セイラの観てきた!クチコミ一覧

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R老人の終末の御予定

R老人の終末の御予定

ポップンマッシュルームチキン野郎

すみだパークシアター倉(東京都)

2025/03/06 (木) ~ 2025/03/11 (火)上演中

予約受付中

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/03/07 (金) 19:00

価格8,000円

初日を鑑賞。
フッキーに脚本は、いつも思うけど圧倒的。演出も隙がなくて、これでもかっ!と感情が揺さぶられる舞台だったけどNPOさんの初ソロ演出。彼の優しさが随所に出ていて素敵。キャスト陣も劇団員、ゲスト陣がいかんなく実力発揮していて本当に素晴らしかった。初日なのこれ?良かった〜!そして2日目も今夜観ます。ホントは全部観たいです。いつか全日程観てみたいなー。間違いなく劇団の人気も高くなってお客様も女性が多かったです。名実ともに大人気劇団だなぁ。大好きです

ネタバレBOX

家電達が愛らしくて本当に癒されます。ドン・ティファールとかギブソンとか名前カッコいいけどポットとギターなんだよなと思うと可笑しくて仕方ないっていう根底はあるんですがどんどん話に引き込まれ着ぐるみのインパクトよりストーリーのインパクトに圧倒されます。途中の皆ゴリラになる演出とか涼介がひとり我に返るとか面白かったと思う人他にもいらっしゃったと思うし、辰郎と八重子の普遍的な夫婦愛が本当に素敵で野口くん、小岩崎さんがロボットの老夫婦にしか見えなかったです。最初の方でくんじさんと萩野さんも家電になってて嬉しかったな。ありがたいですね~。ぽちくんのしゃもじは家電じゃないじゃんと全員のツッコミどころだ思いますが、健気に家電達に認めてもらおうと一生懸命で良いスパイスでしたね。家政婦ロボットも介護ロボットも今の時代からもっと進化したらできそうとか保育士さんも、将来そんな時代が、来るのかも。と考えてました。終盤では悲しくて切ない展開でやっぱり死んでしまうんだなぁと。涙抑えきれない最後でした。2回目を今夜観てネタバレ編集しようかな。
R老人の終末の御予定

R老人の終末の御予定

ポップンマッシュルームチキン野郎

すみだパークシアター倉(東京都)

2025/03/06 (木) ~ 2025/03/11 (火)上演中

予約受付中

実演鑑賞

満足度★★★★★

吹原幸太脚本の所で泣けます。
そして家電達がそれぞれの気持ちに正直に生きた物語。

ネタバレBOX

人間が存在しなくなった設定が、あながち間違いではなく、近い将来そうなるのかなとぼんやりと思っていましたら大好きな劇団で吹原幸太くんが描いてくれてた。
元々はロボット夫婦の話が主軸なのだろうが導入部は家電ショップの抗争とほんのりロミジュリ。でも実は根本は練りに練られた壮大で深いストーリーでした。本当にフッキーの脳味噌どんな構造なんだろうと思う。機械と愛情は一見相反するのだろうがフッキーが得意な擬人化のストーリーの幅が更に広がっていたと感じました。
非日常の、荒唐無稽な設定なのに違和感ないのは私だけかもしれないが、AIを超えた擬人化ストーリーが思いがけない展開を魅せてくれるのがフッキーの脚本の凄い所。コレに2代目座長のNPO法人くんが絶妙な演出付けて家電達を更に生き生きとさせているなぁと感じる。
小岩崎小恵様の品のある淑女なおばあちゃんぶりに更に磨きがかかる。増田赤カブトちゃんの愛らしさ。まるで高校生のようだった。廣瀬響乃ちゃんの明るい輝きがとても素敵でした。渡辺裕太くんの滑舌良い父親の徹さんを彷彿とさせる流暢なセリフ回し、第2世代ロボットを好演、野口くんのおじいちゃんとグレコ役の吉田くんは熱く感情の爆発が凄いですね。吉田くんは歌も上手い。萩野さんとくんじさんは着ぐるみ着ててもイケメンで隠しきれない輝きを放つ。井上ほたてひもくんは開場パフォーマンスをとても頑張っていて本編では洗濯機と悪い方のロボットで、全然逆のベクトルの役を演じ分けていて素晴らしかったです。ドンの横尾さんと今井くんはベストマッチな役所で、安定感抜群です。観ていて安心します。
うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2016/07/23 (土) ~ 2016/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

