困った金時の観てきた!クチコミ一覧

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花と魚(第17回劇作家協会新人戯曲賞受賞作品)

花と魚(第17回劇作家協会新人戯曲賞受賞作品)

十七戦地

王子小劇場(東京都)

2013/09/12 (木) ~ 2013/09/17 (火)公演終了

満足度★★★★

見事な緊迫感!
神楽にまつわる不思議な出来事。切羽詰まった村の人たち皆の緊迫感見事に表現されてました。
はじまりの重い雰囲気がだんだん加速がつき、クライマックスへ。
そして、どんでん返し的なあっと言わせる結末。
話の組み立て素晴らしかったです。
役者の皆さんとてもリアルな演技でした。特に那美江役の鈴木理保さん見事な演技でした。

煙草の害について

煙草の害について

劇団東京乾電池

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2013/09/14 (土) ~ 2013/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★

間の持たせ方絶妙!
特別面白いことを言ったり、やったりしているわけではない(個人的な意見)。
もともと10分〜15分の短編である。柄本さんが他の短編を繋げて、ギャグをからませていく。勿論そのギャグに反応してる人は多いが、そんなことより、約70分の間の持たせ方が絶妙!次に何を言うのか、どんな行動するのかの期待させかたが絶妙でした。
ほとんど勝手きままなアドリブのように思えるが、確かな計算の中でのアドリブなのでしょう。自分の奥さんのことを織り交ぜながら、恐妻家を表現。

これでも機嫌のいい顔です。

これでも機嫌のいい顔です。

キトキト企画

シアター711(東京都)

2013/09/12 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

名前は皆すずきめぐみさん!
アラサーの女性4人(皆名前がすずきめぐみ)の男性となぜ離婚あるいは別れたかのお話と35歳の先輩(これも、すずきめぐみ)の一夜のお話。
しかし、先輩だけは違ったため、すずきめぐみさんの会(正しくは元すずきめぐみさんの会)に入れませんでした。
キトキト企画のメンバーの経験踏まえた話+αてなところでしょうか。
女性の気持ちが解りやすく表現されてました。
ただ、ラストはちょっと間延び気味、もうひと工夫欲しかったですね!

QOL(キューオーエル)

QOL(キューオーエル)

THE TRICKTOPS

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/09/12 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

最後まで諦めるな!
どんな状況になろうと「生きたい」という気持ちがある限り諦めずに向き合う。
解り易く舞台演出されてました。劇中ではガンの治療としては、抗がん剤と放射線の話に留まったが、日本ではまだ実用されてないようだが、ヘルペスウィルスががん細胞を破壊するいうウイルス治療が標準化されつつある、そうすればさらに人間の寿命はのびるだろう。
アフタートークでこにたんこと小西博之さんの20cmもの腫瘍が発見され、医者から即死状態といわれながら、9時間以上の大手術の末、成功。現在は俳優業の傍ら講演も多いらしい50針縫った傷痕まで披露してくれた。その語る言葉はリアルそのものでした。
そして、ラストシーンを飾る手術台の上で患者が生きたいという気持ちを言葉にし、医者、看護師などのスタッフを励ましたのは、小西さんがモデルでした。医者、看護師スタッフ感動して涙し、心の状態を調えるため、手術開始を1時間後にずらしたそうです。

殺しのリハーサル

殺しのリハーサル

PureMarry

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2013/09/10 (火) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

納得の筋書!
劇作家が、女優の婚約者が結婚前日に死亡し、自殺として警察に処理されたことに疑問を抱き、1年かけて犯人と思しき人を追い詰める話です。  キーワードは”役者”です。舞台セットは物足りませんが、計算つくされた仕掛け、そしてミステリーには欠かせない大どんでん返し。演技力抜群の役者陣に目が離せません。
ラストシーンの照明そして音楽サティのグノシエンヌ第1番マッチしてました。

プロタゴニスト

プロタゴニスト

ハグハグ共和国

テアトルBONBON(東京都)

