お茶の観てきた!クチコミ一覧

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Caesiumberry Jam

Caesiumberry Jam

DULL-COLORED POP

タイニイアリス(東京都)

2007/10/12 (金) ~ 2007/10/15 (月)公演終了

ドキュ
ドキュメンタリーを見ているようだった。
そう感じた。それは言い換えると真実をそのまま見た気がしたということ。
もちろん、導入部分の楽しい部分もあるのですが、それに引けをとらない裏付けのある事実に基づいた物語であることによって安心して見ていられました。
(もちろん事実+創作なのでしょうが。)

ネタバレBOX

「テーブルの足が折れた」
心の中で「あっ!」と思いました。起こるものですね。アクシデント。

テーブルの足がバキッとなったのはあの親父が「うちの家族に近づくな!!!」的なことを言ったシーンだったので、不幸中の幸いでしたね。
そんなときの役者の心情はどんなものかと一瞬、考えました。

私の拝見したのは大楽でしたので消防士役は吉田ミサイルさんでした。
突然、面白おかしい人が現れたかと思うとドーンと現実の重さにぶつかる。
吉田さんがハイテンションだった分、奥さんの悲しみがその落差で際立っていてとてもしみ込んできました。

私は舞台や絵画・音楽といった通常、芸術と呼ばれるものは社会から離れてしまうことに抵抗を感じます。その点では今回の「Caesiumberry Jam」とても納得のいく作品に出会えたと感じました。出演者・スタッフの皆様お疲れ様でした。

最後に。
一番印象に残ったシーンは
「兄弟が地区委員会を待つ」シーンでした。




ピンポン、のような[07再演版]

ピンポン、のような[07再演版]

時間堂

王子小劇場(東京都)

2007/04/26 (木) ~ 2007/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

温泉旅館
この回は3人いる照明家のうち、3人目のプランでした。
劇場の天井より、裸電球が7~8ツほど、吊るしてあるシンプルなデザインでした。
その素朴なあかりが芝居の全体に流れる雰囲気にそぐっていて良かったです。
舞台のほうは、特に大きな事件は起こらない。
この旅館に漂うなよっとした雰囲気作りが私はすきです。
書けない作家が苦悩しているわけでもなく旅館に滞在している感があり、そこに絡む泊り客も何をするわけでもなく居る。
おかみは朗らかなのにブラック、好演でした。
ただ、惜しむらくは沼の池に生えているというあの白い花の意味が計りかねたところでした。

終演後、のパフォーマンストークも舞台への理解が増し良かったです。

また見てみたいカンパニーです。

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