禁煙パイポの観てきた!クチコミ一覧

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ハジケル、

ハジケル、

もぴプロジェクト

池袋GEKIBA(東京都)

2016/08/31 (水) ~ 2016/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

意外にも良かったです。
初見の劇団で、フライヤーや劇場の印象から、「まあ、楽しめる舞台だったらいいかな。」程度の気持ちで観劇した。前説の雰囲気でも、看板女優を中心とした身内受けの舞台(失礼!)だなと思っていたのだが、最初の作品「ハジケル、汗」 では、躍動感のある楽しませる舞台演出になっていて、「結構、良いじゃないか」という気持ちに。その後の「動員挿話」と「三の酉」は一転して、シリアス調の作品にも拘わらず、観入ることができた公演だった。脚本が良いのか、演出が優れているのか、はたまた役者の演技なのか。いずれにしても、楽しみな劇団との印象を受けた。

窓

ハイリンド

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/08/23 (火) ~ 2016/08/31 (水)公演終了

満足度★★★★

楽しめました。
ところどころに笑いを織り交ぜ、軽いテンポで観ていて疲れないし、「楽しめた」という作品でした。枝元萌さんのの演技・存在感がグッジョブ!

unwelcome

unwelcome

劇団スクランブル

STスポット(神奈川県)

2016/07/21 (木) ~ 2016/07/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しめました。
純粋に楽しめました。よくあると言えばよくある、成功した一家のホームパーティーでの物語だけれど、肩の力が抜けて、楽しめました。やはり、中根さんのキャラというか、演技が目立ちましたね。そのほか、皆さんの配役もベストマッチでした。こういう「最高の暇つぶし」も必要ですよね。

荒川、神キラーチューン

荒川、神キラーチューン

ロ字ック

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

カラオケって。。。
ストーリーはテンポよく、楽しめた舞台でした。良く言えば、東京芸術劇場の大きさをうまく使った舞台だと思いますが、小劇場で演った時はどうだったんだろうと想像を掻き立てられました。マイクを使った騒々しいオープニングで台詞がちょっと聞き取りづらかったのが少し残念です。それにしても、カラオケって密室で社交場だったりするんですね。恐ろしい。

アンソロギア

アンソロギア

初級教室

OFF OFFシアター(東京都)

2016/06/22 (水) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★

もう少し。
密室に集められた人びとの物語。出だしから奇妙な事実を重ねて行って、ラストに向けて、謎解きのごとく意味が分かっていく。ミステリー仕立てのよく出来た舞台だったと思います。ただ、私には、各々の人の正体、とれに物語の意味することの説明がクドかったかなぁと思います。確かに登場人物の一人ひとりが主人公にとっては大切な人びとだったのは分かりますが、全ての登場人物を等しく扱う必要はなかったのでは?と思う次第です。

ネタバレBOX

所々で述べられる哲学者の言葉。俳優さんの口から台詞として発せられたものでしたが、折角、スクリーンを使用しているのですから、3つぐらいに絞って、スクリーンに映しだしたほうが効果的だったのではと思っています。
慙愧

慙愧

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2016/04/26 (火) ~ 2016/05/02 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しませていただきました。
軽い掛け合いとテンポの良い流れで、楽しませていただきました。ストーリーも最後は「そう繋がるか」というもので、完結してましたし、最後はノホホンとした雰囲気も。
余談ですが、舞台が始まるまでの待ちの時間で、643ノゲッツーの意味が分かりました。

世界の果ては、パンツの果てだ。

世界の果ては、パンツの果てだ。

Moratorium Pants(モラパン)

ムーブ町屋・ムーブホール(東京都)

2016/04/12 (火) ~ 2016/04/15 (金)公演終了

満足度★★★★

歌あり、踊りあり
歌あり、踊りありで楽しめました。劇場の広さを十分に活かした舞台で、奥行き感を十分に堪能できました。真夜中から明け方に至るいろんな人びとのストーリーも、良かったです。

愛、あるいは哀、それは相。

愛、あるいは哀、それは相。

TOKYOハンバーグ

「劇」小劇場(東京都)

2016/03/30 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

見逃せない舞台
ゲネプロを拝見しました。ともすれば忘れそうになる東日本大震災の悲劇を改めて思い起こさせる舞台。そして、原発事故をめぐる色々な悲劇、問題の中で福島を離れることの辛さ、迷いを描いた素晴らしい物語だと思います。劇中、主人公の海咲信子の娘夏帆が言った、「ジャーナリストは危険だから逃げろと言う、市町村は安全だから戻れという。どちらも無責任な発言。私達が大人になってもそんな無責任はなくならない」という旨の台詞が胸に突き刺さりました。危ないから福島から逃れた人の故郷に残した人びとへの思いは長女美帆の言動にも表されていました。「喫茶ホットライン」の人びとがそんな海咲親子のことを思う気持ちが胸を打ちました。素晴らしい舞台でした。

