ガラスの動物園
シス・カンパニー
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2012/03/10 (土) ~ 2012/04/03 (火)公演終了
満足度★★★★
物語を現すかのような悪天候
ご存知のように強風、悪天候となってしまい、座席に空きが目立つ中千秋楽開演。7割程度の着席率だったでしょうか。時間ずらすなど考えて欲しかったが、3時間もかかるこの公演、帰宅時のことを思うと予定通りの開演で良かったとも言えますね。。
で、内容ですが、前半は少しくどい感じがしましたが、後半は4人の登場人物の特色をうまくミックス、希望と絶望を巧みに操り、良い感じに仕上がってました。
特に、立石、深津は流石の域に達していますね。
テトラポット
北九州芸術劇場
あうるすぽっと(東京都)
2012/03/02 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
素晴らしい一日
自転車キンクリーツカンパニー
駅前劇場(東京都)
2012/03/07 (水) ~ 2012/03/13 (火)公演終了
満足度★★★
面白いけどさ
何よりも面白い、というほど抜群ではないし、目新しさも見つからない。
フライヤーでやたらとハードル上げてた割には、内容が追いついていないかな・・・
レシピエント
ドリームプラス株式会社
紀伊國屋ホール(東京都)
2012/02/29 (水) ~ 2012/03/11 (日)公演終了
ロマンサー-夜明峠編-
モダンスイマーズ
シアタートラム(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
圧巻の世界観
同じシアタートラムで観た、てがみ座のが繊細かつ奥行きある人物像の表現なら、今回のモダンスイマーズのは綿密にじっくりとした、現代社会へのアンチテーゼのように思われました。
熊は、いろいろと見方はあるでしょうけど、自然の力、どうしようもない事象を表現しているかのようです。つまりは、地震や津波に見えて仕方ありませんでした。それに対する立場の異なる人たち、これは都会と地方、官僚と民間、自立している人と依存している人の対比に見えてしまいました。
一時はうまくいきつつも、少しのことで歯車が狂い、崩壊の一途をたどる・・・
この混沌からいかに立ち上がり、自立へと向かうのか。
これがこの3部作の根幹になるのかなぁ、などと思いつつ次回期待です。
PRESS~プレス~
キューブ
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2012/02/17 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★
いやいやなかなか。
いつもの、明石家大衆演劇団ではあるが、さすがに各方面で活躍しているプロ集団、うまく纏め上げてきていてますね。
笑わせるところはとことん笑わせ、シリアスな箇所はそれはそれで突き詰める。
いやいや、結構しっかりしてます。
残念なのは、さんまの声が潰れてたこと。体調不良なのか年齢によるものなのかわからないが、以前とは段違いに声が出てない。
あと、張っておいて収束してない伏線が少し多すぎじゃないかなぁ、、と。まぁ現実社会を移しているといえばそれまでだが。
少しはみ出て殴られた
MONO
吉祥寺シアター(東京都)
2012/02/17 (金) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★
テンポ良い
長すぎず、ダラダラせず、濃淡・テンポの強弱が絶妙な感じです。
世界のどこにでもあるような、ささいなことからの揉め事の有り様を
感情移入しすぎるでもない視点でうまく描けていると感じました。
舞台セットは、中央上部につるしてある円柱型のものが
アクセント効かせてるようですね。あれが無いと舞台上のフォーカスが
散漫になっちゃいそうで。
ま、全体的に面白く良かったですよ。
客演の3名も良い。
持ち主、登場
ナイロン100℃
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2012/02/16 (木) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
お伽草紙/戯曲
劇団うりんこ
グリーンホール相模大野(相模原市文化会館)(神奈川県)
2012/02/25 (土) ~ 2012/02/25 (土)公演終了
Turning Point 【分岐点】
KAKUTA
ザ・スズナリ(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
15周年!
