らーらの観てきた!クチコミ一覧

61-80件 / 116件中
友達

友達

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2008/11/11 (火) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

あぁ、安部公房!!!
始まるまで音楽や照明にワクワクしていた自分。
蓋を開けてみたら後悔しました。

そうだった、そもそも「安部公房」が自分に合っていないのだった。

かつて深夜のTVで観た「砂の女」の映画しかり。
数作品の文庫本で読んだ時でもそうでした。

どうしてコレほどという位の居心地の悪さったら無い、
非常に苦手な世界観。
そこが彼の作家のウリだし、面白さなのだろうと解るけど
自分はソコが堪らなく駄目なのだ。

そんな基本的なコト、忘れてた自分のうっかりさ加減に心底ガッカリ。
はぁ・・・。

出演者はやたらと豪華で達者な方々なのに正視出来ない気持ち悪さ。

何だかどうしたかったんだか、自分ってば(苦笑;)

ネタバレBOX

原作も戯曲も読んでいないので解らないけど
役者が皆さん客に向かって話しかけてくる。
目なんて合おうモノなら目配せされてしまい
更には意見まで求められる始末。

演出だとしたら苦手なタイプ、
コチラに向かって台詞を投げられる度に
うわ~~~どうなの、コレって感じで
とにかく居心地悪かった。

前から2列目のセンターなんて良い席で
正視出来ていない客っていうのも我ながらどうかと思うが
いっそ眠れたら良かったのにって失礼にも程があるけど
もうひたすら我慢したというのが本音。

あくまでも私、個人の感想ですが
苦しかった・・・・・・・・・
失われた時間を求めて

失われた時間を求めて

阿佐ヶ谷スパイダース

ベニサン・ピット(東京都)

2008/05/08 (木) ~ 2008/05/27 (火)公演終了

TV放映
観劇後、何と書いて良いのか全く解らなかったのでコメントしませんでした。


ここぞとばかりにTVでの放映で再見しました。



しかし・・・・・・・・・やっぱり解ったとはいえません。

観劇中、ひたすらアレコレ想いを巡らせた挙げ句
ただただ感じることしか出来なかった。


自分のチカラ不足かもしれない。
でも、敢えてソレでも良しとしたい。
そんな想いになりました。



ショウジさんの息子

ショウジさんの息子

渡辺源四郎商店

アトリエ春風舎(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

今更ですが
この公演は良かった。


今でも思い出すと温かく切ない気持ちになります。



また観たいです。
今度は家族、友人総動員で。

機械と音楽

機械と音楽

風琴工房

王子小劇場(東京都)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/17 (月)公演終了

かろうじて
観た。
何とか観終えた。

舞台装置とか空間の使い方、嫌いじゃないんだけど。
きっと面白かったはずなんだけど・・・。

ネタバレBOX

スミマセン。
今回はネタというより『ぼやき』です、ハイ。


開演15分前に入ったので遅くないと思ったのですが
意外と皆さん早く入られてる方が多くてビックリ。

会場で案内された時にスタッフの指示で素直に座った席、
位置もですが椅子自体がかなりキツイかった~。
思い返しても素直に従ってしまって残念というか後悔してます。
何故って、アフタートークで座席を移った時に
自分が2時間上演中に耐えた席とのあまりの違いに愕然としたから。
(しかも公演中待機していたスタッフの椅子の方が良かったような・・・)

隣に移っていらした方も同じ思いだったようで
観劇後に目が合った時に苦笑いしてしまいました。

あと・・・
スタッフが増えていたんですか?
丁寧で対応は悪くなかったと思うのですが
他の劇団でも良くあることですが、
団子状になったスタッフが狭いロビーで邪魔でした。
まだ慣れていないのか、他もそうだし仕方無いのかな。


それにしても題材は好きなモノでしたから
会場と同時に入れていたら違った感想だったのかな・・・
コチラから観たいとか主張すれば良かったのかな・・・
そう思うと大好きな劇団だけに残念でした。

『リズム三兄妹』 / 『はやねはやおき朝御飯』

『リズム三兄妹』 / 『はやねはやおき朝御飯』

岡崎藝術座

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/10/30 (木) ~ 2008/11/10 (月)公演終了

