マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人
DULL-COLORED POP
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/08/14 (金) ~ 2009/08/17 (月)公演終了
満足度★★★★
谷さんの行き先
隣の席で観られていたお客さんが終演後に
「本当っぽかったねー」と言っていました。
それ位、力のある戯曲だったと思います。
非常に面白かった。
役者さんも、翻訳調台詞に惑わされることなく
ちゃんと存在していて満足度も高かったです。
ただ、モリエールなので。
後方の端で観てしまったため
大分観られないシーンが多く、かなりストレスでした。
もっと早く行けばよかった…。
リチャード・イーター
劇団銀石
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2009/08/12 (水) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
満足度★★
大きなうねりを感じたかった
既存のシェイクスピア翻訳の冗長な台詞に惑わされることなく
軽快に明快に戯曲を再構築し、
白黒に分けるという新解釈とともに練られた脚本は
なかなか、挑戦負けしてなくてよかった。
ただ、演出家の頭の中にある
やりたい事や観客に見せたい絵・構図が
それを立ち上げる役者にうまく浸透していなかった感じがした。
「これやりたい!」は色々詰め込まれているけど
大きな流れになっていなかったのが、
出演者も多い分もったいなかったかと。
アルバトロス
ホチキス
王子小劇場(東京都)
2009/07/23 (木) ~ 2009/07/28 (火)公演終了
満足度★★★★
笑わせることはすごいことだ
初ホチキス。
あまりに芝居芝居した演技だったので
最初大きくのけぞってしまいましたが
段々見方が分かって来て
後半1時間はずっと笑いで震えてました
加藤さん、素晴らしい!
最後の漫才が毎日違うネタだったりしたら
ある意味最高かも
ケモノミチ
ブルドッキングヘッドロック
ザ・ポケット(東京都)
2009/07/08 (水) ~ 2009/07/12 (日)公演終了
満足度★★★★
無駄のない群像劇
とにかくどんどん人が出てくるのですが、
どの登場人物にも意味と役割があり、
かつ、役者さんの置き所がとてもよかった。
その中で、一番説得力があったのが、
喜安さんご自身だったのが、何か悔しかったですけど。
ケラさんのエンタメ性を色濃く受けつつ
かつそれぞれの人生がしっかり見える。
初見だったのですが、大盛況に納得です。
イヌ物語
劇団サーカス劇場
シアター711(東京都)
2009/06/24 (水) ~ 2009/07/05 (日)公演終了
満足度★★
赤澤ムックの存在感
過去のサーカス劇場で、脚本に流されずに
これだけのエネルギーを体現した女優さんはいなかった。
脚本家・清末さんとの非常にいい出会いだ。
しかし作品としては
赤澤さんと金崎さんという女優二人の対決も
もりあがりきらず、ひどく不完全燃焼。
セインツ・オブ・練馬
ロハ下ル
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/07/01 (水) ~ 2009/07/05 (日)公演終了
満足度★★★★
タイトルに説得力
“セインツ”の中身?仕事?は移ろうけど、
最初から最後までセインツ・オブ・練馬の物語で
追いやすくてよかった。
役者さんのバランスと、ポジションの取り方が非常にうまく、
かなりカチッとした安定感があって(スタッフワークにも、もちろん)
さすが山中さん、おもしろかったです。
眠るために目醒める
reset-N
王子小劇場(東京都)
2009/06/25 (木) ~ 2009/06/30 (火)公演終了
挑戦 その先
※お手伝いで観させていただいたので★つけてません
前作「閃光」と同じく、“私演劇”なので、
賛否両論、楽屋ネタに対する好みの分散は、確信犯として。
前作は、劇作兼演出家だけの“私演劇”。
(役者は、役を与えられ実際とは異なる生を舞台上で生きていた)
今回は、そこから一歩進んで
創作者全員参加の“私演劇”。
その挑戦と、
参加者全員が、かなり深いところまで
演出家のやりたい事を理解している事が
すごかった。うん。
でも、全員の力が使えたのだから
その先が見たかったなぁ、というのが正直な所です。
次回公演で見せてもらえる事に期待します。
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作品とは全く別件なのでここでつぶやくことではないのですが
隣の席の人が豪快にイビキをかきながら寝ていました。
こうゆう場合、隣に座った私が、つついたりして、
マメに起こすべきだったのでしょうか…。うーん。
不完全版「幸福論」
tea for two
「劇」小劇場(東京都)
2009/06/25 (木) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
隣の席の“幸福”
※お手伝いで観させていただいたので★つけてません
タイトルのイメージで
分かりやすい「幸福」が明示されるのかと思いきや
全ては水面下で進んでいく…
のですが、3episodeで1作品なので
各話の長さ?テンポ?にもう少しメリハリが
あった方が集中して観られた気がする
episodeⅢの女優さん二人の距離感、
徐々に掘り出されていくストーリーは
派手ではないけど、丁寧な緊迫感があって魅せられた
空耳タワー
クロムモリブデン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/06/16 (火) ~ 2009/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★
「お芝居」への挑戦
ブラックな部分と清浄化のバランスが今までより好みだった
脚本で「お芝居」をネタにして
演出で「お芝居」へ挑戦。
