delsolの観てきた!クチコミ一覧

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浄罪、もしくは余りに強欲な寄生木

浄罪、もしくは余りに強欲な寄生木

salty rock

遊空間がざびぃ(東京都)

2014/08/28 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

神話世界
学生の頃民俗学を専攻し、昔話、民間伝承を学ぶ内、海外の神話にも共通点が有る事に気付き、ヨーロッパ方面の神話をいくつか探して読んでみたが、キリスト教以前の多神教の神々はとても人間臭く、人間界の極近くに住んでいた。
そんな時代の北欧神話に題材を求めるあたりは、犬井ねここさんは人間が愛おしい存在なんだろうなと思います。
舞台は時間軸が目まぐるしく変化する為初見の時は、追付けず若干混乱してしまった処も有りましたが、幸い2回観劇出来たので、理解は深まったかと思っています。

上手な想いの遺し方2014  〜彼岸ノ月を唄う君〜

上手な想いの遺し方2014 〜彼岸ノ月を唄う君〜

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北池袋 新生館シアター(東京都)

2014/04/11 (金) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

満足度★★★

皆さん熱演
脚本は練られていて、説得力もある物になっていると思うのだが、演出が力の入ったというか、箱の大きさに比べると熱心さが増してしまったのかなと思ってしまいました、役者の皆さんの熱演は伝わってくるのだが、私の肌との間に一枚膜があって、その熱が一部しか伝わって来ない、そんな感じがしてしまった。
3人のヒナコさんそれぞれが画家ハルとの関係性を語りだし、それぞれが微妙に違う物語を語り出すのは、面白かったし演者の方々の魅力も引き出せていたと思うが、その物語の繫ぎの部分にもうひと工夫が欲しかったというのが正直な気持ちです。

ネタバレBOX

実はこの舞台、伊織さん目当てで観劇させてもらいました、今回の彼女も素敵な素直な演技を魅せてくれていました。結局登場する3人のヒナコの内、本当のヒナコは彼女だったと云う事になるのかな。
この舞台、導入部分でヒナコが暴漢に襲われ殺害されてしまったと云う、ショッキングな内容から始まるのだが、私はそれを最後まで引きずってしまい、上手く楽しむ事が出来なかったのかも知れない。
パソドブレ

パソドブレ

発条ロールシアター

タイニイアリス(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

安心して観ていられる脚本
旗揚げ公演は残念ながら観ることが出来なかったのだが、HPを見ると登場人物が一人増えているようだ。誰が増えたのだろう?これならみておきたかったな~と思わせていただきました。
田中のある種覚めている感覚と云うのは、最近の若者感覚とでも言えるのだろうか?
登場人物は一癖も二癖もある人物ばかり、其々が不思議な縁に引き寄せられて四畳半の一室へ、その人間関係の絡み方は則末さんの力量の表われだといつも感心させられる。

ネタバレBOX

初日に伺ったが、受付に出演者の優也さんがいて、少し驚いた、出演者なのだから誰か変わってくれないの?会場案内は前回出演者の孫さんがされていて、なんだか得した気分。
案内を見てみると今回の登場人物は焼き物の名称だ(ストーリーとは直接関係ないが)発条の登場人物はよく何かの名前で決められているな、その遊び心は好きだな。
田中の部屋は四畳半との設定だがこれだけの人数が集まったら身動き出来ないよな、と思ってしまった、則末さんごめんなさい(だって一辺3m弱の四角い部屋ですから)今回の舞台は、持ち道具に少々不満が、織部中尉の持っていた刀(軍刀)は形が違うなと思ってしまった、銃もワルサーPPKの様だったし(時代が合わない)益子巡査の持っていたのもオートマチックだったけど、多分あの時代の巡査ならリボルバーだと思います。まあそんな細かいことは無視しても良い程度の事ですが。
今回の登場人物の関係がタイムスリップ物で少し判りにくい部分があるのですが、良い意味で裏切られたりして、整理する意味でももう一回みてみたい。
ソンデネヴァ!

ソンデネヴァ!

