ささみの観てきた!クチコミ一覧

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仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので

仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2013/05/24 (金) ~ 2013/06/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しかったです
「ああ、こりゃあ小劇団ならではだ」という毒ネタ仕込みでありました。

私はシリアスならとっぷりとシリアス、コメディならきっぱりとコメディ、と針が振り切れてる内容が好きなので「コメディですから」と振り切れてる今回のお芝居すごく楽しみました。

★ひとつぶんは上演前のパフォーマンスに。

また次回も見たいと思いました。

ネタバレBOX

妖怪たちがバカバカしくて愛おしかったです。
ケンタロウスがんばって。

上演前のももクロちゃんのパフォーマンスお疲れさまでした。
けつあごのゴメス【全公演終演しました!!たくさんのご来場ありがとうございました!!!!】

けつあごのゴメス【全公演終演しました!!たくさんのご来場ありがとうございました!!!!】

劇団鋼鉄村松

ザ・ポケット(東京都)

2013/05/22 (水) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★


出だしがかっこよい。
「お、これはすごくおもしろいのでは」と見てるこちら側を高揚させるオープニングでした。足踏みやら声やらの音が。臨場感が。
音ってすごいな。こう、要所要所で盛り上がりますよね。
音って、空気が震えるんだなーというのを感じました。

ただ私の笑いのツボにはまらなくて、そこが申し訳ない。
笑いツボやネタがわかる人にとってはおもしろいんだろうなーと感じつつ「でも、私はわからないので笑えないなー」というおいてけぼり感がありました。

なんかすごく「おもしろくなるだろう」感はあるんですが、いまひとつハマれなかったんです。私の心を引っかけるためのフックがちょっと手の届かない箇所にある感。「フックがそこにあるんだよ」って見えてるのに、私の背丈がチビなので、そこに手がぎりぎり届かない。背伸びしても届かないしっていう歯がゆさよ。

フックがさっばり見えないお芝居もあるので「そこにあるのに、私の背丈が届かないので」というこの感覚は妙な気分でした。完全に私個人の問題ですが、このへん。

「鋼鉄村松」さん。もう一回、別なものを見たいと思います。
個人の問題で星は三つです。ツボがあう人にとっては星はもっと多いと思います。

ネタバレBOX

「ああ、こういうのが好きなんですね」っていうロマンティックのツボは伝わるのですが、私のツボはそこにない。
決闘ってないわー。
ナカイチャンが中途半端に悪いっていう部分に乗り切れず。もっと振り切った悪女か、じゃなきゃ善人のままでもよかったなー(私の好みの問題で)。
笑いどころのツボも違う。
私は猫が好きなので猫の扱いに不満(笑)。

でもピアノを巡る兄と妹のやりとりとか、牛のあたりは好きです。
ドナドナ。あああああって。牛については好きだなあ。

前作も思ったんですが「これ、小説で読みたいな」って感じました。
なんでだろう。


きっといつか感性の違う私を「おお、これだったのか」と笑わせて泣かせてくれるのではないかというような熱さというかエモーションは感じました。
風撃ち

風撃ち

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2013/05/17 (金) ~ 2013/05/29 (水)公演終了

満足度★★★★

安定
チケプレで当たって見にいった「軍鶏307」でハマり、以降、時間があれば見にいくようになった劇団です。
私にとっては、なにもかもが安定のおもしろさなので、安心して見にいけます。

真面目なお芝居だよなあ。

ひとつひとつ積み上げて、積み上げて、積み上げつづけたものをツンと崩してラストに持っていく物語の作り方も、役者さんたちも好きです。

欲をいえば真面目さをガラガラと崩しまくるどうしようもないバカなコメディみたいなのも一度は見てみたいような気も。でもそれをやったら桟敷童子さんじゃないんでしょうね。

ネタバレBOX

「風撃ち」って、妙に厨二な感じで私のツボでした。
風を銃で撃って、風向きをかえられるって!?