更にパワーアップ!
初演も見てますが、再演は初演を踏襲しているのは当然のことながら、更に奥深くなっている印象を受けた。不思議である。何度も見ると見慣れて感動が薄れる事が多いのだが、この作品は例外で何度みても新たな発見があるのだ。まだ見てないという方は見ましょうよこれ。見ないと損します絶対。高校生にも大学生にもたくさんの人に見て欲しい。

第十七捕虜収容所

第十七捕虜収容所

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2015/09/29 (火) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

切なくて重厚なストーリー
戦争ものですから、基本的に重い話かなと思って
観に行きました。客席も、お客様も年上の方々が多くて
落ち着いた雰囲気です。

幕の代わりに鉄条網があって、どんなふうに動くのだろうと
思っていたら客席方向に向かって跳ね上がるんですこれが。
斬新ですねぇ。一気に収容所内に収容されちゃいました。

自分たちの行動が筒抜けなのはスパイがいるから?
と皆が気づいたあたりから緊迫感が出てきて
ピリピリ。本当にドキドキしました。

セフトン役の土田卓(まさる)さんが、本当にカッコイイ。
そしてプライス役の豊田茂さん上手いんですよ。

塩崎こうせいさんが出るシーンは、普段の彼に回ってくる役とは
また別の系統の役柄でした。でもオーラ全開で。
俳優役の中野さんは、本当にキュート。カラーがクルクル変わる。

もちろん全キャストさんが魅力的。
観終った後の切なさ。泣きそうでした。
秀逸。
近いなら、毎日でも観たいのにと思った次第です。
ワンコインバーが500円で連日開催されてます。
終演後、俳優さん達と飲みながらお話できるんだとか。

とにかくおすすめなので、たくさんの方に観ていただきたい。

ザ・ボイスアクター アニメーション&オンライン (再演)

ザ・ボイスアクター アニメーション&オンライン (再演)

劇団6番シード

新宿村LIVE(東京都)

2015/04/15 (水) ~ 2015/04/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

【オンライン編】観ました
いやあ、凄かったです。
実は初の6番シードさんの観覧でしたが、PMC野郎から加藤慎吾くんが
客演しているので観る楽しみも2倍で評判も高いのでワクワクで拝見。

ホント凄かったです。宇田川美樹さんが圧巻でした。
もちろん、皆さん素晴らしかったです。
あの膨大なセリフを噛まずに話せるんだから。

明日はいよいよ千穐楽。たくさんの皆様がご覧になられるようですので
初めてご覧になるかた、期待してし過ぎる事はないと思います。

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動の千穐楽!
ものすごい集中力と貫禄のセリフ回しで痺れさせてくださった渡辺徹さんを始め劇団員の皆、ゲストの皆様、アンサンブルキャストの皆様が一丸となって作り上げた千穐楽のステージは、迫力と緊張感と爆笑と涙のるつぼでした。

特別出演の萩野さんの立ち姿の美しさに惚れ惚れし、ヒールぶりの緊張し、客入れパフォーマンスの緩急(笑)さえ、全力投球。本当に素敵です。
そして美津乃あわさまの振り幅の広い配役(笑)に、よくぞ応えてくださいました!ありがとうございますと申し上げたいです。本当に清々しく潔くて大好きです。
そしてヒックス役の今井孝祐さんの演技が強烈で、本当に凄い!喉も最後までよく持ちこたえてくれたと思います。カッコ良かった。

ひとり一人を書くとスペースがなくなってしまうので。
劇団員一人ひとりの力も、どんどん成長してきているのではと思います。
一昨年の「銀色の蛸は5番目の手で握手する」も同じ劇場のシアターサンモールでしたが、その時よりロビーの混雑ぶりが凄くて。お客さんの入り方がゲストさんが豪華とはいえ劇団としても集客力が高くなって来たような気がします。

今後ますます力をつけて、さらにステップアップしていくべきPMC野郎は、これからも大きな目標に挑み続けて欲しいと思う。それを見守って行きたいと思う。

殿(しんがり)はいつも殿(との)

殿(しんがり)はいつも殿(との)

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアター風姿花伝(東京都)

