クロノス
LOGOTyPEプロデュース
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2021/10/06 (水) ~ 2021/10/10 (日)公演終了
三十路のいっぽめ
中山ヤスカ 30th 企画公演
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2021/10/05 (火) ~ 2021/10/05 (火)公演終了
レプリカシグナル
たすいち
シアター711(東京都)
2021/10/06 (水) ~ 2021/10/10 (日)公演終了
歌姫・ネバーダイ! in deep
ライオン・パーマ
萬劇場(東京都)
2021/09/08 (水) ~ 2021/09/12 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
まず、この状況下で公演することがネバーダイ!である。劇場が朽ちても、役者が歳を重ねても、演劇の実践はどこかに潜み続けるのだ。
山崎裕子とシラカワタカシの降板は、汗と涙を想像させる。シラカワに関してはハードボイルド仲間という意味でライオンパーマのパラレルだった。彼自身、湿ったハンカチを負えないほどに破棄したことだろう。もちろん、山崎の好演を楽しみにしていた観客も忘れてはならない。
そんな中でのネバーダイ!。初演時の感想は「手塚治虫の某作」だった。ファンタジー特有の幻想がない。私たちを納得させる大人の趣が、嫌というほどに完成度を高めていく。別巻だからこそ、この状況だからこそ、その輝きはアゲインを超えてテイストされることだろう。
俺の葬式
獏天
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2021/07/16 (金) ~ 2021/07/20 (火)公演終了
山姥の息子
水中散歩
シアター風姿花伝(東京都)
2021/06/23 (水) ~ 2021/06/27 (日)公演終了
うちのばあちゃん、アクセルとブレーキ踏み間違えた
劇団チャリT企画
座・高円寺1(東京都)
2021/05/16 (日) ~ 2021/05/23 (日)公演終了
たちきり
ハコボレ
王子小劇場(東京都)
2021/03/09 (火) ~ 2021/03/09 (火)公演終了
絶対、押すなよ!
東京AZARASHI団
サンモールスタジオ(東京都)
2020/12/22 (火) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
おいおい、シチュエーションコメディの王様が、今度は世界の危機一髪に挑む気かい?
そうかい。なるほどね。
押すなよ、押すなよ、と言われるほど せざるを得ないのが人の性、転じて約束事だけどよ。スケールが半端ないぜ、これ。もはやお笑いよ。
この舞台を観れば、鼻高々になれるかって?
だろうな。
You'll Never Walk Alone
青春事情
ザ・スズナリ(東京都)
2020/11/26 (木) ~ 2020/11/29 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
どんな事情があるのかしらないけどね。
味スタといえばFC東京のホームスタジアムで、まぁ、簡単に説明すると川崎市民の怨念が一挙に集合するトコだよね(笑)
ヴェルディを失っちまったからさ。
いや、でも、サポーターって不思議だよな。
あいつら観ているようで、声叫んでいるようで、客体じゃなく主体なわけでさ。
生き辛さを抱える全ての人達へ
HIGHcolors
OFF OFFシアター(東京都)
2020/11/20 (金) ~ 2020/11/22 (日)公演終了
私たちは全力でホラーに挑みます!
ライオン・パーマ
駅前劇場(東京都)
2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
学校の遠足に足を伸ばせば晴れやかだった雲行きが怪しくなり、天気予報が満を持して0%判定した試合の当日にゴロゴロと鳴る。この世には「雨女」がいるが、、、
ライオンパーマ、メモリアル公演である。積年、都内随所を笑わせてきたのに、何をトチッたか、勢い「ホラー」に打って出てきた。このご時世、駅前の大繁華街がもぬけの殻の方が余程しっくり来るが、ほほぅ。逆転の発想でよいですよね。そうです、ダムになっておしまいなさい。
雨がザーザー降るなら、身を呈して浴びる。むしろめがけていく。スライディングです。受け止めて、受け止めて、その先にあるのがライオンパーマの突破だと思う。
冷房を20℃くらいに設定しないと、いつもは、笑いの連発と精神アクションが熱熱のライオンパーマにとっては 丁度良い環境ではないけど(やや誇張)、ホラーだからねぇ。
いかほどになるか。
それでも、マスクの裏側の、そのまた裏側を、ほぐしてくれるんだと思う。きっと。
WATCH THE WATCHMEN(we put on masks)
コンプソンズ
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2020/09/29 (火) ~ 2020/10/18 (日)公演終了
ジュニア
ミュージカル座
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2020/08/10 (月) ~ 2020/08/16 (日)公演終了
期待度♪
ジュニアというのは不思議な年齢だ。チルドレンでもなければ、アダルトでもない。過ぎ去った子供時代の余韻に浸りながら、未知を恐れ、それを尊ぶ不確かさ。それは、右と左の矢印両方に引っ張られながら弾けそうになる、一個の風船のようだ。
しかし、このような感情が即「ジュニア」なのかといえば、そうではないと思う。部活の帰りに牛丼屋に行けば大盛りを注文するだろうし、エネルギー源を蓄え、思索をすることもなく、火照った汗を流すのだから。
ミュージカルとを相関づければ、「声」に辿り着く。そう、身体に備わったソプラノリコーダーを男子は捨て、人生の第二幕よろしく野太くなっていく。俗にいう「声変わり」である。それはまた、時間との闘いでもある。 人生の初期において早速「終幕」を意識せざるを得ない この年代は、いわば矛盾の体現者だ。
ミュージカル座は「国産ミュージカル」を文字通り量産してきたフロントランナーだ。華やかで、明朗で、クォリティーを感じられるし、お約束という「安心感」があるのだけど、その裏側でもドラマは同時進行している。それを一般化してコメディタッチに描くのがミュージカル座の特徴だ。
ジュニアにとって出演するというのは「ふるい分け」と同義だろう。争いと団結を客にみせるのだとすれば、すなわち「素」(おどろおどろしい類ではない)だ。こうも言えよう。表舞台に立つ「ひとつの笑顔」との差を相対することによって、物語を通じ、私たちに表裏一体の「笑顔」をきっと教えてくれるのだ。そして、「素」は否定されるべきではない。品がないわけではない。それこそが動力なのだ。
私たちが目の当たりにするのはミュージカルを100倍楽しくしてくれる魔法だろう。
私が愛したスパイ -The Spy Whom I Loved
劇団ハッピータイム
北池袋 新生館シアター(東京都)
2020/08/12 (水) ~ 2020/08/16 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
たださえ小箱の新生館で「ソーシャル・ディスタンス」なるものを厳守すると、ざっとキャパが24らしい。劇団が輝かせるのはこの「瞳」となる。
考えてみれば、日本における諜報機関とされる内調は秘密のベールに包まれている。それを指揮するのが「室長」なのだから、感覚的には図書館の館長より下だ。では彼らは日々何をやっているのか?それは、衛星写真の分析、時に脅しつつの協力人の確保、そして新聞などからオープンソースを収集することである。過去にはなけなしの情報を外国に売り渡して逮捕された民間出身の調査員もいる。だが、はっきりいって、この組織は「お笑い」だ。手練手管のカウンターにとって写るのは12歳の少年だろう。つまり、コメディに適している。
さぁ、痛快なる心理模様を見せてくれ!