人間島にしろ、ヤマトの言葉と違う言葉を話すカリドの民たちにしろ、もうちょっと配分が違うと一気にギャグと厨二の世界に突き進むだろうに、成分そのままでシリアスでやりきるのがすごい。

ケンダマがラストでどうなるのかと思ったのに特にケンダマのオチはなかったのですね。
あと最後の芝浦さんが「真っ白く燃え尽きた明日のジョー」に見えて仕方がなかった。

あいかわらず舞台の仕掛けもすごかった。
三作見てきて、桟敷童子さん(というか脚本の東さん)は、脚本書いてから舞台を仕込むのか、それとも「今回はこれを動かすぞー」って動かすものを決めて、それにあわせて脚本書いてるのかが謎に思えてきました。

飛行機・機関車につづいて今回は船が動いたからな……。
次はなにが動くんだろうという意味でも次作に期待してます。笑。
『P+』(ピープラス)

『P+』(ピープラス)

LIVE POTSUNEN

天王洲 銀河劇場(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★

すごいね
漫画のやつがおもしろかったです。
映像の使い方、言葉がなくても理解できて笑えることに、すごいなーと思いました。
一時間半があっというまでした。

賢い笑いだなー……と。

マイケル・ジャクソン ザ・イモータル ワールドツアー

マイケル・ジャクソン ザ・イモータル ワールドツアー

CIRQUE DU SOLEIL

さいたまスーパーアリーナ メインアリーナ(埼玉県)

2013/05/09 (木) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

キングオブポップ
思っていたシルクドソレイユとは違いました。
でも思っていた以上にエンタメで楽しかった~。

MJ特に詳しいわけじゃないのにほぼ全曲知っていた。
知らないあいだにどこかで聞いて覚えてる。意識しなくても聞いている曲のひとつなんですね。

「CD買ってなくてもある程度の曲は知っている」人たちのひとたりだなー。MJ。世間でガンガンかかってるってことだ。かっこいいしね。

ネタバレBOX

私、某ネズミーワールドとそのあたりの初期映画が大好きなんですが、似たものを感じました。「実はあんまり人間のことは好きじゃないのかな」「想像上の人間とか、人間以外の生き物や無機物のほうが愛おしいのかな」「孤独だな」「でも綺麗だなあ」みたいな感じ。

最後にバブルスくんと抱きあっちゃうし。
いや、それにキュンとしたけど。

人とのあいだの無償の愛は信じられないが犬や猫の無償の愛は信じられるのよ派としては!

赤坂大歌舞伎

赤坂大歌舞伎

松竹

赤坂ACTシアター(東京都)

2013/03/08 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

この演目は好きです
お話わかりやすいし勘九郎さん好きだしで楽しく見てきました。
早変わりは楽しいよね。

シルク・エロワーズ「iD」

シルク・エロワーズ「iD」

フジテレビジョン

TOKYO DOME CITY HALL(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/22 (金)公演終了

満足度★★★★

映像
映像の使い方がかっこよかったです。

ネタバレBOX

シルクドソレイユと比較すると「小劇団っぽい」って言い方するとあれですが、群舞とか演目とかこじんまりとした整い方がソレイユの派手さとはまた違って、これはこれで楽しかったです。

トランポリンがかっこよかったな。
連続おともだち事件

連続おともだち事件

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

満足度★★★

感じ取る・受け取る
テンポよく若干の毒もありつつ、独特の間があって、その間で笑わせる感じ。

ネタバレBOX

ラストはどうしても震災の津波で学校の屋上にのぼって……というリアルを想定させ、ざわっとしました。
そうしようという意図でそうしたのだろうと思います。いじめによる自殺者やその他の事故も起きる学校の屋上で災害時にたくさんの人が助かることもあるという対比として。
ラスト、なにがやってくるのだとしても(現実的な災害であろうと、時代の空気による幻想的な圧迫がやってきて人をいためつけようとしているという比喩であろうと)たくさんの人が死んでいく場所で、私たちは生き残ることもできるのだろうという意味で受け取りました。

RCサクセションのあの歌が入ってきたり、青臭さのある毒が私には心地よかったです。
二月大歌舞伎

二月大歌舞伎

松竹

日生劇場(東京都)

2013/02/04 (月) ~ 2013/02/26 (火)公演終了

満足度★★★

染五郎さん
狐の染五郎さんがかわいいなあと思いました。

歌舞伎の、町のおかみさんは町のおかみさんらしく胸元がちょっとたるっとなってる感じで、娘は娘らしくしゃっきりと、着物を着付けてるのを見るのが好きです。

ネタバレBOX

通し狂言新皿屋舗月雨暈って酒乱VS酒乱みたいな話なんですね。
勘違いして化け猫見にいったつもりになってた。まったく違う話だった。

ソラオの世界

ソラオの世界

キティエンターテインメント

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/02/09 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★

児童文学的な
カトゥーンアニメとか児童文学を彷彿させる内容で舞台でした。
「青い」とすら言えない、中二以前の小学生っぽい魂を丁寧に丁寧にラッピングしましたみたいな流れなので、お好きな方にはたまらなかろうと思います。
小学校五年生魂みたいな。
「厨二」というジャンルの手前に「小五」というジャンルがあるのかもしれないですね。

