オムニー7
劇団K助
北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)
2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了
満足度★★★
少し残念
どの団体も20分程度の枠に収めるのに苦労している印象。中途半端な構成が多く少し残念だった。その中では、ピヨレボの『踊るモンスター』は、演劇的で良かった。角角ストロガのフの『BIDAN』もストーリーを展開させすぎ感はあるものの楽しめた。
従軍中のウィトゲンシュタインが(略)
Théâtre des Annales
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/10/15 (木) ~ 2015/10/27 (火)公演終了
満足度★★★★
演出が良かった
重厚なテキストもさる事ながら演出が良かった。暗転下での台詞のやり取りの緊張感と閃光、そして5人の声。観えないものを観せる演出は、タイトルに通じるものがあって考えさせられた。観れてよかった。初演観たかった
想いはブーン
小松台東
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2015/10/02 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
語り口の柔らかさ
ストーリー構成とセリフのバランスが絶妙。扱っている設定は、突飛なものではなく日常を切り取った様。そこに展開されるユーモアもエッジが効いているというより間とタイミングで笑えてしまう様に創られていた。全編宮崎弁での語り口の柔らかさがまた独特。
ざくろのような
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2015/10/08 (木) ~ 2015/10/13 (火)公演終了
満足度★★★★
非常に痛い
企業モノに戻っての今作。サラリーマンとしては、観ていて非常に痛い。企業買収、リストラと個人の夢。今まで観た作品より若干ライトな描写を交えつつもその本質は変わらず緊張感が高い。会社と自分との関係に想いを馳せつつ観入ってしまった。
ドリームランド
ロデオ★座★ヘヴン
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/10/08 (木) ~ 2015/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
結構拗れた構成
ダークサスペンスな世界観と怒濤のストーリー展開で純愛を描くという結構拗れた構成。色んなモノを盛り込んでいるせいか結構振り落とされてしまいがちだが、要所要所で百花亜希演じるメイが登場して場を引き締めていたのが印象的。
文化祭大作戦
20歳の国
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2015/10/02 (金) ~ 2015/10/11 (日)公演終了
満足度★★★★
ド直球の青春群像劇
20歳の国でしか味わえないド直球の青春群像劇。観ている方が気恥ずかしくなる程の熱量で愛だとか恋だとか友情を提示。今作は少しばかり冗長でもう少しテンポがあった方が観やすい。キャラ減らして深堀すれば更に「なんか良いよね」感が増すとと思われ。
ナイゲン(全国版)
Aga-risk Entertainment
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2015/10/03 (土) ~ 2015/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
11/13-14の東京FACEも楽しみ
2013年版からオープニング含め分かりやすさと論理の流れを整えてあった。試演会ならではのチャレンジングな試みもちらほら。「ギリギリじゃねーか」が京都では復活とのことで東京FACEも楽しみ。
鳥取イヴサンローラン
ロ字ック
シアター711(東京都)
2015/09/26 (土) ~ 2015/10/11 (日)公演終了
満足度★★★★
自虐的な自尊心
女性の嫌な所を自ら抉り出しておいて、それでも自分は女なんだという自虐的な自尊心を劇中のキャラクタたちに乗せて描いていくのが、とにかく格好良くてシビれる。演出が素晴らしく気付いたら2時間経ってた。適切な場転タイミングで観客の集中をつなぐ巧さ。
回転木馬は歓びの夢をみる ~未解決事件の終幕~
削除
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2015/09/25 (金) ~ 2015/09/29 (火)公演終了
満足度★★★★
真っ直ぐな力強さ
フライヤーの時点からサスペンスである事を明示していたため、ちょっとその要素に期待し過ぎた。設定一通り出切ったところでオチが見えたのが残念。でも、愛とエゴを力強く語るのは嫌いじゃないし。真っ直ぐな力強さは好感。
幸せを運ぶ男たち
アナログスイッチ
小劇場 楽園(東京都)
2015/09/23 (水) ~ 2015/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
ウェルメイドコメディ
