アイドル、かくの如し
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/29 (木)公演終了
満足度★★★★
夫婦が微笑ましい
岩松さんの作品は相変わらずざっくりとした感想しか述べられないです。
役者としての宮藤さんや津田さんのテンパリ具合、伊勢さんの伊勢さんらしい役柄を存分に堪能させてもらいましたw。
夫婦の軽口叩いているけど、意外と深ーい会話が洒落てた。
90ミニッツ
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2011/12/03 (土) ~ 2011/12/30 (金)公演終了
満足度★★★★
立ち位置で変わる倫理観
滑稽に見える笑いはあったけど、今作に笑いを求めてはいけない。
役者2人の迫力に、地味だけど緊張感のある90分だった。
*一夜明けて追加加筆しました。たいした事は書いてないですが。
『タンバリン・スナイパー』
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
ワーサルシアター(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
満足度★★★
対象年齢全世代
あらすじとチラシイメージで見に行きました。
もっとハードなイメージを抱いていたので、笑えた場面の多さに面食らった感じです。
舞台が幼稚園で、それに絡めて童謡とお遊戯が盛り込み過ぎのように感じ途中見飽きそうになり、それもあってか開演遅れの2時間越えの上演時間はちょっと長いようにも思えました。
狙撃練習と幼稚園というミスマッチ世界のあり得ない状況にあるけど、ちゃんと愛情ある視点も見受けられ、魅力的な舞台でした。
小劇場の客席に小学生位のお子さんも数名居て、幅広い年代に受ける要素のある劇団と、その辺りも印象に残りました。
RICHARD O'BRIEN'S『ロッキー・ホラー・ショー』
パルコ・プロデュース
KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)
2011/12/09 (金) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★
盛り合わせが多い舞台
完売している日もあるそうだが、自分が見た日は空席がちらほらあり自分の隣も空席のままだった。新感線ならおなじみの爆音上等のノリの良い音楽、全員が歌上手い出演者、話はエログロお馬鹿テイストなので、同じように馬鹿になって見た方が楽しめる。特に前方席は。
観客のゴスロリファッション率の多さとお似合いさに感心。
話の内容はあんまり深く考えない方が良いですねw。藤木さんが憎らしいくらいダンディでした。
ピカレスク・ホテル
ジェイ.クリップ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/12/13 (火) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
満足度★★★★
劇場に一歩足を踏み入ればそこがピカレスクホテル
ベルボーイさんが開場お手伝いして、束の間のお嬢気分。
初演が20年前なので何となく、バブルっぽい片鱗があったような気もするがそこは劇場マジックにかかったせい、と思うようにしよう。
ちょっと刺激的でエロいけど力を入れず笑わせてくれる一話の「リボン、ちゃんと結びなさい」と倦怠感丸出しの絶妙な会話が堪能出来る二話の「男か、女か、」
どちらも面白かった。
上演時間約90分。
ルート99
さいたまゴールド・シアター
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)
2011/12/06 (火) ~ 2011/12/20 (火)公演終了
満足度★★★★★
質の高さ、見応え有り
登場人物の構成が多面的で最初混乱しかけたけど、なんとか話に追いついて見ていた、と思う。
舞台という虚構の世界の話のはずなんだけど、沖縄の問題とか今の日本の放射能汚染とか透けて見え、舞台上の役者さんと見ている観客の状況は常に背中合わせと感じた。
劇中劇の場面で、島民の方がステージを囲み見ているシーンがあるが島民の何名かほんとに楽しそうに見ているのが微笑ましかった。
役所の人のカワバタさんが良いキャラw、ドラマ「相棒」に出演されてた益田さん、声に張りがあって良かった。
男性では、毎回倉澤さんと遠山さんが何故か気になっている。
深呼吸する惑星
サードステージ
紀伊國屋ホール(東京都)
2011/11/26 (土) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
満足度★★★
タイムスリップ感覚
その当時の活躍は見聞きしてはいたけど、金もない貧乏学生だったので観劇にはほど遠く、観劇のチャンスがあった時は封印されていた。
すみません、過去の作品をちゃんと見た事はありません。
そんな状態で挑みましたが、会場の入り口は一つだけど中に入れば間違った所の同窓会に出席したような感じで見る事に。
一時代を築いただけの事はある、華のある役者さん達が揃ってました。
話の内容は現代の新作というより、過去の題材をミックスされたような話に感じ、タイムスリップして2時間近く幻覚を見たのかな、という印象。
その妹
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2011/12/02 (金) ~ 2011/12/26 (月)公演終了
満足度★★★★
文芸が密着している時代と暮らし
現代から見れば、大正時代の地味な話なんだけど出ている役者さんが皆上手。あらすじの内容を丁寧に表現されてた。その時代の言葉遣いにしてはちょっと早口だったけど、ゆったりしてると上演時間がもっとかかるか。
探索
城山羊の会
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★
歪んでるけどなんか笑える
男と女の恋愛脳って奇妙で複雑。そして危うい事件。
もういろんな所で苦笑いしっばなしだった。これから見る方は出だしから注目が集まる展開なので、なるべく遅れないようにご注意をw。
傾城反魂香
劇団山の手事情社
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
モダンなメロドラマ
和洋ミックスの衣装や、シンプルな舞台セットの中に映し出される和の景色が美しく、声がきれいで台詞が聞き易く、文楽人形のような俳優陣の身体能力の型の凄さに目を奪われました。
黄金時代(仮)~【公演終了致しました。皆様、有難うございました。次回作もご期待下さい。】