2014/09/18 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

各賞総ナメ作品
「殿はいつも殿(しんがりはいつもとの)」は今年上演された
PMC野郎の作品の色々をギュッと詰めてキレイに整理して
ブラッシュアップされた濃密な出来栄えとなり、入団8年目に
して初主演となるCR岡本物語が扮した殿が切腹する事を
中心に見せたSFファンタジーコメディとでも言うべきか。
次から次へと畳み掛ける笑いの数々の先に、柔らかく
提示される夫婦愛の美しさは観る者の胸を揺さぶり
心鷲掴みにされる。一見バカバカしい設定の数々と見せて
よくぞここまで練られた秀逸な出来栄えの脚本と
それを具現化する俳優陣の上手さ。
登場人物が、6劇団最多であるのにスッキリしたキャラの
数々。圧倒的でした。今頃、絶賛収録中!頑張って欲しいです。

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動をありがとう!
本当に楽しかったです。初日スタート前からドキドキワクワクして待ち焦がれ
9日目マチソワと千穐楽を観てきました。
あまりに観たかった為、違った意味で感動してしまって(笑)
主演の増田赤カブトさんが歌っているだけで号泣していたという。。。。

衝撃の始まりからジェットコースターのような展開の早さ。
戦中戦後の話を扱っているので人が殺されるシーンが多いんだけど
それでも多すぎ。かと言って、決して死を軽く扱っている訳でもなく。
とにかく重いテーマもライトに笑いで包んで硬軟メリハリ
はっきりしてて分かりやすかったと思います。
ミラクルに溢れる感動のストーリー。

ネタバレBOX

動物実験、人体実験などの731部隊の史実を交えつつ
満州からスタートし、ありえない空中戦を繰り広げて
横浜に舞台を移した後は、戦後のドサクサの中のキャバレーが舞台。

そこには動物実験から解放されたゴルバチョフ、コケコ、スネ松。
そしてマッサージチェア。
動物の存在が人を癒し、ささくれた空気を柔らかくしてくれていた。
可愛い。
そしてシヅ子の厳しい現実が徐々に明らかになり苦悩するゴルバチョフ。

いきなり舞台は731部隊に戻る。全部が計算された未来だったと分かり
錯乱するゴルバチョフ。しかし同じ境遇の四肢をもがれた男から
自分を殺せと頼まれる。
500年先の未来までを計算する男は、死にたくなるのは想像に難くない。
そしてラストに向かうゴルバチョフの行動が、この物語のテーマ
理想の死にざまなのだった。
感動の涙を誘う、謳い文句通りのヒドイ話なのに
胸が震えるのはなぜだろう。
シヅ子の歌とダンスのせいかもしれない。
そしてゴルバチョフの表情が、なんとも言えない晴れやかさ。
余白を残したエンディングへ。
最後のゴルバチョフのワン!の響きが心に残るのでした。
どこに行ったのか。それともこの世を去ったのか。
それは誰にも分からない。
がきっとどこかに生きているような気がして仕方ない。
ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

爆笑だけじゃなくて涙腺決壊
ポップンマッシュルームチキン野郎の舞台は2度目。昨年末の銀ダコの舞台が初見でした。まず舞台セットのセンスが抜群。前回も思ったが、小劇場のステージを存分に活かしているなぁと。今回は2回鑑賞。マチネはおそらく普段の演出で、客入れの時からのストーリーが、もう開演しているかのような作り。それから短編の行間をつなぐ別のストーリーがきちんと一本の筋が通っていて秀逸だと感じたところ。そしてソワレのハプニングステージは、客席までも巻き込んだ全力で取り組む悪ふざけを、観客も体感できたと思う。2回も見たのに、これは毎日通いたいと思わせる舞台。明日は何が起こるのだろうか。百聞は一見に如かず。できるだけたくさんの方々に観て欲しい。

ネタバレBOX

まずは「ふたりは永遠」。2回見たのに、同じタイミングで涙が止まらなくなり、話が終わるまで涙腺が決壊してしまった。
「私の彼は甲殻類」のヒロイン長万部朱美さんに扮する増田赤カブトさんの可愛さと演技力がキラリと光るヨーロピアンロブスターが彼氏というナンセンスな設定をも納得させる力を持つ作品。
「悪魔のパンチ」は西田シャトナーさん作品。初めて見ましたが、すごく分かりやすかったです。迫力ある塩崎こうせいさんの動きと、キャスト陣の殺陣。
全体を通じて最後は自転車になってしまう森先生。佐伯くんの成長と気持ちの変化も無理なく描かれていて、全体をつないでいた。今回も圧巻の短編集です。

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