GOHCAGO~御加護~ 公演中止となりました
junkiesista×junkiebros.
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2020/07/10 (金) ~ 2020/07/19 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
個人的にツボなのはキンタロー。のゲスト出演だ。『キンケロシアター』にキンタロー。。このメディアミックスをイジるのか、スルーするのか、それが問題だ。都知事選以上にね。
さて、江戸というのは華やかである。こういう時代劇の良さは「脚色」が自由な点にある。地続きの明治・大正では史実にこだわらなければならない。
その労力が江戸にはない。
だから手抜きというわけではないが、エンターテイメントに昇華していただき、義理と人情と あわよくば殺陣の格好良さを、ここに再現してほしいと思う。
MASKED HEROES
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2020/06/30 (火) ~ 2020/07/05 (日)公演終了
20性器少年~あなるの番です~【公演中止】
Peachboys
シアター711(東京都)
2020/04/28 (火) ~ 2020/05/17 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
良いモノが見れそうだ。
バカバカしい、その過程。
小僧の小象ならぬ、デカすぎる物語。
それが、東京で延期して行われる性器の祭典。
いや、むしろ いやらしさはゼロでしょ。これは(笑)誰も傷つかない下ネタは 好きだぞっ。
ジプシー 〜千の輪の切り株の上の物語〜
ことのはbox
シアター風姿花伝(東京都)
2020/04/01 (水) ~ 2020/04/07 (火)公演終了
「蛸入道 忘却ノ儀」東京公演【公演中止】
庭劇団ペニノ
シアタートラム(東京都)
2020/02/15 (土) ~ 2020/02/23 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
日本における演劇活動は自由たるべきだ。その意味で、予定されていた公演が直前になって中止され、「公開する権利」を奪われたことは誠に残念である。地方で演じられて東京で叶わない理由はない。
そもそも、日本で林立する小劇場の大多数は予算の都合上、消防法に違反している。周知の事実である。避難口の用意されているのはレア・ケースであるし、空間に対する収容人数も 過剰だろう。こういったハード面では改善する余地があり、介入をさせてはならないのは表現者の方である。
しかし今般、世田谷区のシアター・トラムにおいて消防局の「指導」が かかったのは、ひとえに劇場側の失策であったと思っている。つまり、これは所有する区に転嫁させて構わない。私は初演時の作品を観ているが、寺小屋のような建造物を戴く、配置する、実に大がかりなものであった。架空の宗教儀式を「参加者」と執り行い、中心にいる役者陣のエクスタシーなる感覚と共振していくのである。
生の火を灯すのは事実だ。ハーブを吹込み、スパイスの効いた香りが支配する。そして、高温に達した空間から汗が放たれる。五感をフルに用いる、新興宗教の誕生と呼べる、伝統の概念を捉え直す、極めて異形の舞台だった。
その「再現」であり、劇場側に対して 事前説明していたのであれば、話が消防局に伝わるのが不自然だ。おそらく興行するにあたり劇場内部で安全に関する指針がなく、揺れ動き、お墨付きを与えもらう意図で行政間の連絡を図ったのが ことのほか真相だろう。
私は世田谷区パブリックシアターの体制には批判的だが、客観的に述べて やはりドタバタしているとしか言いようがない。「指導」を仰ぐくらいなら契約の段階で貸し出さなければ良かったのだ。1年以上前で、だ。チケットを販売した後に「中止」させるのは劇団及びファンに対する背信行為である。
責任は保坂区長にも及ぶだろう。私も過去の事案では被害者である。隣のパブリックシアター公演時、二幕について途中から入ったのだが、座席は自身のではなかった。しかしながら複数のチケットを有していた友人に割り当てられていた座席であり、問題はない。了承済みだ。友人も その場にいた。そこを活用させてもらったのは反社会的精神疾患を抱える女性客の前を通ってトラブルになるのを避けたかったからである。
だが、スタッフに大声で説明するわけにもいかず(上演中だというのに わざわざ友人に承諾をとる パフォーマンスまでした)要領を得なかったのか、ブラックリストに登録されてしまった。むろん冤罪だ。
だから私は因縁があり、今般の事案も「ありえるな」と思う。いっそ民営化すればいい。