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2011/11/19 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
本能から煩悩まで
どこの劇場で目にしたのか忘れたけど、チラシに惹かれたのがこの舞台を見るキッカケでした。
100席にも満たない劇場に大勢の観客、その前で繰り広げられた、小劇場ならではの濃密な世界に閉じ込められて、緊張と静寂とアングラ風不条理感、仕掛け演出の面白さを見た舞台でした。
日本の問題
日本の問題
ザ・ポケット(東京都)
2011/11/27 (日) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★
Aチーム観覧
谷賢一さんと詩森ろばさんの作品に興味があったので。元々この日しか時間が合わず。結局Bチームは見られずじまいです。
チラシに書いてあった、『終演後の「日本の問題」にふさわしいゲストを招いてのトークセッション』とやらは単なる雑談でした。谷さんが必死に盛り上げようとしてその姿勢は好感が持てましたが‥。
公演内容について興味を惹いたのは「天使なんかじゃないもんで」「博物学の終焉」の2作。「金魚〜」「ボレロ〜」はなんかやかましかった、という印象。
太陽
イキウメ
青山円形劇場(東京都)
2011/11/10 (木) ~ 2011/11/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
重くて切ない望み
大窪さんと加茂さんのこれからの活躍が楽しみ、と思わされた舞台。
色っぽい伊勢さんも良かった。
寓話であって欲しい分、現代の問題要素も連想させ考えさせられるけど、良い舞台でした。
袴垂れはどこだ
TPT
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2011/11/17 (木) ~ 2011/11/30 (水)公演終了
満足度★★★★
若いって素晴らしいw
広い駐車場の中に倉庫内劇場出現。それだけでTPT空間って感じでした。舞台に茣蓙敷いていて、激しく動き回るため藁が舞い前方席の人は注意した方が良いかも。
20人近くのコロスが登場。出だしは大人しいなーと思っていたら、袴垂れが絡み始めてからが面白さが加速。
昭和の熱気のある時代の作品でした。
じい様の真那胡さんとあの男の山本さんがやっぱり良い。
殺陣の上手い人の芝居見てると、見ているこちらもテンションあがりますわー。
小菊の鈴木さん歌上手く聞きやすかった、時々節回しがJ-popぽく聞こえたけど。
音楽も聞き易く、劇中音楽をDLしたいと思ったのは久しぶり。販売してくんないかな〜。
天守物語
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2011/11/05 (土) ~ 2011/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★
現代から魔界の世界へ
「優美」という言葉が思い浮かぶような舞台だった。立体の舞台セットが見栄えがあって面白かった。
着物デザインが素敵、江波さんの女の貫禄の凄い事。
和装なのにキレがあり、四肢の柔らかさが見える女性ならではの踊り方は感心し、坂元さんの動き方は見ていてホレボレする。
やっぱり扇子は指突っ込んで廻したくなるよねw。
メイクと殺陣が歌舞伎ぽかった。御神楽風?の邦楽も耳に馴染んで聞き易かった。
篠井さんはもちろん良いけど、平岡さんの今作にあった美青年ぷりと奥村さんの憎たらしいくらいのツンとした澄まし顔の姫君も印象に残った。
岸田國士傑作短編集
文学座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2011/11/04 (金) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
近代の新古典文学
各組の夫婦の会話に、帰路クスッと思い出し笑いするような作品でした。
三島文学とはまた違う、気の利いた台詞まわしで日本語の美しさを堪能。
クルムトが見え隠れする奥村さんの美術も素敵。
往転―オウテン
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2011/11/06 (日) ~ 2011/11/20 (日)公演終了
満足度★★★
プレビュー観劇
高田・大石組、峯村・杖組の関連性が一番好みでした。
リエさんの役柄のような性格・口調の人って、実際結構居そう!
聖子さんの静かな人物像が儚くて綺麗。
MY GREATEST HITS
キューブ
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2011/10/28 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★
次回公演の予告編つき
構成は昨年とほぼ同様でしたが濃厚な2時間でした。
厳選された作品の演目、忘れていた内容もあったので笑いながら思い出していった感じ。
どこまでも不真面目でふざけているけど、どっかで真面目な部分が見え隠れしてて、最後の〆の作品は切なくて良い話でした。でも、贅沢を言えば去年の「帰郷」の方をやってほしかったかな。
松田優作氏は出ないけど渡部篤郎氏は出演されたましたw。
イロアセル
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2011/10/18 (火) ~ 2011/11/05 (土)公演終了
満足度★★★
少し不思議な話
漠然としたイメージのまま見終ってしまって自分にはちょっと難解。
終演後頭上から降ってきたチラシを読んでようやく補完出来た。
最後の挨拶、芸人さんのコケが見事でした。
ひとよ
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2011/10/21 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★
見ました
芯が強く苦難を吹き飛ばすかのような生き方の母親、色々巻き添えを食らっているのにぎりぎりの所で踏ん張りつつそこまで堕ちていない兄妹、何処かで実際に居そうな職場と家庭。個々の役柄からも容易に人と也が想像出来、様々な人生模様が透かして見える。深刻に見えるけど家族愛に溢れた後味のいい作品。もたついて見えた箇所もあったけどいい舞台を見た。
最後の吉永さんのアナウンスまで聞き逃せない。