束縛彼女の緊縛彼氏

束縛彼女の緊縛彼氏

KAMAYAN

OFF OFFシアター(東京都)

2016/03/23 (水) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★

軽いタッチのコメディでした。
軽いタッチのコメディで観やすかったです。束縛も、金爆も、最初から「ああ、これのこと」って理解しやすかったですし、肩のこらないストーリー展開でした。

ティーチャーズ・ルーム【ご来場ありがとうございました!!】

ティーチャーズ・ルーム【ご来場ありがとうございました!!】

劇団マリーシア兄弟

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

マリーシア兄弟らしい芝居
ちょっとワルな高校の職員会議を舞台にした芝居。職員会議というから、あまり面白くない、堅い物語かと想像して行ってみたのだが、そこはマリーシア兄弟の舞台。全体を通しての笑いと、涙を誘う場面とで、時間がすぎるのを感じない110分でした。大浦さんの渋さ、狩野さんの悪口、吉田さんのなんとも言えないキャラ、そして紀平さんの存在感など役者さんみんなが個性的でした。観劇後にすっきり感を味わえて良かったです。

戯曲試食会 『タバコの害について』

戯曲試食会 『タバコの害について』

劇団夢現舎

「行灯パブ・ろびっち」(通常は新高円寺アトラクターズ・スタヂオ)(東京都)

2016/01/06 (水) ~ 2016/01/11 (月)公演終了

満足度★★★★

全然違った。
チェーホフの名前は知っていたが、この作品はおろか、チェーホフの足跡、他の作品など全く知らなかった。だから、「タバコの害について」という舞台への期待が全く裏切られた感じになってしまった。(無知なのが悪いのだが)
しかし、本公演では、最初にチェーホフについての講話・寸劇があり、チェーホフの足跡を学べたのは、これからチェーホフを見ようとする時代背景が理解できて助かった。本番の舞台「タバコの害について」は、役者、益田喜晴の迫真の演技で見応えのある一人芝居だった。
開演前の三浦せつこさんの歌は、リラックスした雰囲気、行灯パブの雰囲気を作るのに効果的だと思う。特に、「大きな木ノ下で」が良かった。

ものがたり降る夜

ものがたり降る夜

ことのはbox

上野ストアハウス(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/21 (月)公演終了

満足度★★★★

セックスに向き合うことが出来ないのは
事前にあらすじから想像していた物語とは随分違った。マザコン、ファザコン、2次元萌え系、草食系男子、潔癖症や男性恐怖などなど。「普通」とはちょっと違う人達の物語かと思っていたけれど、「普通」の私たちがセックスに向き合うことが出来ていない人達なんじゃないかと気付かされた。ストーリーは秀逸だと思う。演技にもう少し個性があればとは思った。

ネタバレBOX

ラストシーン。花田照吉と佐伯由里のからみはエロティシズム溢れて、とても良かった。その他のカップルからは溢れんばかりエロティシズムは感じれなかった。恐らくあの暗闇で48手などを演ずるのが本作のセックスに向かい合うをうまく表現することになったのではないかと思うのだが。
売春捜査官

売春捜査官

EgHOST

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

結構良かったけど。
「観てきた」の他の方の講評を見ると結構、厳しいことが書かれていましたが、実際に観てみると結構楽しめ、良かったと思います。木村伝兵衛役のまついゆかさんの演技が、主人公の多面性を見事に演じられていて、動きもキビキビと良かったと思いますし、熊田刑事役の南条さんもタチ役で男らしくて良かったです。つかこうへいさんの熱海殺人事件とは別物というご意見もありますが、これはEgHOSTさんの作品として良い舞台だと思いました。私は最後の娘への独白で泣けました。更にブラッシュアップしての再演を期待しています。

ヴァギナ・デンタータ

ヴァギナ・デンタータ

芸術集団れんこんきすた

ART THEATER かもめ座(東京都)

2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

このタイトルからは期待外れ
ヴァギナ・デンタータという悍ましいほどのタイトルから劇場に期待して行くと、予想に反して、極まっとうな女性の心情を吐露した物語で、そういう意味では期待はずれ。ただ、物語の場の発想と不思議感、それにKate Bushの懐かしい挿入歌で楽しめる舞台だった。最後はちょっと予想外で、ああこれがこのタイトルか。と納得。ちょっと強引だが。

ネタバレBOX

先ずは入り口と出口のない部屋の設定。最初はどうも理解が出来ずに、悶々としていたけれど、深い悩みや傷をもつ彼女らのasylumであるという劇中の説明で納得。管理人たる男性の存在も理解できる。
劇中、取り替えられる机上の花については、その意味が未だ理解できず。花の取り換えによってシチュエーションが変わるのかと考えながら見ていたが大きくは変わらず。敢えて言えば、女性たちの細かな心情の変化を表していたのか。ヴァギナ・デンタータを持つ女性が言っていたことだが、その夫々の悩み・傷は未婚の女性にありがちな心傷であり、その女性の気持ちの状態にはKateの初期の曲はマッチしていたと思う。
ドローイング