満足度★★

なんだ?
なんだろ・・・

アフタートークの内容を見かけると作品の奥行きというか、
何やら意味がいろいろあるようですが・・・
自分はそんなところまで辿り着けず。
 
ただ単純に面白がれるかどうか、受け入れられるかどうか。
それだけだったら自分は面白かった。
 
ただ作・演出の意図とか内容は、
全く理解出来ていないかもしれませんが。はい。
 
 
何より「巣恋歌」さんの歌が聴こえて来た途端、
ものすごく好みなステキな声だったので
歌の質というか内容なんてそっちのけになり、
笑ってスキだなって受け入れてしまいました。

個人的には彼女が登場した時から、
登場してくれたから救われたのだとは思います。




ネタバレBOX

他の方も指摘されていたように少し強引(?)な誘導でした。
着席時にスタッフの指示は絶対のようで。
 
なんだろ・・・
 
愛想をふりまけとは言いませんが、
誘導時にヘアスタイルを気にしながら突っ立っている男子。
その彼にこっちあっちと指示されて、
ちょっとイヤ・・・正直な話。
1945

1945

the company

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/10/25 (土) ~ 2008/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★

藪の広がり【訂正】
・・・・本が青木さんではないようですね。訂正させていただきます。
どこかに変更についてアップされていたのでしょうか?
自分は知らないままでした・・・・・



個人的に新宿で見た現在の『どん底』というような前作より
断然、今作の方が好みでした。

古典とも言える原作を激動の時間軸に沿わせた
本のチカラで『藪』がうまい具合に鬱蒼として広がった。

この舞台に行こうと思わせるほど
人気の有名どころ(アイドルとかタレントとか)が
出演しているわけではない上にチケット高めで
気軽に行く気にさせ難いのかもしれないが
観て損は無いと思う。


ネタバレBOX

人間、男、女・・・・・・・・それぞれの果て。

ヒトは弱い、そして酷く勝手だ。

だから何かしら自分にとって不当なうねりに呑み込まれ、
為す術もなく流され弄ばれる時
こうありたい自分、あるはずの自分を作り出さなければ・・・

そう自分自身に擦り込むこんでまで守る自我の小ささ、情けなさが寂しい。
偽りであろうとなかろうと、そうして己を騙し騙しして生きていくのかも。
記憶や事実など、すべて綯い交ぜに、嘘の上塗り・上塗り・上塗りで。


観終えて気づかされる、何かを感じられる作品。

どんとゆけ

どんとゆけ

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/10/16 (木) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★

こっちか?
しっくりこない感じをずっと一定に保つような
奥歯にモノが挟まるというか
気がついたら挟まれていたというような

薄く寒い人間の側面が乾いた笑いで浮き上がる

ネタバレBOX

コレはあれ・・・?!
どうなんでしょうか?


『ドン』と逝け

そういうエンディングですか???


あぁ、乾いてると思ったけど
じっとり業にまみれてるんでしょうか・・・・・・・・

もしかして

シャープさんフラットさん

シャープさんフラットさん

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2008/09/15 (月) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★

そんなこんなでブラック
笑いなんて不確かなモノを追う作家とか芸人とかの
生業とは良く言ったもので
まさに『業』が緩く重く垂れ込める舞台でした


ネタバレBOX

場面転換の時の映像など今回もセンス良くお見事

ちょっとだけかつてのコクーンでの舞台を思い出した
いさかい

いさかい

TPT

ベニサン・ピット(東京都)

2008/10/10 (金) ~ 2008/10/22 (水)公演終了

満足度★★★★★

古典ですか?
アフタートークのある回を観劇。

そのトーク中、改めて古典と言われてもピンと来ないくらい
カビ臭さの微塵も感じられない面白い舞台でした。

この世ならざるモノ(誉めてます)
毬谷さんを向こうに回し踏ん張る若手達。
ワークショップを重ねたことで
目に見えて成長したのではと想像します。

きっと千秋楽の頃には一層逞しくなっているはず。


こんな舞台はやはりベニサンならでは
そう思うと、更に残念でやりきれない想いで一杯になりました。

ネタバレBOX

アフタートークでも触れられていましたが
舞台はシンプルの一言。

極めてシンプルな舞台装置がハコの良さを際立たせ、
何もないことが観客の視線を演者に集中させ
想像力を伸びやかに促します。

毬谷さんの演じた役は20歳の設定だとか(?!)

