仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので 公演情報 ポップンマッシュルームチキン野郎「仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    「ちょっとイカれた吉本新喜劇」的世界を満喫
    「ちょっとイかれた吉本新喜劇」的世界を約100分にわたりお腹一杯になるまで堪能しました。
    ちょっぴりグロいシーンやいささか不謹慎なギャグ、そして少なからぬ下ネタが詰め込まれてはいますが、いずれも全体の愉快な雰囲気を削ぐほどのものではなく、また、「吉本新喜劇」的と書いた通りベースは分かりやすいドタバタ劇なので、よほど潔癖な人や笑いに不寛容な人でない限り私同様に楽しめると思います。
    (以下はネタバレBOXにて)

    ネタバレBOX

    公演紹介文にあるように、“イスラム原理主義系悪魔メタルバンド”を標榜する音楽グループのボーカリストが主人公。“アッラー正田”を名乗り、デーモン閣下ばりのメイクをした彼が父と叔父の不仲をなんとかするため叔父の営む寺に乗り込み、遅れて寺にやってきた父と叔父を和解させようと寺に住みつく異形の者達と共に奮闘するというストーリーなのですが、惜しむらくは、主人公の人物設定があまり生かされていない。
    後半は“イスラム原理主義系悪魔メタルバンドのボーカリスト”という主人公のキャラが生かされ、仏教者であるその叔父と全面的な宗教対決を繰り広げるのかと思いきや、そうはならず、父と叔父の関係の移り行きが話の主軸となるため、主人公はどんどん影が薄くなってしまうのだ。父と叔父に主役の座を奪われてあまりする事がなくなり、仰々しいメイクをした主人公が舞台上で手持ち無沙汰にしている様はそれはそれで可笑しくもあったのですが、できれば後半は上に述べたような筋立てにして、個人的にいちばん愛着を感じたキャラクターであるアッラー正田をもっと活躍させて欲しかったです。
    最後になりますが、当方はチケットプレゼントに当選して本公演を鑑賞させていただきました。私の「観たい!」コメントにお忙しいなかコメントを寄せてくださった作・演出の吹原幸太さま、そして劇団関係者の皆様に心より感謝致します。

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    2013/05/30 07:30

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  • 「観てきた」コメント、本当にありがとうございました。
    頂きましたコメント、真摯に受け取り、今後の参考にさせていただきます。
    今後とも、ポップンマッシュルームチキン野郎をどうぞ宜しくお願い致します。

    ポップンマッシュルームチキン野郎主宰・吹原幸太

    2013/06/05 22:57

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