ドローイング

ハグハグ共和国

劇場MOMO(東京都)

2015/11/25 (水) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★

ドタバタと涙と
「バ」がつく袴田ファミリーのドタバタ喜劇かと、それはそれで楽しめた舞台だったが、後半、亡くなった父親の子どもたちへの思いと母親への気遣い、そして子どもたちの母親への思い。胸が熱くなるストーリー展開に、周りの女性客で涙している者もチラホラ。充実した観劇になりました。

ネタバレBOX

ただ、過去の記憶をなくした母親がなぜ、幼い子どもたちを置いて家を出たのか、その理由によってはもっと深いストーリーになったかもしれませんね。
ストリッパー薫子

ストリッパー薫子

BuzzFestTheater

シアター711(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

笑いながら涙
笑わせてもらいました。でも物語全体は薫子の過去そして現在の重い場面もあったので、笑いながら涙が溢れることも。脚本の仕掛けなのか?それとも役者さんの演技力なのか?いずれにしても、笑いと胸が熱くなる1時間55分でした。
夏目薫子役の稲村さんをはじめ、ストリッパー役の女優さん達はそれぞれの個性を見事に演じられていて素晴らしかったのですが、それぞれのストリッパーの場面をつなぐ前すすむさん演じる米田なめ夫の役割、演技がとても良かったです。ストリップショーの司会役というちょっとチャラいキャラながら、周りの人を愛し愛される人柄を見事に演じられていました。主演とタメを張っていたと言っていいかと思います。
それから劇場案内のミツバチさんも可愛かったですし、入り口で客寄せをやっていた白いパントマイムのお兄さんも公演を盛り上げていて良かったです。

ネタバレBOX

とても引き込まれる物語だったのですが、最後は強引に薫子、翔子、岡本のラストを完結させたという印象が拭えなかったです。不明なまま、物語を完結させても良かったのかなと思いました。その方が現実の不条理をアピールできたのかも。と思ったりしています。
最後に歩く道

最後に歩く道

TOKYOハンバーグ

サンモールスタジオ(東京都)

2015/11/01 (日) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

重苦しい
動物「愛護」センターでの殺処分をめぐる舞台。よく取り上げられる話題ではあるが、作・演出の大西氏の詳細な調査と取材により、殺処分の実態とそれを行う職員の仕事、心境がつぶさに表現されていた。音と光の舞台演出、役者の動きで、この問題の重苦しさを観客に効果的にアピールできていたと思う。1時間50分の時間の長さを感じない、引き込まれる作品である。見る価値は十分にあると思う。

くそったれの世界

くそったれの世界

ソラトビヨリst.

ギャラリーLE DECO(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★

純粋に楽しかった
小気味よい流れの3本の短編集。
「おこらないで」着眼点が面白い。ひょっとしたら、世界が幸せになれる方法なのかも知れない。私は瞬間で死んじゃうけど。
「ためになるね」最後にドキッとしました。
「くそったれの世界」集団自殺の会、アイドル、麻薬の売人、SMクラブ、コスプレ。変な奴らが集まって、それぞれの小技で笑わせてくれました。芝居のタイトルになってるけれど、最後は意味が「?}ってところが。鈴木芳美さんのドスの効いた演技が良かったです。

リクレイムド ランド

リクレイムド ランド

Oi-SCALE

駅前劇場(東京都)

2015/10/21 (水) ~ 2015/10/26 (月)公演終了

満足度★★★★

重苦しい2時間
重いテーマを扱った、そして芝居の内容も重苦しい作品だった。死刑制度についての賛成反対のアンケート調査の映像から始まり、今年話題になったあの出来事に関する物語へと続く。物語は、2家族の被害者遺族の話、事件には無関係な大学での授業や大学生たちの日常、それに林灰二氏演ずる別の事件。それらが絡み合いながらラストへの繋がる。一体何が言いたいのか分からない舞台内容だったが、重苦しい雰囲気だけは絶えることがなかった。一種、突き放したような林氏の脚本、演出だが、最後の、「10万部が不人気で売れてない」「白いユリの花束を抱いた人々」は、希望を描いたのか、嘲笑なのか。まったくずるい作品だと思った。

間違いは正しい

間違いは正しい

lovepunk

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/10/20 (火) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

「間違い」が正しいのかも。
女の欲望や心の闇と呼ばれるものが一般的に「間違い」と呼ばれるものなら、スナック「天使の羽」の女たちは「間違い」をあっけらかんと肯定する輩達ですね。舞台では、そんな正直な女たちに感化され、自分の心の闇を認める主人公の真琴の姿が描かれていました。案外、彼女らのように「間違い」に対して正直に、肯定的に生きたほうが人生、充実感があるのかもしれないな。と思った公演でした。

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