きれいなお空を眺めていたのに
こゆび侍
王子小劇場(東京都)
2013/06/19 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
舞台の傾斜は必要だったか?
観た人はお分かりかと思いますが、本作の舞台は奥から手前(つまり客席側)に向かって大きく傾斜しており、けっこう急な下り坂を成しています。
この傾斜って必要なの?と率直に思いました。
(ネタバレBOXへ続く)
左の頬(無事全ステージ終了!ご来場まことにありがとうございました))
INUTOKUSHI
シアター風姿花伝(東京都)
2013/04/10 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
演技のニュースタイルがここに!
自分たちを「ナンセンス・アイドル集団」と銘打つだけあって、役者がいちいちカッコいいポーズをキメながらセリフを言うのが面白かった。中でもポージングがキマっていたのが客演の二階堂瞳子さん。この公演にただならぬ吸引力があったのは彼女のシャープで華のある演技に負うところ大だったと思います。二階堂さん演じるやさぐれキャラの女学生と敵対するブリッコ女学生を演じた鈴木アメリさんの愛くるしさにも魅かれました。
ガラパコスパコス
はえぎわ
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2013/06/07 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
俳優・柴幸男にも注目!
とても小さなものととても大きなものが可笑しくも美しく描かれていました。
これからも折に触れ再演されるべき傑作!
ただ、個人的にハマり役だと感じた柴幸男さんによる主人公のピエロ役は今公演でしか見られないかもしれないので、私としてはこの機に鑑賞することをお薦めしたい。線が細そうな柴さんに周囲と上手く渡り合えないナイーブなピエロ役はよくなじんでいます。
どっきり!成人式~オレもお前も~
動物電気
駅前劇場(東京都)
2013/06/08 (土) ~ 2013/06/16 (日)公演終了
満足度★★★★
客いじりは勘弁! 自分に来たらと思うと…
動物電気は初見でしたが、あちこちに劇団員の個人芸をちりばめながら話を進めていく見せ方がWAHAHA本舗を彷彿させました。
客いじりあり。常連しか喜べないネタが多め。
この2点に目をつぶれば楽しかったし、冒頭のバレーボールシーンのしょうもなさにはやられたし、客演の國武綾さんの小悪魔的魅力にもやられたので、星は多めの4つです。
聖バカコント
男子はだまってなさいよ!
本多劇場(東京都)
2013/06/06 (木) ~ 2013/06/16 (日)公演終了
満足度★
なぜ?
何故こんなつまらんユニットが本多劇場で公演打てるのかはなはだ不思議。
大人計画の七光り? 内容と料金がまるで釣り合ってない。これがこないだのシティボーイズ最新公演と同料金って…。この集団は“バカ”って概念をそれこそバカにしていると思った。
仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので
ポップンマッシュルームチキン野郎
サンモールスタジオ(東京都)
2013/05/24 (金) ~ 2013/06/03 (月)公演終了
満足度★★★★
「ちょっとイカれた吉本新喜劇」的世界を満喫
「ちょっとイかれた吉本新喜劇」的世界を約100分にわたりお腹一杯になるまで堪能しました。
ちょっぴりグロいシーンやいささか不謹慎なギャグ、そして少なからぬ下ネタが詰め込まれてはいますが、いずれも全体の愉快な雰囲気を削ぐほどのものではなく、また、「吉本新喜劇」的と書いた通りベースは分かりやすいドタバタ劇なので、よほど潔癖な人や笑いに不寛容な人でない限り私同様に楽しめると思います。
(以下はネタバレBOXにて)
て
ハイバイ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/05/21 (火) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★
話をもっと動かして!
作中で描かれる家族の特性を考えると仕方ない事なのかもしれませんが、
話がやや膠着気味。話をもうひと展開、ふた展開させて、物語にうねりを与えて欲しかった。それでも、5年ほど前に観た企画公演に比べ役者の技能が大きく向上しており、その演技力に支えられた迫力ある見せ場も多々あり、引き込まれる事たびたびでした。笑いを欲しがってるシーンであまり笑えなかったのはお笑い好きな自分にとっては残念だったなぁ…。
葛城事件
THE SHAMPOO HAT
ザ・スズナリ(東京都)
2013/04/17 (水) ~ 2013/04/30 (火)公演終了
満足度★★★★
私にとっての初シャンプーは
文学的なVシネって印象。あまり観に行かないタイプのお芝居でしたが、緊張感みなぎるシーンの連続にグイグイ引き込まれました。しかし、作・演出の赤堀さんという人は役者としてもおそろしく達者なのですね…。力演に感服しました。
すべての夜は朝へと向かう
劇団競泳水着
サンモールスタジオ(東京都)
2012/12/12 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了
『正解は、喜劇』
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
劇場MOMO(東京都)
2013/05/14 (火) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★
同調できず
劇世界に同調できず舞台が遠くに遠くに感じられました。
「違う…信じてくれ…私じゃない。勘弁してくれないなら、あっかんべえ」
公演紹介文のこのフレーズを読んだときイヤな予感がしたのですが、その予感が当たってしまいました…。
マリア
Straw&Berry
王子小劇場(東京都)
2013/04/17 (水) ~ 2013/04/23 (火)公演終了
満足度★
口淫シーンは必要だったのか?
