『Q:A Night At The Kabuki』inspired by A Night At The Opera
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2019/11/09 (土) ~ 2019/12/11 (水)公演終了
期待度♪♪♪♪
野田作品との接点をカウントすると僅か6ばかり。NODA MAPの舞台は一度だけ(『南へ』)、ピンと来なかった。戯曲としては言葉遊びのオンパレード『野獣降臨』、中編『赤鬼』を読んだが同じく。芸術系大学の学生が作った『半神』は面白かったがこれには原作がある。処女作『障子の国のティンカーベル』は毬谷友子の独演振りが突出。だのに何時の間にか「偉い人」と刷り込まれているのはやはり劇場芸術監督の肩書?・・と振り返ってみると一つ野田氏の才能を認めた作品を思い出した。SPAC『野田版 夏の夜の夢』。これも翻案だし宮城總氏の演出も良かったのだろうが、中々スリリングな翻案であった。
著名になるとタレント級の俳優を配し、それだけで満席になる(チケット捌けのスピードにはやはり芸術的評価が反映するとは思う)。知られている事の利点は大きく、キャラの理解を助ける面がある。『南へ』はステージから遠く何をやっているのか(人物の行動として)さっぱり判らなかったが、後で妻夫木だった、蒼井優だったと確認すると少し人物が近く見える(彼が彼女がああ演じていたという事はああいう意味合いだったんだな、とか、事後的でも理解を助けられる気がするのが不思議だ)。
でもって野田作品の印象は、フザケ通すスタンスで「真面目」を滲ませるのがズルい。フザケるならフザケ通せばいい、と思ってしまう。テーマ性が付け焼刃に感じられ鼻白む。観客に背徳的感情を抱かせないよう、日和っている。テーマがあってそれを思考の領域でこねている。だから劇の中身が「薄い」と感じる。
それでも、新作を毎回打ち出す野田秀樹の現在地を知りたいと時々思う。その周期がそろそろという感じ。(さんざんこき下ろしておいて何だ)
壁に挟まった男
スズキプロジェクトバージョンファイブ
劇場MOMO(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/10 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
タイトルに惹かれる。「壁男」(安部公房)「壁抜け男」(マルセル・エイメ)。後者は寺山修司作「レミング~壁抜け男~」で知った。
・・というだけの事だが。
どこかシュールで不条理で滑稽で哲学で。不躾ながらそんなやつを勝手に期待。
After Ever Happily Ever After
仮想定規
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
会議
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2019/10/25 (金) ~ 2019/10/30 (水)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
新国立研修所の試演会に別役実作品が。無茶苦茶観たいのだけれど・・。数年前研修生発表には異色な演目「親の顔」(畑澤作)が当たりであった同じ西川演出の、今作も万難排して観に行きたいのだけれど・・。
調和と服毒
Ammo
上野ストアハウス(東京都)
2019/10/17 (木) ~ 2019/10/22 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
今年のd倉庫・現代劇作家シリーズで漸く目にしたAmmo、社会派劇にそぐわしい役者も揃ってチラシを手にした時から強い引きだが何せ日程が合わず、ほぼ観劇は断念。だが、観たい。
8人の女たち
T-PROJECT
あうるすぽっと(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
映画は名女優の競演で話題になったが、女優の名を一人も知らずとも観たいと思わせる(タイトルの力か、宣伝美術の効果か)。何とか都合を付けたいのだが。。
「韋提希(いだいけ)・パターチャーラー」
メメントC
座・高円寺2(東京都)
2019/11/07 (木) ~ 2019/11/08 (金)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
あの『太平洋食堂』の作家が・・元来仏教方面に造詣の深い人であるのか、寺院で上演されたパターチャーラーの初演は文脈も何も・・あ、お寺に居るだけで「その」文脈に乗っているという訳・・演劇仕立てとは言え、仏教世界のある寓話か実話か知れぬ女の物語、今の自分の言葉にすれば「今ここ」にどう引き付けて見れば良いのかえらく戸惑った「舞台」だった。
思えば『ダム』にあったその片鱗は、ダム建設をめぐる闘いのドラマの最後、「思い」を残した霊魂の仕業かと疑われる超常現象が、余韻を引く。力無き者の正義の闘いの多くは敗北を喫し、地上に「思い」を残す。そこに宗教の生まれる契機がある。キリスト教が正に「正しい」側であったイエスの無残な死から起って来たように。仏教の事は詳しく知らないがこの世の無常、不条理との苦悶の闘いが結晶化したもののように見える。・・と、こう書いてみてもなお、嶽本女史の現在地を判った気にはならないのだが、奇妙な引力がある。
ごえん
東京タンバリン
小劇場B1(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~
SPAC・静岡県舞台芸術センター
静岡芸術劇場(静岡県)
