The Last Rose Of Summer
HiRunder
ザムザ阿佐谷(東京都)
2015/06/02 (火) ~ 2015/06/07 (日)公演終了
覆面
MICOSHI COMPLEX
小劇場 楽園(東京都)
2015/05/29 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
吸い込まれる時間
観客の一体感が素晴らしかった。
あの劇場だからってのもあるとは思うけど、観客が舞台にしっかり入り込んでいる空間になっていた。
集中の緩急の使い方がとても心地良く見れた。
早川脚本とは違う、新しい神輿の姿をみた気がします。
次回作も期待しています。
神なんかいない
MICOSHI COMPLEX
荻窪小劇場(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
覚悟と信頼と
作品は90分とまずまずの長さだったが、それを感じさせないテンポの良さと明瞭なストーリーで、集中を切らさずに見ることができた。
不条理ということで、少し抵抗がある人は多いかもしれない。私自身も不条理は苦手だが、不条理=暗い・重い という印象ではなく、爽快な喜劇的に進み結果、問いかけとして終わる不条理だったので清々しかった。
役者達はパワフルとはまた違うが、根性のある方々が揃っていたので、見応えがあった。魅力的に見えたのは役者個々の力も勿論だが、演出プランや戯曲の世界観を上手く染み込ませられていたからなのだなと感じ、演出家のキャストと作品への愛情を感じることができた。
どうやら初舞台の役者も居たようだったが、そのような不安感は無かった。
ただ、もう少し「締まる」ところがあってもよかったのかもしれないと感じた。それは戯曲というよりはカンパニーの空気感だと思う。
旗揚げなので、それはこれから作り上げていければいいと思う。
キャストと演出家が信頼して、覚悟をもって舞台に立っていると感じる芝居で、創作に対しての活力をいただける作品だった。