの松本さん演出だし、出演者の乃下未帆さんが知人の教え子なのでチケットをとりました。購入したのは遅かったのに、前の方のいい席が取れていました。
AKB48やアイドルたちが出演ということで、客層がちょっと心配でしたが、やはり会場のほとんどは男性で、普段の劇場とは違った空気でした。最初の漫才のシーンでは拍手が起こっていましたね。
楽しい学校生活がゾンビの出現によって一変し、ゾンビに噛みつかれた生徒たちもゾンビ化していき、みんなは屋上に避難する。取り残された少女たちがどう立ち向かっていくかが描かれていました。
演技にはミスも目立ったし思うところはあるけれども、描かれている友情、夢、そして死。少女たちの決断に後半は泣きました。
カーテンコールで全員ではないけれども出演者の挨拶があって、それぞれ可愛かったです。でも中学生には見えなかったなぁ。どちらかというと高校生役に見える子の方が多かったです。
ペーパーカンパニーゴーストカンパニー
劇団6番シード
萬劇場(東京都)
2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★
想いを伝えること
念願の再演を観てきました。楽しみすぎていつも以上に宣伝に力が入りました。キャスティングについては、イメージ通りの方、意外な方といましたけれど、初演との違いも含めて期待していました。
1番前の席だったので、ステージに近すぎてちょっと緊張しましたけど、目の前で繰り広げられるスピード感のあるコメディに笑い、最後には切なくて涙が溢れました。
大好きな作品なので、どうまとめればいいのか困ってしまいます…。開演時間になって客電が落ちた時に、実は感極まって涙が滲んでしまいました。まだ物語は始まっていないのに。
どうしても初演との違いなども見てしまいましたけれど、春子と陵の想いに涙が止まりませんでした。遠くで見つめているだけじゃなくて、伝えたい想い、そばにいたいという願い。想い合う2人におきた奇跡にまた泣きました。
大阪公演では、初演のことは頭からなくして、新生ペパカンを改めて観たいと思います。
デザート出しちゃってもいいですか!?
劇屋いっぷく堂
劇場MOMO(東京都)
2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
甘くほろ苦いデザートの味
結婚を控えた幸せな2人と兄弟姉妹の楽しい食事が、遅れて現れた2人のせいで空気が一変していき、どんどん険悪になっていくのに、それを見守る(?)レストランの従業員たちの勘違いからの奮闘・暴走によって笑いが巻き起こる展開は素晴らしいです。
険悪になった原因がありえないような運命のめぐり合わせによるもので、しかもかなり深刻だから物語がどう収束するのかハラハラしつつも、店員たちの勘違いや変な団結に大笑いしました。
切なさやほろ苦さが残りながらもデザートとともに物語が完結し、最後には涙がこぼれました。
やっぱりいっぷく堂さんはさすがですね。次の公演も楽しみにしています。
友達が全員死んだ
チェリーブロッサムハイスクール
ザ・ポケット(東京都)
2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★
友達は大切
フライヤーを見て気になっていたし、評判もよかったので観に行きました。
日頃スピード感のある舞台ばかり観てそれに慣れてしまっているからか、前半なかなか話が進まないので気になりました。
仕事の段取り悪すぎだし、登録してやってきていながらこの非協力的な態度はなんだろう…と。
伏線が分かりやすかったので真相には気付いてしまったけれど、でもクライマックスは切なくなりました。
いろいろと見どころもありましたけど、少し物足りなさが残りました。
テノヒラサイズの人生大車輪
テノヒラサイズ
池袋小劇場(東京都)
2010/09/22 (水) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
満足度★★★★
来年の東京公演も楽しみ
監禁パフォーマンスコメディって、それだけでワクワクしてきますよね。テノヒラサイズは大阪の劇団で、この作品が初の東京公演ということです。客演に柿食う客の村上さんが出演するというのも魅力でした。といっても、私は柿食う客の舞台はまだ一度も観たことはありませんが。
期待を裏切らない面白さでした。明るい笑いがたくさんあって、とてもいい作品でした。レビューでみんなが口々に「パイプ椅子の使い方が良かった」と言っていたので、どう使うのかなと思っていましたが、まさかあの椅子が各シーンであんなにバリエーション豊かに使われるとは驚きです。出演者は全員赤のつなぎで、舞台にあるのはパイプ椅子とロープだけなのに、見事に空間を作っていました。
客演さんも含めて魅力的な役者さんたちが集まっていました。柿食う客の村上さんはやっぱり素敵な味を出していました。…初めて観たのですが、柿食う客の芝居もいつか観たいと思います。
作品が面白くて役者さんも素敵なだけに、ミスが多かったのとセリフをとちった時の誤魔化しが上手く出来ていなかったのが残念でした
コメディ部分はちょっとついていけない箇所もありましたけど、でも面白かったです。登場人物それぞれの秘密と嘘、それぞれのキャラがしっかりとしていたし、1人10役という多さもきちんと見せてくれていました。ありえない占いからUFO話まで飛び出し、犯人の目的と登場人物たちのつながりが意外な形で明かされるラストまで飽きずに観ることができました。
楽しい時間を過ごすことができて満足です。テノヒラサイズは来年の3月にも東京公演があるそうなので、また観たいと思います。
ЖeHopмan【シャハマーチ】 池袋盤
電動夏子安置システム
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/09/07 (火) ~ 2010/09/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
ファンになりました
いや~面白かった!