私はもう少し毒があるほうが好きなので、私にはあいませんでした。
でも演出効果やすごいと思いましたし俳優さんたちも熱演されてました。
☆については好みの問題です。

ネタバレBOX

「歌で世界をかえようと思った」や「親子関係のトラウマがすべてを引っ張っていまに至る青年」というのがコメディじゃなく本気でやれるのはすごいなと思います。
照れちゃったり、さすがになーと感じて、そこで毒を盛ったり、笑いにシフトさせたりしがちですよね。
そうしないでファンタジーをかぶせてテーマは直球で投げましたっていうのは、真面目だなーって。
その分、私は主役の子に痒い感じになったんですが、あの痒さそのものは決して嫌いじゃないです。
全体に「うんこ」って出したら笑うんだろうなみたいなノリが「小学生男子かよ!」って、そこのギャグセンスも首尾一貫して小五っぽいなー。エロやラブの出し方も小五っぽいなー。

児童文学好きなので嫌いじゃないです。
いっそ児童文学っぽくして小学生主人公でもいいんじゃないのみたいな、そういう気持ちにはなりましたが。
ZIPANG PUNK ~五右衛門ロックⅢ

ZIPANG PUNK ~五右衛門ロックⅢ

劇団☆新感線

東急シアターオーブ(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

定番
事前に自分の心のハードル下げて見にいきました。
いつもの新感線だなあという感じで満足です。

LE NOIR ルノア ~ダークシルク DARK SIDE OF CIRQUE~

LE NOIR ルノア ~ダークシルク DARK SIDE OF CIRQUE~

LE NOIR 日本公演製作委員会

クラブeX(東京都)

2012/10/26 (金) ~ 2012/12/26 (水)公演終了

満足度★★★★

個人的にツボ
私は男性の裸ネクタイが好きだ。
ラスト、裸ネクタイちゃんが三名出てきたのでそれだけで私は盛り上がれました。めったに見ることのないスタイルなのでガン見してしまいました。できれば全裸でネクタイがいいんですが、それは無理でしょうから、上半身裸でネクタイでも眼福です。

女性のお尻のあたりも好みでした。

シルク・ド・ソレイユが好きで何度か見てますが、こちらはソレイユとはまた別物ですよね。ソレイユよりもうちょっと下世話な感じで、そこが、ソレイユよりエロかわいい感じに見えるなーと思いました。

泳ぐ機関車

泳ぐ機関車

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★

引き込まれました
淡々と進む物語。戦後の復興と炭坑街。
キャラが立っていて「こういう人いるよなー」と脳内で身近な人にあたはめながら見ていて途中と最後で泣かされました。うるっときたな。
熱いのと青いのが私のツボにはまります。よかった。

ネタバレBOX

なんとなく「このキャラはこうなるのかな」というとおりに進んでいたのですが、それが逆にスポッと気持ちにはまりました。欲しいところに球がくるみたいな快感が見ていてあるので、私は、こちらの劇団さんの青さ熱さ泥くささが好きなんだろうなと思います。
途中で「いい加減、誰かハジメのバッティングのフォームの訂正してやれよ」「いや、むしろこれは訂正しないことでなにかを表しているの? ハジメが周囲からはおぼっちゃまとしてなんでもかんでもチヤホヤされていて、父はハジメのことはないがしろにしていることの表現?」などと思ったんですが、どうなんでしょうかね。
ハジメのバット、途中で年月とともに薄汚れたものになってました? それは気のせい??
ハジメが最初は斜視気味だったのがラストでまっすぐになってました?


ラストで機関車くるのかなーと思ってたら「来た」ので、見たとき笑っちゃいました。ひまわりと機関車。あの大がかりさは、変な笑いが出てきました。

やっぱり好きです。
淡々と積み上げていくものがラストで気持ちよく崩壊する。でも崩壊しすぎないみたいなこの感じ。

また次も見にいきます。
こどもの一生

こどもの一生

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2012/11/04 (日) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

ぞわっ
小説で読んで知っていても「山田のおじさん」の登場シーンはぞわっとします。

おもしろかったです。
道産子が応援してるシゲも出ていたことだし。

ネタバレBOX

ネタバレというか。
曖昧なものを描くには、その曖昧なものをぎゅっと押し固めて閉じ込める「くっきりとした輪郭の枠」があると、わかりやすいんだろうなというようなことを見終えたあとに考えてしまった。
高橋ギロチン

