topazが投票した舞台芸術アワード!

2018年度 1-9位と総評
人形の家〜neo TOKIO DOLLS〜

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人形の家〜neo TOKIO DOLLS〜

劇団ドガドガプラス

最高の千秋楽でした!
楽しかったし、ギラギラわくわくドキドキほっこり(^^)そして…
キャスト、舞台、音楽、照明、文句なし!ですが、何といってもやっぱり望月六郎は天才です。

浅草アリス IN WONDERLAND

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浅草アリス IN WONDERLAND

劇団ドガドガプラス

夏の楽しいエンターテイメント!
でも、あの衣装は本当は冬向き?(笑)
歌もダンスも、剣さばきもアクションも跳躍も、ますますの勢いです!
いよいよ千秋楽を迎える明日、ぜひお薦めです(勝手に応援団)

劇作家と小説家とシナリオライター

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劇作家と小説家とシナリオライター

劇団6番シード

こんな舞台は初めてです。お芝居を作る人、役者さんはもちろん、生み出す人たちはこんなに素敵なんだと実感できた作品。

劇団文化祭in大阪2018

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劇団文化祭in大阪2018

劇団6番シード

6団体の個性がぶつかり融合した素晴らしい企画でした。
ぜひまた、やっていただきたいです!

クロッシング・クリスマス・クリアランス(完全版)

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クロッシング・クリスマス・クリアランス(完全版)

バンタムクラスステージ

アメリカ映画を見ているような、大人が見る夢の世界でした。もちろん、見るのは大人じゃなくてもいいのだけれど。
おもちゃたちは可愛いいし、男たちは愚かなほどかっこよく優しく、そして女は強い。
そして、タイトルに違わず、クリスマスに見たい作品。

hang on 魂

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hang on 魂

MousePiece-ree

元気なジジイ三兄弟がとにかく面白かった。あのゲーム、やってみたいー(笑)
孫娘が短く入れるツッコミも絶妙のタイミングで気持ちよかったし、美人姉妹さんによる特訓シーンもまじめなイケメンさんもちょいちょい面白い。
笑いっぱなしだったけど、騙されました。

あと、怪鳥ロプロス、ポセイドンと来たら、ロデムも入れてほしかったです♪

アトムが来た日

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アトムが来た日

serial number(風琴工房改め)

原子力という難しげなテーマなのに、重くなく、でも考えさせられる、とてもいい作品でした。どう考えるかを見る側に任せてくれる、詩森ろばさん作品はやはり好きです。
役者さんたちの台詞も決して説明優先じゃなく冷静だったり情熱的だったり、とても身近に感じました。
そして、あの美術!凄いです!!

ライナスの毛布

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ライナスの毛布

Bobjack Theater

オムニバス映画のようで、やはり演劇の素晴らしさを満喫できる作品。
暖かいけれど、現実を忘れない、いつもあと少しの勇気をくれるボブジャツクさんならではでした。
クレイジーを率先する演出家さんの登壇はじめ役者さん皆さん、素敵でしたが、長橋さん、渡壁さんに目を見張り、
丸山さん、石部さんの競演は見物でした。そして眠る民本さんに思いを馳せた人は数多いのではと思います。
こんな本を書く守山さん、本当にスゴいです。スタッフさんたちもとてもいい方ばかりで存分に楽しめました。

山茶花

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山茶花

ENG

妖怪やまこの青年と人間の女の子の悲恋のお話に、キレのよいダンスやダイナミックな立ち回りと時々お笑いもあって、たっぷり楽しめた。

ただ実は、ラブストーリーとしてはあまり感動しなくて、一人ひとりの生きざまを見るのが面白かった。
それでも、恐怖のあまり口をきけなくなった三國/松木わかはさんが、ヤマコの次男坊ヒゴの名前を呼んだシーンは泣けた。星璃さん演じる鉄砲玉のようなヒゴは人を疑うことを知らないんだろうな、素直に信じられるなコイツと思った。
「山茶花」の一番の魅力はなんと言っても、主人公サンサカ/丸山正吾さんのまっすぐな心。呪われた子と忌み嫌われながらも、ひねることなく、すべてを受け入れ、諦めと寂しさを抱えたながらも一人で穏やかに生きてきた。ずっと一人ぼっちだったのに、ヒゴとシシに出会い義兄弟となるほど寄り添えたことがどれほどの喜びだったろう。この3兄弟は、ずっと清らかな魂のまま一緒に最期を迎えるのが切なく心に沁みた。
一方の自己中な若旦那源兵衛/大野清志さんも、自分を捨てた母親への思いを絶ちきれない悲しい人。嫌なヤツなんだけど、カッコいいしちょっとお茶目で憎めない。本当は寂しい人とわかっているから、永楽院の人たちも付いていったんだろうな。

もっと背景を知りたいと思ったのが、孔雀坊と茶土。
福地教光さんの孔雀坊は、生臭坊主でひょうひょうとして、強いものに流れる小者ペテン師に見えるが、茶土に暗示をかける姿は神々しくもある。ズルい人かと思ったけど、愛する人を自ら手にかけ苦しむ茶土を救ったのは何の得にもならず優しさでしかない。そして暗示を解くときには決意の重さを感じた。結局最後はどこに行ってしまったのか。ラスプーチンのような怪僧でもなく、中途半端な立ち位置だけど、それが人間臭くて結構気に入っている 。嬉しそうに「◯っぱい」と呟くのも面白かった(笑)

羅漢とつばきの間で揺れ動くアカシ/石部雄一さんもカッコいいのにジタバタしてるのが魅力的。
侘助/平山佳延さんは、知恵で生き延びているけど、本当はどうしたかったんだろう。とにかく優しい人だけど、明るさの向こうに迷いや後悔が見える。永楽院を出て自由になってどう生きていくのか、見てみたいと思った。

女性はみんな逞しくてキラキラしていた。主人公のつばき/小玉百夏さんのまっすぐな強さがみんなを動かしていく。永楽院の女たちもそれぞれのキャラクターがハッキリしていて、気持ちいい。
でも一番は、緊張のシーンでも「眠たくなってきたー」とあくび一つで雰囲気を変えてしまう、おひのちゃん/長橋有沙さん。癒されました(笑)。
そして一番女っぽかったのは、羅漢/梅田悠さん。山賊の親分で、茶土・源兵衛・アカシと手練れの3人に引けを取らない殺陣がとにかくカッコよかった。でも、中身はものすごーく「女」。

やまこの里の若者とやまこ団を演じた男性陣のアクションがすごかった。冒頭から、まばたきを忘れてしまうほどで、物語にグイグイ引き込んでくれた。特に指輪を飲み込んだチドリ/澤田圭佑さんの変貌ぶりは不気味でよかった。立ち回りってタイミングが大事なんだろうなと思うけど、「山茶花」のアクションは素早いのに自然で見ていて気持ちよかった。

総評

2018年も数多くある小劇場演劇からいくつか見させていただきました。どの作品も作りての思いが多かれ少なかれ伝わってきましたが、私の観劇の主軸は脚本だということを再確認しました。
そして、当然役者さんたちの表現もなくてはならず、好みはここらで大分固まります。
そこに音響と照明、そして舞台を最初に目にした時のセットの印象は重要。
まー、結局すべてを見てどうだったかってことに尽きますね。

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