稀代の役者を唯一無二のハコで観る贅沢

b(^-^*)






血が出て幸せ

血が出て幸せ

クロムモリブデン

新宿シアタートップス(東京都)

2008/07/29 (火) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

初見
評判が良いので期待したのですが・・・いつもこんな感じなのでしょうか?
だとしたら残念。
ちりばめられている「小ネタ」。
時に救われたかと思うとすぐに溜息に変わるような感覚が断続的に。
久しぶりに観ていて気恥ずかしさでいっぱいになり、キツかったです。

苛々する大人の絵本

苛々する大人の絵本

庭劇団ペニノ

はこぶね(劇団アトリエ)(東京都)

2008/04/11 (金) ~ 2008/04/26 (土)公演終了

満足度★★★★★

毎回の楽しみ
期待を裏切らない舞台装置とその世界観。
今回も存分に発揮されていて素晴らしかった。

それにしてもタイトル通りでした。
こどもには見せられない、確かに。

ストーリーは毎日違ったのでしょうか。
もう一度観たかったと思ったが完売で無理でした;

ネタバレBOX

席の関係上、おかあさん(鹿の剥製)のド真ん前・・・
剥製やミイラなんて大嫌いな自分には息するのも辛い程。

まさに悪夢・・・

キツかった(苦笑)

hg

hg

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了

難しい
客演のベテラン勢の力量が素晴らしく
会話劇としても魅力的で
拝見するうちにグイグイ引き込まれた1幕。


丹念に取材し真摯に対峙して作り上げたのだろうが
それでもやはり難しい・・・
そう感じてしまった2幕。

1幕の緊迫した空気が面白かったので
あの後フィクションを交えてでも
続く話を作って欲しかったというのが個人的な感想。

しかし半端にフィクションに走れない
走りたくないという作家の想いには共感する。

そんなトコロこそ
自分がこの作家をスキなところだし。


瞼の母

瞼の母

シス・カンパニー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/05/10 (土) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

女の・母の・物語
クサナギくんこそが主人公なのだが
前半は三田さんに後半は大竹さんに見事に負けてました。
でも頑張ってたと思う。
あの二人相手に臆することなく。

今回、渡辺さんの事務所移籍後初お披露目で
この舞台の演出をされたわけですが
このテの芝居って「カタ」があるというか
観客共通の「ご存じ」という了解というか、
何と言いますか・・・
そういうモノがあるという前提での古典的情話。
それを今様にと崩した結果
中途半端になってしまったように感じた。

あっさりと描かれ過ぎてるという声が聞かれますが
それこそ古典情話としての「カタ」が活きていれば
あっさりと流れても台詞のひとつから登場人物の
その奥にある心情が読み取れるというモノだったはず。
その装置を崩して別の何かが築けなかったのは残念。

おかげで一緒に観た友人と観劇後に話を煮詰めないと
奥行きや筋立ての良さが際立たず、かなり話し込んでしまった(苦笑;

ネタバレBOX

クサナギ演じるちゅーたろーが
我が母を捜す迄に間に出会う様々な「母」のカタチ

・ダメな息子を堅気にしようとする「母」
・諸事情から子供を手放し今や盲目となった「母」
・堕ちて泥水の中でもがいているような夜鷹姿の「母」

そして
・男勝り料理茶屋を切り盛りする強い実の「母」

ごく些細な違いから道の分かれてしまった女達
その有り様が描かれていて興味深かい脚本でした

リュウの歌

リュウの歌

新宿梁山泊

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了

今これ?
自分には合わないタイプの舞台だった。
演出が古くさい気がして。
舞台装置・小道具のセンス、セリフの言葉選び・言い回し
キャストの発声、動き、衣装・・・全て自分は苦手。
芝居芝居しててセリフがセリフとしてしか届かなかったのが
何より苦痛だった。

こういうのがスキな人、きっとコアなファンはいるんでしょうが。

心底途中で席を立ちたかったが、
よりによって紀伊国屋の一番端の席という哀しい状況で
出るに出られずひたすら耐える拷問のような時間だった。

構想16年とかスゴク時間を費やしてこぎつけた公演のようでしたが
むしろ16年前に上演しておけば少しは通じたのかもと思った。

それにしてもあんなにヘタな歌を入れる必要が?

