誰も寝てはならぬ
国道五十八号戦線
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2009/03/13 (金) ~ 2009/03/15 (日)公演終了
満足度★★★★
初見なので
あまり、情報を入れずに観劇した。
まずは、役者のレベルが学生劇団とは思えない。
そしてコメディとは銘打っていないが、声を出して笑った。
全体的には決して濃くは無いのに、そこにいる濃いキャラクターたちが、ボソッと言う一言が笑いを生む。声を張らずに淡々と何気ない会話が過ぎていく。
しかし、ただただまっすぐというわけではない。どこかひねくれている。
そこが面白い。観劇した人に「ガバメンツ」に似てると言われた。
たしかに、ガバメンツと似てるかもしれない。この心地よいひねくれ感。
ひねくれ感が好きな人は大いに楽しめる。僕は声を出して笑った。
尼崎ロマンポルノ第七回本公演 『鉄鋼スベカラク』
尼崎ロマンポルノ
精華小劇場(大阪府)
2009/02/28 (土) ~ 2009/03/08 (日)公演終了
満足度★★★
大炎上を経て
一皮向けた尼崎ロマンポルノを観る事ができました。
サカイヒロトさんの重厚感ある美術に加藤直子さんの光、この二人の組み合わせははじめて見ましたが、尼ロマの世界観にとてもあっていた気がします。
ただ見終わったあと一番印象に残るのが視覚的イメージ。
役者のさらなる成長を期待します。
笑いの場面が中途半端なのが、世界観を切ってしまってる気がして少し残念でした。尼ロマの世界は重いので、息抜きの場面はあっても良いと思いますが、ここをさらに工夫すると。重いだけでなく、ポップのアクセントが足されより面白い作品ができると感じました。あるゆる実験をしたであろう今回の公演。広さがまったく違う次回のウィングフィールド、ホームともいえる箱で、何を見せてくれるか今から楽しみです。
TAKE IT EASY!×末満健一「千年女優」
TAKE IT EASY!
HEP HALL(大阪府)
2009/01/16 (金) ~ 2009/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
演劇だから
ライブだからできることを、見事に表現した作品だと感じました。
役者が様々なキャラクターに代わる姿は、おいていかれそうになりますが、必死にしがみつき、気づく頃には脳が活性しまくりでした。原作を見たことがありませんので、半分もおもしろさに気づいていないのかもしれませんがワクワクできる舞台でした。
いきなりベッドシーン(七味まゆ味一人芝居)
柿喰う客
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2008/12/01 (月) ~ 2008/12/01 (月)公演終了
満足度★★★★★
久々に小劇場万歳な気分です
最初から飛ばす飛ばす飛ばす。すごい早口でまくし立てる。早口なのに言葉がきちんと聞き取れる。たった一人の役者から発せられるパワーに飲み込まれる。巻き込まれる。リズム感あふれる言葉の応酬に、脳みそをかくはん機で混ぜられる思い。息つく暇なく50分。一瞬の出来事でした。言葉に毒されしばらくボーっとしてました。初めて上演台本というものを買いました。思わず上演台本にサインをもらいそうになりました(w 握手を求めそうになりました(w あのぉー。ファンです。って言いそうになりました。
となりのおうちは「柏木さん」。/ジョイフル24へGO!!
コメディユニット磯川家
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2008/09/23 (火) ~ 2008/09/29 (月)公演終了
満足度★★★★
何も残らない、何も残さない
とにかくその場を笑ってもらえればいい。
作り手の「笑わせよう!」という貪欲な気持が、まっすぐに伝わってくる作品。
見終わったあとに何か心に残るわけではない。
ともすれば、何を見たかしばらく経ったら忘れてしまいそうな内容。
ただ磯川家は面白かった。それだけが残れば、それでいいのではないか。
そんないさぎよさすら感じさせる作品でした。
イザナキとイザナミ
劇団千年王國
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2008/10/04 (土) ~ 2008/10/06 (月)公演終了
満足度★★★★
小劇場の贅沢
必要最小限の無駄の無いもので紡がれる舞台。
役者の表情、身体表現、生の音。
それをあんなにも間近で。
小劇場だからこそ得られる贅沢を味わえた舞台でした。
「家族前奏曲(プレリュ-ド)」
兎町十三番地
AI・HALL(兵庫県)
2008/09/03 (水) ~ 2008/09/08 (月)公演終了