ぐまぞうの観てきた!クチコミ一覧

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非常の階段

非常の階段

アマヤドリ

シアター風姿花伝(東京都)

2017/06/08 (木) ~ 2017/06/18 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/06/18 (日) 14:00

初演に比べてノイズが無くなって、凄く分かりやすく仕上がっていた。それでも充分に観劇力試されるタイプの作品。乗っかってる情報量が多過ぎて捌き切れない。此の所ちょっとバタバタしてて、他者からの承認を欲する様なメンタル弱の状態で観たから精神的に余計にツライ。

Paranoia Papers

Paranoia Papers

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2017/05/31 (水) ~ 2017/06/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/06/04 (日)

「黝の章」圧倒的。衝撃的。突き抜けてる。久々にヤバいもの観た。こういう事が出来る劇団が未だ小劇場シーンに居る事の凄さ。演出のハードさが尋常ではない。背徳で淫靡。エログロナンセンス。
「赭の章」一度に2作品観るには内容が濃過ぎ(ーー;)「黝」に比べて、より個の俳優の力強さが印象的。中でも川添美和の劇中の姿が怖過ぎる。自劇団で見せるあの迫力は何なんだ。客演先での柔和な姿とのギャップが凄い。

ネタバレBOX

「メンゲレとグレーゼで」のっけからヤバいのだが、それがどんどんエスカレートしていく。其処までやるのか感が凄い。里仲景の見せるグレーゼが無茶苦茶ブッ飛んでて素晴らしかった。偏執狂に相応演技。
「ウェストご夫妻の偏り尽くした愛情」3本の中でコメディ感が唯一あった。振り返っってみると、実は一服の清涼剤かよ。という作品。川添美和だから許されるキャラ造形と、一歩引いたツッコミが効いていた沈ゆうこがやっぱり良い。
「ジャンヌダルク異端審問裁判」ジャンヌに大森さつきキャスティングしている時点で勝負あり、な感。Voyantroupeだらけのキャストで演出意図も確り。素晴らしく感情が揺さぶられた。時代への憤りが真っ直ぐに悲劇だった。
「ジルドレと黒魔術」猟奇的な部分より、もはや春名風花の心が挫かれるシーンが全て。あれ、ズルいわ。目に涙溜まっていくのがハッキリ分かって、うわーってなる。そして、沈ゆうこ、裸眼でバッチリメイクも良い。
「快楽刑」度重なるエログロに慣れたのか、ただの純愛物語と捉えている自分が恐い。バイオレンスな部分も殆ど受け入れていて、ラストの大森さつきの告白に胸熱。という、振り返ってみると自分が何を観たのかよく分からん状態に。
「バートリ・エルジェーベトリバイバル」もう川添美和に尽きる。綺麗で怖い。ラスト「アレ」しかないだろっていう微笑みが完璧過ぎ。妖艶。自劇団で付けられる演出が凄くハードなのか不思議。けど、これが彼女の本来の姿なのかな。
たとえば君がそれを愛と呼べば、僕はまたひとつ罪を犯す

たとえば君がそれを愛と呼べば、僕はまたひとつ罪を犯す

シベリア少女鉄道

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/05/24 (水) ~ 2017/06/04 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/06/03 (土) 14:00

シベ少は、三振かホームランかだから、合わない時はとことん合わないな(ーー;)くどい…

山笑う

山笑う

小松台東

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2017/05/19 (金) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/05/28 (日) 14:00

いつもの様に、細かい機微を拾いつつ日常を丁寧に暖かく。観終わったあとにゆっくりと沁みてくる感覚が独特。宮崎弁にもすっかり慣れた。荻野友里を久々に舞台で観たが、やっぱり綺麗。山田百次も素晴らしかった。

殺人狂時代

殺人狂時代

立体映画館

小劇場 楽園(東京都)

2017/05/23 (火) ~ 2017/05/27 (土)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/05/27 (土) 14:00

明らかに演出ではない偶然の出来事が面白過ぎ。ある意味舞台芸術の真骨頂なのだが、あれらの出来事がなかったら、逆に作品としてはどうだったかな?という気もする。山崎丸光と前園あかりは、相変わらず良かった。

ああ、演劇

ああ、演劇

くによし組

東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)

2017/05/17 (水) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/05/21 (日) 16:00

好きな役者が出てるだけで観に行ったので、元は取ってきた。昨日との振り幅が大き過ぎてちょっと消化不良気味(ーー;)榊原美鳳のアクセントの効いた存在感、沈ゆうこの劇団愛、三澤さきのラストの熱が入った演技が印象的。御免なさい客演とゲスト目当てで\(//∇//)\

60'sエレジー

60'sエレジー

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2017/05/03 (水) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/05/20 (土) 14:00

良かった。人と人の繋がり、其処にある優しさと心意気を丁寧に描いてた。「御免なさい」じゃなくて「ありがとう」なんだね、ってなって泣いた。西尾友樹が素晴らしく江戸っ子。最後の最後、その場には居ないけど確かに佐藤みゆきの顔がイメージ出来た。流石の劇チョコ。

不謹慎な家/佐藤さんは殴れない

不謹慎な家/佐藤さんは殴れない

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2017/05/12 (金) ~ 2017/05/17 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/05/14 (日) 15:00

『佐藤さんは殴れない』MCRでしか観れないとびきりの会話劇。オープニングから笑いに笑った。独特のピーキーで毒のある笑いが純愛ストーリーに乗っかって、在り得ないもの同士の組み合わせで逆にリアルが際立つ。堀靖明が凄く良かった。
『不謹慎な家』。『佐藤〜』に引き続いて笑いが凄い。シチュエーションと台詞センスと間が流石。櫻井智也の凄さって展開と言葉選びの読めなさ具合だと感じているが、それがナンセンスじゃなくて物凄く説得力を伴って納得度が高い。無茶苦茶やるんだけど、それをひっくるめてアリなんだ!ってなる