2013/09/11 (水) ~ 2013/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★

夢うつつ幻の主人公は!
いきなりやられました。チラシとは似ても似つかない時代設定想定外でした。
ラストのりんさん扮する茜おばあさんはまさに見せ所でした。
メイクに演技良かったです。家族を失ってボケたのか正気なのか。
過去、現在、未来が入り混じる中、ドキュメンタリー映画の撮影がどこまでだったのでしょうか。
最後かちんこ打って終わってますよね。これも幻?
劇を通しての照明と音楽はナイスコンビネーションでした。

『「ブラックジャックによろしく」に、よろしく。』

『「ブラックジャックによろしく」に、よろしく。』

Infinite

シアターサンモール(東京都)

2013/09/11 (水) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

もっともっと!
テンポもゆったりの重い芝居でした。
ワン・シチュエーションで過去と現在を白衣着たまま、照明のカラー変えるだけでは、観る側は物足りない。話も大きな膨らみがなく残念!そして、何より、イチローが成長していくところが、表現不足。
ラストシーンもいきなりそれかという感じで消化不良気味。
最終的には、父と子供たちの関係を再修復したかったのだろうか。

悪霊-下女の恋

悪霊-下女の恋

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2013/08/29 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

沈黙の怖さ!
笑いがベースなのだが、ギャグ以外に人が言葉にしない ”沈黙の怖さ”というものが対照的に描かれている。相手の弱み、後ろめたさを解っているがあえて指摘しないでプレッシャーをかける。そんな怖さを感じました。
広岡さんは年齢を超えた可愛い上手な役者さんです。平岩さん普通の女性からだんだん女の本性むき出しの怖い女上手く演じてました。
舞台演出もとても良かったです。
ただ、ラストシーンが個人的にはちょっと物足リなく感じました。

白戦

白戦

東京マハロ

小劇場 楽園(東京都)

2013/09/10 (火) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

受精
ちょっとかったるい所もありましたが、面白かったです。
ただラストがちょっと・・・・!観る側が想像して下さいよというにしても、もう少し他にないかなあと思いました。
鈴木、成田両氏は相変わらずいいキャラでした。広山さんは可愛い!

モスクワ・モスキート

モスクワ・モスキート

ウラダイコク

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

ロシアが匂う!
ロシアの匂いが漂ってました。
映画「ドクトルジバコ」を学生時代に観て以来、興味がある国のひとつです。
今回は第二次世界大戦時の話ですが、ここでも内偵者、共産的な事柄が描かれていてたいへん興味深く観ることが出来ました。衣装素晴らしかったです。
ロシア民謡は本当にあの凍てつく大地を感じさせますよね。しかも一度聞くと耳から離れないメロディ多く時折CDを聞きます。(勿論 冬にね!)

かっぽれ!〜夏〜

かっぽれ!〜夏〜

green flowers

あうるすぽっと(東京都)

2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

観てて楽しい!
グリフラ2回目の観劇ですが、本当に観てて楽しい。
役者さんは上手で本当に日常会話の自然なスピードで我々観客は聞き取りやすい。しかもテクニックがある。
話の内容も興味深く飽きない。演出、舞台美術も素晴らしい。
年代関係なく安心して観劇できる劇団ですね。
かっぽれ!はまだ続けて下さい!

ガソリンホットコーラ

ガソリンホットコーラ

tsumazuki no ishi

ザ・スズナリ(東京都)

2013/09/04 (水) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★

似て非なるもの。
ガソリンとコーラ(温めて気が抜けている)の色が似てはいるもののまったく別のもの。最終的には飲めばわかる。まずい。
話は、ガソリンスタンドの部屋の中に給油機があり、外の車に給油の仕方が解らない店主とそのガソリンスタンドにコーラを飲みに来る常連の小学生の女の子が炭酸に弱くコーラをひと瓶飲みきれないため、試行錯誤している。二人とも死んだのちそれを解決できるのであるが、それまでに色々なことを体験していくのである。生と死が混在し、解りにくいのだが、そこが劇名に関係しているのだろう。

女王の魂

女王の魂

劇団EOE

ウッディシアター中目黒(東京都)

2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★

熱い思い!
芝居自体は、平沢さんと佐藤さん以外はまだ日の浅い役者さんたちで、言葉がききとりづらい、棒読みなどまだまだと感じました。
3年後の紀伊國屋ホールが目標の劇団の熱い思いは流している汗から十分に伝わりました。(開場ぎりぎりまで稽古してたのが、開場前のホールに聞こえました)
今後の進化大いに期待しています。

