「追想と積木」「いつかの風景」
劇団水中ランナー
ワーサルシアター(東京都)
2018/12/12 (水) ~ 2018/12/17 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
範宙遊泳でも競泳水着でもなく。コンスタントに公演を打っているのか最近よく目にする劇団名。どこかでみたレビューの刷り込みか堅実な印象だけ。が、どう堅実かは皆目。おっかなびっくり覗いてみる。
紛争地域から生まれた演劇シリーズ10
公益社団法人 国際演劇協会 日本センター
東京芸術劇場アトリエウエスト(東京都)
2018/12/13 (木) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
今年は早く情報を得、「観るぞ」と意気込んでいたが11月下旬には前売完売。
そうだチケットプレゼント!・・応募したつもりが、操作を誤ったらしく実績なく、悄然。
狭いアトリエだけに当日券が出るものかどうか。
今回は2作品、ハナ・モスコビッチ、ヤエル・ロネンの作を、新鋭小山ゆうな、生田みゆきが演出。皆女性。観られるか判らないが期待膨らむ。
アトムが来た日
serial number(風琴工房改め)
ザ・スズナリ(東京都)
2018/12/20 (木) ~ 2018/12/29 (土)公演終了
還るなら、ハラ
張ち切れパンダ
オメガ東京(東京都)
2018/12/22 (土) ~ 2018/12/26 (水)公演終了
シェアハウス「過ぎたるは、なお」
渡辺源四郎商店
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/02/08 (金) ~ 2019/02/11 (月)公演終了
台所太平記~KITCHEN WARS~
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2019/02/16 (土) ~ 2019/02/25 (月)公演終了
評決-The Verdict-
劇団昴
あうるすぽっと(東京都)
2018/11/29 (木) ~ 2018/12/11 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪
チラシに目を輝かしたのも束の間、間もなく閉幕である。「評決」verdict・・私にとっては(世代的にも)「12人の怒れる男」に次ぐ法廷物の代表作、「正義」を扱う米国らしいタイトル。現世的な力の圧倒的な差を乗り越え、弱者の唯一の武器となる「真実」「事実」とは どういうものかを考えさせる名作。ポストトゥルースの空気は真実(ほんたうのこと)の輪郭を消し、偽りとの境界をぼやけさせる。「ほんたう」である事がなぜ大事か、これは「なぜ人を殺してはいけないか」よりも答え難い設問だ。そんな時代だから観たかった1本。(久々に昴を訪ねる理由も出来たと思ったのだが。。)
キャンプ荼毘
ひとりぼっちのみんな
STスポット(神奈川県)
2018/11/21 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
善悪の彼岸
ワンツーワークス
ザ・ポケット(東京都)
2018/11/22 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
ゼブラ
ONEOR8
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2018/12/04 (火) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
ふと見ておや?芸劇公演なのに何故安い?・・webに答えがあった。
「ゼブラ」は最新の再演(雑遊)で観劇済みだが、今度は随分広くなる。芸劇の容積の中に家族のドラマをどう作り上げるのか楽しみ。
カワサキ ロミオ&ジュリエット
ラゾーナ川崎プラザソル
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2018/12/06 (木) ~ 2018/12/11 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪
今年は「ロミジュリ」のオンパレードな気がするが、たまたまだろうか。
もっともこちらは川崎版、翻案だという。原作に忠実も良いが、創造的意義においては翻案が優る事を体感したいという願望がある。地元の企画だけに期待は膨らむ。
埋める女
城山羊の会
ザ・スズナリ(東京都)
2018/12/06 (木) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
エダニク
ハイリンド
シアター711(東京都)
2018/12/07 (金) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
狂人教育 - 人形と俳優との偶発的邂逅劇 -
演劇実験室◎万有引力
ザ・スズナリ(東京都)
2018/11/09 (金) ~ 2018/11/18 (日)公演終了
まだ観劇経験浅い頃観た流山児事務所版の事を思い出した所へ本家版上演の報。全く違う舞台だろうな、と想像逞しく思い描いても中々流山児版の「感触」が消えないばかりか、なぞっている。だがこれを覆す舞台にまみえる事を期待、否確信している自分も居てこうなっては当日を迎えるのが億劫だ。と言ってみる幸せ。
寒花
ハツビロコウ
シアターシャイン(東京都)
2018/09/11 (火) ~ 2018/09/17 (月)公演終了
首のないカマキリ
劇団俳優座
俳優座スタジオ(東京都)
2018/05/18 (金) ~ 2018/06/03 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
昨年は名古屋の劇団オイスターズの作演出、平塚直隆氏の書き下ろしに「挑戦」した俳優座labo、今年は関西在住作家横山拓也×演出真鍋卓嗣。ちょうど横山氏のユニットiakuの特集上演がこまばアゴラで。共々楽しみ。
たいこどんどん
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2018/05/05 (土) ~ 2018/05/20 (日)公演終了
731
パラドックス定数
シアター風姿花伝(東京都)
2018/04/24 (火) ~ 2018/05/02 (水)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
「緊迫の密室議論劇!」を得意とするが、さらりと日本の侵略史を擁護して「日本人アイデンティティ」に蜜を振る舞う、それによって人気を底上げしているとの疑念を拭えない作者が、侵略性を逃れようがない題材をどう料理するのか。
「観たい!」理由はその一点のみ。
岸 リトラル
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2018/02/20 (火) ~ 2018/03/11 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
予約しそびれてついに公演終了が目前、観られない見通し濃厚となったので未練の書き込み。・・作者ワジディ・ムアワッドの名が私には霊峰のように孤高に聳えている。その最初の出会いが書籍『沿岸-頼むから静かに死んでくれ』、次いで映画『灼熱の魂』。前者は作者自身と思しい「私」が父の死という事件を巡り、自身のルーツ、アイデンティティの問題(一筋縄ではない)に素手で挑みかかるようなテキストで、既に日本での上演(SPAC)を終えて話題がちらほら聞えてきていた。今回の『岸 リトラル』がこれと同じ作品(新訳:藤井慎太郎)と気付いたのはレビューを見たとき。『炎-アンサンディ』が上記『灼熱の魂』と同じ作品だとは観劇の中盤で気付いた。既視感が徐々に確信となり、私は逆に疑問がわいた。「なぜ一言もそれに触れていないのか?(映画化されているとか何とか、長い解説文に一言あっても良いだろうに)」。しかしその時は納得。映画は手ごろだ。TSUTAYAに置いてあれば高い入場料を払って芝居を観る代わりに十分になり得る。それを嫌ったのは分かるが、今回のは?・・まあこれは世田パブの戦略だからどうと言えないが、演劇・芸術に対する共有精神から、著作権思想へのシフトを連想させて何やら商売臭さが付着するのがうらみだ。
・・と何時しかディスりに入ってしまったが、あの『沿岸』だと知っていたら(私の場合は)早々とチケット押さえていただろう。ぜひ再演を望む(『炎』も再演あったし・・甘いか)。
袋とじ「根本宗子」
東葛スポーツ
3331アーツ千代田/スーパーデラックス(東京都)
2018/02/16 (金) ~ 2018/02/27 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪
ラップが命な出し物では、しかも社会風刺が本領とあってはオピニオンが格好悪いと気の利いた台詞も全く色あせてしまう、という事を割と最近の2公演で発見した。「東葛を見直したい」という思いで根本宗子との化学反応に勝手な期待を寄せている。