インテリぶる世界

インテリぶる世界

箱庭円舞曲

ザ・スズナリ(東京都)

2017/05/10 (水) ~ 2017/05/17 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/05/13 (土) 19:00

人と人の関わり方、人とその人が属している集団との関わり方、人と世界との関わり方、って何なんだろう、ていう重い話を割り合いサラッと描いてて、それなりに刺さって、色々と思考がぐるぐると…なんか自分のリアルとオーバーラップして来てタイムリー。

morning sun 晩夏/初春

morning sun 晩夏/初春

第27班

テアトルBONBON(東京都)

2017/05/10 (水) ~ 2017/05/14 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/05/13 (土) 14:00

初春ver。それぞれに確りとキャラを立てての青春群像劇。奇抜ではない、かといって、陳腐でもない。ウェルメイドな仕上がり。劇団員が勘所押さえつつ客演が活きてて、若手劇団とは思えない巧さ。劇中劇?の星秀美がヤバくてあれ観ただけでチケット代ペイするw

Lullaby

Lullaby

キコ qui-co.

ザムザ阿佐谷(東京都)

2017/05/02 (火) ~ 2017/05/04 (木)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/05/03 (水) 14:00

普通に考えれば読め読めの伏線回収だったんだけど、俳優が良すぎて全然気付かず。見事に演出意図にハマった感じ。最後の最後でわちゃわちゃしなければ、ボロ泣きしてたかも。ベタに運命感じちゃう系の演出は嫌いじゃない。

愛でもないし、youでもなくて、ジェイ。

愛でもないし、youでもなくて、ジェイ。

アナログスイッチ

王子小劇場(東京都)

2017/04/26 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/30 (日) 14:00

随所に笑いが散りばめられつつ、グッと来るシリアスパートも確り。最近は笑い少なめ傾向なのが個人的には残念。ただ俳優のバランスが良くて作品としての完成度の高さを感じた。シチュエーションコメディではなく真っ直ぐな青春群像劇。

空と雲とバラバラの奥さま

空と雲とバラバラの奥さま

クロムモリブデン

吉祥寺シアター(東京都)

2017/04/20 (木) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/29 (土) 14:00

相変わらず終盤で訳分からなくなるけど、いつものような意味不明に凄い!のではなく、どうしてそうなる?という理解不能感が優ってて、クロム観た感じがしない…このところバタバタで感性鈍ってるかも(ーー;)

ダズリング=デビュタント

ダズリング=デビュタント

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2017/04/19 (水) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/23 (日) 14:00

(西洋画版)重厚なテキストを休憩込みの150分で余す事なく描き切っていた。古典劇への造詣の深さも感じられるし、生演奏主体の音響も良く、らしさもきっちり。これだけのキャストでたった7ステージというのが在り得ない。日本画版観れなかったのが痛恨…

罠々

罠々

悪い芝居

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/04/18 (火) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/22 (土) 18:00

つくりが難しくて頭使いつつ、感性で観る事も要求してくるのが悪い芝居ならでは。今回は映像もふんだんに取り入れていて難しかった。そして、残念ながら前作の『メロメロたち』の方が好みに合う。今作は、設定がリアルに寄っていて、現実として受け入れるには重過ぎたかな(ーー;)

個性が強すぎるのかもしれない

個性が強すぎるのかもしれない

艶∞ポリス

駅前劇場(東京都)

2017/04/19 (水) ~ 2017/04/25 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/22 (土) 13:30

構成としては、分かりやすい娯楽作品。ワンシーンずつ時系列を遡っていくのだが、因果が分かり難く納得性の低い部分があって勿体無い。オープニングシーンがあーなっていた理由が未だに分からん。俳優陣は皆達者でバランス良くキャラも立ってた。

メッキの星

メッキの星

浮世企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/04/13 (木) ~ 2017/04/18 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/15 (土) 13:00

思った以上に重くて複雑な構成だったけど楽しめた。

机島

机島

【ハッカ】

スタジオ空洞(東京都)

2017/04/06 (木) ~ 2017/04/10 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/04/09 (日) 19:00

うーん。ちょっと合わなかった。いい俳優使っているのに…というか俳優云々する前に話が全然入ってこなかった。テキスト、演出、俳優に一体感がないのかな。少なくともそう感じた。

おぼろ

おぼろ

ゲキバカ

新宿村LIVE(東京都)

2017/04/05 (水) ~ 2017/04/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/09 (日) 12:00

初見なのが不思議。王道エンタメ劇。商業劇と構成は似ているのに、雰囲気が違う。個々に振り切れてて、役者中心ではなく、作品が軸になってるから素直に楽しめたのかも。渡邊安理が可愛かったのでもっと前で観たかった。

「幸福の黄色い放課後」/「幸福の黄色い10日後」

「幸福の黄色い放課後」/「幸福の黄色い10日後」

キ上の空論

サンモールスタジオ(東京都)

2017/03/23 (木) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/02 (日) 17:00

高校が舞台の青春群像劇で、諸々ドロドロで重い。どうにも共感がし難い題材なので、一歩引いて観てしまった。とは言え、ひとつひとつのエピソードを逆の時系列で丁寧に10日間遡っていくのは流石キ上の感あり。全然説明的でないのに理解が追いつく。「届ける」巧さ

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