チューボー

チューボー

KENプロデュース

コア・いけぶくろ(旧豊島区民センタ-)(東京都)

2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

いい芝居でした!
池袋演劇祭優秀賞受賞作品ということで、期待いっぱいで観に行きましたが、
期待通り素晴らしい作品でした。
まずは、オープニングの劇名の表現に驚きました。そして本編は本当にどこかのチューボーでの出来事のように思え身近に感じられました。役柄個々が明確で魅力的。、レストランの問題や人間模様が上手く演じられていました。
展開に無駄がない濃密な2時間でした。
場面転換に役者さんたちの著名人の仕事に関する金言も印象的です。

我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~

我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~

劇団ゲキハロ

サンシャイン劇場(東京都)

2013/09/06 (金) ~ 2013/09/13 (金)公演終了

満足度★★★★

認識改めました!
開演前にジャンヌ・ダルクの史実の説明があり、本編が解り易かった。音楽も耳に入り易く演出とくに照明が良かった。今までのアイドル劇とは違って歌も殺陣も上手く楽しめました。

団子の打ちかた教えます

団子の打ちかた教えます

サンハロンシアター

小劇場 楽園(東京都)

2013/09/03 (火) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

心に静かに優しく迫るもの・・・・
寄せては返す波の様に、激しくー(あまちゃん 潮騒のメモリーから)ではなく静かに優しく心に迫ってくる今後の人生の指針にもなる興味深い芝居でした。
人生半分以上過ぎた今、学生生活、就職、結婚、挫折、家族の死、親の介護、多くの人が体験そして今後避けて通れない出来事にどうやって向いあっていくか改めて考えさせられました。好みの芝居です。

明日も明日も、そのまた明日も

明日も明日も、そのまた明日も

劇団かさぶた

王子小劇場(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★

明確なメッセージを!
発想は悪いとは思いませんが、訴えたいことが良く解りません。
私には、現実とはかけ離れすぎて、客観的にしか観ることが出来ませんでした。

ラ・トラヴィアータ

ラ・トラヴィアータ

財団法人日本オペラ振興会 藤原歌劇団/日本オペラ協会

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

デヴィーア ブラヴァー!
素晴らしかったです。
1幕目冒頭から中盤の声が弱くはっきりしてなくて心配しましたが、そこは、超1流ソプラノすぐ修正されました。このクラスの歌手はいかに弱音を美しく出すかにかかってきます。
曲を強弱、緩急、長短と自在に操り、聞かせて、演じて魅せたヴィオレッタでした。(演奏の注文多かったのではと勝手に思ってますが)とても60才超えていると思えません。
第3幕は演出素晴らしく、デヴィーアの独壇場といっても良いぐらいヴィオレッタが光ってました。
勿論、村上、堀内両氏はじめ他のキャストおよび合唱団、指揮者、オーケストラも素晴らしかったです。
価値ある時間でした。

兄弟ノート

兄弟ノート

劇団ヨロタミ

萬劇場(東京都)

2013/09/04 (水) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

実話ベースのフィクション!
複雑な家族構成、さまざまな過去、現在に問題を抱えている兄弟が身障者の弟に関してはいつもこころがひとつだ。兄弟の絆の強さが受け取れる。統合失調症の4男明良(あきら)が忘れないように出来事を書とめていたノートが兄弟ノート。
兄弟はそのノートを見て、明良の状態を把握する。
演出家坂本氏の実弟がベースのフィクションです。
本当に優しい気持ちの兄弟で、本来のあるべき姿だとつくづく思いました。

『贋作・五右衛門』

『贋作・五右衛門』

東方守護-EAST GUARDIAN-

SPACE107(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

おあがり〜!
入場の際、綺麗な衣装を纏った遊女たちが、「おあがり〜」の吉原言葉で迎える。開演まで彼女たちを見る。飽きない。
衣装がとても綺麗で本格的、更に照明の妙でその美しさを引き立たされる。
女性ばかりとは思えないダイナミックな立ち回りかと思いきや女性の美しさを表現する踊り、とても盛りだくさんで楽しめました。

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