2019/11/09 (土) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
ただしヤクザを除く
笑の内閣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/11/07 (木) ~ 2019/11/11 (月)公演終了
燃えつきる荒野
ピープルシアター
シアターX(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
存在だけを知りつつ未見のままであったピープルシアターの名前が昨年あたりから気になり始めるも観劇に至らず。船戸与一作品への拘り・・・それ、何だろう?という素朴な興味。
バチーダ
wonder×works
座・高円寺1(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/03 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
前々回の劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作家(結果は惜敗)が昨年・今年とコンスタントに作演出している。2年前に観た候補作は、登場しない「動物」が鍵を握る何やら不思議な味わいのある劇だったが、今回は何が出てくるか・・。
異邦人
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2019/09/26 (木) ~ 2019/10/07 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
俳優座、文学座に比べ、戦後新劇団三雄の中でも時代のサバイバーと見てしまう民藝。
理由は言うまでもなく民藝の代名詞であり1950年代当時衝撃的だったという『火山灰地』が、この舞台によって演劇を志す人間を多産しただろうにも関わらず、かの衝撃は「作品」自体よりは時代との共振がもたらしたのだと推察できてしまう現在、時代と共に退場する事なくよくぞ存命できているなァと、素朴に感心してしまうだけの事。
『箆棒』以来二度目となる中津留作品舞台だが、(劇評界での評価がいまいちだった)『箆棒』は私には新劇俳優が映える新劇風(イプセン風)戯曲を作者がオマージュとして書いたのではと感じる所あり、好感触だった。
今回も評判は微妙だが、そうなると益々楽しみである。
瘋癲老人日記
劇団印象-indian elephant-
小劇場B1(東京都)
2019/10/02 (水) ~ 2019/10/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
いつ何故そう思ったか忘れたがこの劇団は一度観ておきたい・・と思っていた所へ谷崎最晩年作品の題名。観劇ほぼ決定の由。実は高校時代谷崎にハマり、新潮文庫版を読破しようとしたがこの作品だけ残して止めたのを思い出した。この機会に読んでみるか・・
スリーウインターズ
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2019/09/03 (火) ~ 2019/09/15 (日)公演終了
ピノッキオ
座・高円寺
座・高円寺1(東京都)
2019/08/31 (土) ~ 2019/10/04 (金)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
座高円寺が毎年行う幾つかの企画の一つで、学齢期の子を主な対象とするが舞台は上質。『ピノキオ』は今年で3年目だったか、確か初演を観た。その前のレパ『旅とあいつとお姫様』は同じ演出家(外国の方)で美しい手品を見るような舞台だった。
年一度の「劇場へいこう!」に『ピノキオ』が掛かる内にもう一回は観たい。
めんたいぴりり 未来永劫編
博多座
明治座(東京都)
2019/09/22 (日) ~ 2019/09/29 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
以前華丸大吉がローカル色強烈な話としてた笑いのネタにしていた華丸主演ドラマ「辛子めんたいを発明した男の物語」とはこれだった。東憲司作と知ったのはうんと後の事。東京でお目見えとは嬉しい。
ENDLESS-挑戦!
劇団銅鑼
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/08/27 (火) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
劇団銅鑼に「見たい!」がこんなに・・。田口萌作・西川信廣演出コンビでの銅鑼公演は二度目という(一度目は見ず)。劇団球主宰、作演出の田口女史の仕事も初めてだが、他団体に書下ろしをやる程精力的な演劇人とは承知せず、言う程観ていないが既知ではある銅鑼を通じて、初ものを見てみたい。
リーグ・オブ・ユース 〜青年同盟〜
雷ストレンジャーズ
シアター711(東京都)
2019/09/15 (日) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
演出家小山ゆうなを頂くユニークなグループで選ぶ演目がまずユニーク。チラシのデザインも好み。程よくミステリアスで劇団名からそもそも独特で、いずれは「こりゃ雷しか扱えない演目だ」等と評されたり、演劇界の独自な場所を占める日を想像させる独自な存在。楽しみ。
『humAn』
劇団夢幻
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了