発条ロールシアター

タイニイアリス(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

民俗学好きの私から
日高さんの別な舞台のオフ会として共演者の皆さんと観劇、そちらの舞台では小学生の男の子、こちらは小動物の様な可愛らしい女性と実家に戻って新たな人生を歩き始めた女性の二役、その振り幅の大きさに改めて拍手。
物語は北国の民族と大和朝廷との争いが舞台となっているのだが、民俗学、民族学、言語学等で其々日本国の成立に対して意見を聞くが、一長一短という気もするし、今回の脚本は実際に在ったかもしれないと思う程のおもしろさでした。

ネタバレBOX

日本人の幼児期の特徴として蒙古斑が有る所から大陸から移ってきた民族と云う考えを身体面の基本とするなら、文化面では多種多様なものが考えられる、歴史を考える上で、考古学は歴史遺産を前提に考証するため遺跡などが見つからなければ成果があがらない、三内丸山遺跡が発見される前は東北地方に有力な縄文文化は存在せずアイヌ文化圏と考えられていたと記憶している。
そんなエアポケットのような時代にも人は生きていたのであるから、脚本家の目の付け所に感服。
物語はタイムスリップ物で現代人二人が大和朝廷が東北遠征の時代およそ1200年前に紛れ込んで小さな部族同士の争いに巻き込まれ二ヶ月余り行動を共にし、その経験が二人を新たな人生に踏み出す切っ掛けとなり現代に戻って来るという物語となる訳だが、戻った時が翌日とは、二人は人生を二ヶ月余りを長く過ごせたんですね。
この劇団は大好きなので注目する役者陣は皆さんでした、主人公の独りよがりな性格は(決して悪い意味ではありません)現代に生きる人たちが多く持っている物ですよね、大人になりきれない青年が過去の世界で元カノにそっくりな外見の女性と出会い別れる事で大人への階段を登る話と言ってしまえば良いのでしょうか?今回特に注目したのはウラネシ(占い師)役の女優さん第7回公演でOL役で発条に初登場でしたが(以前別の舞台で拝見していましたが)今回は稽古を重ねた落ち着きが感じられて素晴らしかったと思います。そのほかの役者さんは安定の存在感、安心して見ていられました。
最後に今回の舞台セットはタイニイアリスの舞台の大きさを考えたらかなり工夫された素晴らしいものとなっていたと思います。驚かされました。
Pink Punk Pamper~ピンクパンクパンパー~

Pink Punk Pamper~ピンクパンクパンパー~

アフリカ座

劇場MOMO(東京都)

2013/02/27 (水) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

第6弾
積み重ねて第6弾、それぞれのCOLORのある舞台を魅せてくれるが、今回の舞台も今までとは違うCOLORを見せてくれた。
藍山みなみ、松下ゆうか、そして三代目リーダーとなった日高ゆりあが2回めのリーダーとしての公演は小学生と妖怪との交流という、昔話にありそうな題材を沢山の笑いとほろっとする結末でVIVIDCOLORの可能性を広げた作品になったのではないだろうか

メティス~Metis~

メティス~Metis~

アフリカ座

TACCS1179(東京都)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

女の戦い?
 世界一のうつくしさを求める女達の戦い、最初に乱闘シーンだが?
 前回のRe:bornnのテイストなのかなと思いながらみていると、よりダークなイメージが強まった感じですかね。
 これまでのVIVIDはファンタジーでも明るめの笑いの多い舞台(日高ゆりあに負うところが大きい)でしたが、今回は日高ゆりあがリーダーとなり、その役目を別の女優さんに託したのでしょう。
 8日と10日に舞台を観ましたが、10日の舞台は8日の舞台より進化していると思います、舞台初経験の女優さんが多い訳ですから、経験を重ねて良い物を作っていく姿を間近に見ることが出来たのは嬉しい限りです。
 舞台装置は今回は何も無かったですね、封印されて古い城が舞台ですから特に必要では無かったのかな?

ネタバレBOX

 新リーダーの日高さんは、スプラッターが好きだそうです、爛れた顔で芝居がやりたいというのが、今回の出発だそうですから、ダークな感じなんでしょう。リーダーが変われば、テイストが変わるのも納得です。
 それでもコメディエンヌの日高ゆりあさんも見ていたいです。
スキッパーハイ

スキッパーハイ

発条ロールシアター

タイニイアリス(東京都)

2012/09/06 (木) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

未知との遭遇?
やっぱり面白かった!
則末さんの脚本と演出、個性的な役者さんとの95分はあっという間に過ぎました。

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