以前から名前は知っていて気になる劇団でしたが、こんなに私好みの作風だったなんて。
コリッチ等で情報を観て、面白そうだったので初観劇はこの作品にしたいと思いました。
架空のゲームが描かれているのですが、自分たちの人生を左右するゲームに勝利する為の攻防が面白かったです。
観る前は、「これってゲームのルールが把握できないと楽しめないまま終わる…?」と心配もしていましたけど、開演前にパンフのルールを読まなくても、問題なく観ることができました。観ていればちゃんと分かりました。
本当は両バージョンとも観たかったけど、都合がつかなくてMのみ観ましたが、シリアスかと思ったらコメディ要素もたくさん入っているし、そのネタがまた面白くてたくさん笑いました。
時間がなくて挨拶できなかったけれど、素敵な役者さんたちもいました。
次回からは公演情報をチェックします。来週の下北沢盤は脚本が変わるみたいですね。できれば見逃したKを観たいです。
観に行ってよかったです。楽しい時間を過ごせました。
『刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ』 再演
ACTOR’S TRASH ASSH
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了
満足度★★★★
両キャストとも観て来ました
馴染みの役者さんが何人も出演するし、物語にも惹かれて観ました。両キャストとも観るかどうかは悩んだけれど、目当ての役者さんが別チームだし、PVで観るだけでも同じ役の雰囲気がかなり違うので、両方とも1日で観てきました。
PVで観た時は百狐丸の笑顔に馴染めなかったけれど、舞台で観ると白狐丸に合っているなと思えたので逆に魅力的に見えました。静とのやり取りも、ピュアな恋で素敵でした。特に月の音のくだりがとても良かったです。何度か月の音について触れられていましたが、2人だけの特別な音というのが伝わるし、明日になれば自分のことを忘れてしまう静に覚えておいてもらう為にとった白狐丸の行動も、それによって思い出す静のやり取りも切なくて。
最初に観た我チームは中央寄りだけど後ろの方の席だったので赤い目が分からなかったけど、刻チームの時は前だったのでよく見えました。やっぱり前で観た方が殺陣も迫力が全然違いますね。
白狐丸を鬼として追いかけている鵺たちの側も、郭の女将も、それぞれの心の内面が描かれているので良かったです。
ダブルキャストそれぞれのカラーを楽しめましたし、クライマックスは涙腺がゆるみました。DVDがほしくなってしまいました。
それにしても、藤堂さん演じる盲の男、普段演じている役とはかなり違うので意外だったけど素敵でした。新しい魅力ですね。
「せめて、またあの花が香るまで」
PocketSheepS
TACCS1179(東京都)
2010/08/19 (木) ~ 2010/08/22 (日)公演終了
満足度★★★
虎乃助が可愛かった
思わぬことから急遽観劇することになりました。お目当てはキャラメルボックスの鍛冶本大樹さんと、メリーメイカーの舞台で気に入っていた成瀬優子さんです。
全力疾走というイメージのお芝居でした。もうちょっとセリフに強弱や緩急があればいいのになと思いました。セリフを噛む役者さんがけっこう目立っていたのも残念でした。
コメディ部分はとっても楽しかったです。私あまりアクション系が好きだとは意識していなかったけれど、最近殺陣のある舞台を観る機会が多くて、こういうアクションものも好きだなと実感するようになりました。
鍛冶本さん演じる虎乃助がとにかく可愛くて、それに成瀬さん演じるヤマネコも好きなキャラだったので、2人を目当てに観に行った私は、それだけでもかなり満足でした。
ラストの香りも素敵な演出で、ちょっと感激しました。
メリッサのゆりかご ジルの監獄
メガバックスコレクション
あうるすぽっと(東京都)
2010/08/19 (木) ~ 2010/08/23 (月)公演終了
満足度★★★★
歌とダンスが良かった
なんとなく想像はしていたけれど、キャストに子供が多く、内容もファミリーミュージカル的でした。
最初の子供たちのセリフが聞き取りにくくて、途中でもそういう場面があり残念でした。でも歌もダンスも良かったし、物語も驚きの展開というのはなかったけれど楽しかったです。メリッサとジルはもちろん、海賊たちが魅力的でしたし、開演15分前と休憩15分のミシュランとボージそれぞれの芝居も楽しめました。
素敵な歌もたくさんあったし、とても楽しい気分で観ることができました。気持ち的には☆5つにしたいところですが、やはりちょっと引っかかるところがあったので1つ減らしました。