序盤の設定を観客に飲み込ませるまでの手際や暗転が長め多目なのは気になったが、仕込んだ設定を上手く活かした構成は非常に魅力的。伏線回収の手際もよく、ラストの納得度も高い。
すばらしい日だ金がいる
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2015/09/18 (金) ~ 2015/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
アマヤドリだった
シンプルな舞台美術を5本のポールで区切ることで別空間を演出する手法が思いの外しっくりくる。場転も綺麗に演出されていてすんなりと受け入れてしまう。最後の群舞も唐突だったけど疾走感のある転換とラスト2人がすれ違う描写は震えた。
ピッピピがいた宇宙
あひるなんちゃら
OFF OFFシアター(東京都)
2015/09/18 (金) ~ 2015/09/21 (月)公演終了
満足度★★★★
全く劇的に作用させない
70分ほどの緩めのコメディ。劇的設定を全く劇的に作用させないのが面白いのだが、あまりにもテンポがゆるくて笑いに繋がらない部分があったり、笑いを狙い過ぎていてあざとくて笑えないセリフなどもあって、中々大爆笑に繋がらなかったのが残念。正直、山手線のトラブルで仕方なくと言っていたが、主宰の関村さんの前説の投げやり度合いが突き抜けていて一番笑えた。
天邪鬼
柿喰う客
本多劇場(東京都)
2015/09/16 (水) ~ 2015/09/23 (水)公演終了
満足度★★★★
純度高めながらもキャッチー
劇団員のみの構成で、純度高めながらもキャッチー。複数の人間が同時に同じ台詞を吐く演出がやっぱり好きだ。迫力の演技とライティングも格好良かった。ただ、時折入るノイズのような演出があんまり合わない。リズムの問題なのかもしれないけど、合わないものは合わない。
妖怪パラダイス
ピヨピヨレボリューション
花やしき座 (花やしき内・多目的スペース)(東京都)
2015/09/16 (水) ~ 2015/10/21 (水)公演終了
満足度★★★★
もっともっと出来るはず
豪華客演陣の割には使いきれていない印象。若さ溢れる演出でエンタメ劇としては楽しめたけど…なんか勿体無い。渡邊安理もコロも安藤理樹も野口オリジナルも、もっともっと魅力的な俳優な筈。キャスト多過ぎて右手愛美も前園あかりも効いてない。もっと観客を引きずり込む事が出来るはず…
幕末緞帳イコノクラッシュ!
---
王子小劇場(東京都)
2015/09/04 (金) ~ 2015/09/15 (火)公演終了
満足度★★★★
「これぞ」感アリ
前作から取り組んでいる楽曲含めた全編オリジナル化が馴染んで来た。閃光爆音演出もかなり戻って来て「これぞ」感アリ。青海アキの存在感の突出を上手く演出で抑えていたのは印象的。劇中の演劇観や演出論の吐露も好感。ただほんの少しだけ長い。
七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン
Aga-risk Entertainment
シアター風姿花伝(東京都)
2015/08/20 (木) ~ 2015/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
グランプリ!
シチュエーションコメディの進行の中で、そのベタな部分にツッコミを入れていく二重構造。そもそもの手法は、彼らの代表短編『エクストリームシチュエーションコメディ』の発展系。ベースとなる『ワイフ・ゴーズ・オン』そのものも面白く作ってあるところが出色。
ハワイ
INUTOKUSHI
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2015/08/18 (火) ~ 2015/08/26 (水)公演終了
満足度★★★
残念ながら
残念ながら、僕の嫌いな犬と串の面が目立った。メタ演劇かも知れないが、ああいった演出は、僕はどうしても合わない。分かり易さを求めている訳ではないが、あそこまで納得感が低いと楽しめない。兎に角、笑えなかった。残念。
15 Minutes Made Volume13
Mrs.fictions
王子小劇場(東京都)
2015/08/19 (水) ~ 2015/08/25 (火)公演終了
わたしの、領分。
株式会社クリエイティブアーツ
シアター風姿花伝(東京都)
2015/08/11 (火) ~ 2015/08/16 (日)公演終了
満足度★★★★
独特な終幕_Xチーム観劇
独特な終幕と読後感。激しく心揺さぶられるとかではなく、表現し難い感情が確かに在る。自己承認であり否定であり、嫌悪であり自戒であり、本当にどうしたら良いのか分からない。良いテキスト。かめりさ演じるA君の母がラストで幸せを期待させてくれる感じが好き。
彼らの敵
ミナモザ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/07/25 (土) ~ 2015/08/04 (火)公演終了
満足度★★★★
再演
初演も観ている作品。一部重要なやりとりが英語に…リアリティはグッと増していたが、聞く事に結構チカラ使ってしまった。初演時は個人の悲劇を感じる部分が多かったけど、今作はそれもあって少し距離を取らされる演出からか社会の悲劇を感じて色々と考えさせられた。