城井が投票した舞台芸術アワード！

CoRichに熱心に感想を書く方々には、所詮２．５次元でしょ？と片付けられてしまうかもしれない。決してそんなことはない。原作という”物語”を忠実に舞台上に起こした”3次元”のリアルな舞台でした。繊細でファンタジックで柔らかい雰囲気を、丁寧に具現化していて美しく、広い舞台面に大きなセットもなく、人が身体的に演じることで表現していました。

初見なのにオープニングシーンだけで泣ける芝居は、いい作品だと思う。

空席もあった滑り出しでしたが、内容が評価されて口コミで広がり動員が増え千秋楽前には満席になり、予定になかったDVD化がアンケートやSNSの効果で決定しました。これって、純粋に演劇が評価されて人の心を動かし、誰かに広めたい！と願った結果ですよね。CoRichの理念にとても近い遷移をしたのではないかと思います。

とてもエンタメ。だけど人情芝居。しっかりと演劇している。きっちり世界に誘ってくれる。私の好きな要素を全て網羅していました。

初見なのにオープニングシーンだけで泣ける芝居は、いい作品だと思う。（再）

映画であり、小説であり、リアルな現実である。

「17人のオーケストレーションで送るロマンチックストーリー。貴方は誰に共感する?」