主人公が布団にくるまりモゾモゾ身じろぎしていると思ったらじつは恋人にフェラチオされていたり、そういうことで客に驚きを与えようとする安易なやり口に閉口。「絶望と再生の物語」と謳いながら主人公の再生への道筋が示されていない事にも不満。
オーラルメソッド3
シンクロ少女
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2013/05/01 (水) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★
目にも喜びを!
裸舞台にパイプ椅子の芝居は客に対して不誠実だと感じる。
演劇は視覚をはじめとする五感に訴え、結果第六感にも作用する総合芸術。
作・演出家の人はもっとビジュアルにも心を配ってください。
さらに、「本公演じゃないやつ」という奇をてらった表現が不快。単に「番外公演」などと銘打てばいいのでは?
匿名家族
劇団フルタ丸
サンモールスタジオ(東京都)
2013/05/11 (土) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★
スタッフの対応が良ければ…
家族というテーマの掘り下げがやや浅い気がしましたが、小劇場演劇ならではの或る野心的な試みを評価。幕間の演出や音楽の使い方にも工夫とセンスが感じられ、大きな刺激を受けました。スタッフの対応がもっと良ければ…。アンケート用の鉛筆を返しに行った時に一言も返ってこないとか、そういうのダメなんです、私。彼ら彼女らは劇研の後輩か何かですか? どうであれ、もっと教育してください。入場から退場までが観劇体験、よって1点引かせて頂きます。
ぬけ男、恥さらし
MCR
駅前劇場(東京都)
2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
術中にハマってなるものか、と思っていたけど…
MCR作品は毎度ギャグが満載ですが、筋立てにのみ着目すると上質なメロドラマ。本作も例外ではなく、たくさん笑わせてもらった分、切なすぎるラストシーンに胸が締めつけられました。本作のキーパーソンであるアノ人物がラストシーンにも出てきますが、その人が××××だということに気づいた時、思わず落涙しそうに…。作・演出の櫻井氏の術中ににまんまとハメられてしまいました。この劇団の芝居ではやや理屈っぽすぎる会話が早口でやり取りされ、気を抜いて観てると話を見失ってしまう場合があるので、ビギナーの方はその点ご注意を!
天晴スープレックス 6
ブラボーカンパニー
Geki地下Liberty(東京都)
2013/05/10 (金) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★★
稽古不足?
役者がセリフを噛みすぎ!
ある役者さんがとりわけヒドく、3つめの演目の囚人コントで最重要と思われるセリフをトチりまくっていたのにはゲンナリ…。
それから、コント集で演目が4つというのはやや少ないような。バンドマンのネタは面白かったものの引っ張りすぎの感は否めず、あれを縮めてもう1つネタを増やしてくれれば満足度はもうちょっと上がったかも。
もっと演目が多くて演技のアラが少なければ4点はつけたと思います。
ともあれ、「あれれ!?」な演技をする役者さんが多いなか、野村啓介さんというとても達者なアクターをこの公演で知ることができたのは大きな収穫でした。
ウェルカム・ホーム
天才劇団バカバッカ
テアトルBONBON(東京都)
2013/04/18 (木) ~ 2013/04/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
満喫
トンガったところはあまりないけど、良く出来たエンタメ芝居。
客を楽しまそうとサービスを惜しまない姿勢に拍手!
好感の持てる劇団です。
それにしても、大家族の四女役を演じていた梨里杏さんの晴れやかな笑顔は最高!!
ひかる君ママの復讐
月刊「根本宗子」
BAR 夢(東京都)
2013/04/28 (日) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
満足
根本流ドタバタ喜劇を堪能しました。公演名と内容との関連性が薄いことがまったく気にならないぐらい面白かった(笑)。
墨井鯨子さんと梨木智香さんは小劇場界屈指のコメディエンヌですね。個人的には墨井さんの「カーペンターズでしょ?」がツボでした。
大竹沙絵子さんの可愛らしさ(顔がタイプ!)と主宰の根本さんの丁寧かつしっかりした接客にも好感。
国分寺大人倶楽部・河西裕介さんの感想ツイートをチェックすれば、観劇後、さらにもう一度笑える!?
大きなトランクの中の箱
庭劇団ペニノ
森下スタジオBスタジオ(東京都)
2013/04/12 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了
満足度★
高評価に疑問
男性器を主題にした、思わせぶりなだけで何にもない作品。高評価に疑問。金返せ! ←賛辞の嵐を見捨ておけず、やむにやまれぬ思いで書きました。本サイトでの高評価だけにひきずられて作品を観るのは今後やめようと思います。自戒を込めて言います。観る作品を選ぶ際には他のソースも参照しましょう!