BALM in GILEAD(バーム・イン・ギリヤド)

BALM in GILEAD(バーム・イン・ギリヤド)

the company

新宿シアターモリエール(東京都)

2008/04/04 (金) ~ 2008/04/20 (日)公演終了

どん底続き
前の週に渋谷で「どん底」を観て、次の週に新宿でも別のどん底を味わう。
猥雑な群像劇で疲れた。
何よりセリフの言い回しが日本に(というか自分に?)馴染まず届き難かった。

親の顔が見たい

親の顔が見たい

劇団昴

新宿シアタートップス(東京都)

2008/02/01 (金) ~ 2008/02/11 (月)公演終了

リアルに痛い
放任ともいえるくらいのこども時代を過ごした自分が
その頃親を含めて周りの大人から言われた事。

「自分が嫌なことは人にしない」、
「人の為にしたことを『してあげた』と思うな」
「自分が人をどう扱うかで人の自分への扱いが決まる」

今モンスターと呼ばれる親の多い事を思う時
コレはお芝居の世界だけではないのだからリアルに痛い。

こどもは親の鏡ですよね。



翼をくださいっ! さらばYS-11

翼をくださいっ! さらばYS-11

ギンギラ太陽's

天王洲 銀河劇場(東京都)

2008/01/09 (水) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

『ひよこ』って
東京モノじゃなかったんですね、失礼しました。
自分も勘違いしていた一人でした(^◇^;

話が進む中、だんだんスカイマーク1号機(&役者さん)の外見が
ディズニー絵本の「小さな郵便飛行機」のペドロのように愛らしく
いじらしく観えてきて、どんどんガンノスさんと一緒に応援したくなったわ。

かぶり物なのに。
かぶり物のくせに泣かせやがって~

西鉄やくざバス軍団にぶつかれたし(笑)
ホント、観られて良かったです(^-^*


砂漠の音階

砂漠の音階

風琴工房

シアター風姿花伝(東京都)

2007/10/30 (火) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★★

なるほど・・・
会場が違うとこんなに違うのか
教授が違うとこんなに変わるのか

初演を観ていたので比較も出来て楽しかった。

ネタバレBOX

個人的には初演のラスト近く
後方のカラクリ装置のようなモノが無くて残念。
何しろあの演出が大好きだったので。

あれはまるでムットーニ氏の作品のように完結していて素敵だった。
密やかで静謐な顕微鏡の世界が立体化されたみたいで
作品の中心で輝く結晶が見えるかのような気持ちにさせてくれた。

ツーアウト

ツーアウト

自転車キンクリーツカンパニー

新宿シアタートップス(東京都)

2007/10/17 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

あれ?
期待していたものとは違っていたが
瀧川さんが登場してくれたので救われた。

って、ソレって救われないかも・・・

ネタバレBOX

何か違うと思いつつ始まった観劇。

で、しばらくして気がついた・・・

演出する人って大事。
キャバレー

キャバレー

パルコ・プロデュース

青山劇場(東京都)

2007/10/06 (土) ~ 2007/10/21 (日)公演終了

満足度★★

キャストの背の高さ
松雪さんも森山君も頑張っていたけど
ファンの贔屓目だけじゃなく秋山さんが一番良かったかな。

とにかくあの広い劇場・・・・
上手く使いきれて居なかったような印象。
余白がたっぷりあったようで舞台上が寂しい時が多々あった。

キャストの背の高さに比例したわけじゃないと思うけど
芝居全体も小さく纏まってしまったような感じがした。

ネタバレBOX

先人の戯曲を上手く料理するという点では
過日シェークスピアを美味しくロック風味に仕上げた『彼』の方が数段ウエ。

松尾さん、もっと休んで充電して来てください。

このページのQRコードです。

拡大