集大成といえば言い過ぎかもしれないが
なかなかの作品になってますよね。
女性二人の半生、というとりとめもない題材で語っていますが
演出、演技は渋いです。
良いコンテンツで積み上げられてきたこの劇団、
今が旬でしょうか。
次が1年先なのは残念ですが。
トリツカレ男
演劇集団キャラメルボックス
赤坂ACTシアター(東京都)
2012/02/16 (木) ~ 2012/02/29 (水)公演終了
ベルが鳴る前に
ペンギンプルペイルパイルズ
本多劇場(東京都)
2012/02/16 (木) ~ 2012/02/22 (水)公演終了
龍を撫でた男
オリガト・プラスティコ
本多劇場(東京都)
2012/02/03 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了
火葬
らくだ工務店
OFF OFFシアター(東京都)
2012/01/25 (水) ~ 2012/02/15 (水)公演終了
ある女
ハイバイ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/01/18 (水) ~ 2012/02/01 (水)公演終了
満足度★★★
評価は分かれるね。
今までのハイバイが好きな人には、受け入れにくいかもね。
でも、特に思い入れのない人には、一種の表現方法として
受け止められるんだろうなぁ。
ネガヒーロー
プロペラ犬
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2012/01/20 (金) ~ 2012/01/29 (日)公演終了
青春漂流記
劇団鹿殺し
紀伊國屋ホール(東京都)
2012/01/19 (木) ~ 2012/01/29 (日)公演終了
満足度★★★
迷ってるのかなぁ。
劇団としての成長の過程の苦しみなのか、方針のブレなのか分からないけれど、前作を引きずったような作風(ストーリー)でした。
楽しかった過去、苦しい現実、ハッピーエンドで無い終わり方、でも個々はもがきながら未来を何とかつかもうとあがく姿。終盤に向けて起伏の無いストーリー展開。
時間が無かったからなのか、横槍が入って思い通りに作れなかったからなのか、原因は分からないけれど、そうなってしまったことは残念でした。
(それ自体を”苦い青春”とあらわしてる気がしなくもないですが)
また、エンターテイメント性が以前より抑えられ、ダイナミックさも控えめな感じになっていて、良くない意味で「大人になった」感じがしてしまいます。
折角「漂流記」としているのですから、流れ流れた末の「大人」としての青春のとらえ方、生き方、覚悟をビシッと強烈にパワフルに見せて欲しかったですねー
それと、劇作については他の作品を少し観て、”鹿殺し”として取り込めるものは取り込んだほうが良いのでは。。
何でもかんでもは当然ダメで、鹿殺しの味をそのままに、演劇自体をステップアップ出来る手法のみを探し出してみては。
余計なお世話かもしれませんけどねぇ。。
乱歩の恋文
てがみ座
シアタートラム(東京都)
2012/01/26 (木) ~ 2012/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
圧巻
年明け早々から、将来性ありそうな素晴らしい劇団を見つけることができました。
センスを感じます。
このネクストジェネレーション、久々の大ヒットかな。
『渡り鳥の信号待ち』
世田谷シルク
シアタートラム(東京都)
2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了
満足度★★★
虚しさの先にあるもの
人間のはかなさが見えました・・・
趣旨的には非常に良いけど、
演出的には、ちょっとボタンの掛け違いがあるかな。。
ちょっとなんだけど。
その証拠、というわけではないのですが、、
この日アフタートークがありました。
大抵アフタートークがあると大半の客が残るものですが
この日は真逆で、半分以上が速攻で帰ってました。
残ったのは3割くらいかな。
やはり皆さんも「うーん」的なものを感じていたんではないかな・・・
深呼吸する惑星
サードステージ
サンシャイン劇場(東京都)
2012/01/06 (金) ~ 2012/01/09 (月)公演終了
満足度★★★
ふ~~~ん
この劇団を観るのが最初で最後になるので
今回のアレンジが平均的なレベルなのかどうか
良くわかりませんけど、
今回観たものを演劇的に純粋に見れば、暗転がやたらと多くテンポが悪い、
セリフに対する感情の盛り込みがイマイチ不足だったのを感じました。
それと、これで解散なのだから、終演後に出演者や鴻上から挨拶の一つでも欲しかったところですが何も無し。
拍子抜けってカンジですね。