高橋ギロチン

劇団鋼鉄村松

王子小劇場(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

そのリズムに乗り遅れる
残念なことに私はこのお芝居のリズムに乗り遅れてしまいました。
モチーフひとつひとつはおもしろいなと思いましたが、笑いにしろ、真面目さにしろ、私のリズムとは合致しなかったようです。

一回見たものを脳内で文章に置き換えて再生していくと「なるほどなー」と感じ。芝居じゃなく小説で読みたいと思ってしまいました。

疲れ気味の私の脳ではとらえきれなかったのかもしれません。

ネタバレBOX

マクロスは知らないので、笑うところなんだろうなと思いながらも、笑えなかったです。
ダクト作ってる人たちのノリと芝居は好きでした。
牙

山本プロデュースJAPAN

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2012/10/05 (金) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★

漫画ゲームの基礎知識が必要です
馬鹿ばかしくておもしろかったです。
しかしモトネタを知らないときっとつらいと思います。
漫画・アニメ・ゲームの基礎教養が必要。

ボクの四谷怪談

ボクの四谷怪談

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2012/09/17 (月) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★

橋本治さんが好きならば……
正直にいえば「さすがに古い」と感じました。
四十年前にこれを書いた橋本治さんはすごいとも思いましたが。

ネタバレBOX

特にオチがいくらなんでも「いま」これをやるのは手垢がつきすぎてやしませんか。お岩の亡霊=伊右衛門の自意識、「おまえは俺だったのか」オチ。四十年前にこれはすごいと思うが、いまとなってはあまりにもありすぎの展開です。それでいて微妙に古典にもなり得ていないように(私には)見えて、きつかったです。

合間合間にあるベタベタな笑いは好きです。「兄さん、抱いて」「大学に入ってから抱いてもらえばいいじゃない」のあたりとか。

あと、ラストの広い空間でみんなが走ってきて踊る感じはとても好きでした。フィナーレがかっこいいのは気持ちが上がる。
フリル

フリル

アマヤドリ

王子小劇場(東京都)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★

感じるより考えてしまう
チケプレで。
男性陣の会話がおもしろく、クスっと笑えてよかったです。

けれど劇全体では、残念なことに、私はこの芝居にとっては理想的な観客ではなかったように思えます。
わかるか、わからないかというより、心で感じるより先に頭で考えさせられてしまう。考えさせる力が、役者さんと脚本にあるという言い方もできますが、意味や理屈を求めるより先に、心でストンと感じ取るには至らなかったという言い方もできてしまうので。

好きな人はきっととても好きなのではないでしょうか。

男性たちの会話パートのみで構成されていたら私はすごく好きだったんだろうなあ……。

ネタバレBOX

死なない蝉は、蝉じゃないような気がします。死なない人間が化け物とされるのと同じで。
綺麗な手で生死を取り扱い、こねくりまわしているような雰囲気がお好きな方もいらっしゃるでしょうが、この軽やかさは私にはピンとこなかったなあというのが感想です。
骨唄

骨唄

トム・プロジェクト

あうるすぽっと(東京都)

2012/06/28 (木) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★

アングラ
劇団桟敷童子さんの舞台がとてもおもしろかったので、そのときにいただいたフライヤーを見てチケットを買ってみました。
入った瞬間の風車の光景に目を奪われました。
三人だけの芝居。ときどき、くすっと笑えるが基本はシリアス。そしてとにかくアングラ。父親役の方の声がとても耳に心地良い。

ネタバレBOX

再再演とのことで、力作だなあと思いましたが、同時に「ちょっと古いのでは」という気にもなりました。この古さも味わいかと思いながらも。
好みの問題ですが、ラスト、死ななくてもいいんじゃなかろうか。
ミュージカル 湖の白鳥

ミュージカル 湖の白鳥

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

すてきにバカ
地獄のミサワ風の決め台詞がちりばめられているなかで唐突にミュージカル。しかも歌の上手い人がひとりで他は微妙。
だが、それが素敵。

昔、いろいろと揉めたり面倒くさかったりしたシーンで、話し合うのもいやになり「人生のこういうシーンこそミュージカルになればいいのに。みんな主張は歌い上げ、オーバーに踊りまくればいいよ。そうしたらもめ事も悩みもなんか楽しげでいいじゃん」と提案したら即座却下されたことを思いだした。

たのしかったです。
たのしかったけれど、思い返したらかなり痛々しい話ではある。
そういう部分も素敵でした。嫌な奴とか弱虫とかちいさな奴とか痛々しい話こそ、笑いとばしたいよね。嗤うんじゃなく、笑いあげたいよね。
いいミュージカルでした。

ところで私は部長(あらため社長)が大好きでなりませんでした。無駄にキレのいいダンス!

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