リズムだけで繰り返される台詞の応酬から
無言で魅せるラスト。
すばらしかった。
金沢さんの説得力に感動。
芍麗鳥(シャックリ)
乞局
駅前劇場(東京都)
2009/06/17 (水) ~ 2009/06/22 (月)公演終了
満足度★★★
乞局の創世
何かを吹っ切った人達で構成される
ひどく偏ったコミュニティの崩壊
が「乞局」だ、と思っていたのですが
今回は“創世”の物語
濃密さが(今までより)物足りない気もしますし
これくらいが丁度いい気もします
花のゆりかご、星の雨
時間堂
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/06/02 (火) ~ 2009/06/14 (日)公演終了
満足度★★★
ちゃんと在る
舞台・小道具の抽象と具象のバランスがいまひとつ中途半端だったり
ストーリーの後半が唐突過ぎたりする
けど、
そこに嘘なく役者と時間がちゃんと在るのは緻密さの集積でしょう
黒澤世莉演出は演出家が(一見)何もしていないように見えるので
どこがどう、と言うのは難しいですが…
ドラマを期待せずに、観た方がいいのかな
「すごい、ふつうの演劇。ふつうの、すごい演劇」の看板に嘘はないと思います
リアル・ラスベガス
とくお組
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/06/03 (水) ~ 2009/06/07 (日)公演終了
満足度★★★
赤坂REDにぴったり
RED THEATREのおしゃれさと
作品のおしゃれさが非常にうまく馴染んでいた
笑いと人情のバランスが程よく誰でも楽しめる作品
登場人物に嫌な人が出てくるようになると
もっと広がるのかなぁ
でも、今の一体感がいいのかなぁ
NOT BAD HOLIDAY
劇団競泳水着
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2009/05/19 (火) ~ 2009/05/26 (火)公演終了
満足度★★★
個人的に恋心が不足…
同年代の出演者だけで、家族のつながりを
無理なく描き出していた構成力は素晴らしい。
ただ恋を見たかったので、個人的に物足らなかった。
後、転換なしで、4場を構成する舞台美術が
あまり効果的に機能していなかったのが残念。
成れの果て
elePHANTMoon
サンモールスタジオ(東京都)
2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了
一線を越えない狂い
※お手伝いで観させていただいたので★つけてません
狂気の爆発としてみせる事が、(演劇の中では)多い
(気がする)テーマやシチュエーションなのに、
ジリジリした感じのまま、
一線を越えないように作られていたので、
興ざめることなく、最後まで見られた。良かった。
役者さんがそれぞれの役割をきちんと
理解していたからこその、完成度。
関数ドミノ
イキウメ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/05/08 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★
熱すぎない温度感
口コミの評判の良さにひかれ当日券で観劇。
即物的な仕掛けや演出があるわけではないのに、
最初から最後まで観客の興味を引きつけ続ける
素敵な舞台でした。
話の中心人物がコロコロと代わっていくのが
良かったのかなぁ。
グァラニー ~時間がいっぱい♥KR-14【神里雄大】
キレなかった14才♥りたーんず
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/04/17 (金) ~ 2009/05/05 (火)公演終了
満足度★★★
つながる家族
何世代かにわたる家族の話ですが
素直に観てしまったので、
あまり深く読み解けず。残念。
それでも楽しめるいい戯曲でした。
6作品中、1作しか観られなかったのが
悔やまれる。。。。
【筆に覚えあり入選!】家族のこと、その他のたくさんのこと
ロロ
王子小劇場(東京都)
2009/05/02 (土) ~ 2009/05/03 (日)公演終了
満足度★★
タラタラと語られる家族のこと
「舞台は水槽」に過剰に期待しすぎた!
処女作・初演出として「がんばっていた」とは思うが
作品としては難しかったかな
個人的に疾走感のある舞台の方が好きなので
タラタラした雰囲気にいまひとつ魅力を感じられなかった
戯曲家と演出家と別の人を立てた方が
もっともっと面白さが引き出せたのではないでしょうか
所々にハッとする台詞がある分悔しい感じでした
後2年後には、こんな構成の作品が演劇の中心になるのかも
という可能性は感じました
リビング(公演終了!!)
カスガイ
王子小劇場(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★
若さあふれる男の子
男性脚本家・男性演出家による
男性主人公(と私には思えた)の話。
女々しさも女性器もあるけど、母性がない。
そこが「若い!」と感じたのかなぁ。
好きなタイプの話ではなかったけど
最後まで集中して観られたのは、役者陣の地力の賜物。
創りこまれた舞台セットは、それだけで説得力があっていい。
役者の目線と同じ高さで観ると一番楽しめるのでは。
シド・アンドウ・ナンシー【CoRich舞台芸術まつり2009春 グランプリ受賞作】
MCR
駅前劇場(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★
櫻井さんの頭の中
ようやく観れたMCR公演
辰巳さん・中川さん・櫻井さんのトライアングルと
小学生の男の子のようなしょうもなさ
は期待通り!
中だるみするシーンがあるのと
両面客席とした舞台使いが観づらかったせいか
もう少しスピード感は欲しかったかも
男の60分 -東京場所-
ゲキバカ
【閉館】江古田ストアハウス(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了